• リンゴは消化に時間がかかる?
  • リンゴは消化酵素があるのに消化ができない?

リンゴは冬になるととても実が甘く、子供から大人までとても人気のある果物です。

また、果物には全般的に消化酵素が含まれています。酵素は生のまま摂取することで身体の中で良い働きをしてくれます。

その為、酵素を含む果物は積極的に摂取したいものです。

 

そんなリンゴですが、食べると消化がなされるまでどれくらいの時間がかかるのでしょう?

 

また、リンゴには消化酵素が含まれているのに消化できない!?などと耳にすることがあります。

 

ここでは、リンゴが消化される時間や、リンゴに含まれる消化酵素の働きについて解説します。

 

そもそも消化にかかる時間はどれくらい?

 

食べ物を食べると、内臓が働き、食べ物を消化・吸収する働きをしてくれます。

 

また、食べ物を食べると、消化までにどのような過程をたどるか不思議に思ったことはありませんか?

 

私たち人間は、口から食べ物や飲み物を摂取し、歯で食べ物を咀嚼し、細かく噛み砕いたら、それら糖質が唾液によって分解され、、飲み込むと食堂を通り、食べ物は胃へ運ばれます。

そして、胃の中で胃酸が活発に働き、食べたものをさらに分解してくれます。

分解された食べ物は十二指腸へ入り、そこで分泌される消化液を利用して中和されます。

その後、小腸へ入り、腸壁を通じて栄養素が体内に吸収され、全身に運ばれます。

栄養素が残ったカスは大腸へ運ばれ、排泄物として体外に排出されます。

 

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このような仕組みで消化がされていくのです。

 

食べ物が消化されるまでにかかる時間は?

食べ物を食べると、一体どのくらいの時間をかけて食べたものが消化されていくのでしょうか?

 

これは、一般的に食べ物を口に入れて食べた後、排泄するまでにかかる時間は1日〜3日であると言われています。

 

しかし、これだけ差が生じるのには理由があります。

 

食べ物の種類や食べた量、そして、性別や年齢、基礎代謝がどれほど活発に行われるか、また、消化器系が健康な状態であるかどうかなど、様々な要因が考えられます。

 

また、一般的な時間としては、男性では33時間、女性では47時間と、消化にはこれほどの時間がかかると言われているのです。

 

■勘違いしてはいけない!

消化の良い食べ物を食べるよう促され、食べたとしても、それらの食品がすべて身体にとって良いという訳ではありません。

 

例として挙げると、ジュースなどは糖質が含まれている為、身体を酸化させてしまうと言われています。

 

一方で、消化が悪いと言われているナッツ類などを摂取すると、これらは抗酸化作用が高い食品として、栄養素を豊富に含んでいることから、病気予防の他、アンチェイジング効果に作用すると言われている食品でもあります。

 

消化が良いか悪いかという点については、単に消化スピードが速いか遅いかを比べるためのものだけであることから、消化に良い食べ物を摂取することが身体に良いとは言い切れないことが分かりますね。

 

消化の良い食べ物とは

 

私たちの身体で消化されやすい栄養素として考えられているのは糖質です。

 

消化までの時間については

 

  • 糖質は2〜4時間
  • たんぱく質は4〜6時間
  • 脂質は7〜8時間

 

かかると言われています。

 

その為、糖質を多く含むうどんやパン、お菓子などは消化されやすい食べ物であると言えます。

 

とは言え、これらの食品については、消化スピードは速いものの、胃腸に負担をかけてしまう為、健康状態を気にしながら適量摂取する程度にとどめておくようにしましょう。

 

消化されやすい食品とは

私たちが摂取してとても消化に良いと言われている食べ物の代表的なものとしては、

 

  • パン
  • うどん
  • 豆腐
  • 野菜
  • じゃがいも
  • かぶ
  • 大根
  • キャベツ
  • バナナ
  • リンゴ
  • お菓子類

 

です。

 

