• うなぎは消化に悪い食材?
  • 消化にかかる時間&消化を助ける食べ物は?

うなぎは身体に力をつけるという意味では持ってこいの食材です。

高価であることから、頻繁に食べるということは難しいものの、やっぱり一度食べると病みつきになるほど美味しいですよね♪

 

そんなうなぎですが、消化に悪いと聞いたことがありますが、実際のところどうなのでしょうか?

 

ここでは、うなぎを食べた場合、消化にかかる時間や消化を助ける食べ物についてご紹介したいと思います。

 

うなぎは消化に悪い?食べたものが消化するには?

 

私たちの身体は、食べ物を食べて、それらの栄養素が吸収されることでエネルギーとなり生命を維持することができています。

 

そんな身体の中に入った食べ物は、もともと身体の中にある酵素によって消化され、身体に必要な栄養分が腸から吸収されるしくみとなっています。

 

消化吸収されるのにかかる時間については、どのような食べ物を食べたか、またその量、そして、その人それぞれの体質によって差があると言われていますが、一般的には1日かかると言われているのです。

 

消化吸収はどのようにして行われるの?

消化吸収が行われるためには、まずは食べ物が口の中にはいれば、噛むことで唾液と食べ物を混ぜ合わせ、消化を助ける働きをします。

そして、唾液酵素はでんぷん質を分解する働きがあり、その後、胃の中に食べ物が運ばれ、その際、胃の中の食べ物は、炭水化物、たんぱく質、脂質の順に長く停滞することになります。

 

ご飯やパンなどは2〜3時間、魚やにざかなや3時間、天ぷらは4時間、肉類であれば4時間といったように、消化する時間は食べた物の種類によっても異なります。

 

食べた物の栄養素は小腸で吸収され、その際、消化吸収を行うために必要となる時間は7〜9時間であると言われています。

 

その後、大腸では、水分と残りの栄養素を吸収するという仕組みとなっています。

 

つまり、水分と栄養素をしっかりと吸収し、25〜72時間かけて腸内に停滞した後に便として体外に排出されることになります。

 

うなぎはどんな食べ物と組み合わせるとNG?

うなぎ 消化 時間

 

土用の丑の日が近づいてくると、家族の中でもうなぎの話題がのぼったり、スーパーなどでもうなぎの特売が行われたりしますよね。

 

昔から、うなぎと聞くと、梅干しと一緒に食べるは食べ合わせが悪いということを教わった経験のある方も多いのではないでしょうか。

 

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しかし、実際のところ、

この話は本当なのでしょうか?

 

この、うなぎと梅干しの組み合わせについて、相性が悪いということは一切なく、ただの迷信であると言われています。

 

うなぎは脂っぽく、酸っぱい梅干しと組み合わせると消化不良を起こすという迷信を信じていただけて、これが本当であるかなどを裏付ける証拠は一切ありません。

 

つまり、うなぎと梅干しを一緒に食べたところで消化不良を起こすことはありません。

 

では、本当にうなぎと一緒に食べてはいけないとされている食べ物は一体何なのでしょうか?

 

うなぎと相性が悪い食べ物は「桃」です。

 

桃には、ビタミンCの他、カリウムが多く含まれています。

 

うなぎにはカリウムが豊富に含まれていることで、実際には桃と一緒に食べることで豊富にカリウムを摂取することができることが分かります。

 

しかし、桃には有機酸のカリウムが含まれており、これには脂肪の吸収を阻害する働きを持っています。

 

その為、うなぎを食べた後にデザートとして桃を食べることで消化不良を起こすことになるのです。

 

確かに、消化不良を起こすかどうかは、その人の胃腸の強さによっても異なります。

 

とは言え、うなぎと桃を組み合わせて食べることは避ける必要があると言えます。

 

うなぎと組み合わせが良い食べ物は?

