• ザリガニ釣りの時期や場所は?
  • ザリガニの釣り餌や釣り竿でおすすめは?

昭和の時代も平成の時代も、夏休みにおばあちゃんの家に帰省した際など、ザリガニ釣りが定番となっていませんか?

しかし、私たちのような昭和の時代は、今よりもまだまだ大自然が豊富だったことから、ザリガニ釣りの場所も豊富にあったように思います。

それが平成となり、現在ではザリガニ釣りができるような場所は実際のところとても少なくなっています。

 

さらには、ザリガニ釣りを経験したことがないという子供たちも多いようです。

 

大自然の中で生きるザリガニの姿、そして、夏休みの思い出とも言えるザリガニ釣りを楽しめると良いですよね。

 

現代におけるザリガニ釣りの時期やどこで釣れるのか、その場所、また釣り餌やおすすめの釣り竿についてご紹介したいと思います。

ザリガニ釣りの歴史

もともとザリガニは、日本においては江戸時代に発見されています。また、昔は北日本を中心として在来種が多く生息していました。

 

ザリガニはエビでもなくカニという訳でもないちょうど中間的な印象であることから、「エビガニ」などと呼ばれていたのです。

 

そして、関東においてもザリガニの生息は確認されていたのですが、すでに現在ではザリガニは絶滅危惧種として指定されています

 

それほどにまでザリガニが棲む世界を人間の手によって破壊していることが分かります。

 

その為、現在では、アメリカから輸入されているアメリカザリガニが日本に生息しています

 

ザリガニが生息してる場所は?

先ほども述べたように、日本に生息するザリガニは、現在、小型のロブスターである「アメリカザリガニ」を指します。

 

また、ザリガニは特に食用としているわけではなく、あくまでザリガニ釣りを楽しむだけのものです。

 

それに、実際に飼育するとなると結構手間もかかって大変なことも多く、ザリガニ釣りを楽しむ方のほとんどが、「釣ること」を楽しむだけで、釣ったことに満足したら、その後はザリガニをもとの池や川に返してあげます。

 

これを「キャッチ・アンド・リリース」と呼んでいます。

 

一般的にはザリガニは池や川に住んでいるとされていますが、実は地域によってザリガニが分布している場所はその密度の差が生じます

 

例えば、関東圏において、東京では、公園にある池などに普通に生息しています。これは、きっと放流した方がいて、それが自然と繁殖したと考えられます。

 

一方で、地域によってはザリガニの姿を全く見かけないということもあるそうです。

 

通常、ザリガニの姿は水辺の組石などの間にある穴の中にひっそりと身を隠して生活していることが多いです。

 

その為、あなたがお住まいの地域に池があるようであれば、そっと石と石の間を覗いてみたり、大きな石の影があるような場所を覗いてみましょう

 

そっと注意してみてみると、ザリガニのひげがユラユラと揺れていることに気付く場合があります。

 

ザリガニ釣りのコツは?

 

自作の仕掛け(ザリガニ釣り)の作り方

ザリガニ釣りをする時は、自作の仕掛けを使用して釣ります。

 

仕掛けに使用する材料は、以下の通りとなっています。

ザリガニ釣りの材料
  • 割りばし
  • 凧糸
  • 餌となるスルメやサキイカ
  • ガン玉
  1. 50cmくらいに切った凧糸と割りばしを準備します。
  2. 割りばしは、先端から1cmほどのところにカッターで割りばしを一周さあせ、浅い溝を作っておきます。
  3. 切った凧糸を割りばしに結び、凧糸の反対側に餌となるすすめやさきいかを結び付け、自作の竿を作ります。
  4. 餌を結びつけたところのすぐ上にガン玉を付け、水中で餌をコントロールしながらザリガニ釣りをします。

 

この時、割りばしと凧糸をしっかりと止めておかないと、せっかく餌にくらいついて釣れたザリガニが、凧糸ごとすり抜けて落ちてしまいます

 

結び方に自信がない場合は、接着剤を使用して固定しても良いでしょう。その方が確実かもしれませんね。

 

自作の釣り竿が完成したら、実際にザリガニ釣りを行ってみましょう。

 

ザリガニを釣るまでの流れ

ザリガニが棲んでいそうな穴があれば、餌と糸を穴に入れ、割りばしごと水につけてみましょう

 

そうすると、餌のするめを操作しやすく、すぐにザリガニが釣れる可能性が高いです。

 

また、ザリガニ釣りは、ザリガニを観察しながら駆け引きしつつ行うことが基本です。

 

餌となるするめを水底まで落とし、ザリガニがそれに気づいて近づいてくるかをよく観察しておきます。

 

ザリガニがひょこっと自分のはさみを餌に伸ばそうとする姿をキャッチした時が絶好のチャンスです!

