• ズッキーニ・アレルギーの症状とは?
  • 生食や赤ちゃんの離乳食に注意?

フランス料理のラタトゥイユに使用されるズッキーニは、とても食感もよく美味しいと評判ですが、実際には赤ちゃんの離乳食に使用しても良いものなのでしょうか?

赤ちゃんと言えば、乳児の頃は特に食べ物に対するアレルギー症状が出る子供もいれば、特に食べ物に対してのアレルギーなどなくそのまま大きくなるという子供もいます。

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では、ズッキーニは赤ちゃんの離乳食には向いている食材なのでしょうか?

ここでは、ズッキーニ・アレルギーの症状や、ズッキーニが赤ちゃんの離乳食に最適なものであるかについて解説していきたいと思います。

ズッキーニによるアレルギーの症状は?

ズっキーニ・アレルギーとはあまり聞いたことがないかもしれませんが、ズッキーニは、アレルギーになりやすい食品一覧として含まれていない為、まず他の食物に比べるとアレルギー反応は出にくいと思います。

 

しかし、未だ報告例はまだ少数であるものの、ズッキーニのアレルギーは存在しているのです。

 

口内炎・蕁麻疹・鼻水・かゆみ

ズッキーニ・アレルギーの症状としては、食後に口の周りや口の中が赤く腫れ、身体にはじんましんが、また、鼻水や目のかゆみといったような症状が発生する場合があります。

 

即時性・遅延性のアレルギーがある

これらのアレルギー反応は、食後30分以内に起こる即時性や、食後数時間~数日間経過後に起こる遅延性の2パターンの症状として現れるようです。

 

即時性の場合は、原因食品が分かっていることが多く、逆に遅延性の場合は食材の特定が難しく、アレルギー判断を行いにくいといった難点があります

 

もしも、適正な月齢時にズッキーニを与えた場合、口周りや身体にひどいじんましんが出た場合は、まずは食事の摂取を控え、自身の身体の変化等の様子をみるようにしましょう。

 

その後、時間の経過と共に症状が治まらなかったり、酷くなる傾向があれば、再度アレルギー科の受診が必要となります。

 

ズッキーニのアクとは?

アクは、「エグみ」のことで、渋みや苦みといった、食物を食べた時の味に「不快」を覚えるものを指しています。アクは、時に身体にとって毒となる成分もある為注意が必要です。

 

ズッキーニについて言えば、ズッキーニやキュウリなどのウリ科の野菜には、ククルビタシンと呼ばれる苦味成分を含んでいます。その為、ごく低含量であっても苦味が強く、食べにくいのが特徴です。

 

多少、少量摂取したくらいでは特に大きな問題とはなりませんが、ククルビタシンが原因となる食中毒の例がある為、無理に多量に食べる必要はありません。

 

このようなことから、ズッキーニのアク抜きは必ず行っておいた方が良いと言えます。

 

また、もしもズッキーニを食べた時に、強い苦味がある場合は、たくさん食べることは避けるようにしましょう。どうせ食べるなら美味しくいただきたいですからね。

 

赤ちゃんにズッキーニを食べさせてもいいの?

離乳食を開始する際は、初期、中期、後期と段階を踏んで様々な食材を赤ちゃんが口にすることになります。

 

ズッキーニは、生後7~8ヵ月頃に当たる離乳食中期から赤ちゃんに与えても良いそうです

 

ズッキーニと言いますが、実際に見た目にも味もキュウリに似ていますよね。でも、ズッキーニはかぼちゃの仲間に該当するのです。

 

とは言え、ズッキーニとキュウリとかぼちゃは全てウリ科の野菜となるので、お互いが似た者同士となる訳です。

 

しかし、ズッキーニはかぼちゃに比べるとアクが強い為、赤ちゃんの離乳食として食べさせるのは離乳食中期頃が良いとされています。

 

ズッキーニを赤ちゃんに食べさせる時は、皮はまだ赤ちゃんにとっても硬く、基本は皮を全て剥いて細めの輪切りにし、水に浸けてしっかりとアク抜きを行ってください。その後、お湯で茹でて柔らかくします。

