• キリスト教の天使出身の悪魔は何?
  • キリスト教における悪魔と天使のエピソード7選

キリスト教の天使出身の悪魔はたくさん存在します。

ここでは実際の悪魔と天使のエピソードについてご紹介したいと思います。

悪魔が誕生した理由について

キリスト教の聖書の中には役割や立場が異なる「悪魔」が多数登場します。「悪魔」と聞くだけで、悪者のイメージしか沸かないという方は多いと思います。

 

悪の化身として恐れられている悪魔の存在ですが、その悪魔の誕生には、様々な理由があったと言われているのです。

 

そんな悪魔と天使のエピソードに興味が沸きますね。実際に見てみたいと思います。

 

悪魔「サタン」

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魔王の肩書きを背負う天使が「サタン」です。

本当は、魔王と称されるサタンは、実はもともとは天使の言葉だったのです。

 

紀元前の時代、ヘブライ語の旧約聖書の中で、ギリシア語に翻訳された際に、satanがdiabolosと訳されたことにより、サタンと魔王が全く同じ意味に捉えられるようになったのです。本当は天使なのに・・・何だか切ない話ですね。

 

「デヴィル」と「デーモン」の正体は?

デヴィルは、キリスト教が根付いている西ヨーロッパにおいて、神とは敵対する存在を表しています。キリスト教は世界宗教である以前に、多神教の宗教と同様、民族がそれぞれに信仰する宗教です。

 

つまり、デヴィルは邪神を含む概念であると考えられています。デヴィルには2つの意味があると言われています。

 

ひとつは神と相対する魔王という意味、そしてもうひとつは悪い霊という意味です。現在は、病をもたらす「悪い精霊」として人々を誘惑する全ての悪魔をデーモンと呼んでいるのです。

 

悪魔は神のために生まれた

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天上を支配する神、そして、地獄の番人とも言える悪魔が先に存在したのはどちらなのでしょう?

デーモンは世界中に存在しています。しかし、satanとThedevilは違います。一神教においては、神は完全なる善の者です。

 

そうなると、悪の存在がどうしても必要になります。その為、神がいるのは悪魔が存在しなければならず、悪の根源として悪魔が生まれたということです。

 

神が善である以上、悪魔の存在は必要不可欠であり、悪魔の恐怖から人々を救済するために神の力が必要であるという考え方をしていたことになりますね。そう考えると、神と悪魔がいかに上手に共存しているかが分かります。

 

結婚するために悪魔になる必要もあった?

キリスト教は、全ての悪魔はみんなかつて天使であったといい、何らかの罪を犯し、天から地獄へ堕とされてしまったというような存在と捉えています。

 

しかし、どうして彼ら天使達は、堕天する必要があったのか・・・これには2つの説があるのです。ひとつは美しい地上の娘と結婚するために天から堕とされたというのです。

 

地上の人間の数が増えると、その中には何人、何千人といった美しい娘たちが誕生し、その娘たちを見た天使が、指導者に率いられ、地上に降りて好きな女性を結婚相手としたそうです

 

その後、子孫繁栄のごとく子供が誕生しましたが、巨人ばかりで、あらゆる食料を食い漁り、人間を困らせたというのです。

 

天使が自分の身分を捨てる?

人間と恋に堕ちてしまった天使が、自身が天使であるという身分を捨ててまで結婚したい相手と共に過ごすために地上へ降りたという説もあるのです。

 

話としては、よほど愛していたのだということは理解できますが、そんな天使が欲望のままに行動してしまうと、人間界はとんでもないことになってしまうでしょう。

 

生まれる子供、子供すべてが巨人ばかりだと、食料がなくなり、生きていくことさえ不可能となってしまいます。

 

もともと天使と人間の住む世界は違う為、人間が天使から教わったことを悪徳に利用するようになったのです。

 

