- 赤ちゃんの顔の大きさにはどんな要因が考えられるのか
- 年齢別で見る、頭の平均サイズとは
- 赤ちゃんの頭や顔が大きくても不安にならないで!
一日中赤ちゃんのお世話をしていると色んな事が気に掛かりますよね。
そして、一度気にし始めると「もしかして病気なのかしら。。。」と深刻に考えてしまう事もあるかと思います。
特に子育て初体験のママさんは、他の子と見比べた時に少しでも違う所があると不安に感じる事があると言う方も沢山います。
今回取り上げるのは、赤ちゃんの顔や頭の大きさについてです。
産まれ付きで大きい赤ちゃんもいますが、中には病気や障害が原因の場合もあります。
病気や障害となると不安や心配で心がいっぱいになるかと思いますが、大事なお子様の為にちゃんとした知識を身に付ける事から始めましょう!

そして、マイナス面では無くプラスの面に注目するようにしてみて下さい。
現在、赤ちゃんの病気や障害について不安に思っている方の役に立てる情報やアドバイスをまとめているので、どうか最後まで目を通してみて下さい。
赤ちゃんの顔の大きさには
どんな要因が考えられるのか
赤ちゃんの顔が大きいという場合、それにはさまざまな要因が考えられることがあります。
赤ちゃんの顔や頭の大きさは遺伝?

赤ちゃんの顔や頭の大きさに関しては「遺伝的要素」が関係している事があります。
両親のどちらかが顔や頭が大きいと、子供にも遺伝する確率は高くなります。
しかし、両親共に標準サイズなのに子供だけとなると、もしかしたら祖父母から遺伝しているかもしれません。

祖父母から遺伝を引き継いでいる場合の事を「隔世遺伝」と言います。
遺伝についてよく分からない方の為に解説しましょう!
遺伝について
ここで少し、遺伝についてお話しておきましょう。
優性遺伝や劣性遺伝、隔世遺伝って耳にしたことはありますでしょうか?
遺伝話あるあるなんですが、優性遺伝は優れたもので劣性遺伝はレベルが低いものという間違えた認識がされている事です。
- 優性遺伝:両親からの遺伝的要素がはっきり表れていること
- 劣性遺伝:優性遺伝に対し、そうで無いこと
- 隔世遺伝:孫の代に遺伝すること
法則で説明すると、(a=劣性遺伝)・(A=優性遺伝)となっていて、AA・Aa・aaの3パターンあるとされています。
両親は標準サイズで子供の顔や頭が大きい場合は、祖父母の形質にも注目してみると良いでしょう。
抱き方や寝かせ方で顔と頭が変形する?

遺伝の問題では無かった場合は、抱き方や寝かせ方が関係している場合があります。
赤ちゃんの頭蓋骨は骨がしっかり固定されておらず、とても柔らかくなっています。
この時期に、いつも抱く方の向きが同じだったり、寝る時も片方だけに向き癖がついていると、頭蓋骨に負担が掛かり顔と頭の形や大きさが変形する事もあります。
抱き方や寝かせ方が原因でなっている場合は成長と共に徐々に治ってきますし、身体的にも問題は無いとされています。

しかし、酷く変形してしまっている場合は治らない可能性もあります。
対処法としては、長時間同じ方の腕で抱っこしない事や寝かせる時に首の向きを定期的に変えてあげる事などです。
顔と頭の大きさに病気が関係している場合

顔や頭の大きさには様々な病気が関係している事があります。
赤ちゃんのうちは病気かどうか判断するのが難しい場合もあるので、遺伝や抱き方・寝かし方が関係していなさそうでしたら、医師に相談して検査してもらうと良いですよ。

絶対に自己判断での決めつけはしないようにして下さい!
下記にそれぞれの病気の説明をまとめたので、参考程度に見て頂ければと思います。
自閉症
基本的に自閉症だと頭が小さいか標準サイズに近いのですが、稀に一定期間のみ頭の大きさが目立つ事があります。

