• あさりのアレルギー症状ではどんな症状が出る?
  • 赤ちゃんに食べさせるときはどんな事に注意すればいい?
  • アレルギー症状が出ていないか確認するには?

あさりは生後1歳頃の赤ちゃんにも食べさせていい食品ですが、初めて食べさせるときにはアレルギーが出ないか心配ですよね。

あさりアレルギーで、赤ちゃんや幼児にはどのようなことを注意すれば良いのでしょうか。

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あさりアレルギーではどのような症状が出るのでしょうか。

これから初めてあさりを赤ちゃんの食事に取り入れようとしている親御さんへ向けて、あさりアレルギーについて説明していきます。

あさりを赤ちゃん・幼児に食べさせるなら

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まず、あさりはどのような調理をして出せばいいのでしょうか。

あさりを赤ちゃんのご飯で使う場合の大原則。新鮮なものをしっかりと加熱調理すること。

 

新鮮なあさりの見分け方・調理方法のポイント
  • 貝の模様がはっきりしている
  • 横に大きい
  • 貝は硬く閉じていること
    ※貝が開きっぱなしは死んでいます
  • 最初に砂抜きをしっかりすること
  • 85~90℃で90秒以上の加熱を行うこと

砂抜きは海水と同じくらいの塩分3%の水につけて、一晩ほどおいて砂抜きをしましょう。最低でも3時間以上。

 

生で食べさせようとする方はいないと思いますが、ノロウイルスなどの食中毒が起こる可能性もあるので、生煮えだったりすることがないように注意してください。

 

注意が必要なあさり

  • 潮干狩りで捕り、常温で長時間置かれたもの
  • 市販のものであっても購入してから時間が経っているもの

このようなアサリは避けた方がいいですね。

 

赤ちゃんや幼児の場合は、まだ胃腸の消化能力が十分ではありません。怪しいな・・・と感じたものは避けた方が無難です。

 

赤ちゃんや幼児に与える場合には、身が硬く弾力があるものなので、細かく切って使うようにしましょう。

 

また、注意したいのはあさりアレルギーが出ることもあるという点です。

 

あさりアレルギーで見られる症状

あさり アレルギー 症状

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あさりによるアレルギー反応の症状はどのようなものがあるのでしょうか。

あさりが原因で起こる症状
  • かゆみ
  • のどの痛み
  • 下痢
  • 嘔吐
  • 腹痛
  • 湿疹

上記のようなさまざまな症状があげられます。

 

多くのアレルギー症状でも起こる蕁麻疹(じんましん)が出ることもあります。

 

食中毒と思ってしまうことがある

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あさりアレルギーで勘違いしやすいことがあります。

腹痛、下痢、嘔吐などの症状が出たとき、

 

あさりに火がよく通ってなかったのではないか。

食中毒なのではないか。

 

とアレルギーとは別の原因を考えてしまうことがあります。

 

あさりなどの貝類で起こるアレルギーは、火を十分に通していても生で食べても変わりません。

 

あさりの出汁が出ている味噌汁やクラムチャウダーなどを飲んだだけでも、アレルギーが起こる場合があります。

 

あさりアレルギー≠貝類アレルギー

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あさりアレルギー症状を起こすと貝類全てがダメなのか・・・と思いますよね。

あさりアレルギーが起こったとしても、全ての貝類でアレルギーを起こすとは断言できません。

 

あさりは反応しても、しじみは反応しない・・・などというパターンもあります。あさりを含めた貝類にアレルギーを起こす人もいます。

 

いづれにしても注意は必要ですね。

 

あさりでアレルギー反応があったらこの貝も注意

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あさりでアレルギー反応がでたら、他の貝にも注意が必要です。

 

特に注意をしたい貝は、海外さんの食用貝「ラパス貝」と呼ばれるものです。

 

アワビに似ていることでフェイク食材として日本でも食べられている食材です。

 

ラパス貝のアレルギー症状
  • 蕁麻疹
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 呼吸困難

呼吸困難などの危険な症状を起こることがあります。

 

この貝にも注意をしておきましょう。

 

赤ちゃん・幼児のアレルギー症状で気をつけたいこと

あさり アレルギー 症状

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症状がすぐ出る場合もあれば、時間が経ってからも症状がでる場合があります。

