• アイヌの女性は美人ばかり?
  • 北海道のアイヌ美人の特徴は?

漫画「ゴールデンカムイ」で話題になっているアイヌ民族。

漫画がきっかけで、アイヌ民族について知りたい方も多いのではないでしょうか。

“アイヌ民族”について、どのくらいご存知ですか?

 

漫画の中にも美人な女性キャラクターが登場しますが、実際のアイヌ民族も美人だと言われています。

 

アイヌの美人女性には、どんな特徴があるのでしょうか。

 

ここでは、北海道のアイヌ美人の写真を紹介しながら、特徴や混血についてまとめていきます。

アイヌ美人の写真まとめ!
北海道アイヌ美人の特徴・混血について迫る

 

日本の絶滅しつつある少数民族の『アイヌ民族』には、独特な習慣や文化があったのですが、日本の和人との同化政策、和人からの差別によって、アイヌ人の人口は消滅し、習慣も文化も忘れさられてきていました。

しかし、人気マンガによって若い世代からも”アイヌ民族”についての関心も高まっていると言えます。

アイヌ民族の女性には独自の習慣があり、また美人が多かったそうです。

 

現在では、女性が施していた唇に刺青を彫った明確な理由もあまりよくわかっていないと言われています。

 

昔、ロシアと日本にまたがる地域で暮らしていた「アイヌ民族」について、歴史や習慣などを知っておきたくありませんか?

 

アイヌ美人に注目して、その特徴などを探っていきましょう。

 

アイヌ民族とは?

アイヌ民族の歴史は、およそ13世紀ごろに現代のロシアと日本にまたがる地域で暮らしていたとされています。

独自の文化を持ち、自然の事象、物品、動物、植物などにも神の存在を見出し、祈り・儀式を行う暮らしを送っていました。

女性たちには刺青で身を飾る習慣もあったそうです。

 

アイヌの女性は未婚のうちから手の甲などに刺青を施し、結婚後に唇の周りにヒゲのような刺青を彫っていました。

 

アイヌは美人が多いの?美人とは?

アイヌ美人には、どのような特徴があるのかを知る前に、“美人”についての定義をおさらいしておきましょう。

 

美人の定義と要素

・美人(びじん)とは、容貌の美しい人物をさす言葉。

・女性の何をもって美とするかは、究極においては主観的なものであり、個人の嗜好によって美人の基準は異なる。ある共同体において一般的とされる美人像がその共同体内の全ての個人に共通して美人と見なされるとは限らず、価値観の多様化が進んだ社会であれば美の基準においても個人差が大きくなる。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%8E%E4%BA%BA

 

何を美しいとするかは、人それぞれ好みが違いますからね。

 

一般的に“美人”と言われるのは、美人と口を揃える人が多く、共通認識にすぎないと言ったところ。

 

美人というものが、個人の好みで大きく変わるということは、アイヌ民族が美人であるというのではなく、アイヌ民族にも美人が多いということなのでしょう。

 

キャラ

美人の要素にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

美人というと、美しい整った顔立ちを持つ人のことをさします。民族、人種などを問わず、世界中には美人がいますよね。

 

日本では『日本三大美人』などがあります。秋田美人、京美人、博多美人。

 

この日本三大美人に共通することが何か知っていますか?

 

実は、いずれの地域も日本海側に面しており、日照時間が短く、紫外線による影響が少ないという共通点があるのです。

 

それによって、美しい白い肌を維持できたから。と考えられているのです。

 

となると、日本の美人の基準は、『美白』であることが前提なんですね。

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しかし、日本三大美人にも明確な根拠、基準はないようです。

 

アイヌ民族の美人の特徴

https://www.instagram.com/p/BiteUgAAuDF/

アイヌ民族には、美人が多いとされていますが、どのような顔立ちをしていたのでしょうか。

 

典型的な日本人の顔と違いはあるのでしょうか。

 

アイヌ民族の顔は「縄文顔」

アイヌ民族の人たちの顔立ちは、縄文人顔と言われます。

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典型的な日本人顔は、真逆な「弥生人顔」です。

北海道、ロシアにまたがる地域に住んでいたアイヌ民族は、縄文人顔ですが、沖縄の人たちも縄文人顔に当てはまります。

 