顔つきには目立つ特徴が無いので、見た目では自閉症だと分かりにくい事も多々あります。
ただ一つ特徴があるとすれば、お母さんであっても人の顔をあまり見ない傾向にある事と泣いたり笑ったりの感情表現が少ない事が挙げられます。
自閉症の場合は1歳~2歳くらいになって初めて気付いたという方がほとんどだそうです。
巨頭症

前頭部から後頭部にかけての大きさが、標準よりも大きいと巨頭症に当てはまります。
そして、頭蓋骨の大きさに伴い脳も大きく成長した事を『大頭症』と言います。
巨頭症は遺伝的なものが多く、深刻な障害が伴う場合とそうで無い場合に分かれるので、病院で詳しく検査してもらうと良いですよ。

頭部が大きくなるに伴い、顔も大きくなる事もあるのが特徴です。
はっきりとした特徴が現れるので、比較的早期発見が出来るかと思います。
ソトス症候群

1~2万人に1人の確率でなる指定難病されている病気です。
頭や顔が大きくなり、体や知能の発達は遅いのが特徴です。
明らかに見て分かる症状が現れるので、乳児期に発見されやすいです。
親からの遺伝ではなく、突然変異から発症する病気です。
子供の病気や障害の話は読んでいるだけで憂鬱で悲しい気持ちになると思いますが、一つの知識として知っておいて頂ければと思います。
何度も言いますが、自己判断で決めつける行為だけは避けるようにして下さい。
年齢別で見る、頭の平均サイズとは
頭の平均サイズを年齢別で見てみましょう!
- 0~3ヵ月:40㎝~42㎝
- 3~6ヵ月:42㎝~46㎝
- 6ヵ月~1歳半:46㎝~48㎝
- 1歳半~2歳:48㎝~50㎝
- 2歳~4歳:50㎝~52㎝
- 4歳~5歳:52㎝~54㎝
- 5歳~6歳:54㎝~56㎝
- 6歳~10歳:56㎝
以上が平均サイズとされています。

平均サイズですので人によってはこれ以上に大きかったり小さかったりは、当たり前ですがあります。
あまりにも頭や顔のサイズが平均サイズと違う場合は、信頼できる医師などに相談しましょう。
赤ちゃんの頭や顔が大きくても
不安にならないで!
頭や顔が大きいのが病気以外でなっている場合は、体が成長するに連れてうまくバランスが取れるようになっていきます。

成長速度もそれぞれ違いますので、他の同い年の赤ちゃんと見比べて不安になったりする必要はありません。
病気が関係している場合は、検査や治療などで親子共々ストレスが溜まると思いますが、一番不安に感じるのは子供であることを忘れないで下さい。

お母さんが「大丈夫!恐くないよ。平気だよ!」と言葉に出してあげる事で、子供は一気に安心するのです!
頭や顔が大きくても問題じゃありません。皆と同じじゃなくても良いんですよ。

何より重要なのは、子供の健康と幸せです♪
病気や障害もマイナスに考えると、どんどん気持ちが暗くなって塞ぎがちになってしまいますが、前向きに大丈夫だと考える事で気持ちの持ちようが大きく変わってきます。
頭の大きい赤ちゃんは高い知能を持っている?
英国のバイオバンクの研究では、頭の大きな赤ちゃんは高い知能を持つと言われているんですよ。
通常より頭が大きく産まれた子を対象に調べると、学校での成績が良い傾向があり、特に言語や数学を得意とする子が多かったそうです。

更に、推理力が優れているなどの長所が次々と見つかったと言われています。
悪い情報ばかりでなく、良い情報も取り入れていく事を心掛けて下さい。
心配な事は医者や先輩ママさんに相談してアドバイスを貰い、皆で一緒に子育てをしていきましょうね。
まとめ
今回は赤ちゃんの頭や顔の大きさについて紹介しましたが如何でしたでしょうか?
病気や障害の話も出たので、不安な気持ちにさせてしまったかもしれませんね。。。

赤ちゃんの体についての悩みを抱えている方は、母乳育児中の食生活や栄養素についての記事などもお勧めですよ!
離乳食に入っているなら、どのような食べ物を食べさせるのが良いのか?なども調べてみると良いでしょう。
子供を持つ母親にとって、知識や知恵こそが一番の武器になります♪
赤ちゃん・子育てについて