• カレーを食べると下痢をする人もいる?
  • スパイスによってはカレーで下痢になる?

カレーが大好き!という方はとても多いですよね。

しかも、大人から子供まで、カレーの味には親しみがあるという方がほとんどです。

 

しかし、そんなカレーですが、食べると下痢になってしまうという方もいるそうです。

 

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その原因は一体何なのでしょうか?

 

ここでは、カレーを食べると下痢になる原因について解説します。

 

カレーは万人受けする食べ物

 

カレーが嫌いだという方は、私は今まであまり出会ったことがありません。

 

どちらかと言うと、カレーは大好きだという方に出会うことが多いです。

 

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皆さんはどうですか?

 

実際のところ、カレーには色々な種類や味があります。

 

その為、小さなお子様から大人まで幅広い年齢層の方がカレーを食べる楽しみがあると言えます。

 

これから夏になるとさらにカレーを食べたい!と思うようになりますよね!

 

カレーを食べて下痢になるのはなぜ?

カレー 下痢 原因

 

原因①

カレーという食べ物には、皆さんがご存知の通り、多くのスパイスが含まれています。

 

そのスパイスがい腸壁を傷つけて下痢を引き起こすと言われているのです。

 

特に唐辛子の中に含まれている「カプサイシン」については、交感神経を強く刺激し、活発化させる働きを持っています。

その為、交感神経が活発化すると、胃腸の蠕動運動が活発になる為、食べ物から水分を吸収する前に、腸の中を通過してしまうことで下痢が起こってしまうと言われているのです。

 

通常であれば、消化された食べ物は、胃に入り、その後小腸、大腸の順に送られ、大腸に溜まった際に消化された食べ物の水分が腸へ吸収される仕組みとなっています。

 

しかし、この時、カプサイシンが交感神経を活発化させている為、便が腸内にとどまる時間を短くしてしまう為、それが急激な腹痛の原因となるようです。

 

このカプサイシンは、多量に摂取することで胃腸に大きなダメージを与えてしまい、さらに消化不良の原因となってしまうのです。

 

原因②

カレーには脂肪分が多く含まれています。

 

一般的にはカレー1人前に1日に必要となる脂肪部の半分を摂取することができると言われています。

 

そんな摂取した脂肪については、消化不良の対象となりやすく、それによって下痢が引き起こされてしまうのです。

 

原因③

みなさんはカレーを作る際、作ったその日に食べるよりも翌日の方がより一層おいしく感じたりしませんか?

 

とてもとろみが出て、コクも生まれるようでとても美味しく感じます。

 

しかし、カレーは一晩寝かせることでウェルシュ菌という厄介な菌が誕生してしまうと言われています。

 

このウェルシュ菌は、食中毒を起こす可能性がある菌だということで知られています。ウェルシュ菌は熱に強い菌であることから、100度加熱しても死滅することがありません。

 

その為、翌日のカレーを食べた場合は、その菌を食べている可能性があるという訳です。

 

結果、下痢を引き起こしてしまうということが分かります。

 

ウェルシュ菌とは

カレーを大量に作った後、一晩寝かせている間に、実は下痢の原因となるウェルシュ菌が増殖する可能性が高くなります。

 

このウェルシュ菌はとても強い菌で、100度加熱処理を行ったところで死滅することはなく、逆に活性化してしまい、酸素がないところでも増殖を繰り返します。

 

そしてひどい場合は食中毒を引き起こす可能性が高いと言われているのです。

 

ウェルシュ菌の特徴
  • 無味無臭であることの他に、熱に非常に強く、人間や動物の腸管、土、水など、あらゆる自然界の中に知らずしらずのうちに広く分布しているのです。

 

ポツリヌスと同等の菌として知られています。

 

また、一晩寝かせたカレーの中心部は酸素がない状態となり、ウェルシュ菌にとては増殖する環境に最も適した状態となる為、急速に増殖してしまうのです。

 

そして、このカレーの中で大量に増殖してしまったウェルシュ菌を食べてしまうことで、さらに小腸内で増殖し、そこで毒素が産生され下痢の原因となると言われているのです。

 

これは、一度に大量の食事を調理するような施設において発生する為、食中毒事件が起こることにつながってしまうのです。

 

カレー好きの方へ下痢になりにくいカレーとは?

カレー 下痢 原因

 

そんなウェルシュ菌と聞いてもどうもパッとしませんよね。

 

それに、カレーが大好きだという方にとっては、翌日のカレーもカレーであることから、どうしても食べたい!と思うはずです。

 

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そんな時に下痢になりにくいカレーの食べ方があります。

 

生野菜を食べること

カレーを食べて下痢にならないようにするためにも、生野菜を一緒に食べるようにしてください。

 

これは、カレーには脂肪分が多く含まれており、消化しにくい為、この時に生野菜を一緒に摂取すると消化酵素が消化を助けてくれるのです。

 

その結果、消化をスムーズに行うことができ、下痢になりにくくなると言われています。

 

とは言え、忙しい毎日の中でカレーと一緒に生野菜の摂取まで・・・と食事の準備が億劫になりがちな方は、スーパーに販売されているサラダを購入するという方法もあります。

 

水分摂取を控える

カレーを食べているとどうしても水分が欲しくなります。

 

しかし、カレーを食べる時はできるだけ水は飲まないようにしましょう。

 

水をたくさん飲みながらカレーを一緒に食べると、消化液が薄まって逆に消化不良を引き起こしてしまいます。

 

では、カレーを食べる時に最も適している飲み物は、「ラッシー」です。

 

ラッシーは、ヨーグルトをベースに作った乳製品であり、その味もカレーにぴったりと合います。

 

このラッシーには「カゼイン」という成分が含まれており、唐辛子に含まれるカプサイシンの刺激を和らげ、消化を助ける働きをしてくれます。

その為、カレーを食べる際にはヨーグルトベースの乳製品を一緒に摂取するようにしましょう。

 

そういや思い出してみると、本場インドカレーを食べに行った際、メニューにはラッシーがありました!