まったく地域も気候も大きく異なるのに、同じ系統であるのは不思議にも感じますね。

 

アイヌ民族がどのような顔立ちだったのか、縄文人顔の特徴からまとめてみました。

 

彫が深い

縄文人顔であるアイヌ人は、彫が深いタイプ。

 

彫が深いということは、目鼻立ちがはっきりしています。

 

人によって好みは違いますが、彫が深くはっきりした顔立ちは美人の定義にも当てはまるのではないでしょうか。

 

厚い唇

アイヌ民族は彫りが深いだけでなく、唇も厚いそうです。

唇が厚い女性って色気があって魅力的ですよね。

 

石原さとみさんのようなぽってりとした唇は現代でも人気ですものね!

キャラ

セクシーさがありますよね。

 

二重まぶた・体毛が濃い

その他にも縄文人顔の特徴で、二重まぶたであること。

そして体毛が濃いことなどがあげられます。

また肌は褐色であるという特徴もあります。

典型的な日本人顔の弥生人顔も良いですが、顔立ちがはっきりしているアイヌ民族の顔も素敵ですよね。

 

顔が薄いのっぺりタイプからすると憧れます。。。

 

美人・イケメンが多いと言われるアイヌ民族ですが、当時のアイヌ民族の顔を見てどう思いましたか?

 

確かに顔立ちがはっきりしていて、現代の目から見ても美人やイケメンが多いというのは納得できそうな気がします。

 

美人やイケメンの基準は個人の好みで違いますけどね。

 

現代でも流行があるように、昔も基準や流行があったことでしょう。

アイヌ民族は、縄文人顔タイプで顔立ちがはっきりしているので、美人要素が大いにあると言えますよね。

 

混血のアイヌ民族しかいない?

残念ながら、純血のアイヌは少ない・・・というか存在しないというのが現状ですね。

 

現在は日本人として、和人もアイヌ民族も同じ生活をしています。アイヌ人居住地もなく、観光地としてアイヌコタン(アイヌ人の村)はあります。

 

明治以降、アイヌ民族は和人と積極的に婚姻を結んでいたそうです。

これは、過酷な差別、迫害を少しでも減らそうとして、同化をし、アイヌの血を薄めようとしていたと言われています。

 

長い間、差別をされてきたアイヌ民族。

 

アイヌ民族が受けてきた差別・迫害

かつての日本は、アイヌ民族は自分たちと異なる独自の文化や習慣を持っていることから、それらを排除しようと決めたのです。

女性たちの習慣である刺青や信仰儀式も「野蛮」だと言って禁止したりしたのです。

また過酷な労働を強いられたりなど、辛い差別を受けて来ました。全て政府の方針。

 

アイヌ民族は、こういった差別から逃れるため、自らをアイヌ出生であることを隠して、全国各地に移住を始め、現地の人として生活をするようになっていったのです。

 

それからアイヌ民族は、弥生人、本土日本人との混血が進み、純血のアイヌ民族が減っていくという現象が起こったのです。

 

アイヌ民族であることを表に出す人も少ない傾向にあったのですが、近年は、“アイヌ民族”であることを肯定的に捉えることも少なくないようです。

 

消滅しつつあるアイデンティティを取り戻すため、さまざまな活動を行っている人もいます。アイヌ伝統芸能を広めるために、芸能の道へと進む方もいます。

 

現在では、混血が進んでいるため、一目見て、アイヌ民族であるかどうかを判断することは難しいと言えます。

 

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顔立ちや風貌を見ただけでは分かりませんよね。

 

顔が濃いからと言って、全ての人がアイヌ民族というわけではありませんからね。

 

しかし、アイヌの血が混ざっていることで、顔の彫りが深いなどの特徴が現れる要素は残っているといえるでしょう。

 

アイヌ民族・女性の刺青について

アイヌ民族の独自の特徴と言えるのが、女性の刺青です。

 

初潮を迎える頃には、手の甲・腕・額といったところに青い刺青で装飾をはじめます。

唇と手からひじまでの部分の売れに刺青を入れます。

まアイヌ女性の指の間にも、様々な刺青がされていました。

 

