- 動物の中で寿命が最も長いのは?
- 動物の中で最も寿命が短い動物は1日?
生きているものには、命に限りがありますよね。
医学の進歩によって、寿命が延びていますが、いつまでも健康で若くありたいと私たち人間は思いますよね。
同じ地球上で生きる動物の中でも寿命の長さは異なります。

地球上の生物の中で、最も寿命が長い順、短い順は気になりませんか?
今回は、動物の寿命をランキング形式でお届けします。
動物の寿命ランキング!寿命が長い順・短い順は?
人間は何歳まで生きることができるのか・・・医療の進歩によって寿命も延びていますが、2017年に世界最高齢だった146歳のインドネシアに住むおじいちゃんが残念ながら亡くなられました。
動物の寿命が長い順ランキング
第7位 ムカシトカゲ

ニュージーランドに生息しているムカシトカゲ。
全長610mmで体重は1kg程度。
姿はトカゲに似ていますが、トカゲ類とはかなり異なる系統をしている爬虫類なんです。
ムカシトカゲの平均寿命:100~200年
約2億年前の恐竜時代に多くの種を擁した、グループの唯一の生き残り!
脊椎動物でトップレベルの寿命を持ち、100~200年ほど生きると見られている。
第6位 ハオリムシ
ハオリムシの体長は数十cmほどで、深海の熱水噴射孔周辺に生息する生物。
ハオリムシの平均寿命:170年
170年ほど生きることが分かっています。
第5位 赤ウニ
アメリカの太平洋側の浅瀬、壁岸に生息する赤ウニは、200年以上生きると言われています。
赤ウニの平均寿命:200年
第4位 ホッキョククジラ
哺乳類で最長の寿命を持つと言われているのがホッキョククジラです。
北極に生息し、全長は約20m。
ホッキョククジラの平均寿命:150~200年
一般のクジラと同様に60~70年の寿命があると言われていたのですが、数等の固体が150年~200年程度生きていることが分かったそうです。
最も長生きなクジラで少なくとも211年生きていると見られているようです。
第3位 カメ

カメは脊椎動物の中で最も長生き!
カメの平均寿命:250年
2006年に死亡したアルダブラゾウガメは、世界最高齢の動物で250年以上生きた可能性があるとされています。
この他にも推定175年生きたガラパゴスオウガメのハリエットなどが有名。
第2位 アイスランド貝
アイスランド近海の北極海で獲れるアイスランド貝は、あさり、ハマグリに似ている2枚貝。
アイスランド貝の平均寿命:400年
数年前に405~410歳とされる個体が見つかったそうです。
貝殻の年輪を数えると年齢を測定できるんだとか。
第1位 海綿動物
自ら動くことがない海綿動物の中でも南極の海に生息するものは、温度が低いので成長も遅いのです。
海綿動物の平均寿命:1500年
海綿動物の中には1550年以上生きていると見られる固体もあるそうですよ!
別格!ベニクラゲ

ベニクラゲは別格の寿命を持っています。
1度死んだように海底に沈んで、根状態に変わり、幼生のポリプという状態に若返ることから不老不死のクラゲとの呼び名があるんです。
理論上では“永遠の命”を持つとも!
ベニクラゲをランキングに入れるのはちょっと比べ物にならないですよね。
老化するけど、変形して細胞が若返ってしまうんですからね。
幼生に戻ればまた通常通り成長を続けるという無限ループです。
まさに不老不死の動物がいるとは知りませんでした。
寿命が短い動物ランキング

