• ハサミムシの幼虫ってどんなの?
  • ハサミムシを家から駆除するおすすめな方法は?

ハサミムシって子供のころ捕まえて遊んだことはありますが、調べてみたことありますか?

ハサミムシの幼虫ってどんなのでしょうか?

 

ハサミムシが家に発生して困っていたらどうやって家から駆除したらよいでしょうか?

 

このコラムではハサミムシの幼虫やハサミムシを家から駆除する方法についてご紹介したいと思います。

ハサミムシってどんな生き物?

そもそもハサミムシとはどんな生き物なのでしょうか?まずはそれを調べてみました。

 

日本に生息して、よく私たちが目にするハサミムシは7種類ほどいますよ。もっと細かく区別すると40種類もいます。

 

海外も含めるともっと多くなり、11科1930種以上もいます!

 

ハサミムシ体は黒色、石の下など湿った場所を好みます。

 

メスよりオスのほうが鋏の曲がり方がきつくなっています。

 

あとこのハサミを見てクワガタと同じ!って思ったかもしれませんが、そこは大きな違いがあります。

 

クワガタは頭にハサミがついていますが、ハサミムシのハサミはお尻側についているんです。

 

また、ハサミムシには翅はついていませんし、当然飛びません。

 

ハサミムシの名称について

日本では、昔の日本式トイレ、すなわちいわゆる「ぼっとんトイレ」でよく出現したそうです。

 

私自身も世代的に「ぼっとんトイレ」はほとんど使ったことがないですが、農家をやっている祖父母の家にありましたね!

 

その「ぼっとんトイレ」でよく出現したせいで、「ちんぽきり」、「ちんぽばさみ」などというユーモアな別名も存在しています。

 

ユーモアともいえますが、ストレートに「ちんぽ」っていっちゃってるのがちょっとびっくりしますね 笑

 

実際きられてしまった人がいたのでしょうか?

 

その話をちょっと聞いてみたいような、怖いから聞きたくないような複雑な気持になりました 笑

 

それでは海外ではハサミムシはどう呼ばれているのでしょうか?

 

英語では「 earwig 」、ドイツ語では 「 ohrwurm 」と呼ばれていますよ。

 

ともに「耳の虫」という意味だそうです。

 

なるほど、例えば英語の「 earwig 」のearは確かに耳ですよね!

 

いずれも「眠っている人間の耳に潜り込み中に食い入る」という伝承があり、それに由来しているようですよ?

 

日本では、トイレでちんぴ切られる、アメリカ、イギリス、ドイツでは寝てる人間の耳に忍び込むってハサミムシってひどい言われようですね 笑

 

いずれにせよ人間にとっては迷惑な害虫っていうイメージから名前がついていたんですね!

 

子供のことは「ハサミムシってハサミをもっていてかっこいい!」というイメージでしたが、日本でも海外でもこんなにも嫌われ者だったんですね 笑

 

ハサミムシはどんなものを食べる?

ハサミムシはどんなものを食べるのでしょうか?

 

ハサミムシは基本的には肉食であり、草地や砂地などでダンゴムシ、鱗翅目の幼虫などを好んで食べます。

 

想像はしていましたが、やはり肉食なんですね!

 

あのハサミムシを象徴する「ハサミ」はエサになるほかの生物を捕食するためにあるんですね!

 

ハサミムシ全部が肉食というわけではなく、なかには草食のハサミムシも存在しますよ。

 

またハサミムシの中には洞窟の中を住み家として、コウモリの糞を食べるような種類もいるようですよ。

 

えー!あんな立派なハサミを持ってるのに草食とか糞を食べるなんて地味なハサミムシもいるんですね!

 

宝の持ち腐れだなあと思うのは私だけでしょうか?

 

めったに刀を抜かない、人を斬らない江戸時代の武士みたいで、ある意味かっこいいのでしょうか?

 

ハサミムシの幼虫はどんなもの?

