- 流産や死産を経験された芸能人にはどんな人がいる?
- 芸能人には流産経験者が多いって本当?
妊娠する喜びは、女性であれば誰もが感じることだと思います。
特に、妊娠を待ち望んでいた夫婦にとっては、これほど嬉しいことはありません。
しかし、どんな方でも何の問題もなく妊娠を継続させることができるとは言えません。
私たちももちろん、芸能人の方でも、流産や死産を経験された方もいることでしょう。
ここでは、芸能人で流産や死産を経験された方、また、流産や死産の原因について解説します。
芸能人で流産や死産を経験した人は多い?
■芸能人で流産が死産を経験した方とは
流産を経験された方は、妊娠2ヵ月、3ヵ月と妊娠初期である頃に起こったという方が8割以上いらっしゃいます。
妊娠すれば必ず元気に赤ちゃんが誕生するという訳ではありません。
最後まで何が起こるかが分からないのが妊娠です。
芸能人の中にも大切な赤ちゃんを流産された方、死産を経験された方はたくさんいらっしゃいます。
芸能人であるが故、妊娠を公表し、無事出産できなかった場合は流産や死産を公表しなければならない・・・。
有名人である為の宿命とも言えるのかもしれません。
流産や死産を経験された芸能人の方の体験談をご紹介します。
高島彩さん
高島彩さんはゆずの北川悠仁さんと結婚され、初めての妊娠が分かった際は、夫婦そろってとても大喜びされたそうです。
しかし、妊娠4ヵ月目に入った頃に、妊婦検診へ行くと、すでにお腹の中で赤ちゃんが亡くなっていたそうです。
その原因として考えられることは、染色体異常であったそうです。
妊娠12週を過ぎた頃となると、処置は通常の分娩と同様となる為、分娩形式で行われることになります。
そして、死亡届も必要となるのです。
火葬を行い、遺骨も残るという・・・。
高島彩さんは、周囲に辛い気持ちを知られたくないために、自分自身をコントロールし、平常心を保とうと必死に奮闘されていたようです。
しかし、夫である北川悠仁さんを見た瞬間に、申し訳なさ、悲しさがこみ上げ、涙が溢れたそうです。
何度目覚めても、お腹の中には赤ちゃんは存在しないという現実を受け入れることに必死であったことがうかがえます。
そんな高島彩さんの辛い心を癒したのが、流産経験のある方のブログだったそうです。
再度、妊活に励み、仕事をセーブしながらも基礎体温を測り、妊娠できる体を作る努力をされたそうです。
しかし、妊娠はそう簡単に成立するものではありません。
その後、高島彩さんは、再度妊娠するも、妊娠検査薬で陽性反応は見られるものの、生理が起こる化学流産を経験され、再び妊娠を継続することができなかったそうです。
そして、死産から1年後、ようやく2度目の妊娠が分かり、それも前々治胎盤であった為、切迫流産の診断も受け、不安な毎日を送りながらも、無事出産されました。
その後、2人目を妊娠・出産され、現在は家族4人で幸せな生活を送られているようです。
梨花さん
現在もモデル業界で活躍しながらも、自身のブランドを立ち上げるなど、起業家とも言われている梨花さんですが、彼女も過去に3度の流産を経験されているそうです。
3度の流産を繰り返す方は習慣流産に該当する為、不育症等、子宮に何等かの問題がある可能性が高い為、より詳しい検査を病院で受ける必要があります。
しかし、梨花さんの場合は、特定される原因が分からなかったそうです。
また、これだけの流産を繰り返されたために、妊娠への不安は尽きなかったと思います。
それでも梨花さんは辛い気持ちを伏せ、何事にも諦めることなく、常にポジティブな生き方をされていたことが分かります。

とても強い女性だと同性ながら感じます。
そんな梨花さんも、現在は1児の母として大活躍されています。
梨花さんのブログには、もしも再び妊娠できたとしても、3度の流産を経験しているからこそ、もう不安しか残らないと綴られていました。
流産するとその手術が待っている・・・。
その恐怖と絶望感に打ちひしがれる自分を想像するととても辛くなることを赤裸々に綴られていました。
そして、周囲が妊娠していくことを素直に喜べず、ストレスのあまり顔面神経痛になられたそうです。
自分という存在をすごく嫌に感じたこともあったそうです。
そして、妊娠可能な体に体質改善するよう自分なりに努力を重ねたそうです。
このようなブログから考えても、本当に色々なことの努力の積み重ねられていることが分かる分、現在の梨花さんが生き生きとされていてとても眩しく感じますね。

無事に母となられたことを心から嬉しく思います。
永作博美さん
その際、不育症であることや高齢であることが原因とされ、それを公表して、二児の母となられました。
流産を経て、不育症の治療を行っての出産を公表する方は非常に少なく、芸能界においてはとても話題ともなりました。
間下このみさん
女性でありながら妊娠という命を守りながらも、自身の闘病も行い、これほど大変なリスクはなかったのではないでしょうか。
この話が実写化され、不育症を知る方が増え、現在では多くの方に認知されています。
流産とは、原因は何?
- 妊娠初期から22週までに、妊娠を継続することができなくなる状態のこと。
また、一般的には胎盤が形成されるとされる妊娠12週までに起こることが多いです。
■流産の原因は?