寿命が驚くほど長い動物たちがいましたね。
一方で、たった数時間から数日しか生きられない生物もいるのは事実。
ここからは、寿命が短い動物ランキングをご紹介します。
第7位 カーペットカメレオン
100年以上生きる爬虫類もいますが、その中でもカメレオンは比較的寿命が短い生物。
基本的に体が大きい種ほど寿命が長く、大型種では最大で10年ほど生きる個体もいます。
10~20cmサイズの最小種であるカーペットカメレオンは、寿命がおよそ1年とかなり短くて、3年以上生きることはほとんどありません。
第6位 ハツカネズミ
家の中、河原、草地などのあらゆる環境で世界中に生息している小さいネズミ。
寿命は平均1年ですが、ハツカネズミにとっては外敵が多いので、いつ一生が終わるか分かりません。
成長期には様々な病気にもかかりやすく、簡単に死んでしまいます。
しかし、その分繁殖能力は高くて20日で妊娠・出産が可能な種なのです。

ハツカネズミの名前の由来にもなっていますね。
第5位 ウスバキトンボ
春~秋にかけてみられるトンボ。
ウスバキトンボの平均寿命:3ヶ月
幼虫からの期間を含めると8年近く生きる種もいますが、このトンボは幼虫から寿命を数えても、約3ヶ月ととても短いのです。
ウスバキトンボは卵から成虫になるまで、およそ1ヶ月、成虫からの寿命は約1~2ヶ月なようです。
第4位 イエバエ

イエバエは、あのハエです。
よく家の中に入り込むやつ(笑)
あのハエの寿命なんて考えたことがありました?
野生で暮らすより、家の中で暮らす方が長寿命で、より大きくなるんだそうです。
人間の排泄物から、腐った食べ物がエサとしていつでもあるからなのでしょうね。
第3位 アリ
アリの中でも「ドローンアント」は、コロニーの中で全く動かずに、女王アリと交尾するためだけに生きているオスのアリなんです。
ドローンアントはコロニーの中で、全く働かず、女王アリと交尾するためだけに生きていますから、交尾をするとまもなく死んでしまいます。
アリのコロニーの存続には欠かせない存在です。
第2位 腹毛動物
腹毛動物は水の中にいるとても小さな生物を総称しています。
お腹に微小な毛が生えていて、それを動かして水中を移動しているんです。
大きさは最大で3mm。ほとんどは500μm以下なんです。
寿命はとても短いですが、自ら繁殖して数を増やすことが可能です。
第1位 カゲロウ
不老不死な動物もいれば、たった24時間という最も寿命の短い生物もいます。

成虫になるとたった24時間しか生きられません。
寿命が短いために、口も退化していてエサを食べることができないのです。
2500種類のカゲロウが世界には存在するのですが、中には24時間未満、たったの数時間しか生きられない種類も見つかっています。
このように地球上の生物の寿命は、不老不死のように長寿なベニクラゲから、24時間という短さのカゲロウまでさまざまなのですね。
私たち人間の平均寿命の推移

私たち人間の平均寿命はどうなのでしょうか。
現代の医療、技術の進歩によって、どの国の平均寿命もあがっています。
これは人類が進歩したことはもちろんですが、食生活も大きく関係しています。
日本では室町時代の平均寿命はかなり短かったようです。
室町時代の平均寿命
- 男:15歳
- 女:17歳
※これらは乳児死亡率の高さが原因。
5歳まで生きた人は、男で平均すると23歳だったんだとか。
現代は80歳代ですから、極めて寿命が短かったことが分かります。
2016年の日本人の平均寿命は世界第2位でした。
2016年の日本人の平均寿命は女性87.14歳、男性80.98歳で、いずれも過去最高を更新したことが27日、厚生労働省の調査で分かった。前年に比べ女性が0.15歳、男性は0.23歳延びた。過去最高の更新は女性が4年連続、男性は5年連続。国際比較では男女とも香港に次いで世界2位となった。
引用元;日本経済新聞
第1位は香港でした。

日本は長寿国ですね。
しかも5年連続で過去最高を更新しているんですから、すごいことです。
まとめ
長い寿命の動物、短い寿命の動物をランキングでそれぞれご紹介しました。
本当に寿命の長さはそれぞれでしたね。
身近な動物はなんとなく平均寿命を知っていたけれど、不老不死な生き物や数時間で死んでしまうものもいるとは驚きです。
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