- そもそもアルビノってなに?
- アルビノのウサギを白ウサギ、どうやって見分ける?
- アルビノのウサギは値段が高いて本当?
アルビノは生まれつき色素が少ないことをいいます。っていうことは白いウサギと区別できるのでしょうか?
すぐに見分けることができると、ちょっと自慢できるかもしれませんよ♪
アルビノのウサギは値段も高いって本当ですか?
そんなアルビノのウサギの疑問や特徴についてご紹介させていただきます!
アルビノのウサギの見分け方
見分け方を知るにはまずはどんなウサギなのかを知る必要があります。
アルビノのウサギとはどんなウサギなんでしょうか?
アルビノとは?
まずはアルビノに関することについてです。
アルビノとはひと言で言うと、生まれつき色素が薄いことです。
「白皮症(はくひしょう)」といい、先天性の色素脱失症のことをいいます。
これは黒色色素をつくるメラニンの遺伝子の異常で起き、人間ではおよそ2万人に1人の割合で生まれているそうです。
視力の低下や紫外線に弱いという特徴があり、アフリカで最も多く中でもタンザニアでは2〜4千人に1人の割合で生まれているといいますが、その原因についてはまだわかっていません。
進行性はなく、色素が薄い、視力の低下といったことの他は健常者となんら変わりはありません。
そのため治療法も、視力障害や紫外線に対する対策くらいしかないようです。
遺伝子の疾患というのは、本当に不思議な現象を起こしてしまいますね。
一羽の白いカラスを大勢の黒いカラスが攻撃しているのを見たことがありますが(それがアルビノのカラスだったのかどうかは自信はありませんが)、白いカラスには何の罪もないのに本当にかわいそうでした。
遺伝子のいたずらとはいいますが、どうしてこんな現象が起こるのか、早く解明して欲しいものです。
アルビノのウサギは体が弱い?寿命は?
アルビノは体が弱いのかといえば、そんなことはないようです。
視力が弱かったり紫外線に弱いという弱点はありますが、ペット用のウサギは品種改良をされているので普通のウサギと変わりないといいます。
自然のウサギは草原では目立ってしまうので、他の動物の標的にされてしまう確率が高くなるというリスクはあるかもしれませんね。
では寿命はどうですか?
ペットのウサギは平均で5〜10年といわれています。
環境が素晴らしいと15年くらいまで生きるそうなので、ペットとして飼っている人は、是非環境づくりも工夫してみてくださいね♪
そういえばウサギは寂しいと死んじゃうっていいますよね。
それは極端すぎますが(笑)確かに繊細で環境の変化に弱い動物です。
また12時間以上絶食をすると胃腸の動きが停滞してしまいます。
排便など常にウサギの変化を気にしてあげるといいでしょう。
ところでアルビノのウサギの寿命は短いのですか?
いいえ、特にアルビノ種だからといって短命だということはありません。
ただ紫外線に対する耐性が低いので、紫外線によるなんらかの障害はないとは言えませんが、寿命に関する大きな障害はないと考えて良さそうです。
ウサギの目が赤い理由と視力
ウサギに限らずアルビノの動物の目は赤い色をしています。
これは色素が薄いため目の奥にある細い血管の赤い色が透けて見えるためです。
えっ!?血の色だったんですか!
そうなんです。アルビノではないウサギは一般的には黒い目の色をして、赤い目をしたウサギは存在しません。
赤い目の白いウサギはペットの品種として改良され、たくさん飼育されるようになったから「ウサギは白くて目が赤い」という認識になったようです。
じゃあ視力はどうですか?
はい、網膜での光の受容が不十分なため視力も弱いのが一般的です。
また乱視や斜視、近視や遠視といった症状を伴うこともあります。色素量は個体によって違い、色素量が多いほど視覚障害も低くなります。
視力の低下は自然界で生きる動物には死活問題ですが、アルビノだからといって知力やいろんな能力が低下するわけではありません。
アルビノのウサギと白ウサギの見分け方
日本人にとってウサギ=白くて耳が長くて目が赤い動物、ではないでしょうか。
白くて耳が長いのはよくいるウサギですが、目が赤いウサギこそがアルビノなんです!
白いウサギは全部アルビノじゃないんですか?
違うんですよ。
白変種というのは色素が減ることで体毛や皮膚などが白くなることです。
ホワイトライオンやホワイトタイガーなどが有名ですが、他にも狼やキツネ、カバやタヌキなど、多くの脊椎動物で確認されています。
どうして白変種が生まれるのですか?
諸説ありますが、未だ解明されていません。
有力なのは氷河期の中では保護色となるので生き抜くための変質では? というものです。
アルビノと一緒にされがちですが、白変種の場合はメラニンの生産は正常に行われるので瞳孔が赤く透けてみえることはありません。
アルビノのウサギの値段は?
ところでアルビノのウサギの値段はどのくらいなんでしょうか?
まずはウサギ全体の価格をみてみましょう。
ペットのウサギの価格の相場は?
ひとくちに”ペットのウサギの値段”っていったってピンキリじゃない?
っということで、種類別にみてみました。
価格.comで人気が高いのは「ネザーランドドワーフ」や「ホーランドロップ」「ライオンラビット」「ミニウサギ」などです。
ペットショップでのお値段は?