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この刺青を入れる習慣は、女性のみなのです。

 

刺青は、特別な儀式用ナイフで、彫り込みをして、そこに木炭をすり込んで色を入れます。このようにして刺青をしていたそうです。

 

女の子は7歳で最初の刺青を入れたとも言われています。唇の周辺に点状のパターンが施されていき、その後、毎年いくつもの線を付け加えていくのです。

結婚式では、「笑顔」になるように花婿が輪郭をつなぎ合わせることで、毎年重ねてきたパターンを完成させるのです。

唇の周りの刺青は、男性のヒゲを模しているか、神聖な蛇を模したとも考えられてるそうです。

 

笑顔の刺青だけでなく、眉毛の周辺に波線の刺青がされたり、手の甲にも装飾がされました。

 

アイヌ女性の刺青が現すもの

アイヌの女性の顔に施された刺青は、女性の婚姻状況を示していました。

 

唇・頬・まぶたの上の模様によって、女性が既婚かどうか、そして何人の子どもを産んだのかを見分けることができたそうです。

 

未婚の女性は、自立して生活をし、結婚後は男性に従うもの。奥さんになっても戦いに参加したり、村の協議会で意思表明をすることができた。

 

刺青をたくさん入れることは、女性の忍耐力、そして生殖能力を象徴していた。

 

和人の同化政策や刺青などの習慣が“野蛮な行為”とされ、禁止されたにも関わらず、多くのアイヌ人は古くからの習慣を守り続けたそうです。

 

伝統的な刺青を完全にしていた最後のアイヌ女性。その方は、1998年に亡くなったそうです。

 

現代では、アイヌ民族の女性が習慣である刺青を施すといったことは見られません。しかし、アイヌ民族の女性の中にはお祭、儀式の際に一時的な刺青を施す人がいるそうです。

明治時代以前にも日本でお歯黒が行われていたように、女性だけの習慣、文化があったこともとても興味深く感じます。

 

アイヌ民族の特徴、現代ではどうなっている?

現在、アイヌ民族の伝統的宗教は事実上消滅したとか耳にします。

 

漫画「ゴールデンカムイ」では、アイヌの隠し財宝を巡って、主人公や土方歳三、陸軍などそれぞれ目的を持った集団が争奪戦を繰り広げます。

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舞台は北海道。

そしてアイヌ文化に触れた漫画なんですよね。読んでいる方は「アイヌ文化、超カッコイイ!」と思ったのではないでしょうか。

 

じゃぁ、実際にアイヌの人はどんな文化でどんな生活をしてきたのか・・・ということも気になりますよね。

 

神とともに生きた民族

”アイヌ”とは、「人間」を意味していました。

 

アイヌの人々は、自分たちにとって制御できない物事や有益なものを神(カムイ)と見なしていました。

 

日常的に神に祈りを捧げて、さまざまな儀式を行っていました。

 

神々としていたもの
  • 自然の神(火・水・風・カミナリなど)
  • 動物の神(クマ・キツネ・フクロウ・イルカなど)
  • 草木の神(トリカブト・きのこ・モグサなど)
  • 物の神(舟や壷など)
  • 家を守る神
  • 山や湖の神などもいったものもです。

アイヌは人間を意味していると最初に言いましたが、逆に神々の反対を示す言葉もあったようです。

 

アイヌ語について

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アイヌ民族は、アイヌ語を使っていました。

 

アイヌ民族の主な居住地域である、北海道・樺太(サハリン)・千島列島に分布され、日本語と同じように孤立した言語とされていました。

 

アイヌ語はアイヌの人々独自の言葉。

 

実は、みなさんが普通に知っている「札幌」、「知床」という地名は、アイヌ語由来の地名とも言われているのですよ!

 

それから、みなさんが普通に使っている「ラッコ」、「トナカイ」、「シシャモ」も実はアイヌ語なんですって!