この中にリンゴが含まれていることから、リンゴには消化酵素がたっぷりと含まれていることから、積極的に摂取すべき果物であることが分かります。

 

リンゴには栄養素がたっぷり

 

リンゴには、カテキンやアントシアニンなどのポリフェノールが豊富に含まれている他、食物繊維も豊富に含まれています。

 

そして、とても強い抗酸化作用を持っている為、老化防止かつアンチェイジング効果を期待することができます。

 

また、リンゴにはクエン酸やリンゴ酸が含まれていることから、疲労回復にも効果的です。

 

これほどたくさんの栄養素を含んでいるリンゴは、実は酵素もたっぷりと含んでいるのです。

 

そして、リンゴには果糖がとても多く、この果糖が腸まで届き、菌の餌になり、腸内バランスを正常に保ち、さらには免疫力アップにもつながるのです。

 

■リンゴの摂取量はどのくらい?

リンゴはこれほど優れた栄養素を豊富に含んでいる為、たくさん食べたいと思う方も少なくありません。

 

しかし、リンゴを食べすぎると、下痢や腹痛を起こしてしまう為、適量に留めておく必要があります。

 

リンゴには食物繊維が含まれている為、過剰摂取するとお腹を壊して下痢をしてしまうこともあります。

また、食べすぎると胃液の分泌が活発化し、胃炎を起こしてしまうこともあるようです。

 

その他にも、もとからアレルギー体質であるという方は、リンゴを食べることで口の中がヒリヒリしたりイガイガする、唇がかゆくなるなどアレルギー症状が現れることもあります。

 

このようなことにならないためにも、リンゴは1日に200gを目安に摂取するようにしましょう。

 

キャラ

200gのリンゴの量は丸1個と思ってください。

 

それ以上食べるとお腹を壊す要因になる為、摂取量はしっかりと守るようにしてくださいね。

 

■リンゴの酵素はどんな働きをしてくれるの?

リンゴはとても歯ごたえもよく、甘みの多いリンゴとなると、切ってみると中に蜜のあるリンゴに当たることもあります。

 

そんな時、甘さが想像できるために「ラッキー!!」なんて思ったことがある方も多いのではないでしょうか。

 

そんなリンゴですが、果物の中では特に消化の良いものとして知られています。

 

キャラ

それは、リンゴには消化酵素がたっぷりと含まれているから!

 

実際には、市販されている酵素ドリンクの中には主にリンゴが使用されているものが多いです。

 

この酵素は私たちの体内で自然と作られるもので、このおかげで身体の新陳代謝が活発化され、ダイエットや美肌効果を発揮すると言われているのです。

 

では、リンゴを食べることで、どのように効果的に酵素を摂取することができるのでしょうか?

 

それは、とても簡単です。

 

リンゴを食べる時に、本来であれば普通に皮を剥いて・・・八等分に切って食べるというのが普通ですね。

 

そこをあえて、酵素を多く摂取するためには、皮はついたままの状態でおろし金を使用し、すりおろして食べる食べ方がベストです。

 

酵素は熱を加えることでその働きを失ってしまう為、加熱することは避けてください。

 

リンゴはすりおろすことで細胞が壊れ、酵素が吸収されやすくなり、身体にとっても消化・吸収されやすくなるのです。

 

■美味しいリンゴの選び方は?

リンゴの旬を迎えた際は、スーパーや各農協など、様々なところで真っ赤に熟れた美味しそうなリンゴを見かけると思います。

 

そんな美味しいリンゴの見分け方を知っておくと、より美味しいリンゴを食べることができます。

 

リンゴは、見た目よりも重量のあるものを選択してください。

 

また、皮に張りがあるものは、実がシャキシャキと歯ごたえがある上、味も甘くとても美味しいです。

 

他にも、つるがしっかりとしていて、赤みが強いものを選ぶと良いでしょう。

 

酸味が少なめの甘いリンゴを好む場合は、表面がザラザラとしたリンゴを選んでみてください。

 

