• ミツバチの女王はどうやって決まるの?
  • ミツバチの女王はどのくらい寿命があるの?

ミツバチはハチの中でも小さめであることから、花の蜜をかき集めている姿を遠目に可愛いと感じたことがある方もいるのではないでしょうか?

そんなハチにも色々な種類がある上、普段の行動の中でもそれぞれに立場が異なり、分担する役割も異なることをご存知ですか?

しかも、密を集める働きバチがいると思えば、ミツバチの中でも頂点に立つ女王蜂がいます。

 

ここでは、ミツバチの世界で女王蜂を選ぶ方法や寿命、また、女王蜂が死んでしまったらその後のミツバチの社会はどうなってしまうのか調べてみました。

ミツバチの女王蜂への選ばれ方や寿命
女王蜂が死んだらどうなる?

 

ミツバチは群れで生きる

ミツバチは、人類がこの世に誕生する前の1憶3000年も前から地球上に生息していたと言われています。

 

そんなミツバチは、見た目にも身体も小さく、どのようにして長い間生き延び、命をつなげてきたのでしょうか?

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ハチは、集団形成をし、巣を作ります。

そんなミツバチも集団形成で巣を作り生活しています。

 

ミツバチの社会の中には、働き蜂、オス蜂、女王蜂に分かれていて、それぞれの仕事も異なるのです。

 

ミツバチの社会・役割

ミツバチのコロニー

ミツバチの住む1つの巣の中には、平均6万匹とも言われるミツバチが住んでいます。

 

もちろん、ハチの種類によってはその数が異なります。

 

が、夏の終わりには10万匹以上の集団で生活しているようです。

 

女王蜂

女王蜂

ミツバチの子孫を残すために、たくさんの卵を産むことが役目が与えられている

女王蜂は羽化した1週間後には、すでに交尾を始めるそうです。そして、1度の交尾で実に毎日1500〜2000個もの卵を産むと言うのです。

 

しかも、同じミツバチであっても、卵を産む役割を持つのは女王蜂だけです。

 

その為、1つの巣の中に、女王蜂は1匹だけしか存在しません。

 

そんな女王蜂の寿命は4年ほどと言われ、昆虫の中では他の種類の昆虫と比較しても長い期間生きることができると言えます。

 

その生きている期間に、たくさんの種族を増やしているのです。

 

しかし、いくら女王蜂に君臨したからと言ってもずっと女王蜂でいられるわけではないのです。

卵を産んでもその卵の質が悪いと他のハチ達が判断した場合は、すぐに新しい女王蜂に交代させられるという厳しいルールが存在する。

 

オス蜂

オス蜂

ミツバチの巣の中には、オス蜂も生活しており、女王蜂が卵を産むために交尾することがオス蜂の仕事。

しかも、オス蜂の仕事はただそれだけである為、それ以外は巣の中で生活しているだけなのです。

 

そして、オス蜂は女王蜂との交尾が終わるとすぐに死んでしまいます。

 

その為、ほんの数週間〜最大でも4ヵ月ほどで一生を終えてしまうミツバチなのです。

 

働き蜂

私たちが外でよく見かけるミツバチこそ、この働き蜂だと言えます。

 

働き蜂

餌を収穫し、巣の中の掃除を行い、幼虫を世話する役目でもあり、生活を行う上ですべての作業を行う働き者の蜂が働き蜂。

また、卵を産むことができないメスのミツバチが働き蜂となって働き、子作りは女王蜂が、そして、子育てはメスのミツバチが行うといった、完全にミツバチの世界では役割が決まっていることがうかがえます。

 

そして、、働き蜂はこの世に誕生した時によって役割が異なり、寿命の長さも違っています。

 

例えば、春に生まれた働き蜂は、巣作りと蜜作り、子育てを担う存在となり、働き続けた結果、6〜7週間で死んでしまいます。

一方、秋に生まれた働き蜂は、女王蜂の命を守り、安全に春を迎えるサポートをすることです。

そして、女王蜂の身体に付き、翌春まで女王蜂の身体を温める役割を担います。

秋に生まれた働き蜂は4〜6ヵ月と、他の季節に生まれたミツバチよりも長く生きることができます。

 

そして、この長く生きることができるミツバチが、食料を蓄える役割を持っています

 

ミツバチの女王蜂の誕生と生態について

ミツバチは、すでに生まれた時から決まった役割を担っています。

 

その中でも特に女王蜂は、たくさんいるメスの中からたった1匹しか生まれることはありません。

 

その為、ミツバチの女王蜂はどのようにして生まれてくるのでしょう?

