• バナナを食べ過ぎると太る?
  • 幼児にはアレルギーの恐れもある?

バナナはとても美味しく、その上季節を問わずスーパーでもコンビニでも簡単に手に入れることができるため、老若男女みんなに愛されている果物です。

このように手軽に食べることができて、しかもヘルシーで栄養満点!…という万能なイメージのあるバナナですが、実際のところはどうなんでしょう?

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実はバナナは食べ過ぎると太ったり、アレルギーになると言われています。

ひと昔前に「朝バナナダイエット」なんてものが流行りましたよね?

 

「バナナを食べ過ぎると太る」ということであればダイエットとは矛盾してしまいますが、本当なんでしょうか?

 

また、バナナは幼児に離乳食で食べさせることも多い食材ですが、本当にアレルギーを引き起こす可能性はあるのでしょうか?

 

今回は、そんな気になるバナナについての疑問に迫りたいと思います!

バナナを食べ過ぎると太るというのは本当?

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一般的に「バナナはヘルシーなダイエット食品」という共通イメージがあるかと思います。

しかし、バナナを食べ過ぎると太る…なんて言われたら今までバナナダイエットをしてきた人にとってはゾッとする事実ですよね。

 

果たして、バナナは痩せるのか?太るのか?一体どちらが真実なのか見ていきましょう。

 

バナナとは?

バナナはバショウ科の植物で、日本では昔から芭蕉と呼ばれているものです。

 

主にアジアやラテンアメリカの熱帯地域、東アフリカや中央アフリカなどで大規模に栽培されており、世界中で食用果実として広く普及しています。

 

バナナといったら背の高いバナナの木をイメージするかと思いますが、実はあの木の幹に見える部分は偽茎で、葉が何重にも重なっているだけです。

 

なんと、バナナは木になるのではなく大きな草の先にできる実だったのです。

 

そのため、バナナは野菜に分類されるのが正解ですが、現実には果物として認識されてしまっています。

 

バナナは栄養満点でダイエットに優秀?

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バナナがヘルシーで栄養満点な優秀果物であることは事実です。

バナナには酵素や亜鉛、マグネシウム、カリウム、フラクトオリゴ糖、トリプトファン、ヒスチジン、食物繊維、抗酸化成分…などが豊富に含まれており、美容や健康の面でも様々なメリットがあるとされているんです。

 

またバナナは消化吸収の早い食べ物ですので、食べたらすぐにエネルギーに変わります。

 

ですから、スポーツ選手などのアスリートが競技中に捕食する食べ物としても向いています。

 

さらに食物繊維が豊富で腸内環境を整えてくれるため、便通が良くなる効果もあります。

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一時期「朝バナナダイエット」なんかも流行りましたよね。

バナナがダイエットに良い」という理屈は、便通が良くなることと、消化吸収が早いために脂肪として溜め込まれずにすぐエネルギーになる…という点が根拠になっています。

 

ちなみに朝バナナダイエットでは、バナナを何本食べてもいいとされていますが、実際のところはどうなんでしょうか?

 

実は、バナナを食べ過ぎると意外なリスクが発生することもあるので、注意が必要とされています。

 

バナナのカロリーは?

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バナナ一本のカロリーはご存知ですか?

大体、バナナ100gあたりのカロリーが、87kcalとされています。

 

バナナ一本は、皮を剥くと約120gくらいですので、大体105kcalくらいでしょうか。

 

105kcalは一般的なご飯一杯分のカロリーの半分くらいとされています。

 

つまり、バナナは2本食べるとご飯一杯分のカロリーと同等になります。

 

あんなに甘くて食べ応えがある果物の割に、意外とヘルシーだと思いませんか?

 

しかし食べ過ぎてしまうと、それなりのカロリーがありますのでやはり太る原因となってしまいます。

 

バナナはなぜ太るのか?

