小学校や中学校、高校といった卒業式とは異なり、大学の卒業式ともなれば、親が卒業式に来るというのは当たり前な光景ではない気がしますよね。
親が卒業式に来ようと来まいとどちらでも良いという感覚の方もいます。一方で、親には卒業式に来てもらいたくない!?という衝撃的な意見もあるようです。
ここでは、どれくらいの親が、小学校や中学校、高校の卒業式と同様に出席するものなのか?
また、本当に卒業式に来てもらいたくないのか!?実態を調査してみました。
高校・大学の卒業式に親が出席する割合
高校の卒業式には、およそ半数の親が出席し、およそ8割の親が卒業式に来ているようです。その中でも、3割ほどは夫婦揃って出席しているというのです。
一方、大学ともなれば、学生よりも親や家族といった多数の方が出席しているようで、準備された家族席も満席になるほど思い入れのある最後の卒業式といった様子がうかがえます。
本当に卒業式には親が来ないもの?
大学の卒業式ともなれば、すでに成人している大人の扱いであることから、特に男の子を子供に持つ親御さんは、卒業式に出席しないという傾向があるようです。敢えて子離れを強調しているかのようにも見える光景です。
また、共働きのご家庭の方は、仕事の都合で卒業式に出席できないというケースもあります。最後の晴れ姿・・・見たい気持ちはあるものの、仕事ともなれば仕方がないと諦めなければならないケースもあります。
しかも、子供の最後の晴れ姿を見たいと思う両親にとって、卒業式に出席できないことは本当に淋しくもあり悔しい思いがあることを理解してください。
大学の卒業式に親が出席するかしないかは、地方の大学や都会の大学といったような、それぞれの大学のカラーにもよるようです。
ある大学の卒業式は、家族席が準備されていないということもあります。また、全ての人が講堂に収まりきれないために、別室でモニター出席するというケースもあります。
このようなケースから考えられることは、どの大学も入学式ほど大々的なものであると考えていないのかもしれません。
親に来てほしいと思う?思わない?
20歳を超え、大学を卒業する頃は22歳ともあり、もう立派な大人です。卒業後は様々に就職が決まり、晴れて社会人となる訳です。
しかし、学生最後の日までは、やはり多感な年頃でもある為、卒業式に親が出席することを恥ずかしいと感じる方も多いようです。
特に大きな理由はないにしても、敢えて自分の両親を友達に見られたくない・・・などと思っている方も少なくありません。
でも、自分を育ててくれた両親を恥ずかしいと思うのは間違っていませんか?あなたはずっとずっと両親に愛されて今まで育ってきた訳ですから、胸を張って両親を友達に紹介しても良いと思います。
自然なスタイルで、育ててくれた両親に感謝の気持ちを込めて、最後の晴れ舞台を飾るべきではないでしょうか?
きっとあなたがここまで大きく育ったことを安堵の気持ちで見ていることでしょう。そして、あなたの最後の卒業式は、笑顔と涙でいっぱいになるでしょう。
親離れ・子離れも必要では?
大学の卒業式を最後に、親も子離れが必要となり、子供も親離れが必要であると言えます。
これから社会に出て、いち社会人として責任ある行動を行い、自立していかなければなりません。学生気分はもう一生味わうことができないのです。
楽しかった学生という肩書を捨て、これからは社会人として大きな看板を背負って生きていくことになります。
親も、そんな我が子の姿を影ながら応援することになるのでしょう。子も、親を頼ることなく自分の脚で立ち、進み、人生を歩むようになります。
それぞれの人生がこれからスタートするんですね。やはり、大学の卒業式ともなれば、最後の節目として輝かしくあるべきであると言えますね。
一人暮らしを始める新社会人
大学へ通う段階で地方出身者の大学生であれば、一人暮らしや下宿などをしていたかと思います。
その一方で、実家が首都圏にある大学生、特に女子大生は親も心配して一人暮らしをさせない傾向があります。
アパートやマンションの部屋を借りて一人暮らしさせるよりも、数時間通学させた方が費用も安くなるといった考えもありますが、根本には大学生になっても子供を心配する親心があるのではないでしょうか。
しかしながら、大学を卒業して社会人にもなると経済的にも、精神的にも両親から独立するために一人暮らしを始める新社会人が多くなります。
いつまでもお母さんに料理を作ってもらっていては、将来的に結婚して新しい過程を築くことになった際に、美味しい家庭料理が作れなくて困ってしまうこともあるかもしれません。
男子大学生も実家から離れて、自分の給料だけで生活をやりくりすることを通して経済的自立を次第に実感していくはずです。
仕送りされる方からする方へ
大学を卒業して社会人になれば、「仕送りをされていた立場」から「仕送りをする立場」へと変わることも大きな変化の一つです。
大学生までは学業に励むことが唯一の仕事と言っても良かったかもしれませんが、社会人になれば仕事をしてお金を稼ぎ始めることになります。
ですから、大学を卒業するまで金銭的に援助をしてくれていた両親に仕送りをして、これまでの恩返しをしようと考える新社会人も多いのです。
大学を卒業するまでは、もらえることが当たり前だったお金の大切さに気づく方もきっと多いことでしょう。
一人暮らしを始めることで、今挙げた以外のことでも数え切れないほどの気づきを得ることになります。
大学卒業を一つのタイミングとして、親離れ・子離れする機会と考えるのも良いかもしれませんね。
まとめ
コチラのブログ記事では、男子大学生の両親が大学の卒業式に出席する割合。
そして、親離れ・子離れについての個人的な考えについてお伝えしていきました。
中学校や高等学校での授業参観と同じように、ご両親に来られると恥ずかしい気持ちを感じてしまうかもしれません。
それでも、ご両親は大学卒業までにかかった学費・生活費などを何の見返りも考えずに援助してきてくださったんです。
人生で一度しかない大学の卒業式で晴れ姿を見せてあげることは、決して両親の過保護などではないですし、素晴らしい親孝行の形の一つだと思います。
ただし、両親と大学の卒業式などで会うことは恥ずかしがるくせに、経済的にはいつまでも実家から自立できない社会人もいます。
そんなことにはならないように、大学卒業を一つの区切りとして経済的・精神的に自立できるように一人暮らしを始目てみることを検討してみるのもよいのではないでしょうか。
それでは、大学卒業おめでとうございます!そして、これからの社会人生活が充実した物になることを心からお祈りしております。
最期までお読み下さり、ありがとうございました!(^^)
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