• 寺と神社の違いとは?
  • 御朱印や不動尊があるのはどっち?

意外と知らない!?お寺と神社の違いは・・・?など、あまり考えたことがないかもしれません。

しかしながら、いざそのように言われてみると案外答えが分からないという方が多いことをご存知ですか?

また、お寺や神社と言えば御朱印や不動尊ですよね。それもどっちがどっちにあるの??なんて改めて疑問に思います。

 

そこでここでは、お寺と神社の違い、そして御朱印や不動尊はどちらにあるものなのかについて解説していきたいと思います。

寺と神社の違いとは?

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お寺と神社はまず、見た目に違いがあります。お寺はお墓や仏像があります。そして、神社には鳥居があります

 

改めてこれを聞くと、「あ!そうだ。」などといったように改めて感じる方も多いのではないでしょうか。

 

そして、さらにお寺と神社を詳しく区別すると、仏尊像を安置して、仏教の教えを説き、僧侶が住むところをお寺と言い、神道の教えをもとに、日本の神様の御魂を祀り、祭祀を行うところを神社としています。

 

このように、明らかな違いと言えば、お寺は仏教を信仰し、神社は神道という宗教を信仰していることになります。

 

お寺とは

そもそも仏教は中国やインドから、飛鳥時代に日本のお寺に伝わりました。

 

神道と同様、仏教は日本人にとってとても馴染みやすく親しみやすい宗教として、現在の生活にも強く根付いていると言えます。

 

私達の生活の中で仏教を身近に感じることのひとつに、食事の際に手を合わせて「いただきます」と言いますよね。

 

あの「いただきます」という手を合わせる行為を「合掌」と言いますが、これが仏様と一体となれる仏教の行動であると伝えられているのです。

 

お寺は仏様を祀る場所であり、仏像を設置し、僧侶が仏法をおさめる為にあると言われているのです。

 

また、お寺には僧侶や尼さん、また、住職が住み、御本尊様として仏様がご安置されています。

 

御本尊様としては、大日如来、薬師如来、釈迦如来、聖観世音菩薩、文殊菩薩、地蔵菩薩、不動明王が日本の代表的な仏様として知られています。

 

また、お寺には、「院」「庵」「坊」「大師」「寺院」など、様々な呼び方をします。しかし、それらの意味はどれをとっても同じです。

 

参拝する際は、お寺には御本尊様を祀っていることから、その御本尊様を直接拝み、お祈りをすることができます。

 

通常、御本尊様は、礼堂と同一建物内に祀られている為、神社よりもより御本尊様を身近に感じることができます。

 

お寺のお参りは「合掌」で行う

お寺の中でも入口に山門を持つお寺もあります。その場合は、山門をくぐり抜ける前に、まずはその山門の前で一礼してください。

 

本堂の前に香炉があれば、そこでまずお線香を購入して供えるようにしましょう。

 

そして、お賽銭箱にお賽銭を備え、両手で合掌をします。この時、自身の願いを心の中で伝えましょう。

 

よく間違いやすいことは、合掌の際に拍手を打ってしまうことです。あくまで両手を合わせて合掌するのみとなりますので、その点には注意してください。

 

神社とは

神社は、神の住む場所とされていることから、神籬などの祭壇が起源と言われています。

 

神社は神道に属している為、日本の神様が祀られていると考えられています。

 

日本の中でも、有名な神社として「伊勢神宮」や「明治神宮」があります。

 

このような神社は格式高い神社とされていることから、「神宮」の称号を持っています。

 

○○大社、○○神宮、○○神社はどれも神道に属しています。神道には多くの神様が祀られている為、呼び名も様々です。

 

このようなことから、特に大きな神社については、「○○神宮」「○○大社」などと呼ばれているのです。

 

また、神宮や大社と呼ばれている神社は、天皇家や皇室の御先祖様の神が祀られています。

 

そして、神社の最大の特徴と言えば、神社の入り口には大きな赤い鳥居が設置されています。

 

これは、神社には神が降りてくると考えられていることから、実際には神行きに降りてくる神様と、私達が住む場所を区別しながら、お互いを尊重する為にも鳥居で区別する必要があった為に建てられたと言われているのです。

 

天皇や皇室一族は、そのご先祖様ももちろん、現代の皇室は神式において儀式をとり行います。

 

その為、他界された際は、神葬祭を行い、御霊舎に礼拝を行うことになります。

 

神道では、10日祭、50日祭、一年祭、十年祭と言ったような、神式で亡くなられた方を祀るのです。

 

神社は日本が起源である為、実に仏教よりも遥かに長い歴史を持つ日本独自の宗教なのです

 

神社のお参りは「二礼二拍手一礼」で行う

神社の入り口には鳥居があります。この鳥居をくぐった後は、参道を通り、神様が祀られている本殿へお参りへ行きます。

 

本殿に行くとそこに神様が祀られています。お参りの仕方は、「二礼二拍手一礼」が原則です。

 

神社の参拝作法を正しく行うことにより、あなたの願いが神様に届くと言われているのです。

 

参拝方法をおさらいしておくと、柄杓で口をゆすぎ、本殿へ行きます。本殿にあるお賽銭箱にお賽銭を納め、鈴を鳴らした後、2回お辞儀を行います。

 

そしてゆっくり2回拍手をし、その際に自身の願い事を唱えてください。合わせた手は右手を少しずらしてください。

 

そして、願い事を唱えた後は一礼しましょう。これが「二礼二泊手一礼」と呼ばれる作法となります。

 

不動尊とは?

不動尊や不動明王とは、あなたの利益を叶えてくれるとされる、生活の中においてもとても身近な仏様であると考えられています。

 

厄除け、合格祈願、交通安全、家内安全などといったような様々な願いを叶えてくれると言われています

 

多くの方が神社に祀られていると思いがちですが、実は不動尊はお寺に祀られているのです。

 

毎月28日が来ると、お不動様にお参りするという習慣がある為、門前町がとても栄えている地域も多いと言われています。

 

御朱印とは何?

https://www.youtube.com/watch?v=2Fc8EfjqxZY

御朱印とは、寺社仏閣において、参拝者が押印する印象のことを指します。

 

これは、よくある自分が旅の本などに押していくスタンプとは異なり、寺社の僧侶や氏子が本尊の朱印を押印、また、手書きで寺社名及び参拝日を墨書きしてくれるのです。

 

本物の記念!!といったようなイメージでしょうか。

 

御朱印帳を持参すれば、日本全国にある寺社で御朱印を押印してもらえるとは言い切れません。

 

その為、それもひとつの目的としている場合は、事前に御朱印を押印してもらえる寺社であるかを確認してから訪れるようにしましょう。

 

御朱印は一般的には300円となります。しかし、全ての寺社において金額が統一されているとは言えません。

 

御朱印帳は、寺社での取り扱いもあり、販売もなされていますが、お近くの仏具店、文具店などでも販売されています。

 

今は様々なデザインのものが販売されている為、あなたの個性ある御朱印帳を選択されると良いでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?お寺と神社の違いや御朱印や不動尊のある場所について解説しました。

お寺と神社は、鳥居があるかないか、山門があるかないかなど、見た目から明らかな違いがあると共に、参拝方法も異なることが分かりました。

参拝の際は、お寺は合掌のみ、神社は二礼二泊手一礼といったように、その違いは明らかです。

 

意外に知られていないことである為、参拝の際は、この記事を参考にしていただければと思います。

 

御朱印については、どの寺社にでもあるとも限らず、目的に応じて事前に確認しておくと良いですね。

 

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