ハサミムシは地面の石の下や地中の掘られた穴の中、樹皮の下、腐朽しかけた落ち葉の隙間などに産卵するようです。

 

要するに日陰のじめじめした湿気があるところを好むんですね、

 

ハサミムシは一度の産卵で大体10~100個ほどの卵を産むようです。

 

しかもそれを一度っきりではなく、何度か繰り返すようです。

 

幼虫は見た目が白や薄い茶色の状態ではありますが、その形状は成虫のハサミムシと同じようです。

 

また、ちょっと調べていてびっくりしたのですが、コブハサミムシの特徴です。

 

コブハサミムシの幼虫は孵化したらその母親を食べてしまうのです。

 

手っ取り早く栄養を得て成長するために我が子のために母親はその命を我が子に捧げるんですね。

 

なんかその光景を想像するだけで切なくなってきました。

 

ちなみにオスはどうかというと、産卵には一切協力しないそうですよ。

 

オスとメスですごいギャップがありますね!

 

カマキリなんかはメスが産卵のための栄養を得るために、オスはメスに食べられるって聞いたことあります。

 

これも昆虫の話とはいえ、切なくなる話ですよね。

 

愛する妻とその生まれてくる我が子のために夫が命を差し出すなんて、虫の話とはいえ感動してしまいますよね!

 

うーん、カマキリに比べてハサミムシのオスは何やってんだ!ってちょっと突っ込みたい気持ちになってしまいますね 笑

 

小さな昆虫も命のバトンをつないでいくためにそんな壮絶なことをしてるんですね。

 

やっぱり自然の中で生物が生きていくって厳しいことなんですね。

 

ハサミムシを家から駆除するおすすめな方法は?

ハサミムシも必死に生きてるんですね!

 

と感動的な話をしてみましたが、そんなハサミムシは人間にとってはやはり害虫なので駆除しなければなりません 笑

 

自然に草原や森林に生きてる場合はいいとして、ご自宅の庭や家の中には住み着いてほしくないわけです。

 

とゆうわけで、ここで打って変わってさきほど持ち上げたハサミムシを自宅から駆除する方法についてご紹介したいと思います。  笑

 

自宅に出現したハサミムシを駆除するにはどうしたらよいでしょうか?

見つけたとたんに、叩き潰す、殺虫剤をかけるというのは当然ですが、それだけでは隠れたところにいたり、大量にいるハサミムシをとても駆除しきれませんよね?

他にも方法があります。

ハサミムシを捕まえるワナを用意する、ハサミムシの天敵を使って食べてもらうなどの方法です。

実際どうやるのか、詳しく説明したいと思います。

 

空き缶などの容器やオイルを使ったワナを使う方法

 

ご自宅にあるもので、簡単に作れてしまうのでとっても簡単な方法です。

 

ハサミムシが登って入れる程度の、底の浅い空き缶を用意します。

 

なければ、ペットボトルの下半分切り取って代用するなどでも構いません。

 

その中にサラダオイルなどを入れておくのです。

 

そうすれば、その中に勝手にハサミムシが入っていて溺れて死んでいきます。

 

ゴキブリホイホイみたいな感じですね。

 

家にあるゴミになる容器や、食用のオイルをちょっと使うだけなのでほとんどお金もかからず、手間もかからないですよね!

 

このオイルのワナは一度設置してしまったら、あとは定期的に中で溺れたハサミムシを捨てるのと、オイルが古くなったら入れ替えるぐらいでいいですよね!

 

空き箱をワナに使う方法

空き缶やペットボトルの容器以外でもいらない小さい空き箱を使用してもワナが作れますよ。

 

靴箱の側面にハサミムシが入れる程度の小さい穴を空けておきます。

 

次にハサミムシの好むオートミールなどのエサをいれておきます。

 

それをハサミムシが出現するような玄関の脇においておけば準備完了です。

 

そうして、中に閉じ込められた、ハサミムシを定期的に処分してやるだけですね。

 

新聞紙をワナに使う方法

 

これは空き缶などをつかうよりももっと簡単でお手頃な方法です。

 

丸めた新聞紙を庭の植物の根本あたりにおいておくのです。

 

時間としては夕方ごろがよいそうですよ!

