• 芝桜の増やし方!上手な挿し芽の方法とは?
  • 株分けでも芝桜は増える!時期によっては増えすぎもある?
  • ガーデニングにも!芝桜おすすめの品種5選

桜が散り始める事に咲きはじめ、見頃になる芝桜は誰でも気軽に育てる事ができるとガーデニング初心者にも人気です。

また、芝桜の魅力はしっかりと株分けをすることで、どんどん増えていくのも魅力です。

しかし、株分けの方法にはいくつかコツがあると言われています。

 

だからこそ、方法次第では増えすぎてしまう事もあるので注意が必要です。

 

そこで今回は、そんな芝桜の上手な株分けのコツや時期などをご紹介いたします。

芝桜の増やし方!上手な挿し芽の方法とは?

ガーデニング初心者でも育てやすく、人気の芝桜は花が散っても芝生として楽しめる多年草の一つです。

 

また手の込んだ方法ではなく、ある程度コツさえ覚えれば、自分でもどんどん増やせるのも芝桜の魅力です。

 

芝桜を増やす方法
  1. 挿し芽
  2. 株分け
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増やし方は、2つあります。

 

挿し芽

挿し芽は、芝桜の葉・茎(枝)・根などの部分をそのまま切り取り土に挿し、そこから増やすことです。

 

芝桜の発根適温は15~20℃くらいといわれています。

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だからこそ、春秋が向いています。

 

春に植えつける場合

前年度の9月頃に挿し芽を行います。

 

猛暑が過ぎた9月に頃に挿し芽をすると、比較的早く発根します。

 

一方で、秋は霧が発生しやすいので霜が出ない場所がおすすめです。

 

秋に植えつける場合

その年の4月頃に挿し芽を行います。

 

4月であれば、そこまで暑い日は少ないとは思いますが4月でも西日は強く暑くなる日もあります。

 

しかし、暑くなると発根がしにくくなってしまいます。

 

だからこそ、挿し芽をする際は西日や水管理に注意が必要です。

 

このことから、どちらのタイミングでも良いのですが比較的、秋に挿し芽を行う方が上手くいきやすいと言えるでしょう。
一方で、

 

挿し芽に必要なもの

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まずは、挿し芽の準備です。

挿し芽の準備
  • 芝桜の穂
  • もみがら又はそばがら
  • 山土
  • 容器(ビニールポット・セルトレイ)
  • 割り箸・ピンセット

 

芝桜の穂

挿し芽に向いているのは、新芽と言われています。

 

なぜなら、若い芽のほうが根が出やすく健康な苗を作ることができるからです。

 

その新芽を、5cmに調整したものを用意しておきましょう。

 

もみがら又はそばがら

もみがら又はそばがらを入れると、水はけがとても良くなります。

 

もともと芝桜は、水はけが良くないと育たない場合が多いので、水はけを良くするアイテムは必須です。

 

また、もみがらの代わりにそばがらで代用もできますので、ネットやホームセンターで手に入れやすい方を用意しておきましょう。

 

山土

しっかりとした強い苗に育てたいのであれば、土にもこだわった方が良いでしょう。

 

ポイントは、粘土質が少ない山土が最適と言われています。

 

もちろん培養土も可能ですが、より強い苗を作りたい場合は山土のほうが適しているのです。

 

容器(ビニールポット・セルトレイ)

実は、容器ですが何でも代用できます。

 

また、植木鉢に直接苗を挿しても根は生えてきます。

 

しかし、たくさんの苗を作りたい場合はビニールポットやセルトレイがオススメです。

 

こちらも、ネットやホームセンターなどで購入できます。

 

割り箸・ピンセット

割り箸やピンセットがあると挿し芽がしやすくなります。

 

割り箸はあらかじめ先を細くすると使いやすくて便利です。

 

挿し芽の方法

では、挿し芽の具体的な方法をみていきましょう。

挿し芽のポイント
  • 挿し穂の調整
  • 土の配合バランス
  • 挿し芽の数
  • 水やり

 

挿し穂の調整

用意した5センチサイズの挿し穂ですが、全体的に葉が生えている状態です。

 

しかし、下から三分の一くらいまでの葉はしっかりと取り除いておいた方が、根が付きやすいのでおすすめです。

 

土の配合バランス

準備しておいたもみがら(そばがら)と山土を配合しますが、バランスが大事なポイントです。

 

基本的には、もみがら:山土=3:7となるように配合するのがおすすめです。

 

また、少量でよいのでバーク堆肥を混ぜると根張りがよくなるので試してみましょう。

これはボックスのタイトルです。

樹木の皮の部分(バーク)を発酵させて作った土壌改良材のこと

 

挿し芽の数

何に挿すかによって本数を調節します。

 

例えば、ビニールポットに直接挿す場合は5本前後まとめて挿しても大丈夫です。

 

一方、セルトレイに挿す場合は1本ずつ挿すほうが良いでしょう。

 

水やり

挿し芽をした後2~3週間の間は、土が乾かないように十分水を与える事が大切です。

 

その後、発根が確認できるようになったら、土の表面が乾燥するタイミングで水を与える程度で大丈夫です。

 

そうなったら、水を与え過ぎないようにしましょう。

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これで挿し芽は完了です。

 

株分けでも芝桜は増える!時期によっては増えすぎもある?