 

しっかりと火が通ったことを確認したら、潰してお粥の中に混ぜたり、他の野菜と和えたり、大人の食べ物ととりわけできる場合は煮物などとして調理すると良いでしょう。

 

その他の離乳食メニューとしては、ズッキーニは鶏肉のミンチなどとも合わせやすく、離乳食にフル活用できる野菜なのです。

 

また、ズッキーニの保存方法としては、冷凍保存も効く為、小分けの容器に入れて冷凍しておくのもひとつの方法です。

 

ズッキーニがたくさんありすぎる場合でも、そこまで長期に長持ちするという野菜でもないことから、一気に茹でて潰して冷凍保存しておくと使いたい時にすぐに調理することができます

 

どれくらいの量から離乳食として与えても良いか

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赤ちゃんに初めてズッキーニを与える時は、まずはスプーン1杯の量から始めてください。

そして、もし何か会った時の為に、救急病院のお世話にならなくても良い時間帯を選択して与えるようにしましょう。

 

これはあくまでもしもの場合の措置であることから、全ての方にズッキーニ・アレルギーが起こるとは言い切れません。

 

ズッキーニの皮を食べてもいいのはいつから?

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ズッキーニは、通常は皮付きのままでも食べることができます。

しかし、皮はどうしても赤ちゃんの消化器官がまだ未熟であることを考慮すると、そこまでの負担はまだかけない方が良いと言えます。

 

その為、少し手間が掛かりますが、赤ちゃんの離乳食として与える時は、皮を剥いて茹でて使用するようにしましょう。

 

また、大人が皮付きのズッキーニを食べる場合でも、かぼちゃと同じように繊維がとても丈夫であることから、かなり長時間で茹でておかないと皮まで柔らかく食べることができません。

 

このようなことから、赤ちゃんにズッキーニを皮付きのままで与えるには、歯が生え揃い、しっかりと食べ物を噛む力ができてからの方が良いと言えるでしょう。

 

赤ちゃんの消化能力については、それぞれに個人差はあるものの、皮付きのまま茹でて柔らかくした場合は1歳半くらいから食べることができます。

 

また、薄くスライスしてサラダに混ぜて食べることができるのは2歳くらいからとなるでしょう。

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いずれも、本人が食べてみたいという好奇心を持った場合は、少しずつ与えてあげてください。

ただし、ズッキーニの中には、「ククルビタシン」という苦味成分が含まれている為、たまに苦いズッキーニに当たってしまうこともあります。。。

 

その為、赤ちゃんにズッキーニを与える時は、まずは親である私達が先に味見をしておいた方が安心です。

 

ズッキーニの栄養素

ズッキーニは、6~8月に収穫されるなるの野菜です。先ほども述べたように、ズッキーニはかぼちゃの仲間となります。

 

そのズッキーニには、カリウムやビタミンK、葉酸、ビタミンC、マグネシウムなどのミネラルを豊富に含んでいます

 

その為、赤ちゃんが食べれるようになると、とても栄養価の高い食材と言えますね。

 

まとめ

いかがでしたか?ズッキーニ・アレルギーの症状や、赤ちゃんの離乳食として与える際の注意点についてご紹介しました。

赤ちゃんにズッキーニを与えるのは生後7~8ヵ月頃の離乳食中期に当たる頃からがベストだということが分かりましたね。

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また、与える際は、ズッキーニの皮を剥いて輪切りにし、必ずアク抜きを行いましょう。

そして、加熱して柔らかくしてから潰して与えると良いです。アレルギー症状が出ることを考慮して、まずはスプーン1杯から始めてみてください。

 

その際も、医療機関を受診できる時間帯に与えることが大切です。これは、万一アレルギー反応を起こした場合に即座に対応する為に大切なことです。

 

皆さんの赤ちゃんが、ズッキーニを食べることができる月齢となった場合に、ぜひこの記事を参考に美味しくズッキーニを食べさせてあげてくださいね。

 

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