 

ほんの数秒待って、餌のするめをしっかりと抱き抱え込んだことを確認できたら、その時点でそ〜っと割りばしを引き上げてください

 

ザリガニは離れた場所に餌があっても気づかないか無視することもあります。

 

ザリガニが穴の中から出てこないという場合は、餌となるするめの位置を変えてみるのも良いでしょう。

 

ザリガニはゆっくりと引き上げる

また、実際にザリガニが餌に食いついた場合でも、釣り針を飲み込むといった釣られ方をするのではなく、餌を挟んで捕まえることになります。

 

その為、しっかりとザリガニを釣りあげるまで、ずっと餌を挟んだままの状態でいてもらわなければなりません。

 

ここで勢いよく一気に引き上げてしまいたい気持ちも分かりますが、一気に引き上げることで、せっかく餌に食いついていたのに、驚いてはさみを離してしまうのです

 

このようなことから、餌に食いついたザリガニを引き上げる際は、「そっと、ゆっくり」が基本だと思ってください。

 

釣りあげたザリガニは、バケツの中に入れて、ザリガニ釣りをたっぷりと楽しんだ後は、元の川や池に返してあげましょう。

 

ザリガニ釣りに使用する餌

ザリガニ釣りに使用する餌は、多くの方はするめやさきいか、ニボシなどを使用します。

 

中にはパンを固めて餌として使用するという方もいるようですが、すぐに水分を含んでしまい、柔らかくなって水に溶けてなくなってしまいます

 

その為、ザリガニのいる場所にたどり着く前に、すでにドジョウなど他の生物に食べられてしまい、ザリガニの口には一切入らない・・・などといったことになります。

 

このようなことから、少し固めのするめやさきいか、ニボシなどが最適であると言えます。

 

その他にも、ザリガニは雑食である為、匂いのするものであれば、実際には何でも食いつこうとします。

 

例えば、イリコやちくわ、チーズかまぼこ、ミミズ、タニシ、カエルといった、家にあるものを何でも持参して試してみても良いでしょう。

 

ザリガニ釣りに使用する竿

ザリガニ釣りに使用する竿は、先ほどのようにすべてを手作りするのももちろんですが、釣り具屋さんに行ってみると、ザリガニ専用の釣り道具セットが販売されています

 

もちろん、ザリガニ専用の釣り竿に限定されるのではなく、小魚を釣る時にも使用することができます。

 

ザリガニ釣りの注意点

熱中症に気をつける!

ザリガニ釣りは、真夏の暑い時期に行うことになります。

 

その為、ザリガニを釣ることに夢中になっていると、気づけば汗だらけ・・・水分もろくに摂取していなかった・・・などといったことになり兼ねません。

 

あまりにも無我夢中になっていると、熱中症になってしまう可能性も高くなるため、十分に注意しなければなりません

 

日焼け対策もしっかりと!

また、日差しもきつく、ザリガニ釣りを行う場所に思うほどの日陰はなく、炎天下で行うことになるでしょう。

 

熱中症を予防する意味でも、帽子をかぶり、首には保冷剤やクールスカーフなどを上手に活用するようにしてください

 

そして、すぐに塩分チャージすることができるようなタブレットを持参しておくと安心です。

 

ザリガニ釣りに出掛ける前は、例え早朝であっても、真夏の日差しの強さも考慮し、日焼け止めクリームなども活用しましょう。

 

日陰でザリガニ釣りを楽しめるとも限らない為、念には念をが大切です。

 

雨で増水している場合は日を改める

そして、ザリガニ釣りでは、ザリガニが棲む場所が小さな池や用水路であることから、雨が降った後は増水している可能性があります。

 

その際は、とても危険な為、ザリガニ釣りを行う日程を改めましょう。地面もぬかるんでいたりすると、足を滑らせてしまっては大変危険です。

 

また、ザリガニ釣りを楽しむような場所には、蚊やブヨといった虫もたくさんいます。特に、ザリガニの活動が活発化する春先〜夏にかけては、これらが大量発生します

 

特にブヨに刺されてしまうと、後に患部が腫れあがり厄介なことになってしまいます。

 

ザリガニ釣りに出掛ける際は、長袖長ズボンを着用し、さらに全身を虫除けスプレーしておくようにしてください。

 

ザリガニ釣りを行う時期と場所

日本では、ザリガニ釣りは1年を通して楽しむことができます。しかし、その中でも最も最適な季節は5〜11月であると言われています。

 

この間は水温も暖かく、ザリガニにとっても活発に活動することができる時期でもあるからです。

 

また、ザリガニが生息する場所は、田んぼの用水路や公園にある池、また、小さな小川に生息していることが多いと言われています。

 

ザリガニは比較的流れが穏やかである場所を好む傾向にあり、岩影や、石と石の間の穴に入り込んで生息しています。

 

ザリガニが冬眠するのはいつ?