血統や年齢などにより大きく違ってきますが、目安としてはこんな感じです。
ネザーランドドワーフ:1〜5万円
【ネザーランドドワーフ】
オランダ産のウサギ。
純血種のウサギの中で
世界一小さいウサギで
体長26~28cm程度しかありません。
甘えん坊な性格の子が多いそうです。 pic.twitter.com/4BLU1nSSdO— 世界のウサギ図鑑 (@sekai_usarabi) 2018年3月28日
ホーランドロップ:2〜8万円
🐰支倉町店🐰
3/4 生まれ
ホーランドロップ店頭デビューしました🎉
可愛い4きょうだいです🍼店頭にてご予約受付中です💞 pic.twitter.com/LqsyqhqrfI
— うさぎ専門店うさぎ村 (@usagi_mura) 2018年3月30日
— 世界のウサギ図鑑 (@sekai_usarabi) 2018年3月29日
ライオンラビット:2〜5万円
【ライオンラビット】
顔周りにたてがみがあるウサギ。
小さいものはドワーフライオン
耳が垂れたものはライオンロップとも
呼ばれています。
嗅覚と聴覚が鋭いため
飼い主の事を
早く覚えてくれるそうです。 pic.twitter.com/z2gE7Fif0x— 世界のウサギ図鑑 (@sekai_usarabi) 2018年4月1日
ミニウサギ:1万円以内
【ミニウサギ】
雑種のウサギの総称。
様々な品種が混じっているので
個体によって大きさや外見も異なる。
純血種と比べて体が丈夫な子が多い。 pic.twitter.com/EHtWr4TUJ6— 世界のウサギ図鑑 (@sekai_usarabi) 2018年3月30日
ではアルビノのウサギはどうなんでしょうね?
アルビノのウサギのは希少価値で高い?
まずはアルビノ遺伝子を持っている「ヒマラヤン」という品種ですが、お値段は。。。
確かに姿もかっわいいです♪
本当の意味での突然変異で生まれたアルビノのウサギのお値段については、調べてもわかりませんでした。
他の動物でもアルビノは希少価値でお高いものもあります。
でもウサギの場合はアルビノとして品種改良されているものもあり、アルビノだから値段が高いというわけではなさそうです。
あくまでも少ないから値段が高騰するわけで、その人気の高さに目をつけアルビノの品種を増やすことも多く、そうなるとどんどん価値が下がってしまいます。
人工的に大量生産されたアルビノの動物は、値段が下がっていくというのも仕方がありませんね。
ところでペットとして人気のウサギは何ですか?
上記でご紹介したウサギ以外だとこんなウサギが人気です♪
アメリカンファジーロップ
【アメリカンファジーロップ】
アメリカ原産のウサギ。
モフモフの毛並みと
垂れた耳が特徴です。
ウサギは怖がりな子が多いですが
アメリカンファジーロップは
人に慣れやすく懐きやすいそうです。 pic.twitter.com/pYcVSj3mHu— 世界のウサギ図鑑 (@sekai_usarabi) 2018年3月31日
ドワーフホト
【ドワーフホト】
フランス原産のウサギ。
目の周りはまるでお化粧をしているかのように黒いフチ模様があります。
ちょっとやんちゃな性格の子が多いそうです。 pic.twitter.com/j3i3oxqZU8— 世界のウサギ図鑑 (@sekai_usarabi) 2018年3月17日
イングリッシュロップ
【イングリッシュロップ】
イギリス原産のウサギ。
翼の様に大きい耳がチャームポイント。
温和でおとなしい性格の子が多く甘えるようなしぐさを見せる子が多いそうです。 pic.twitter.com/v6OA2BR606— 世界のウサギ図鑑 (@sekai_usarabi) 2018年3月16日
わ〜! どれもすっごくかわいいですね!
見ているだけで飼いたくなっちゃいますね♪
まずはゲージや餌を用意して、食事や水、トイレやゲージの掃除、それにウサギの運動などは毎日しなければならないので、それなりの時間と覚悟も必要です。
いろんなことを想定したうえで、飼うようにしましょう。
アルビノのウサギの雑学
ウサギの種類はと〜っても多くてその数150種類以上ともいわれています。
毛の長さが違ったり色が違ったり、耳は垂れていたり立っていたりもします。
日本で多く飼育されているのは「ジャパニーズ・ホワイト」という品種で、アルビノを固定して改良した品種なので、色は白く目も赤いウサギが多いです。
白いウサギが日本で増えたのは、明治時代以降のことです。
軍国主義のもと、雪の中で保護色となる白い毛革が重宝されるようになり、白いウサギを飼育する農家が増えました。
そのためウサギは白いという認識になったようです。
アルビノな動物の画像・動画
アルビノはウサギに限ったことではありません。
クジャク
カンガルー
カエル
スッポン
本当にいろんな動物がいるんですね!
他にもヘビやリス、ネズミ、ハトなどたくさんの動物がいます。どれも本当に白くてびっくりです。
まとめ
画像を見てると本当にウサギってかわいいですよね。
赤い目をした白いウサギが普通のウサギだと思い込んでいた方も多いと思いますが、品種改良により多くなったというのには驚きました。
もし白いウサギを見て、そのウサギがアルビノかどうか迷ったら
目が赤いウサギがアルビノである!をぜひ思いだしてくださいね。
アルビノの動物について