- チーズを食べると下痢になるのはなぜ?
- チーズでもアレルギーはある?
- チーズの賞味期限はどれくらい?
インスタ映えするチーズ料理も注目され、さらに人気が高まっているチーズですが、アレルギーや賞味期限などについてはご存知ですか?
チーズは大人も子供も朝食時によく食べることがあると思いますが、このチーズには添加剤が含まれており、これが原因となって下痢を引き起こすことがあると言われているのです。
ここでは、チーズに対してアレルギーがある方や賞味期限切れのチーズの摂取への注意点などについて解説します。
チーズは下痢の原因になるって本当?
チーズはナチュラルチーズ、プロセスチーズに分けられています。
ナチュラルチーズとは
ナチュラルチーズは乳を固め、発酵熟成させたチーズをさします。
そのまま置いておくだけで熟成していきます。
ナチュラルチーズは、熟成期間やその製法によって種類がことなり、成熟期間が長いほど固いチーズとなります。
ナチュラルチーズは、自然のまま乳酸菌が生きているチーズであることから、とても安心して食べることができるチーズだと言えます。
プロセスチーズとは
プロセスチーズは、ナチュラルチーズを溶かし、そこに乳化剤を加えて型に詰めて作ったチーズです。
加熱処理している為、乳酸菌は生きていないことから、それ以上熟成しません。
プロセスチーズは賞味期限も長く、品質も安定していることから手ごろな価格で購入することができます。
実際、自宅の冷蔵庫に常にプロセスチーズが入っているというご家庭も多いのではないでしょうか。

プロセスチーズはとても栄養価が高いチーズとして知られています。
特にワインのお供にチーズにこだわりのある方にとっては不向きなチーズだと言われていますが、癖がないので多くの方があっさりと食べることができるチーズです。
プロセスチーズの添加物について
そんなプロセスチーズですが、このプロセスチーズには、合成化学物質が含まれています。
この原材料名表示には、生乳と食塩が入っています。
脂質成分が分離してしまわないよう乳化剤を使用してチーズを作ります。

この時、リン酸塩が必要となります。
しかし、このリン酸塩が胃や腎臓、大動脈にカルシウムを吸着させてカルシウムの作用を悪くする原因となってしまうのです。
その結果、骨が弱くなり、骨粗しょう症を招く他、カルシウム不足による脳の働きが低下し、イライラしたりすることがあります。
このようなことから、プロセスチーズを購入する際は、原材料名の表示をしっかりと確認しましょう。
その上で、可能な限り添加物が少ないプロセスチーズを購入するようにしてください。
チーズに含まれる「ラギーナン」により下痢が起こる
チーズは美味しいと感じる方が多い為、次々と食べたくなります。
しかし全てが安心して食べることができる製品とも限りません。
実際のところ、チーズには乳化剤以外にも様々な添加物が加えられています。
その中で気を付けるべき添加物の中に「カラギーナン」というものがあります。
原材料の表示は「安定剤」とされています。
このカラギーナンは食品に粘り気を与えてくれるだけではなく、食感をなめらかにする添加物として含まれています。
その他にも、「ペクチン」「カラギーナン」グァーガム」「ローカストビーンガム」タマリンドガム」「キサンタンガム」「カードランド」などの添加物が使用されています。
この中でもカラギーナンについては、動物実験により「潰瘍」「下痢」「下血」「脱毛」の症状が見られたという症例があるようです。
しかし、「安定剤」とだけ表示されているだけでは、カラギーナンが使用されているかについては私たち消費者には判断できません。
チーズは下痢を起こす原因になるのか?
下痢を起こす原因になるものは何もチーズだけとは言い切れません。

多くの下痢の原因としては、様々なことが考えられます。
日常生活において食生活が乱れていることが挙げられることもあれば、もともと胃腸が弱いという方もいます。
あるいは、近年、食の文化が変化し、多くの食品に添加物が入っているために、健康を損なってしまうということもあります。
下痢の原因はこのように多岐にわたると言われているのです。
そんなチーズも一例として、下痢を起こす原因として考えらえています。
「プロセスチーズ」と「ナチュラルチーズ」
普段私たちが消費しているチーズには、「プロセスチーズ」と「ナチュラルチーズ」があります。
どちらも美味しくいただくことができるチーズですが、このチーズの大きな違いは「発酵が続いているチーズ」なのか、それとも「発酵がストップしているチーズ」であるかとなります。
- 発酵が続いていることから、時間の経過とともにどんどん熟成されていき、味が変わります。
日本でワインを販売するような輸入販売を行っているお店では、多くの外国産チーズが販売されていると思います。
これらはすべて輸入されたナチュラルチーズであると言われています。
- ナチュラルチーズを加熱処理し、発酵をストップさせたチーズを指します。
そして、ちょうどコクもあり、味わいのよい食べ頃の状態で安定させているチーズということになります。
このプロセスチーズは発酵が止まっていることから、ナチュラルチーズのように熟成していくことはありません。
このようなことから、