日本に現在生息しているザリガニはアメリカザリガニです。アメリカザリガニは、水温が5〜30度に適していると言われています。

 

その為、あまりにも水温が低くなり寒くなることで冬眠を始めてしまう種でもあります。

 

つまり、実際にザリガニ釣りを行うともなれば、冬眠していそうな時期は避けなければなりません。

 

アメリカザリガニは、水温が10度を超えてくる3月〜4月頃にかけ、活発に行動し始めます。

 

私たちも寒さが和らぎ、桜の木に桜のつぼみができ、そろそろお花見シーズンだと感じる頃に活動を開始するのと同じ時期です。

 

桜の木が並ぶ川辺でお花見を楽しむ時は、そのすぐそばにある川を覗いてみると、ザリガニの姿を見つけることができるかもしれません

 

お花見を計画している方は、少し注意して川を覗いてみてください。

 

夏〜秋

夏から秋にかけては、水温が一気に上昇します。

 

この時期になると、アメリカザリガニが活発な行動をし始めます。水温も暖かい為、アメリカザリガニにとっても最適な時期となります。

 

しかし、近年では温暖化の影響もあり、水温が上昇しすぎてしまい、水の中で酸欠状態となってしまいます。

 

このようなことを回避するためにも、アメリカザリガニは自ら陸に穴を掘り、そこで休む姿を見かけることもあります。

 

穴を掘ることができるような場所となれば、泥底の田んぼの用水路、また、池などをメインとして生活をするようになります。

 

季節がすっかり秋に移り変わり、11月頃となると、アメリカザリガニは穴を掘って冬眠する準備を始めると言われています。

 

そして、水温が15度ほどになると、すべての行動が鈍くなるため、ザリガニ釣りを楽しもうと思っても、餌にも食いついてこなくなります

 

このようなことから、ザリガニ釣りは1年中可能であるとは言え、さすがに水温が低温となる冬は、ザリガニの動きが鈍くなっていきます。

 

ザリガニ釣りを楽しむことは難しくなるため、できれば冬を避けた時期にザリガニ釣りを行いましょう!

 

ザリガニ釣りがベストな時間帯は?

ザリガニ釣りを行うベストな時間帯は一体何時であるかご存知ですか?

 

ここでは、ザリガニ釣りを行う際に、適した時間帯について解説します。

 

ザリガニ釣りを楽しみたい場合は、朝か夕方を狙うことで、より釣りやすくなります。

 

ザリガニはそもそも夜行性であうことから、朝か夕方の時間帯に釣りを行うと最もよく釣れると言われています

 

それでも、日中に全く釣れないということではありません。

 

しかし、日中は岩陰などに隠れて休んでいるため、あまり餌を食べようとしないことから、朝や夕方と比較しても釣るのが少し難しいかもしれません。

 

このようなことから、ザリガニ釣りをするには、朝と夕方の時間帯が一番良いということを覚えておいてください。

 

上手なザリガニの釣り方

ザリガニ釣りが初心者という方のために、しっかり確実にザリガニをGETすることができる釣り方のコツをご紹介します。

 

ザリガニの姿が見えている場合

ザリガニが生息している場所によりますが、比較的水の流れも穏やかで、水に透明度があれば、ザリガニの姿が見える水質環境の場合は、そのままザリガニの目の前に餌を垂らしてみます

 

あまりにも棲んでいる家から離れていると、なぜか無視される傾向にあるため、しっかりと目の前に垂らすことがポイントです。

 

しかも、目の前に餌がくると、ザリガニは単純なもので、すぐにその餌をめがけて食らいついてきます。

 

本来、ここですぐに引き上げたいところですが、慌てて引き上げるとザリガニを逃がしてしまうのでぐっとこらえて観察します。

 

ザリガニがしっかりと餌をハサミで挟んでいることを確認したら、そのままゆっくりと引き上げてください

 

実際には、一旦食いついた餌は、なかなか離さない為、ここからはもう確実に釣れたも同然です。

 

捕獲されることを思うと、餌を離せばよいものの、ザリガニも反発心からか、獲物を取られまいと必死でぶら下がった状態のまま結局は釣り上げられてしまうのです

 

この時、たまに引き上げ途中でザリガニ本体が落ちてしまうのは、たまたま掴んだ餌をハサミでしっかりと挟めていなかっただけだと考えられています。

 