うなぎ 消化 時間

 

鰻と一緒に食べても良いという組み合わせの良い食べ物は、ビタミンCが豊富に含まれているパセリやブロッコリー、ピーマンがおすすめです。

その他、きゅうりなど、夏バテ解消の野菜もとても組み合わせの良い食材として知られています。

 

その為、うなぎを食べる時は、うなぎの蒲焼を細かく切ったものと、きゅうりの酢の物などを一緒にいただくと良いでしょう。

 

また、うなぎを使用したうまきと呼ばれる卵焼きは、うなぎ料理の定番とも言えるメニューです。

 

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うなぎと卵の相性もばっちりです。

 

山椒味噌で食べると絶品です。

 

うなぎと梅干しは本当に食べていいの??

うなぎ 消化 悪い

 

うなぎと梅干しについて、私も、小さい頃からその組み合わせで食べてはいけないなどと両親から聞いたものです。

 

その為、うなぎを食べる時に梅干しは一度も食べたことはありません。

 

とは言え、冒頭でもお伝えした通り、うなぎと梅干しを食べたからと言って消化不良となることはなく、その話は単なる迷信でしかすぎないという点からすると、特に問題なく食べても大丈夫だということですね。

 

食欲が増すのは私たちの身体の中で胃酸が多く分泌されることに大きく関わっています。

 

梅干しは胃酸分泌を活発にさせる働きがあることで、うなぎと組み合わせて食べるのがむしろ良いと言われているのです。

 

それによって箸が進むため、食べすぎてしまわないように注意しなければなりません。

 

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また、現在ももちろん、

うなぎは高級品として知られています。

 

その為、食べすぎてしまうと美味しさも半減してしまいます。

 

梅干しを食べることで食欲増進させてしまうという意味で梅干しを一緒に食べてはいけない・・・などと言われていたのではないか?とも伝えられているそうですよ。

 

とは言え、うなぎを食べる時は、その脂っぽさを消してくれる働きが梅干しに備わっていることで、相性抜群であると言えます。

 

土用の丑の日にうなぎを購入する際は、ぜひ、食卓に一緒に梅干しを添えて食べてみてくださいね。

 

うなぎと梅干しの食べ合わせによる説は?

梅干しは医学的には胃酸を濃くし、うなぎの脂っぽさを消化吸収の手助けをしてくれる為、とても良い食材であると言われています。

 

  • 梅干しが胃酸を分泌させて食欲増進につながることで、高級なうなぎをたくさん食べることについて、贅沢の戒めのために一緒に食べてはならないという説
  • 梅干しを食べながらうなぎを食べることで、口の中の脂っぽさがなくなりすっきりとすることで、たくさん食べてしまうから梅干しを食べてはいけないなどと言われたのではないかという説
  • 梅干しには脂っこい食べ物の口当たりもさっぱりとする性質を持っている為、早々に体内においてうなぎが消化吸収され、栄養分が消えてなくなるのではないかと心配されたという説
  • うなぎが腐るととても酸味を帯びた味となる為、梅干しを一緒に食べることでその酸っぱさのせいでうなぎが腐っていることに気付かないことがあるから・・・という説

 

などといった説など、様々な言い伝えがあるようです。

 

昔は食べ物に対しては特に敏感であることから、食べることや食べ物を大切にするという考えから、このような知恵が生まれたのではないでしょうか。

 

まとめ

 

いかがでしたか?

うなぎを食べた場合、消化にかかる時間や消化を助ける食べ物についてご紹介しました。

うなぎの消化を助ける食べ物としては、パセリやブロッコリー、ピーマン、きゅうりなどと一緒に食べるとより消化されやすくうなぎをおいしくいただくことができることが分かりました。

また、梅干しとうなぎを組み合わせて食べることについては、消化不良を起こすといった医学的な根拠は全くなく、むしろ、一緒に食べた方が食欲増進となる為、良いとも言われているのです。

梅干しと一緒に食べることがNGだと言われたことも、梅干しの作用が食欲増進につながることで、高級品であるうなぎをたくさん食べすぎてしまわないように・・・という思いから、そのような迷信が生まれたようです。

 

この記事を読んで、うなぎと梅干しの関係について理解いただけたでしょうか?

 

今度の土用の丑の日には、このようなことを念頭においてうなぎを食べてみてくださいね。

 

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