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また、芝桜を増やすには株分けという方法もあります。

 

株分けに向いている時期は、花後の6月又は猛暑が去る9月~10月頃が良いとされています。

 

株分けは簡単

茎の節から、根が出ているので親株から適量切り取り植え付けます。

 

このとき古くなった中心部分は枯れているので、取り除いてください。

 

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芝桜の性質上、置いておくだけでも根付きます。

 

一方で。10月頃の株分けを行う場合は冬が来るまでに根が育たず、枯れてしまうことがありますのでその年の気候を見ながらベストな作業時期を見極めましょう。

 

また、株分けを行う時は3号ポットに収まるような大きさに株を分けましょう。

 

そこに、根が乾燥しないように土を埋め、しっかりと水やりを行い活着させます。

 

このように、挿し芽と株分けのどちらの方法でも、芝桜を増やす事ができます。

 

方法によっては増えすぎる?

芝桜は、挿し芽や株分けによりどんどん増えていく事が魅力ではありますが、増やす時期や方法によってはかなり増えていく事もあります。

 

よく、「ミントが増えすぎて困る」という言葉を聞きますよね。

 

ミントのように強い植物は、繁殖力が強くどんどん増えます。

 

それと同じで、芝桜も増えてきたらきちんと株分けをしていくなど、手入れをしていくことが大切です。

 

また肥料を選ぶ際、窒素分が多い肥料は葉っぱ自体がよく茂り増えすぎる一方で、花数が少なくなるので気を付けてください。

 

増えすぎは良くない?

挿し芽や株分け自体は、芝桜を増やすために行う一方で一箇所に増えすぎないよう、メンテナンスをする意味もあると言われています。

 

なぜなら、芝桜あまりにも密集すると蒸れて枯れてしまうのです。

 

だからこそ、増えすぎてきたなと感じたら小まめに挿し芽や株分けを行い、風通しをよくしてあげる事が大切です。

 

また、庭などどこまでも根を張れる場所は増える一方なので、プランターなど限られた場所に株分けして楽しむのも一つのコツですね。

 

ガーデニングにも!芝桜おすすめの品種5選

それでは、そんな芝桜のおすすめ品種をご紹介しましょう。

おすすめ品種5選
  1. リトルドット
  2. アトロプルプレア
  3. マックダニエルズ・クッション
  4. オータムローズ
  5. オーキントン ブルーアイ

 

リトルドット

純白の花がとても美しく、他のピンク系芝桜のアクセントとしても人気の品種です。

 

特に、リトルドットは芝桜の中でも最も育てやすいとも言われています。

 

アトロプルプレア

アトロプルプレアは少し紫がかったピンク色で、花びらが細めなところがクラシカルな印象を与える上品な芝桜です。

 

更に、他の芝桜に比べ花が咲いている期間が長く、生長も速いことからガーデニング初心者にも人気の品種です。

 

マックダニエルズ・クッション

芝桜の品種の中で、最も育てやすい品種で、暑さや寒さにもとても強いです。

 

また、鼻も比較的大きく見応えは十分ですが、成長が他の種類と比べゆっくりなので通常より感覚を狭くすると早く地面を蔽ってっくれるでしょう。

 

オータムローズ

オータムローズは淡いピンクなので、マックダニエルズ・クッションなどと一緒に植えるとグラデーションが綺麗です。

 

また、オータムローズは冬でもグリーンの葉が美しいので、広い庭のグランドカバーとしてもオススメです。

 

オーキントン ブルーアイ

白やピンクの芝桜が多い中、クリアなブルーで涼しい印象を与えてくれるのがオーキントン ブルーアイです。

 

花付きは少ないですが、軸が上に向かって伸びようとするため1株でもボリュームがあるのが特徴です。

 

この他にも、芝桜にはたくさんの種類があるので、お気に入りの芝桜を見つけどんどん増やしていくのも楽しいですね。

 

さいごに

いかがでしたか。今回は芝桜の上手な増やし方やコツをお教えしました。

元々、芝桜は育て方も簡単である事から今ではガーデニングには欠かせない草花となっていますね。

また、コツさえ覚えればどんどん増えてくれるのも芝桜の魅力です。

 

だからこそ、今回ご紹介したコツを参考にして、芝桜の成長を楽しみましょう。

 

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