- ビールでもアレルギーが起こる人がいる?
- ビールのアレルギーの原因は何?
- アレルギーが起こったときの症状は?
夏になると喉越しのよいビールを飲みたくなる!という方も多いのではないでしょうか?
しかし、ビールにも実はアレルギーを起こす方も存在するのです。
実際には、ビールを飲むことで、咳き込んだり鼻水が出たり、酷い方は湿疹や蕁麻疹が出るという方がいるのです。

そのような方はビールアレルギーなのかもしれません。
ここでは、ビールアレルギーの原因や、もしも蕁麻疹等の症状が発生した場合の対処法についてご紹介したいと思います。
ビールアレルギーの原因は何?

ビールは麦芽から作られるって知っていますか?
ビールは麦芽を煮て、ここにビール酵母を加え、発酵させることでビールを作ります。
また、ビールを作る為にはこのビール酵母が欠かせません。
しかし、このビール酵母の中には、「ヒスチジン」という物質が含まれます。
この「ヒスチジン」という物質がビールアレルギーの原因となることがあるのです。
「ヒスチジン」とは

この「ヒスチジン」については、アミノ酸の一種となります。
しかし、このヒスチジンを摂取し過ぎることで、私達の身体の中の血中濃度が増加し、呼吸困難を引き起こしたり、蕁麻疹が発生したりといったことが起こるのです。
また、ヒスチジンは、ごく少量の摂取でもかゆみが発生する方もいるようです。
麦芽には、小麦、大麦、ライ麦などのグルテンが含まれており、この中にグリアジンという成分に反応し、グルテンアレルギーが起こることがあります。
そして、ビールだけに捕らわれることなく、他のアルコール飲料を摂取することで、花粉症と似たような症状を引き起こしたり、蕁麻疹や湿疹を起こすこともあります。
もしもこのような症状が発生した場合は、アルコールによるアレルギー症状であると考え、必要な処置を受けなければなりません。
このように、ビールを摂取した際に起こる症状についてご紹介しました。
もしも該当する症状がある場合は、ビール酵母アレルギーを疑うのが妥当です。
また、ビールアレルギーは、ビールを飲んだ直後に発生する方もいる為、十分注意が必要です。
ビール酵母って何?

ビール酵母はビールを醸造したあと残渣を精製して作り出されます。
これには高い栄養素が含まれていることから、美病や健康を考慮して積極的に摂取されています。
ビール酵母を摂取した際、ヒスチジンという成分が働き、これを過剰摂取することで、血中濃度が上昇してしまい、呼吸困難や蕁麻疹が引き起こされてしまうのです。
アルコールに含まれるエタノール

お酒のもととなり、成分でもあるエタノールは飲酒することで肝臓に運ばれます。
そして、毒性の強いアセチアルデヒドに変化します。
この時、かゆみのもとになるヒスタミンが多く発生すると言われています。
また、実際には小麦自体がアレルギーを引き起こすことは有名です。
ビールの原料は大麦がほとんどですが、小麦を原因として作られるビールもある為、万一小麦アレルギーの方が誤ってビールを飲んでしまうと、ひどいアレルギー症状を引き起こしてしまうことも十分考えられるのです。
ビールアレルギーの症状は

ビールによるアレルギー症状をまとめてみます。
- くしゃみ
- 鼻水
- 皮膚の痒み
- 湿疹、蕁麻疹
- 喘息のような症状など
ビールアレルギーを持つ方の多くが、くしゃみと鼻水による症状が起こり、人によっては、皮膚に痒みが生じ、湿疹や蕁麻疹などとして現れる場合もあります。
他にも、ゼーゼーといったような喘息のような症状が現れる方もいるようです。
ビールアレルギーの一般的な症状は、一見、見た目には花粉症にとてもよく似た症状であることから、季節によっては花粉症を疑ってしまうこともあります。
また、一度アレルギー症状が出た場合は、3~4日ほども続くということもあります。
花粉症と大きく異なる点は、ビールアレルギーの症状は通年、ビールを飲んだ後に症状が出始めます。
酷い場合の症状は
特に、アルコールは蕁麻疹が起こりやすく、ビール酵母に含まれるアミノ酸のヒスチジンが、蕁麻疹発生の直接的原因となっているようです。
また、ビールアレルギーの症状として他にも挙げられることとしては、喘息の発作が起きることがあります。
特に、持病として喘息を持っている方がビールなどのお酒を摂取することで、喘息発作を引き起こす可能性が随分と高くなってしまうのです。
ビールアレルギーの検査について
自分がビールアレルギーであるかを検査するには、一度病院でアレルギー検査を行うことで、あなたが一体どのような原因からアレルギー症状を引き起こしているかが分かります。
- くしゃみや鼻水が酷いという場合は耳鼻科
- 皮膚に痒みが出たり蕁麻疹や湿疹の症状が現れる場合は皮膚科
- 喘息などの症状が現れる場合は呼吸器内科
尚、ビール酵母によるアレルギーであると考えられる場合は、すぐにビール酵母の摂取は中止すべきです。
アレルギー反応が生じた場合は、病院で抗ヒスタミン薬の投与を行うことで、現在の症状を緩和させることができます。
自己判断は難しい為、まずは医療機関を受診し、適切なアレルギー検査を受け、症状に合った適切な薬を処方してもらうようにしましょう。
アレルギー検査を行うことで、どのようなものがアレルギーを引き起こしているかの原因を突き止めることができます。
アレルギー症状が現れたらどうすべき?

ビール酵母を飲んでアレルギーが出た場合は病院へ行きましょう。
くしゃみや鼻水なら耳鼻科、かゆみや蕁麻疹、湿疹なら皮膚科、喘息など呼吸器系なら呼吸器科を受診されてください。
ビール酵母が原因と考えられる場合は、ビール酵母の摂取はやめましょう。
アレルギー反応が出たときには、抗ヒスタミン薬を投与すると、その症状が治まることがありますが、まずはお医者さんへ行って、きちんと説明し、アレルギー検査を受けて、薬を処方してもらってください。
アレルギーを改善していくには、食生活をきちんとすることや質の良い睡眠をとることも重要です。
アレルゲンとなるビール酵母はとらないように気を付けてください。
重度のアレルギーの場合はアナフィラキシー反応が出て、最悪の場合には命に関わりますので少しでも変だと思われたら、病院を受診し、血液検査を受けてください。
ビールアレルギーを完治させるには?
ビールアレルギーである方は、どのような方法でそのアレルギー体質が改善するかを調べてみました。
また、確実にアレルギー症状を引き起こす食べ物や飲み物は、摂取しない方が賢明かもしれません。
もちろん、アレルゲンとなるビール酵母の摂取は禁物です。
一番効果的な方法として挙げられることは、体質改善を行うべきであり、根本の規則正しい生活を送り、睡眠時間は十分にとりましょう。
そして、毎日適度な運動を取り入れ、心身共にリフレッシュできることを探して行ってみましょう。
ビール酵母によるアレルギーであることに気付かずに摂取した場合、重度のアレルギー症状が現れることがあります。

それをアナフィラキシーショックと呼びます。
アナフィラキシーショックに陥った場合、最悪は命を落とし兼ねない取り返しのつかないことに発展する可能性もある為、十分に注意が必要です。
まとめ
ビール酵母には、アレルギー症状を引き起こす原因物質が含まれていることが分かりました。
しかし、それは何が原因であるかが分からない場合もあることから、アレルギー症状が現れた場合は、医療機関を受診して、適切な検査を行うようにしましょう。
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