天上からこの状況を見ていた神様は怒りをあらわにし、地上を滅ぼそうと大洪水を起こすことに。これは、ノアの箱舟伝説に繋がる大洪水なのです

 

倣慢な態度は堕天の引き金に・・・

自身の誇りを守ることを優先にし、神からの命令に背いたことが原因で天から堕とされたという説があります。

 

旧約聖書に「アダムとエバの生涯」の物語の中には、天地創造の時に、神は天使たちを作った後、自身の姿に似せた人間のアダムを作りました。

 

そして、誇り高いサタンは自分よりも劣っている為、自分よりも後に作られたものを拝することはできないと主張していたのです。その説得を行った天使ミカエルは、サタンからこう言われました。

 

「神が怒るなら俺は自分の座をさらに高い方に似た者となってみせる!」そして、自らの尊厳と引き換えにサタンを率いる天使は、地上へ堕とされてしまったのです。

 

その後、アダムとエバに嫉妬心を持った彼らはエデンの園から二人を追放するよう仕向けたのです。

 

このようなことから、悪魔が人間に対し何か悪さを起こすのは、嫉妬心からくるものであると言われているのです。

 

アスモデウスは智天使だった

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アスモデウスは旧約聖書の「トビト記」に登場する悪魔です。

アスモデウスの姿や形は、牛や人、羊の頭と足はガチョウ、そして、毒蛇の尻尾を持っており、手には軍旗と槍を持ち、地獄の竜に跨り、口から火を拭いています

 

姿を見ても恐れず敬意を払っていれば、幾何学や天文学などの秘密を教えてくれるのだというのです。ドビト記によると、アスモデウスはサラという美しい娘と結婚し、初夜に夫を絞殺したという・・・。

 

その後、7回も同じことが起こり、サラは悪魔憑きと呼ばれました。ある日、トビアとアザリアが街を訪れ、アザリアはドビアにサラと結婚するように言いました。

 

トビアはアザリアから、魚の内臓を香炉に入れておくと大丈夫であると伝え、結婚の初夜、トビアがサラの部屋で香炉を焚いたら、アスモデウスが部屋から逃げ出し、それをアザリアが追いかけると・・・

 

アザリアの正体はまさにあの大天使ラファエルであったと!!ラファエルは、アスモデウスを捕らえ、エジプトのお口に幽閉しました。

 

神は1番最初に地上に天使を降ろした!

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魔王サタンは、リリスという魔女の女性と結婚し、その後、多くの悪魔を生みました。

魔王サタンとなったルシファーは、悪魔の姿になったのは人間のせいだと思い、復讐をすべく、下級天使に化け、大天使であるウリエルに近づいて、人間の居所を聞き出そうとしたそうです。

 

しかし、ウリエルはすぐにその下級天使がルシファーであることに気付き、天界のガブリエルに注意を呼び掛けました。

 

ルシファーは蛇に化け、リリスに近づき、禁断の知恵飲みを食べるように言ったのです。ルシファーは、人間を堕落させ、リリスを連れて魔界へ帰り、結婚したのでした。

 

ところで、なぜ罪を犯した堕天使達は天界に帰ることができたのか?イエスが磔にされたことについては、人間が持つ原罪を背負い、サタンとの縁を切る為であったと伝えられているのです。

 

まとめ

いかがでしたか?キリスト教の天使出身の悪魔について、また、悪魔と天使のエピソードをご紹介しました。

キリスト教は、悪魔はみんなもとは天使であったと言っています。それなのに、なぜ悪魔に姿を変える必要があったのか未だ疑問です。

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もしかすると、天使が良い者であるとすれば、悪魔のような悪い存在の者が必要だったのかもしれませんね。

未知なる恐怖だけではなく、理不尽すぎる出来事は、怒りの対象となり、彼らに白羽の矢が向けられたのでしょう。

 

悪魔のエピソードは、すごく奥深く感じるものがあり、人間の裏側にある心理を描いているようにも感じます。それが魅力であったりもしますね。