 

あさりに限らず、食べ物のアレルギーは、食べてすぐに症状が現れるものだけではないのです。

 

実は、時間が経ってから症状がでてくる「隠れアレルギー」というものがあります。

 

即時型反応と非即時型反応

食物アレルギーの症状は食べてすぐに出るものとしばらく経ってからでるものがあります。

即時型反応
  • 原因となる食材を食べて2時間以内に症状がでる
  • かゆみ、蕁麻疹、下痢、嘔吐など。
  • 呼吸困難、意識障害などのアナフィラキシーショックを起こした場合は緊急治療が必要

2時間以内に現れるものが即時型反応に分類されます。

 

即時型反応は食べ物を食べたり、接触してから15分以内に起こる場合がほとんどと言われています。

 

  • 5分くらいでかゆみや蕁麻疹症状が起こる
  • 一口食べただけでも「お口の中が変・・・」といって吐き出したり、咳き込んだりする
  • 一口食べてその場で嘔吐してしまう

アレルギー症状の現れ方は、人それぞれです。

 

食べてすぐには何の症状もなく普通に過ごしていたのに、1時間後に突然じんましんが出るという子もいます。

 

即時型反応は食べてからかなり早い段階で反応が起こります。

 

ですから、食べ物が原因、どの食べ物で反応していたのかが分かりやすいともいえます。

 

1,2時間以内に食べたもの、触れたものだと推測しやすいですよね。

 

非即時型反応
  • 原因となる食べ物を食べてから6~8時間後に出る遅発型
  • 1~2日後に出る遅延型

 

食べてから数時間後に遅れて症状がでるタイプ、かなり時間が経ってからでるアレルギー反応。

 

これは隠れアレルギーとも呼ばれています。

 

赤ちゃんや幼児でもある「隠れアレルギー」

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隠れアレルギーにはどのような特徴があるのでしょうか。

アレルギーの原因となる食べ物を食べてから早くて数時間、遅くて1,2日経ってから症状がでる。

 

時間が経てば経つほど、アレルギー症状だと気付かない場合があるのです。遅いときは3日後に出たりすることも・・・。

 

2,3日くらい時間が経ってしまうと、食事内容にいつも気をつけている人でもアレルギー反応だとは気付けないですよね。

 

そのためにアレルギー反応があるのにも関わらず、気付かないでアレルギーの原因となっている食べ物を与え続けてしまっているケースもあります。

 

そういった場合は、症状が慢性化してしまうこともあるので厄介なものなのです。

 

  • 体調が悪いと思っていたら食物アレルギーだった
  • 毎朝食べていたチーズが実はアレルゲンだった
  • 隠れアレルギーを見つけて、原因の食べ物をやめたらずっと治らなかった肌荒れが治った

 

これは大人でも多いようです。

 

赤ちゃんや子どもに起こる隠れアレルギーの症状は、アトピー性皮膚炎、新生児の胃腸管アレルギーが多いと言われています。

 

アレルギーは血液検査で調べられたりするのですが、隠れアレルギーの場合は通常の血液検査では原因を判定することができないのです。

 

厄介ですよね。

 

アレルギー検査で分かる?

即時型のアレルギー反応は、推測もできるし血液検査で調べることができます。

 

隠れアレルギーは原因となる食べ物の推測も難しくなるし、通常の血液検査では陰性と出ることがあるのでアレルゲンの特定がされません。

 

隠れアレルギーを調べるなら、隠れアレルギー用の「遅延型食物アレルギー検査」を受ける必要があります。

 

まとめ

あさりアレルギーでは、腹痛、下痢、嘔吐、蕁麻疹といって症状が起こることがあります。

あさりでアレルギー反応が起こった場合には、他の貝類でも注意はしておきたいですね。

初めてあさりを食べさせる時は、1歳過ぎて離乳食が完了した頃に少しずつ様子を見ながら食べさせてあげましょう。

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アレルギー症状は人それぞれです。反応が出る時間もさまざまです。

アレルギーにも即時型、遅延型など色んなパターンがあります。

 

あさりを食べさせるときは、まず大人があさりの味噌汁を食べるときに、そのお汁で貝のエキスを少しずつ摂ることから始めると良いのではないでしょうか。

 

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