- ムカデ(蜈蚣)の天敵はナメクジやゴキブリ?
- ムカデ(蜈蚣)は蛇や猫にも食べられる?
ムカデって家にも潜んでいて、現れるとぎょっとしますよね。
ゴキブリと並んで家で遭遇したくないみんなが嫌いな害虫ですよね。
ムカデ(蜈蚣)の天敵はナメクジやゴキブリ?ムカデ(蜈蚣)は蛇や猫にも食べられる?
このコラムでは、ムカデ(蜈蚣)の天敵はナメクジやゴキブリなのかや、ムカデ(蜈蚣)は蛇や猫にも食べられるのかについてご紹介していきたいと思います。
ムカデ(蜈蚣)の天敵はナメクジやゴキブリ?
ムカデの天敵はどのようなものがいるのでしょうか?
それは、カエルやサソリ、ヘビ、ゴキブリ、鳥、トカゲ、モグラなどです。
カエル
ムカデ(蜈蚣)の天敵として、真っ先に名前が挙がるのはカエルです。
特にガマガエルなどの肉食性の大きいカエルは虫をよく食べますので、ムカデ(蜈蚣)もよく食べるようです。
また、ヒキガエルもムカデを食べるようです。ただ、種類や大きさによってはこの関係が逆転します。
巨大なムカデ(蜈蚣)であれば、逆にカエルが食べられてしまうようです。
アマガエルなどの小型はムカデのエサになってしまいます。
鳥
全ての鳥がムカデ(蜈蚣)を食べるわけではないですが、一部の鳥にとってはムカデは貴重なエサなのです。
鳥の中でも、カラスやイソヒヨドリは虫をよく食べます。そしてカラスやイソヒヨドリはムカデ(蜈蚣)もよく食べるようです。
ちなみに、イソヒヨドリというのは海辺にいる野鳥です。
これらの鳥がムカデ(蜈蚣)を食べる場合、いきなりはじめからぱくっといくわけではなく、クチバシでつついてある程度弱らせてから食べるのだそうです。
また、ニワトリもムカデ(蜈蚣)を食べます。
あのコケコッコーという可愛らしいニワトリがグロテスクなムカデ(蜈蚣)が目の前に現れると襲い掛かって食べてしまうのだそうです。
ちょっと想像つかないですが。
ニワトリを庭で放し飼いにかっておけば、ムカデ(蜈蚣)対策になるということですね。
現に家のムカデ(蜈蚣)対策に、自宅の庭でニワトリを飼うという方もいるようです。卵も産んでくれるニワトリならば、一石二鳥ですよね。
ニワトリは飛べませんし、小屋に自分で戻る習性もあるので飼いやすいようです。
モグラ
モグラも昆虫を主なエサとしていますので、ムカデ(蜈蚣)を食べます。
他にもカブトムシの幼虫、コガネムシ、ダンゴムシなどもモグラは食べます。
モグラはもともと土の中にいますので、普段からムカデと近い場所に生息していますよね。
なので、モグラにとって、ムカデは身近なエサなんですね。
ただ、そのモグラにとっても自分より身体の大きいムカデ(蜈蚣)にはかないません。。。
モグラもやはりムカデ(蜈蚣)の絶対的な天敵とは言えないのです。
ヤモリ、トカゲ
また、ヤモリやトカゲもムカデ(蜈蚣)を好んで食べるようです。
爬虫類をペットして飼っている方もいますが、爬虫類はムカデ(蜈蚣)を食べるものが多いのですね。
ムカデ(蜈蚣)を食べても毒はない?
ムカデ(蜈蚣)といえば、毒を持っていますので、噛まれると毒にやられてしまいます。
そんなムカデ(蜈蚣)を食べても大丈夫なのでしょうか?
ムカデ(蜈蚣)は噛まれると毒がありますが、噛まれない限り毒は利きませんし無害なのだそうです。
だから、終始噛まれないように食べてしまえば天敵には何の害もないのですね。
またムカデ(蜈蚣)といっても色々いますので、中には強い毒を持っていないもの、攻撃的ではないムカデもいるのです。
ムカデ(蜈蚣)の毒の人間への影響は?