プロセスチーズは賞味期限も長めに設定されていることから、保存食としても最適である
賞味期限は美味しく食べることができる状態をメーカーが保証している期間となります。
しかし、開封後はチーズが傷むこともある為、賞味期限を目安として消費するようにしましょう。
プロセスチーズの賞味期限は?
プロセスチーズはナチュラルチーズよりも賞味期限は長く、メーカーによって異なりますが、製造日より9ヵ月ほどもつようです。
カマンベールチーズの賞味期限は?
カマンベールチーズは中身がとても柔らかく、熟成が進んでいるチーズです。
プロセスチーズと比べても味がクリーミーでとても食べやすい人気のチーズとなっています。
ブルーチーズの賞味期限は?
ブルーチーズは空気に触れるような隙間を作り、青カビが繁殖します。
塩味が強いチーズとして、ワインとの相性がぴったりだと言われているチーズです。
チーズは賞味期限切れでも食べてもいいの?
チーズをはじめとして、様々な食品には、「賞味期限」が設けられています。

これは、「賞味期限」であり「消費期限」とは異なります。
「賞味期限」は、その製品を美味しく食べることができる期間を指しています。
その為、賞味期限を過ぎたからと言って、絶対に食べてはいけないといったことではありません。
一方、「消費期限」については、またその考え方が異なり、その食品を安全に食べることができる期限を指しています。
このようなことから、消費期限を過ぎた食品については、食べてしまうと危険であると言えます。
カビが生えたチーズは食べないこと
食べることできるかそうでないかの判断のひとつに、カビが生えてしまったチーズは絶対に食べないようにしてください。
これは、チーズに含まれている乳酸菌がチーズの内部へカビが繁殖することを防ぐ為、カビが生えてしまいます。
表面に生えたカビを取り除けば他の部分は食べたとしても特に問題はありません。
しかし、カビが広範囲に広がっていたり、明らかにニオイがおかしい、見た目にも変質しているという場合は、食べることは控えてください。
シュレッドタイプとなるピザ用チーズなどは特に、カビが生えているということが分かりにくい為、あまりに長期に渡って放置しているようなチーズだった場合は絶対に食べない方が良いです。
チーズは下痢を起こす原因になるの?なぜ?
日本人はもともと胃腸が弱い人種であると言われています。
その為、牛乳などの乳製品を摂取すると、それが原因で下痢を起こす方が多いです。
この牛乳による下痢の原因として考えられることは、「乳糖不耐性」という、牛乳に含まれる乳糖を分解することができないために消化ができずに下痢をしやすくなるようです。

チーズは加工して乳糖が少ない状態となっています。
少ないというだけで乳糖が含まれていることから、乳糖不耐性である方が食べることで身体が過敏に反応し、下痢を引き起こしてしまいます。
また、脂肪分の消化が追いつかないために下痢を起こしてしまう、その他、チーズの中に含まれる添加剤の原因により下痢を起こしてしまいます。
チーズに乳糖が含まれている場合
チーズに乳糖は含まれていますが、含まれる量はわずかです。
その為、そのわずかな量に反応して下痢を起こす場合は、かなり過敏な方であると言えます。
一般的には、乳糖によって下痢を起こすという可能性は低いと言われています。
チーズの脂肪部の消化が追いつかない
チーズをたくさん摂取した場合は、この状態が起こることがあります。
しかし、チーズを大量に食べると胸やけも起こしてしまう為、そのような食べ方をされる方の方が少ないです。
ピザを食べる時などは、チーズの脂肪分に加え、肉類などの消化も行わなければならず、その分消化がおいつかないことがあります。
チーズに含まれる添加物が原因
すべてのプロセスチーズに含まれる添加物については大きな問題になっているようです。
この添加物については、身体に悪影響を与えるとして考えられており、これが引き金となり下痢を起こしている可能性が高くなります。
腸内環境を強くする
胃腸が元気な状態であるからこそ、健康体を維持することができると言っても過言ではありません。
現代においては、「腸内環境」「腸内フローラ」などといった言葉で表現されることが多くなりましたが、私たちは昔と比較するとお腹の環境が悪い方向へ変化していると言われています。

その原因のひとつに、食生活の欧米化が挙げられます。
それにより、下痢をはじめとして、アトピーや喘息、がん、糖尿病など、これらの病気に罹患する原因はほとんどが腸内環境の劣化に起因していると言われています。
その為、腸内環境を改善することで、身体を健康体へと改善することができます。
近年では、お腹の調子を整え、腸内環境を良くするサプリメントなどが市販されています。
それらを上手に活用することで、身体の不調をなくし、健康に過ごす糧とすることができるのです。
まとめ
いかがでしたか?
チーズが下痢の原因になるかどうか、また、チーズに対するアレルギーや賞味期限などについてご紹介しました。
チーズには2種類あり、プロセスチーズとナチュラルチーズに分けられますが、私たちが口にするチーズのほとんどはプロセスチーズです。プロセスチーズは保存期間が長いだけではなく、口当たりも良いため、私たちの食生活にしっかりと根付いていると言えます。
しかし、このプロセスチーズには、食品添加物が含まれている為に、それが原因となって下痢を引き起こすことが分かっています。
しかし、この食品添加物にも様々な種類がある為、一体どの添加物がそれぞれの食品に含まれているか、そこまでは謎です。
このようなことから、チーズを食べる際、下痢の原因となる添加物が含まれていることを念頭に置いておかなければなりません。
また、チーズに対してアレルギー反応を示す方もいるようですが、これはごく稀なことです。

それよりも、賞味期限を守って摂取するようにしましょう。
ナチュラルチーズは発酵し続けることから、賞味期限は特になく、熟成すればするほど味もコクも変わったチーズを楽しむことができます。
チーズの奥深いことが分かった上で、お腹の調子が悪くならない程度にチーズを摂取するようにしましょう。