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バナナが太ると言われる理由は他にもあります。

ダイエットのときはカロリーを重視しがちですが、近年痩せるために重要なポイントは「糖質」である…という事実がわかってきています。

 

巷では糖質制限ダイエットが流行っており、低糖質な食材がコンビニなどでも手軽に買えるようになってきましたよね。

 

ダイエットのためにも健康のためにも、糖質の取りすぎは控えなくてはなりませんが、実はバナナの糖質は結構高いんです。

 

一般的に糖質制限中の方が推奨されている1日の糖質量は40g以下とされていますが、バナナはなんと一本で20gもあります。

 

つまり2本食べたら、その時点で既に1日分の糖質摂取量に達してしまうというわけです。

 

1日に何本まで食べていいの?

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バナナで注意すべき点は糖質である…ということがよくわかりました。

バナナは確かに栄養満点で腸内環境も整いますし、代謝も良くなりますから、ダイエットに効果的です。

 

しかし制限なく何本も食べてしまってダイエットのやり方を間違えてしまうと、かえって太る原因となりますから気をつけなくてはなりません。

 

バナナは、それ自体を食べてはいけないわけではありませんが、食べ過ぎには注意したいものです。

 

理想的な摂取量としては、バナナの大きさにもよりますが1日に100g程度にしておくのが無難です。

 

これはどのくらいの量かというと、大きいバナナなら1本、小さいバナナなら2本までです。

 

美味しいのでパクパク食べれちゃいますが、くれぐれもそれ以上は食べ過ぎないようにしてくださいね。

 

幼児にはアレルギーの恐れもある?

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バナナの食べ過ぎは太るだけでなくアレルギーの原因にもなるって知ってましたか?

バナナは赤ちゃんの離乳食にも使われるほどですので、あまり危険な食べ物という認識はありませんよね。

 

しかしバナナの食べ過ぎはアレルギーの可能性がある事から、近年では厚生労働省も「特定原材料に準ずるもの」として定めたほどです。

 

バナナアレルギーの症状

一般的にアレルギーが重症化すると、蕁麻疹や下痢などの症状が現れるといいます。

 

アナフィキラシーショックを起こすと呼吸困難になって命の危険すらあるので、決して油断はできません。

 

しかし分かりやすいアレルギー症状が無くても、以下のような症状があればアレルギーを起こしている可能性があります。

・バナナを食べると口の周りが痒い。
・口の中が痒い、痛い、痺れる。
・なんとなく喉に違和感。
・胃の調子が悪くなる。

 

どんな人が注意すべき?

赤ちゃんなどの小さい子供が早い段階からバナナを食べるとアレルギーが出やすいとされています。

 

またバナナをたくさん食べた人ほどリスクが高まることもわかっています。

 

そしてバナナアレルギーは「キウイアレルギー」や「ブタクサ花粉症」、「ラテックスアレルギー」を持っている人が特に発症しやすいので注意が必要です。

 

アレルギーを防ぐために

バナナに限りませんが、アレルギーの恐れがある食材はあまり早く与えない事と、沢山摂取しない事が重要です。

 

赤ちゃんの離乳食に使う場合は、少なくとも生後一歳以降までは与えないようにしましょう。

 

また最初に与えるときは一口から、ちょっとずつ様子をみるようにしてください。

 

バナナの選び方も大切です。

なるべくなら輸入物ではなく、国産で有機栽培ものを選ぶようにしましょう。

 

まとめ

如何でしたか?バナナについての意外な事実が判明して、びっくりしたことかと思います。

バナナはミラクルフルーツと言われているほど、栄養満点で優秀な果物です。

バナナを食べると、代謝も良くなり腸の調子も整いますからダイエットにも最適な食品といえます。

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しかし、食べ方を間違えると逆効果になりますから気をつけなくてはなりません。

バナナはカロリーは低めでも、糖質が高いので食べ過ぎたら当然太ります。

 

また小さなお子さんがバナナを食べ過ぎた場合には、アレルギーを発症する恐れもあります。

 

確かにバナナは優れた果物ですが、バナナに限らずどんな食品でも偏りすぎるのは良くありません。

 

バナナだけを沢山食べるのではなく、あくまでも他の食材をバランス良く摂りつつ、補助的な意味合いで摂取するのが良いでしょう。

 

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