 

なぜラッシーがインドカレー屋さんにあったのか、その時はそこまで何も思わなかったのですが、いざ、この記事を書いてみると、「なるほど〜」と思いました。

 

冷蔵保存すること

カレーを作る時はつい、大量に作ってしまうという方がほとんどではないでしょうか?

 

この大量に作ったカレーは一度にすべて食べきるということはできないため、食べ残したものは、プラスチック容器に入れ、冷蔵保存するようにしてください。

 

この時、常温保存しておくと、ウェルシュ菌が増殖しやすくなる為、必ず冷蔵庫に入れるようにしてください。

 

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冷蔵保存後は翌日など、

できるだけ早く食べるようにしてください。

 

スパイスは最小限に

カレーを食べて下痢になるという方は、特に、胃腸に対してスパイスが強く作用していることも考えられます。

 

また、辛いカレーが好きだという方でも、下痢になってしまうことを防ぐためにも、少し香辛料を控えたカレーを作られることをおすすめします。

 

腸内環境を整えること

健康のパロメーターとなるのは、やはり腸が健康であることです。

 

普段から腸の状態が健康であれば、下痢の原因となるものが腸の中に入ってきても特に下痢などを引き起こすことは少ないと言えます。

 

また、ストレスを感じることがあっても、腸内で適切に処理することができます。

 

その為、日頃から腸に良いとされるものを食べたり飲んだりするようにしましょう。

 

腸内環境を良くするために

腸内環境を悪くする食品としては、手軽な時代であるために、今はコンビニ食品やレトルト食品など、添加物をたくさん含んだ食品を摂取することも増えています。

 

これらの食品には、身体には良いとは言えないものが含まれているために、腸内環境が悪くなります。

 

それと同時に消化力や免疫食も低下して下痢を起こしやすい身体となってしまうのです。

 

そして、不摂生を続けるのではなく規則正しい生活サイクルを守ることも大切です。

 

日常生活における食生活については、季節に応じた野菜をたくさん使った手作りの食事を摂取することが最も大切なことです。

 

それを行うことで、腸内環境を常に良い状態に保つことができます。

 

サプリメントを活用しよう

普段からお腹を壊しやすい体質の方も存在します。

 

下痢体質であることを根本的に改善するためには、サプリメントを上手に活用するのも良いでしょう。

 

最近ではお腹の健康を保つための良いサプリメントがたくさんあります。

 

どのサプリメントが自分自身に合っているかは、数ヵ月継続してみなければ分からないことの方が多いかもしれませんが、それらを上手に組み合わせてみられるのも方法ですね。

 

それでもどうしてもお腹を壊しやすいという方は、腸内環境を良い状態に保つためのサプリメントを上手に活用し、併用していくようにしましょう。

 

カレーを食べる前に乳製品を摂取する

カレーで腹痛が起こってしまう前に、まず乳製品を食べておくのもひとつの方法です。

 

乳製品は胃の粘膜を胃酸から守ってくれる働きをします。

 

その為、カレーを食べる前に牛乳やヨーグルトの他、チーズなどを食べることで、カゼインが胃の粘膜を保護してくれる為、より効果を得ることができると言われているのです。

 

手軽なものとしては、ご家庭の冷蔵庫の中にある飲むヨーグルトが体表的ではないでしょうか。

 

消化に良い食べ物を摂取しておく

カレーを食べて腹痛が起こると辛いと感じる方も多い為、カレーを食べる前にりんごやうどんなどを摂取しておくことで、胃腸への負担を軽減させることができると言われています。

 

ストレスをためないこと

ストレスを感じる方は胃痛を感じる方が多いと言われています。

 

これは、胃酸が分泌されていることで胃痛が起こることになります。

 

これは、ストレスによって胃酸が多く分泌され、胃に大きな負担をかけていることになる為、その状態でカレーを食べるとさらに胃腸へダメージが大きくなります。

 

このようなことから、普段からストレスをためないよう、適度にストレスを発散できるよう、生活を見直す必要もあるでしょう。

 

薬を服用する

カレーが大好きで連日カレーを食べ続ける場合は、冒頭でご説明した通り、ウェルシュ菌が増殖し、それらは加熱することで死滅させることができないほど厄介な菌です。

 

もともと胃腸が強いという方がそのような菌が増殖したカレーを食べても、腹痛や下痢が起こるということは少ないかもしれません。

 

しかし、下痢を起こしやすかったり、お腹を壊しやすい体質の方であれば、簡単に下痢を起こす原因となってしまいます。

 

これら様々な方法を色々試してみても、カレーを食べることで下痢になってしまうという方は、最終的には消化を助けてくれる薬を服用されることをオススメします。

 

消化を助けてくれる薬は、ドラッグストアなどで市販薬を購入することができます。

 

また、最近では、ドラッグストアなどは夜遅くまで営業していることも多く、夕食後にお腹が痛くなって下痢が起こっても、手軽に購入することもできます。

 

市販薬で下痢が止まらず効果がない場合は、病院を受診するようにしましょう。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

カレーを食べると下痢になる原因について、また、カレーを食べても下痢になりにくい食べ方について解説しました。

カレーを食べると下痢になる原因には、スパイスであったり、カレーに含まれる脂肪やウェルシュ菌であることが分かりました。

 

また、カレーを食べて下痢にならない食べ方は、野菜やラッシーと一緒にカレーを食べるなど、様々な方法があります。

 

今後、カレーを食べて下痢とならないよう、上記の方法を試してみてくださいね。

 

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