- 中堅大学で就職に強いおすすめとは?
- おすすめな私立・国公立ならどこ?
昨今の就活事情については、「空前の売り手市場」といわれています。
しかし有名企業の倍率は相変わらず高い水準を保ったままですので、一部の就活生にとってはまだまだ厳しい状況が続いているといえます。

また今は採用氷河期でも、数年後どうなるかは誰にもわかりません。
以上のことを踏まえると、これから大学受験を控えている学生さん達には是非「受ける大学が就職に強いかどうか?」という点に着目して欲しいと思います。
大学を選ぶ基準は様々ですし、受験のときに就活の事まで想像するのはなかなか大変ですが、これから先の人生を考えた時に就職しやすい大学かどうかは非常に重要なポイントなんです。
私立の中堅大学で就職に強いおすすめ

中堅大学とは、一般的な認識では偏差値50~55くらいの大学のことをいいます。
真ん中よりは上のラインだけど難関校とまではいかない…というレベルの大学で、関東地方ではいわゆる「日東駒専」、関西地方では「産近甲龍」が有名ですよね。
そんな中堅大学の中には、就活のサポートに力を入れていて就職率が高い「お得な大学」があるって知っていましたか?
まずは私立の中堅大学で就職に強いと評判のところをご紹介したいと思います。また、具体的にどんなところが強みなのかも詳しく解説させていただきます。
日本大学

就職に強い中堅大学といえば真っ先に「日大」をイメージする人は多いかと思います。
実際に巷の就職率ランキングでも難関一流大学に混じって常に上位にランクインしている大学です。日大の強みはいったいどこなのかというと、まず圧倒的な学生数の多さといえます。
日大は学部も多ければ、学生数の数も国内トップクラスを誇ります。学生数が多いという事はどういう事かというと、社会に出て働いているOBやOGの数もかなり多いという事です。
つまり、就職活動に訪れた先の面接官が日大の卒業生だった…という事が現実に起こり得るのです。人事担当者も人間ですから、同じ大学の後輩が面接を受けにやってきたら無意識に気持ちが入ってしまう事もあります。
実際大学のレベルの割に、一流企業や有名企業の内定を貰っている学生が多くみられます。
近畿大学

近畿大学については、関西では知らない人はいないほど有名な大学ですよね。
日大と同じように学部や学生数の数が非常に多いマンモス校として知られています。しかし近年では教育内容もさることながら就職活動についてもかなり力を入れている傾向にあり、大学自体のレベルも底上げされています。
近畿大学は長いこと「産近甲龍」の一つとされてきましたが、最近では少しだけ抜きん出て「関関同立」に近くなったとされています。やはり関西の大学なので関西地方の就職には強いです。
また公務員試験の対策にも力を入れており、公務員への就職率が高いのも特徴です。
東京経済大学

東京経済大学という大学名は聞いたことがない…という方も多いのではないでしょうか?
しかし「日東駒専」には及ばなくともいわゆる「大東亜帝国」よりは偏差値が高めの大学で、知る人ぞ知る就職率の高い狙い目の大学なんです。
その理由の一つに、徹底した大学側の就職サポートがあります。特に難関資格取得のための支援が充実しており、民間の資格スクールと提携しているため、ダブルスクールの必要がないところも魅力です。
東京経済大学はただ高い就職率だけではなく、大手企業からの内定率の多さも特徴です。
産業能率大学

学生の主体性を重んじるアクティブラーニングを導入しているユニークな大学です。
アクティブラーニングとは、日本の大学で主流となっている受け身の受講スタイルとは間逆の、自ら考えて参加するスタイルの授業のことをいいます。
ですから、日本人が苦手なグループワークやプレゼンテーションをバンバンこなして、社会に出たときの即戦力となる人材の育成に力を入れています。
実際に就職率は90%を超えており、その中には有名企業もたくさん名を連ねています。
国公立大と私大はどちらが就職に有利?
ひと昔前は国公立大学の方が就職に強いとされていましたが、今はあまり関係ないとされています。
最新のデータでも大学の偏差値で並べて就職率を比較した場合に、あまり大差ないことがわかっています。
有名企業に関しては、偏差値の高い大学からの就職率が多い傾向にありますが、それでもやはり私立と国公立では差がありません。
結局就職活動で重要なのは、大学の名前ではなくその人自身のポテンシャルです。
私立だから、国公立だから…という点でどちらが就職に有利という事はほぼ無いと考えてよいので、私立と国公立の特色を比べてより自分の条件に合ったところを選ぶようにしましょう。
国公立大学のメリット
では私立と国公立を比較して国公立を選ぶメリットはどこにあるのでしょうか?
授業料が安い

まず、その最大のメリットは何といっても「授業料が安い」というところに尽きますよね。
私立の授業料は年間で文系の平均が約75万円、理系の平均が約100万円とされています。一方で国公立の授業料は、年間にして平均約50万円ですからその差は歴然です。
余談ですが、単純に授業料が安いからといって国公立を選ぶのは注意が必要です。大学に通うには、授業料だけでなく生活費や交通費なども考えなくてはならないからです。
もしも近距離の私立と遠方の国公立で迷っている場合には、年間の交通費や、一人暮らしが必要な場合の生活費などを計算すると…実は国公立の方が費用がかかる場合もあるのです。
公務員に強い
データ上では国公立大学からの公務員の就職率は突出して高く見られます。それに伴って、国公立大学出身者の平均年収も高い傾向にあります。
国公立大学が公務員に強い理由は、まず地方の国公立大学からの教員就職率が圧倒的に高い事が関係しています。
東京で教員試験を突破するのは倍率が高く非常に困難ですが、地方の国公立から教員試験を受けるのは結構狙い目なんです。
地元の企業には強力なコネ

ひと昔前、国公立大学は各県それぞれに作られて駅弁大学なんて言われてましたよね。
しかしそのおかげか国公立大学は地元に根付いて特色ある環境を培っていくことができました。
地元の大学を卒業して、そのまま地元で就職…という場合にはかなり強い力を発揮するのが地方の国公立大学のメリットです。
なんだかんだ言って地方ではまだまだ学閥の力が強く、地元の大学出身のOBによる強力なコネが残っているのです。
狙い目は地方の国公立大学?
地方の大学は地元で就職する際に有利という話をしましたが、近年では地方の国公立大学が結構人気なんです。その理由のひとつに、もはや東京にでてくる必要のない若者たちの背景があります。
今や地方でも都会と同じように不便なく生活できるようになってきた時代ですから、わざわざ親元を離れて生活費のかかる東京に出向いてくる必要がないのです。

また、受験に関しても母体数の少なさから東京に比べて倍率が低いのも特徴です。
東京の国公立大学は相変わらず難易度が高いですが、地方の国公立大学の場合は比較的入りやすいので最近では東京から受けにいく人も増えているほどです。
まとめ
私立の中堅大学で就職に強いオススメの大学をいくつか紹介させていただきましたが、いかがでしたか?
また国公立大学なら、地元の企業や公務員に強い地方の大学が狙い目であることも解説させていただきました。
しかし最終的に採用試験でみられるのは大学名ではなく、あなた自身がどんな人間でどんな実績や能力を持っているか?という点です。
特に大学選びに関しては、就職率だけでなく大学側がどれだけ就職活動のサポートをしているか?というポイントに着目する事がもっとも大切です。
是非後悔しない大学選びをして、充実した学生生活を楽しんでくださいね。
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