キャラ

リンゴの表面のザラつきは、熟れているかの目印となります。

 

酵素を意識的に摂取すること

りんご 消化 時間

 

キャラ

酵素は私たちの身体の中に必須のものです。

 

そんな酵素の多くは、身体の外に排出されてしまっています。

 

その為、酵素を意識的に摂取することが大切です。

 

しかしどうしても食べ物から酵素を摂取することが難しく、手軽に酵素を摂取することができる方法がリンゴのすりおろしなのです。

 

果物の「すりおろすこと」で増える為、それを摂取することで身体の中で酵素が活性化されます。

 

だからこそ、カットしてリンゴを食べるよりも、何倍にも倍増させた酵素を摂取するためにも、「すりおろす」ことがポイントです。

 

このすりおろしたリンゴをそのままスプーンですくって食べるもよし、ヨーグルトなどに混ぜて食べるのも良いですね。

 

これから暑い季節となると、食欲減退することもある中で、酵素はどんどん摂取していただきたい為、のど越しのよいすりおろしリンゴを積極的に摂取するようにしてください。

 

とは言え、夏になるとどうしても冷たいものばかりを摂取してしまいがちです。

 

冷たい食べ物は身体の内臓を冷やしてしまう為、胃腸への負担も大きくなります。

 

リンゴ以外にも他の冷たい食べ物を摂取しすぎないよう、バランスよく食べるようにしてくださいね。

 

すりおろす時のコツは?

 

キャラ

リンゴをすりおろして食べる際も、いくつかのコツがあります。

 

下記にご紹介します。

 

〇皮をむかずにすりおろす

リンゴは、皮と実の間に酵素や栄養素が豊富に含まれています。

 

その為、皮をむかずにそのままおろし金を使用してすりおろすようにしてください。

 

〇すりおろしたら早く食べること

すりおろして食べやすくなったところで、そのリンゴをそのままの状態で放置してしまうと、時間の経過とともに酵素は減少してしまう為、すりおろしたリンゴは、すぐに食べるようにしましょう。

 

〇すりおろしたら熱を加えないこと

リンゴをすりおろした後、加熱してしまい、温度が50度にもなると酵素は壊れてしまいます。

 

その為、すりおろしたリンゴはそのまま生の状態で食べるようにしましょう。

 

〇おろし金は金属製のものを

おろし金を使用する際は、プラスチック製を使用するとどうしてもおろしにくいことがあります。

 

その為、金属製・ステンレス製のものを使用されることをおすすめします。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

リンゴが消化されるまでの時間や、消化酵素があるのに消化できない!?などと言われていることの真相について解説しました。

酵素は私たちの身体の中に欠かせないものです。

しかし、それと同じくらいに食べたものの栄養素を消化・吸収することもとても大切です。

また、どれだけ吸収し、身体の中に取り入れることができたかが重要であり、スピード重視という訳ではありません。

酵素を摂取することはもちろん、同時に食生活において食べ物をよく噛み、咀嚼することの大切さを重視してください。

 

よく噛んで食べることで、食べ物が消化吸収される形で胃腸へ運ばれる為、その際に酵素も栄養素もしっかりと吸収されることになります。

 

その状態であれば、胃腸に大きな負担をかけずにすみます。

 

また、よく噛んで食べることは、唾液の中に含まれる消化酵素を活性化させ、食べたものを効率的に消化吸収させることができます。

 

よく噛んでいるつもりでも、日常的に早食いをしている方や咀嚼回数が極端に少ないという方は、まずはゆっくりと噛んで食事をすることから習慣化させることが大切です。

 

よく噛むことは、体内の酵素を無駄遣いせずにすみます。

 

リンゴは栄養価も高く、消化酵素も多く含んでいる為、手軽に酵素を摂取するためにも、ぜひ「すりおろしリンゴ」を積極的に摂取してみてくださいね。

 

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