 

使い古してゴミになったホースの切れ端を代用することもできます。

 

そして、その中にたまったハサミムシを水の中にでも入れるか、自宅から離れた場所にでも捨てます。

 

この方法ならば、もともとゴミになるものを使っているだけなので一円もかからない上に非常に簡単ですよね。

 

定期的に新聞紙にたまったハサミムシを捨てて、新聞紙がぼろくなったら新しいのに取り換えるぐらいしかやることもありません。

 

できるだけ毎朝一回ぐらいのペースで確認してたまったハサミムシを処分するようにしましょう。

 

天敵を使ってハサミムシを食べてもらう方法

 

これも空き缶のワナと同じく初めに仕掛けておけば後はほとんど放置してもいい楽ちんな方法です。

 

これは、ハサミムシの天敵になるヒキガエルや鳥をおびきよせてヒキガエルや鳥にハサミムシを食べてもらうという方法です。

 

でも、どうやってそんなに都合よくハサミムシの天敵であるヒキガエルや鳥を呼び寄せるのでしょうか?

 

ご自宅の庭をヒキガエルや鳥が好む環境にしてあげるのです。

 

ヒキガエルは日陰がある環境を好みます。

 

庭に適度に植物を植えてあげたり、植物を植えるのが大変ならば植木の植物を置いてあげるだけでもよいのです。

 

その場合はまず一番下にレンガを敷いて、その上に板を引いて、最後に植木鉢を置いてあげるとよいのです。

 

こんな感じにしておけば、ヒキガエルが好むような日陰ができるのでその状態で待っていればヒキガエルが勝手に住み着いてくれるというわけです。

 

何もわざわざ自分で植物を用意してあげなくても、自然に生えてくる雑草を利用するのでもいいですよ。

 

それでは、鳥をおびき寄せるにはどうしたらよいでしょうか?

 

鳥が住み着くように庭の木や家の軒下などに巣箱やエサ箱を設置してあげましょう。

 

また鳥が好んで食べるような実をつける植物を庭に植えてあげましょう。

 

これで、鳥がよってくるので、そのついでの庭にいるハサミムシも食べてくれるというわけです。

 

ヒキガエルの場合よりもちょっとめんどくさいように感じますが、お好みで好きな方、または両方をやればいいのではないでしょうか?

 

私もヒキガエルは苦手で庭にあまり住み着いてほしくないなあと思いましたので、自分がやるなら後者の鳥をおびき寄せる方法をやってみるかと思いました。

 

殺虫剤をワナの代わりに仕掛けておく方法

殺虫剤もハサミムシを退治する仕掛けとして使うこともできますよ!

 

目の前にいるハサミムシにかけてやるぐらいしか使い方思いつかなかったのですが、これをワナのように仕掛けておくこともできるんですね!

 

夕方ごろにハサミムシが出現するような場所を選んでそこに殺虫剤をまいておく。

 

やることはたったそれだけなのでとても簡単ですよね。

 

ハサミムシが出現するのは花壇や縁の下、軒の下などです。

 

それでいまいちハサミムシが退治できていない場合には、水を殺虫剤にまぜたもんを巻いておくと効果が出やすいようです。

 

こうしておけば、地面の下に隠れているようなハサミムシも退治できますよ。

 

簡単とはいっても出現する場所全部にしっかり殺虫剤を巻こうとするとそれなり手間がかかってしまいますね。

 

大きい家、大きい庭ならちょっと大変かもしれません。

 

まあ大きい家や庭を持っていれば、普段の掃除も大変ですが贅沢な悩みですよね? 笑

 

まとめ

ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?

 

ハサミムシって子供のころはアリなどと同様に捕まえて面白がったりしましたがあれって害虫なんですね 笑

 

あのハサミを持っている見た目のかっこよさに騙されていました。

 

むしろ、その天敵である、ヒキガエルの方が嫌いという方多いんじゃないでしょうか? 笑

 

幼虫を駆除する方法