 

女王蜂の生態は?

女王蜂の特徴
  • 女王蜂はひとつの巣の中に1匹だけ存在する
  • 見た目にも身体が大きい為、すぐに分かる
  • 女王蜂の最も重要な仕事は卵を産むこと
  • 1日に2000個ほどの卵を産み続ける

この中でも、先々の女王蜂となる卵については、実は、巣の中でも特別なセルの中に格納されると言われています。

そして、幼虫の時からローヤルゼリーが与えられ、次の王室のための特別な餌を食べ続けることになります。

また、女王蜂は自身の巣から離れるといったこともしません。

 

ただし、交尾の時に限っては、1回だけ巣を離れなければなりません。

 

巣から出た女王蜂は特別なフェロモンを撒き散らしながら上空へ飛び立っていきます。

そして、オス蜂はその香りにつられ、一斉に女王蜂を追いかけて行きます。

女王蜂にたどり着いたオス蜂は、空中で交尾をします。

とは言え、そこまで多くのオス蜂が女王蜂を追いかけたところで、女王蜂と交尾することができるのは焼く20匹ほどの、女王蜂に選ばれた約20匹ほどのオス蜂だけなのです。

空中で1回の飛行を終えたら女王蜂は巣に戻り、すぐに産卵します。

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そのほとんどは、働き蜂用の卵となります。

たくさん産んで自分の巣を守ってもらう為です。

 

そして、将来の女王蜂のための大きな卵も産むと言われているのです。

 

女王蜂の生活は、働き蜂が働くからこそ提供されていると言えます。

 

また、働き蜂は一生懸命女王蜂と他の蜂の餌を守り、働きます。

女王蜂は次の新しい女王にその座を譲り、次の新しい巣へと移動します。

その時、一部の働き蜂を引き連れ、巣から旅立って行くと言われています。

これが円滑に進まない場合は、新しい女王蜂と、古い女王蜂が女王の座を奪い合いになることがあります。

 

このように、もしもひとつの巣の中で新しい女王蜂が誕生しない場合や、女王蜂が死んでしまうといった時には、その巣そのものがすぐに滅んでしまうといった結果となるようです。

 

ローヤルゼリー

多くの方が「ローヤルゼリー」という言葉を耳にしたことがあると思います。

 

これは、はちみつの成分のひとつとして考えられていますが、実は、本来のローヤルゼリーとは、働き蜂が分泌したものであると考えられています。

栄養が詰まったローヤルゼリーなら、働き蜂も大きく成長します。

また、ローヤルゼリーを食べ続けることで女王蜂は毎日卵を産み続けることができます。

 

プロポリス

プロポリスとは、樹脂成分や花粉をミツバチが分泌するホルモンと混ぜ合わせることで作られる物質です。

 

その為、人間が人工的に作ることはできない物質です。

 

このプロポリスには強力な殺菌作用がある為、ミツバチはこの物質を巣作りに使用します。

それは、巣が微生物やウィルスに腐敗されないようにするためです。

はちみつやローヤルゼリーよりも微量しか採取できず、とても貴重な成分です。

 

ミツバチの巣は「王台」になっている

ミツバチの巣の中は、穴の形が六角形となっていることに気付く方も多いと思います。

 

これは、巣の中のすべての形がこの六角形となっているという訳ではありません。

 

「王台」と呼ばれている突起している穴があります。

 

この王台と呼ばれる場所に産み付けられた卵から育ったメス蜂だけが、今後の女王蜂の候補となる。

 

