- 入場券には大抵時間制限がある?入場券でできることとは?
- 子供料金で乗るとばれる?バレないケースは?
- 大人でも子供料金で電車を利用できる事もある?
人を駅まで送り迎えするのに駅の構内に入るための入場券というのがありますが、この入場券って時間制限があるのでしょうか。
また、これを持っていれば何ができるのかご存知ですか。
さらに、子供用の切符って半額ですがあれって大人が子供用の切符を買って、知らん顔して改札を通ってもばれないのかご存知でしょうか。
このコラムでは、それらについて調査してみました。
入場券には大抵時間制限がある?入場券でできることとは?
入場券には不正乗車防止のため、多くの場合時間制限(JRの場合は2時間)があります。
JRなどはこの事が券面に明記されており、駅によっては注意書きが掲示されることも多いようです。
また入場券ですから、当然車内に立ち入ることはできません。
時間を超えたら?
では。入場券はJRの場合2時間以内となっていますが、これを超えてしまったらどうなるのでしょうか。
超えてしまうと2時間ごとに、更に入場料がかかってしまいます。
ちなみにJRの場合は2時間と説明しましたが、2時間の制限があるのは以下の通りです。
- JR東日本
- JR東海
- JR西日本
一方、同じ JRでもJR四国、JR九州に関しては何と制限時間がないようです。
地域によって違う理由は?
これでは.ホームレスの方が”住み付いてしまうのでは”と心配してしまいますよね。
あくまでこれは個人の予想になりますが、東京などでは浮浪者が住み着いてしまうので時間制限を設け、地方ではそのような事例が少なく、問題が表面化していないので今でも時間制限を設けていないということ考えられるのではないでしょうか。
入場券で何ができる?
では、入場券では具体的に何ができるのでしょうか。

それは、いくつかあります。
- 友人を駅のホームまで出迎え見送りにいく
- 駅の構内のレストランやお土産さんを利用する
- 用を足したくなったのでトイレを借りる
あとは電車が好きな方が写真をとったり、見学するためというのもあるようです。
ただ、私の経験上駅構内のトイレを借りたいとか、ちょっと中を通って反対側に行きたいというだけならば駅員さんにいえば改札を通してもらえます。
いろんな駅で試しましたが、ダメといわれた記憶がありません。(別にそれを検証すためにやったことではありませんが)
トイレを借りたり、ちょっと通過するだけで入場券を買うのはちょっともったいないような気がします。
近くにトイレがなくて切羽詰まっているときとか、駅の中を通らないと非常に遠回りになったり、道順が複雑になって迷ってしまう場合は駅員さんに断っていれてもらうのが良いと思いますよ。
あくまで入場券
もちろん、駅構内に入るための入場券ですから、電車の中にまで入るのはだめです。
「友達を送るのに、友達の行き先まで一緒に電車に乗って送ってあげてそのまま元の駅まで戻ってくるのは入場券で大丈夫か」 というのは、もちろんアウトですよ。
その場合は、往復の切符をちゃんと買いましょうね。
ただ、新幹線の駅まで友人を送ってあげるついでに新幹線の席まで荷物を運ぶのも大丈夫な場合もあります。
それは友人があまり新幹線になれていない上に、荷物も非常に多くて困っていたという事情を説明したから、例外的に多めに見てもらったのだと思います。
子供料金で乗るとばれる?バレないケースは?
切符には、大人と子供用途に分かれていますが、大人が子供料金で乗ることはできるのでしょうか。
もちろん、基本的にはバレる仕組みになっています。
仮に、中学生とか高校生以上の年齢にも関わらず、子供料金の切符で電車に乗っていると、ばれてしまうようです。
子供料金が分かる仕組みは音
そもそも、子供料金の切符で駅の改札を通ろうとすると、自動改札機の上の部分のランプが光って、『ピヨピヨ』と音がなりますよね。