 

キャラ

トナカイはフィンランドの言葉だと思っていました・・・。

 

他にも、女性ファッション誌の『non-no』(ノンノ)もアイヌ語で『花』という意味があるそうです。

 

現在も知らずに普通に使っている言葉の中にも、「アイヌ語」があるんですね。驚きです。

 

キャラ

もっと知りたくなってしまいます。

 

アイヌ語の一例
  • イランカラプテ(こんにちは)
  • イヤイライケレ(ありがとう)
  • スイ・ウヌカラン・ロー(さようなら)
  • ヒオーイオイ(カジュアルなありがとう)
  • ピリカ(良い・美しい・goodのようなニュアンス)
  • ヒンナ(おいしい・いただきます・ごちそうさま)
  • イクアン・ロー(乾杯)
  • オソマ(うんこ)
  • シ・タクタク(うんこの塊)

明治時代のころから、日本の政府による同化政策によって、日本語を覚えさせられたために、現在、アイヌ語を継承しているアイヌは非常に少なくなっています。

 

消滅してしまうことも懸念されている言語です。

 

1996年の推定で約15,000人のアイヌ民族の中で、アイヌ語が流暢に話せる人は15人しかいなかったそうです。2007年では10人、2017年ではたった5人しかいないとも。

 

日本でもなくなりそうな言葉があるんですね。

 

しかし、積極的にアイヌ語を勉強する人もいて、減るばかりではないとも言われています。

 

アイヌ民族のルーツ

ルーツ
  • アイヌ民族の祖先民族は、3~4万年前に遡る。
  • インドから東アジアにかけた南方からの移住民。

諸説あるようですが、このように推測されています。

 

アイヌは、北海道・樺太・千島列島およびロシア・カムチャツカ半島南部にまたがる地域に居住していた。母語はアイヌ語。現在、日本とロシアに居住する。 アイヌは、元来は物々交換による交易を行う狩猟採集民族である。

引用元: https://ja.wikipedia.org

 

北海道だけに居住していたわけではないようですが、地名の由来がアイヌ語である土地が多いことを見ると、密着性が高かったことが伺えます

 

アイヌ民族の食事や衣装

アイヌ民族と言うと狩猟民族というイメージがありますが、農耕もやっていたそうです。

主にヒエ・アワ・キビなどの穀物の農耕を行い、穀物でだんごなども作れるようになり、その団子がごちそうだったんだとか。

その他には、クマ・シカなどの肉、山菜を食べていました。

ゴールデンカムイにも出てくるのですが、鍋にしたりして食べていたそうです。

 

北海道の阿寒湖アイヌコタンには民芸喫茶があり、実際にアイヌ料理を食べることができます。

 

見たり聞いたりするだけでは、実際の味は分かりませんからね!

 

アイヌ料理を食べに行ってみるのも良いかもしれませんね。

 

アイヌの衣装はカッコイイ?

ゴールデンカムイでも衣装がカッコイイことが注目されたりしていますが、アイヌが登場する漫画「無限の住人」でも衣装がカッコイイんですよね。

 

文様が入っていたり、樹皮で作られている民族衣装。

 

樹皮で作られた衣服とは?
  • 樹の皮を春に採り、温泉につけるなどして線維をほぐし、糸にする。
  • 糸を折り、織ったものを服に仕立てる。

樹の皮をそのまま着ていたわけではないんですね!

 

そのまま着ていたらゴワゴワ感凄そうだな~と思いましたが・・・違いました。

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実際には柔らかくて軽い着心地だったそうです。

さらに北海道は寒い地域ですから、シカやクマなど動物の皮で作った服を防寒具として着ていたと言われます。

 

特に寒い地方に住んでいたアイヌは、鳥の羽毛で服を作っていたらしいです。

 

羽毛はめちゃくちゃ温かそう!

 

まとめ

アイヌ民族は、縄文人顔タイプであることから、顔立ちがはっきりしているという特徴があり、美人が多い民族であることが分かりました。

また、女性だけの刺青を行う習慣もとても興味深く感じました。

人気漫画『ゴールデンカムイ』では、アイヌの文化や習慣が詳細に描かれているため、アイヌ民族について興味が湧いた方も多いと思います。

 

忘れ去られたり、消滅しそうと言われているアイヌ民族の文化や歴史を知ると、実際に北海道へ足を運んでもみたくなりますね。

 

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