人間に関しても鳥などと同様です。
大型のムカデ(蜈蚣)は大抵は凶暴なので、手で触ったりすると噛みついてきます。
人間もムカデ(蜈蚣)に触ると刺されてしまいますが、それが人命に関わることはほとんどありません。
ムカデ(蜈蚣)に噛まれたことにより人が死んだという方向も今までないようです。
ただ、だからといって油断は禁物です。体質によってはハチに刺されたときのようにアナフィラキシーショックを起こしてしまうこともあります。
なので、もし刺されてしまったら直後にお湯で洗い流すのが良いそうです。
時間がたってからお湯で流したり、逆に冷水で冷やしたりしてはいけません。
特に痛みが激しく、発熱や吐き気のような症状が出てきたら病院に行きましょう。
ゴキブリはムカデ(蜈蚣)の天敵?
ゴキブリはムカデ(蜈蚣)の天敵でもありますが、これも逆転することがあります。
ムカデ(蜈蚣)がゴキブリを食べてしまう例もあります。
ゴキブリがムカデ(蜈蚣)を食べているところも、逆にムカデ(蜈蚣)がゴキブリを食べてしまうとこも想像するだけでもグロテスクであえて見てみたいと思わないですよね。
ムカデ(蜈蚣)は家の中で飼いたくはないですが、庭にムカデがいるとゴキブリを食べくれることもあるので、外にいるムカデはあえて殺さないほうがいいかもしれません。
ですが、ムカデ(蜈蚣)は家の中にいるゴキブリを目当てに家の中に侵入してくることもあります。
外で勝手にゴキブリを食べていれば、何の害もないんですけどね。そんなに人間の都合の良いようにはいかないものですね。
ナメクジはムカデ(蜈蚣)の天敵?
ナメクジはどうでしょうか?
ナメクジはムカデ(蜈蚣)の天敵であるどころか、逆にムカデ(蜈蚣)がナメクジを食べてしまうこともあります。
ムカデ(蜈蚣)の意外な天敵
ムカデ(蜈蚣)は自分より小さい生き物に対しては無敵なのかと思いましたが、意外な天敵がいます。
ダニやカビには弱く、これらのせいで死んでしまうこともあるようです。
確かに毒を持っていても噛みつけない相手ではどうしようもないですよね。
ムカデ(蜈蚣)は蛇や猫にも食べられる?
ムカデ(蜈蚣)を食べる動物はたくさんいることはご紹介しましたが、蛇や猫ってムカデ(蜈蚣)を食べるのでしょうか?
蛇はムカデ(蜈蚣)を食べる?
蛇は基本的に昆虫は好んで食べないようです。
アオダイショウはリスなどの小動物や鳥、トカゲ、カエルなどを好んで食べます。
シマヘビはカエル、小動物、トカゲ、蛇などを好んで食べます。
逆に、ムカデ(蜈蚣)が蛇を食べてしまう場合もあるようです。
もちろん、ムカデ(蜈蚣)と蛇の大きさの関係によっても変わってきます。
仮にムカデ(蜈蚣)と蛇が大きさであった場合、むしろムカデの方が強いそうです。
ムカデは生命力が強いので、蛇に飲み込まれても蛇の体内でムカデ(蜈蚣)はすぐには死にません。
またムカデ(蜈蚣)を飲み込んだまではいいまでも、そのムカデに腹を食い破られてしまった蛇もいるそうです。
毒を持っている最恐の蛇といえば、マムシですよね。
そのマムシですらも同じ大きさ程度のムカデ(蜈蚣)を相手にすると逆に食べられてしまうようです。
もちろん、成長しきった大きいマムシであればさすがに蛇に勝てるようですが。とても蛇は天敵とはいえないということですね。
蛇といえば、カエルの天敵ですが、カエルの天敵である蛇まで食べてしまうなんてムカデ(蜈蚣)って本当に恐ろしいですね。
サソリもムカデ(蜈蚣)に勝てない場合も
マムシも毒を持っていて、人間にとっては恐怖を感じる生き物ですが、サソリも同様ですよね。
そのサソリですらもムカデ(蜈蚣)に負けてしまう場合があります。
大きさでムカデに劣るサソリがムカデ(蜈蚣)と戦うと、負けてしまうようです。
もちろんサソリにも大きさも色々違うので、種類によってはムカデの天敵になります。
ですがやはり、大きさによっては負けてしまうことを考えると絶対の天敵とはいえないのです。
猫はムカデ(蜈蚣)を食べる?