もしくは、仕掛けた餌がたまたま糸から外れてしまったかのどちらかが原因であることが多いです。

 

このようなことから、ザリガニを釣った際は、本体が誤って落ちてしまわないよう、下から網を使用してすくってあげると上手に釣ることができます。

 

ザリガニの姿が見えない場合

ザリガニ釣りをする水質環境は、いつも良いとは言い切れません。

 

特に雨が降った後は、どうしても水が濁っているため、水面から水中を覗いてみても、水が濁りすぎて見えない場合もあります。

 

ザリガニは普段は岩の隙間や岩陰に隠れつつ、水草の近くにも潜んでいるため、そのポイントを定めて、ピンポイントに餌を垂らしてみましょう

 

その餌をゆっくりと動かしているうちに、知らず知らずのうちにザリガニが食らいついてくることがあります。

 

ザリガニは餌をつかむと、それを落ち着いた場所にもっていこうとします。

 

そうなってしまうと、どれだけ引っ張ろうと水面にはあげてこれなくなります。

 

その為、糸を引く手ごたえがあった場合は、落ち着いてゆっくりとそっと引き上げるようにしてください。

 

ザリガニ釣りにおすすめなアイテム

ザリガニ釣りに出掛ける前に、しっかりと釣るための前準備を行ってから出発しましょう!

 

この時、ザリガニ釣りに持参すべきものや夏の暑さ対策グッズ、またおすすめの釣り竿をご紹介します。

 

ザリガニ・釣り竿セット

ザリガニ釣りを行う際の専用釣り竿です。餌はワンタッチでクリップに挟むだけで出来上がる為、とても手軽です。

 

小さなお子様でも上手に使いこなすことができます。とても簡単な竿なので、お子様が率先してできる専用の釣り竿としてとても人気があります

 

子供が自分でザリガニを釣ることができる楽しみを発見でき、ひとつのものを上手に扱うことができることから、子供の自主性も生まれて楽しめる商品です。

 

本来、釣り竿はお手製でも作成することは可能です。

 

それでも、本格的なザリガニ釣りをしてみたい!という方には、セットで揃えておくと何年でもザリガニ釣りを楽しむことができますよ!!

 

塩分チャージタブレッツ 塩レモン味 90g カバヤ

炎天下における熱中症対策の為にも、ザリガニ釣りには欠かせないタブレットです

 

携帯することができるほどコンパクトなので、いつでもどこでもカバンの中に忍ばせておいてください。

 

タブレットタイプとなるため、一見舌ざわりもラムネのような感じで口の中で溶けていきます。

 

爽やかなレモン風味である為、夏の暑い時期でもしっかりと塩分チャージすることができます

 

各ひとつひとつが個包装されているため、携帯することができ、手を汚さずに食べることができます。

 

親子や友達同士でザリガニ釣りへ出かけるという方は、事前に塩分チャージタブレッツを準備しておかれることをおすすめします。

 

これがあれば、暑い夏も熱中症対策ばっちりです!

 

ひんやり冷感 繰返し使える♪クールスカーフ

ひんやり冷感、繰り返し使用することができるクールスカーフは、夏の暑い季節でも首元からひんやりクールダウンすることができます

 

特に夏場は早朝まだ太陽が照り付ける前からじわじわと暑くなり、気温も上昇していきます。

 

ザリガニ釣りに出掛ける早朝とは言え、やはり暑さには十分気を付ける必要があります。

 

束の間、暑さをしのぐために繰り返し使えるクールスカーフを持っていれば、首筋を冷やすだけでもとてもひんやり気持ちよくなるため、ぜひ重宝してもらいたい商品です

 

サイズは約100×5cmと、程良い長さもあることから、首元に十分巻きつきます。

 

ひんやり感がなくなったら、再度、流水で流し、少し水を含ませてあげるだけでまたひんやり感が再生します。

 

夏の暑さをしのぐにはもってこいですね!

 

まとめ

いかがでしたか?ザリガニ釣りの時期や場所について、また、餌や釣り竿でおすすめのものについてご紹介しました。

ザリガニ釣りは、昭和世代に育った子供であれ、平成世代に育った子供であれ、一度ザリガニ釣りを経験すると、釣る楽しみが増え、無我夢中になること間違いあります。

今まで図鑑の中でしかザリガニを見たことがないというお子様にとって、生きているザリガニを見ることはとても興味深くもあり楽しみであるに違いありません。

 

また、ザリガニ釣りは、パパやママの世代でも旋風が巻き起こるほど人気の遊びでもありました。

 

世代が変わり、子供たちと一緒に大人も楽しめる遊びとして、親子揃ってめいいっぱい遊んでみてはいかがでしょうか♪

 

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