• ホームレスになる理由とは?
  • 若者ホームレスが増える原因とは?

日本のような学歴社会の中で生きていくには、若者にとって非常に厳しい時代が続いていると言えます。

そのような中でも、若者の雇用情勢は今も悪化の一途を辿っていることをご存知ですか?

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それが理由となり、若者ホームレスが増加していると言うのです。

若者ホームレスは路上生活と言うより、24時間営業の店舗やネットカフェといった場所で巡回して生活を送っているのです。

 

ここでいくつかの疑問を感じます。なぜ、こんな若者がホームレスになったのか?また、なぜ若者ホームレスが増えてしまうのか?

 

ここでは、ホームレスになる理由や、若者の中でホームレスになる人が急増している原因について徹底追及してみました。

そもそも「ホームレス」って何?

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日本国の中では、路上生活を行っている方を「ホームレス」と呼んでいます。

その名の通り、家がない状態で生活をしているということになります。

 

それでも、現在の日本は、常時ネットカフェやファーストフード、また、24時間営業の店舗を利用しているような方々を、「ホームレス状態の方」といったように捉えているのです。

 

また、ホームレスには今までは自活して働いていたにも関わらず、失業や解雇などといった理由から、自身の住むマンションの家賃を支払うことができなくなった方もいます。

 

その場合、家賃が払えない為にマンションを引き払い、路上生活を始めたという自立経験のあるホームレスもいます

 

一方で、例えば障害や虐待、また、イジメなどといった身体的な問題や精神的な苦痛から、ひきこもった生活を続け、親の死や家族からの勘当といったことから、家もなくし仕事もしておらず、路上生活となった自立経験のないホームレスがいます。

 

現在では、自立経験のないホームレスが急増しており、大きな社会問題にもなりつつあるのです。

 

なぜ「ホームレス」になるの?

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どんな方でも、好きで「ホームレス」になった訳ではありません。

きっと、何か理由があって「ホームレス」にならざるを得なかったのかもしれません。

 

実際に、ホームレスになったという方は、なぜ「ホームレス」になったのかを口コミ形式で調べてみることにしました。

 

仕事は派遣で働いていました。40代/男性

しかし、派遣ということで契約更新がなく解雇され、次の仕事もなかなか見つからない為、家賃も滞納してしまい、最終的には家もなくなりました

 

ネットカフェで過ごし、貯金もなくなり、ホームレスになる他ありませんでした。

 

仕事で大けがをしたことで働き続けることができなくなりました。40代/男性

どうにかケガの状態も良くなり、同業種で仕事を探すもなかなか雇ってもらえるところがなく、妻とも離婚となり、現在一人で路上生活です。

 

若い頃から料理人をしています。40代/男性

しかし、景気の悪さから、長年働いていたお店をたたむことになり、ひとたび働くところがなくなってしまいました。

 

私のような年代を雇う側も雇いにくいのか、なかなか仕事が見つかりません。たいした学歴もなく、先が不安です。この年齢にして路上生活は本当に辛いです。

 

公務員として働いていました。30代/男性

毎日の単調な生活がしっくりこず、投資に手を出してしまい、失敗した挙句、借金までしてしまい、家族も失い本当に孤独になりました

 

毎日食べるものも苦労しています。どこか仕事を探さなければこのまま路上生活を強いられてしまいます。

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調べてみると、ホームレス状態となってしまった原因については、みんなそれぞれに理由が異なることが分かります。

それでも、日本社会で何らかの問題が生じ、その谷間に落ちてしまった方が「ホームレス」となっています。

 

しかし、ホームレスとなってしまう可能性については、生きている以上、誰にでもあると言えるのです。

 

「ホームレス」はどれくらい存在してる?

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日本全国の「ホームレス」は、年々減少傾向にあります。

とは言え、その中でも若者のホームレスは増えているのです。その原因として挙げられることは、以下の通りとなっています。

若者ホームレスが増えている原因
  • 学歴社会についていくことができなかった
  • 雇用されたがストレス過多となり、精神的に追い詰められ、働くことが困難になった
  • 貯金を全くできず全て使い果たす性格だった
  • 忍耐力がなく雇用されてもすぐに辞めてしまい仕事が続かない
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実際に、現代の若者らしい理由も含まれています。

また、社会の厳しさに耐えることができないような精神力であった場合は、将来に渡って「ホームレス」から脱出することができない可能性も示唆されます。

 

すべてはその方の生まれ育った生活環境や学習環境が全てを物語っていると言っても過言ではありません。

 

「ホームレス」はどのようにして生活しているのか

ホームレスとなった方は、実際にはどのような生活を送っているかについては、それぞれの方によって異なります。

 

例えば、派遣の仕事を行っていたり、日雇いの仕事で毎日の稼ぎを捻出しているホームレスもいます

 

また、街中で見かけたことがある方も多いと思いますが、自転車に乗ってアルミ缶を回収し、リサイクル業者に売ってその日の飲食代を稼ぐホームレスがいます。

 

その他にも、新聞や雑誌を広い集め、露天商に売ってお金に換えるホームレスもいるのです。

 

多くのホームレスがこのような方法を駆使してその日必要となるお金を稼いで暮らしているという状況です。

 

中には、飲食店の残り物を食事としたり、支援団体の炊き出しで食事をすませたり、自販機や路上に落ちたお金を広い集めて食べ物を購入するなど、厳しい生活を送るホームレスもたくさんいらっしゃいます。

 

「ホームレス」から抜け出せないのには何か理由がある?

一度「ホームレス」となると、その地点から自力で抜け出すのは非常に難しいことであると言われています。

 

実際に、住所不定、連絡先もないという方を雇ってくれる職場はありません。ここまでくると、行政の支援策を頼る他ありません。

 

支援策については、就職を目指す「自立支援事業」。そして、最低限の生活費や家賃の他、医療費補助を行う「生活保護」を受けるというものです。

 

あなた自身に学歴もあり、様々な社会経験があったり、資格や技術保持者であったり、家族や友人の支えがある場合は、このホームレス生活から抜け出すことはできる可能性が高いです。

 

それに、自立支援事業を利用した就職活動を行うことで、様々に保持している資格を活かした職場が見つかる可能性が高くなります。

 

一方で、生まれ育った環境が貧困であったり、障害のある身体である為に、学歴や資格なども一切なく、生活環境や学習環境が整っていなかったことによる場合は、うつ状態になっているという方も少なくありません。

 

全ては生活を行う上でのストレスからくるものでしょう。うつ病の状態でまともに仕事に就けないといった状態であれば、「生活保護」を受けなければならないと言えるでしょう。

 

しかし、生活保護が認められた場合でも、行政に指定された宿泊施設で集団生活を行う中でも相当な精神的ストレスを抱えることで、半数以上の人が入所中に施設を抜け出し、結局はまた「ホームレス」に戻るといった方も存在するのです。

 

まとめ

いかがでしたか?ホームレスになる理由には様々な理由がありましたね。

また、若者のホームレスが増える原因としては、日本国の学歴社会が物語る何かがあると言えそうです。

それでも、ホームレス生活から脱出するためにも、自立支援制度を利用したり、場合によっては生活保護を受給したりといった方法で、少しでも社会復帰を果たせると良いですね。

 

日本の社会の中で生きるのは本当に大変なことだと感じます。もっと人が一生懸命になれる何か、輝けるものを見つけ出せると、きっとホームレスとならず生きていけるのかもしれませんね。

 

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