では猫はどうでしょうか?飼い猫が家の中のムカデ(蜈蚣)を食べてくれたら、こんなに便利で頼もしいことはないですよね。
ゴキブリがムカデ(蜈蚣)の天敵だからといって、家のムカデ対策にゴキブリを家に放し飼いで飼う人はいませんよね。笑
ですが、飼い猫はちゃんとエサを与えられていればムカデ(蜈蚣)を食べようとはしません。
ただ、動いてるムカデ(蜈蚣)を見つけると、面白がって追いかけたり、捕まえたりするようです。
捕まえて口にくわえたりもしますが、それでも飲み込んでしまうことはないようです。これはゴキブリなどが相手でも猫の行動は同様です。
飼い主の人間が与えてくれるエサに比べたら、美味しくないしわざわざ食べようと思う対象とは考えていないということですね。
ただ、エサを与えられない野良猫がムカデ(蜈蚣)を食べるのは珍しくないようです。
また、猫も鳥などと同様にムカデ(蜈蚣)の毒に対して耐性を持っています。
なので、猫が動くムカデを面白がって追いかけて遊んでいて刺されてしまったとしても、大事には至りません。
確かに猫がムカデに刺されて死んだなんて聞いたことないですよね。
ですから、猫はムカデ(蜈蚣)にとって絶対的な天敵といってもいいでしょう。
ムカデ(蜈蚣)の最大の天敵は?
ムカデ(蜈蚣)は小さいものであれば、数多くの天敵がいますが、大きいものになってしまうとほとんど天敵がいなくなってしまいます。
コウモリやネズミなども食べてしまうそうです。
でも、そんなムカデ(蜈蚣)が絶対勝てない天敵がいます。それは、我々人間ですね。
人間は殺虫剤を使ったり、たたいたり、踏みつけたりでムカデを特に家の中で見つけたりしたら容赦なく殺しますよね。
さらに、毒でやられた事例はあっても人間がムカデによって死んでしまった事例は存在しないのですが、ムカデにとって最大の天敵は人間ということなんですね。
こんな、恐ろしいムカデに勝てるなんて、我々って人間に生まれてこれて本当に良かったですね。笑
ムカデ(蜈蚣)は食べられる?美味しい?
人間がムカデ(蜈蚣)の天敵といっても人間はムカデ(蜈蚣)を食べないのでは?と思われたでしょうか?
実はあのゴキブリやカメムシですら食べてる人がいるぐらいですから、ムカデ(蜈蚣)を食べてる人もどこかにいるのでは?と思い調べてみました。
その結果、やはり、ムカデ(蜈蚣)を食べる人もいるようですね。それも、海外ではなくて、日本でした。
陸上自衛隊がサバイバル訓練で食べているらしいのです。
ムカデ(蜈蚣)は唐揚げにして食べるそうです。ただし、あまり美味しくはないそうです。
エビの殻に味がついてないような感じのようです。
大きいムカデ(蜈蚣)は、串にさして焼いて食べたりもするようです。
また、海外を見ると中国や韓国ではムカデ(蜈蚣)を食べているそうです。
中国の北京に行けば、屋台などで串刺しにされている食用のムカデ(蜈蚣)を食べることができるようです。
美容に効き目があり、排毒作用があるといわれているそうです。
あのグロテスクなムカデ(蜈蚣)を女性が美容のために食べるというのは何とも不可思議な話ですよね。半分は薬だと思って食べるようです。
個人的にゴキブリは汚いというイメージが強すぎるので、食べてみたいとは思いません。
しかしながらゴキブリですらも食べる人はいます。小エビのような味がするそうです。
でもムカデ(蜈蚣)は気持ち悪いけれど、汚いというイメージはあまりないので食べ見るのはありかなあと思ってしまいます。
また、干したムカデ(蜈蚣)はすり潰して生薬として使われています。
まとめ
ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?
あのおそろしいマムシやサソリも逆に食べてしまう場合もあるなんて、ムカデ(蜈蚣)って強すぎますね!
気持ち悪い害虫といえば、ゴキブリがNO.1だと思いますが、それ以上にムカデ(蜈蚣)が恐ろしい存在だったことを思い知らされました。
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