本当に選ばれた者だけが女王蜂になることができる!とはこのことを言うのかもしれませんね。

 

女王蜂の座をかけた戦いが行われる

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巣の中に作られる王台は1つではありません。

その為、実際にはいくつかの王台が作られていることになります。

 

この王台で育ったメス蜂こそが後の女王蜂の候補となっていくのですが、これも最初に生まれてきた1匹だけが女王蜂となることに。

つまり後から生まれてきた女王蜂の候補は、働き蜂により命を絶たれてしまうというストーリーが存在します。

 

このようにして、女王蜂として選ばれた者は、ローヤルゼリーを食べ、生きている間じゅう、卵を産み続ける役割を担うことになるのです。

そして、自分自身で生んだ女王蜂が成長すると、今度は巣の中の主導権を巡り争いが繰り広げられます。

女王蜂も他のミツバチと同様に刺し針を持っています。

 

しかし、それを使用するのは新しく誕生した女王蜂と女王の座を奪い合う時だけです。

 

女王蜂の戦いにより、敗北した女王蜂は、その座を新しい女王に譲り、巣から出て行かなければなりません。

もしくは、戦いを行うことなく巣から去ることもあります。

そして、新しく君臨した女王蜂は、新しい巣で新しい命を育むためにも、オス蜂と交尾を開始します。

 

女王蜂の仕事とは

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女王蜂は仕事は、毎日卵を産むことが主な仕事となります。

 

その為に、どのように産卵を行っているのかについてご紹介します。

 

交尾を行う

女王蜂は生まれてから1週間で外の世界へ出ます。

 

そして、女王蜂はオスが出すフェロモンをかぎ、それに気づいて近づいていくと言われています。

 

女王蜂を見つけたオス蜂は、女王蜂の方へ飛んでいき、一番に女王蜂のもとにたどり着いたオス蜂が交尾を行うことができるという世界です。

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このようにして卵が産まれていきます。

 

産卵する

交尾が終わると、女王蜂はいったん巣の中に戻り、ひとつひとつの巣穴に卵を産み付けます。

 

巣穴に産み付けられた卵は、働き蜂が羽化するまで守り続けるそうです。

 

ミツバチの女王蜂が死ぬとどうなってしまうの?

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女王蜂はその仕事となるものが卵を産むことですが、寿命ではなく、何らかの原因により、寿命よりも早く死んでしまうこともあると思います。

 

しかし、そんなミツバチの女王蜂が突然死んでしまったら、残された卵は王台で育てられ、そこから新たな女王蜂が誕生することになります。

 

ミツバチの社会は、必ずひとつの巣に1匹の女王蜂が存在する為、もしも女王蜂が死んでしまうようなことがあっても、再びコロニーが形成されるような仕組みとなっているのです。

また、女王蜂が死んで巣の中に新たな女王蜂が不在となる、また、誕生しないなどといったことが起こると、コロニーは機能しなくなり、滅んでしまうと言われています。

 

そんなことが起こってしまうと、多くのミツバチたちは行き場をなくしてしまいます。

 

まとめ

いかがでしたか?ミツバチの世界で女王蜂を選ぶ方法や寿命、また、女王蜂が死んでしまったらその後のミツバチの社会はどうなってしまうのか、色々と調べてみました。

ミツバチの社会は女王蜂、オス蜂、働き蜂といったそれぞれの役割があり、皆が一生懸命に生きている姿がとても神秘的に思えます。

女王蜂の寿命は他の昆虫よりも長いとは言え、それでも4年です。

 

4年の間に多くの卵を産み、この世にミツバチが誕生するのですから、すごく働き者であることが分かりますね。

 

そして、働き蜂が作る「はちみつ」や「ローヤルゼリー」はとても不思議な力があるように感じます。

 

近年では、健康ブームにも火がついき、ミツバチの食べ物が人間にとって良い栄養となるなど、様々な研究が進められているようです。

 

これからまだまだ新しいものが誕生しそうな予感がしますね。

 

女王蜂やハチについて