まず、あれでかなり目立ちます。
その時点で、明らかに小学生以下ではなかったら、駅員に見られていたら呼び止められてしまうことでしょう。
実際に、自動改札を抜けた所で駅員にきつく怒られている中学生とか高校生くらいの子供ってよくいるようです。
未成年ならばまだしも、いい大人がそれをやろうとして捕まったというケースもあります。
ランプでもわかる
駅の改札口にある自動改札には、子供かどうかを判別する機能はないようですが、赤外線で身長を測る機能があるものも中には存在するともいわれていますね。
また、子供料金の切符で自動改札を通る客が来た時には、駅員の端末に子供表示が出るっていう話も聞きますね。
“駅員が見ていないから大丈夫だろう”と思っても、改札の周囲で私服の警察官が見張っている事もあるそうですよ。
ばれにくいケースもある
ただ駅によって事情は変わってきているようで、現在各鉄道会社とも運賃を極力上げないため、職員数をギリギリまで減らしています。
山の方になると、1日の出勤者が1人しか居ない駅さえあります。
もっといえば、無人駅や夜間無人駅もあります。
駅員さんが3人いたとしても、一人が改札口で精算をし、一人が券売機のトラブル対応をし、もう一人が電話の応対をしたら、もう大人がこどもきっぷで不正乗車をしたのを見つけても、追いかけて対応するなんてことはとてもやってられないようですね。
そんなことまで想定して、対応できるだけの人員が確保されていないのですから。
追いかけないような規定も
また、それに加えて、追いかけて転んだり、相手を捕まえても相手に暴力をふるわれたり、いわゆる労災の防止のため、追跡自体をしない事になっていることもあります。
電車の料金をごまかすために、そこまでする人がいることにも驚きますけどね。
ラッシュ時などはばれない
さらに、大きい駅なら駅員も大勢いるから絶対ばれてしまうのかというと、ラッシュ時間のようにまとまった人数が降りてくると、例え改札機が6通路程度の駅であっても全部把握はできませんよね。
仮に、子供料金を知らせる装置が作動したところで、その方向を見てもどの人かわからないのでどうしようもないということも多いようです。
職員が対応中にも
また、最近は有人口が自動ドア付の別部屋になっていて、有人通路兼案内窓口になっている駅も増えてきています。
こうなっていると、ひっきりなしに問い合わせに来るお客さまの対応に追われ、「こども」ランプが付いていないか、不正乗車は居ないかと目を光らせるのは現実的に不可能になってしまうようです。
大人でも子供料金で電車を利用できる事もある?
一方、違反ではなく大人でも子供料金で電車を利用できるケースもあります。
一部の障害者はもともと子供料金で乗っている
これは違反でもなんでもないのですが、一部の障害者およびその介護人は子供料金で乗車できるようです。
障害者の中でも、第1種身体障害者認定、第1種知的障害者認定で手帳を持っているというのが条件のようです。
その手帳には「旅客鉄道会社運賃割引」という項目があります。(この項目に第1種とか、第2種と書かれており、この項目がなく-第○種がなく-、障害度数として第1級とか、第2級とだけあっても、割引対象にはなりません)
この項目がある方については、一定の条件で(単独では100.キロ以上の乗車、第1種の場合、介護者ともども半額になります。
窓口を通す
規定上は、有人の窓口で専用の割引切符を購入し(駅用特別補充券で発行されます)改札係員に券と手帳を呈示して、改札スタンプを押してもらいそれで入場できます。
降車時も、改札係員に手帳を呈示して切符を渡して出場することになっています。
しかしながら、その方法だとお客さんが多すぎて対応しきれないので、同じ会社の駅の移動であれば、簡易的に子供用の乗車券で対応しているケースが多いようです。
障害者の方も心得ていて、こどもの切符を買って、改札機を普通に通ります。
顔を見せて確認し合うこともありますし、手帳を手にもって、駅員に見せる方もいます。
こうした方は半額が正当なので、「こども」ランプが点灯したのに気づいても、音がしても、係員はそのままその人を通します。
さいごに
いかがでしたか。今回は、電車の入場券には時間制限があるかどうか、また幼児料金で買うとバレのかについてお話しました。
入場券の存在を、知らない人も多かったのではないでしょうか。

便利ですよね。
ただ、一定のルールがあるので一人一人が正しくルールを守り、気持ちよく公共機関を利用したいものですね。