流産の原因は、赤ちゃん側による染色体異常。また、先天性異常がある場合に起こると言われています。
その他、妊娠したにも関わらず、3回以上の流産を繰り返す場合は習慣流産としての疑いがある為、病院で適切な検査を受ける必要があります。
近年、稽留流産が増加しており、母体側の準備が整っていない為に起こると指摘されています。
■流産が起こる体質的な原因は?
流産は時として、妊娠された方すべてに起こる可能性があります。
その原因として挙げられることをご紹介します。
黄体機能不全
黄体機能不全は、排卵が起こり、卵巣から黄体ホルモンが分泌されない場合、胎盤形成ができない為に、胎児を育てる環境が整わないことになります。
その為、受精卵が着床しても流産が起こります。
黄体機能不全は、脳下垂体から分泌されるはずの黄体ホルモンが極端に減少することで起こることもあれば、卵巣の機能や代謝が悪いことでも起こります。
子宮内膜機能不全
受精卵が着床し、妊娠すると、胎盤は子宮内膜が作り始めます。
その際、黄体ホルモンが正常に分泌されていても、子宮内膜が黄体ホルモンに反応しない場合は胎盤が成長しません。
その為、胎児が育つことができずに流産してしまいます。
近年増加している稽留流産については、この子宮内膜不全によって起こり、妊娠前後の母体側の健康管理が必要だと言われています。
高プロラクチン血症
プロラクチンは、授乳中の母体に大きな負担がかからないようにする働きがあります。
子宮異常
その他、子宮に異常がみられる場合は流産しやすいと考えらえています。
- 子宮の形に奇形がある場合は流産しやすいと言われています。
しかし、これは手術により改善することができます。
とは言え、すべてが子宮の形の異常によることが原因とは言えません。
大抵の場合は子宮内膜機能不全が考えられている為、その改善を行う必要があります。
- 子宮筋腫があると、その大きさや位置によっては流産しやすいと言われています。
この場合でも、子宮内膜機能不全が原因により起こることが多い為、妊娠前からの改善で流産を予防することができます。
- 子宮内膜症がある方は、健康な方と比較しても流産の可能性が2倍になると言われている。
この場合でも、子宮内膜機能不全が原因により起こることが多いです。
- 数回、中絶手術を繰り返した方に起こりやすい癒着です。
癒着の部分が大きい場合は胎盤形成され辛く、流産の可能性が高くなります。
- 子宮体部と頸部の筋肉に力がない為、胎盤や退治を支えることができず流産してしまう可能性が高くなります。
■流産にも種類がある
一言に流産と言ってもどのような種類があるのでしょうか。
■稽留流産
稽留流産とは、胎児が子宮の中で死んでしまった状態です。
この場合、症状はほとんど感じることはなく、つわりの症状だけが残る方が多いようです。
しかし、このまま体内に胎児をとどめておくことはできない為、子宮内容除去術を受ける必要があります。
■化学流産
この場合は症状は何もなく、治療の必要もありません。
■切迫流産
切迫流産は、妊娠22週未満で出血が起こり、痛みの症状を伴うことが多く、お腹が張るなどといった場合は流産の兆候があるとみなされる為、すぐに医師の診察を受けるようにしてください。
■進行流産
進行流産は、まさに、今、流産が生じて進行しているという状態を指します。
この時、下腹部痛が起こり、出血が起こる場合がほとんどです。
この状態になった場合、保存的治療は不可能であると言われています。
■全流産
完全流産は、子宮内の胎児と胎盤が完全に娩出されてしまう状態を指します。
この時、下腹部痛と出血が止まります。
■不全流産
不全流産は、流産が起こったが、子宮内に胎児が残っている状態を指します。
この時、下腹部痛と出血が続きます。
流産を予防するには
待ちに待った妊娠・・・無事に出産に至るまでに、流産を予防する方法はあるのでしょうか?
流産を予防するには、妊娠を早期に知ることが大切です。
妊娠すると、受精して着床し、胎盤形成されるまで14〜15週が最も危険であると言われています。
その為、早期に妊娠を知ることで、その原因を作らずに予防することができます。
- 過労は避け、睡眠を十分にとること
- 風邪をひくことがないよう体調管理を行うこと
- ストレスのないゆったりとした生活を心掛けること
- 立ち仕事ばかりを行わないこと
- 階段の昇り降りに注意すること
- 激しい性生活は控えること
- 重たい荷物は持たないこと
- 重労働とならないよう、勤務時間に配慮してもらえるようにすること
- 習慣性流産を経験された方は特に、妊娠前に自身の子宮の状態を調べてもらうこと
■流産を繰り返さないための注意点
妊娠され、初期流産が起こる原因ははっきりしていません。
妊娠できる状態であるという方は、まずは自身の基礎体温がどのように推移しているかを知ることや、早期に妊娠できるかどうかを知ることも大切です。
また、妊娠したことが分かった場合は、普段の生活を見直す必要もあります。
以前に流産を経験したことがある方は特に、医師にその旨相談されることをおすすめします。
日常生活においても、普段の生活を見直すようにしましょう。
できるだけ栄養バランスのとれた食事を摂取し、妊娠に必要なビタミンEやビタミンBなどを積極的に摂取してください。
また、激しいスポーツや長時間同じ姿勢で行う仕事は避けてください。
まとめ
いかがでしたか?
芸能人で流産や死産を経験された方、流産の原因などについて解説しました。
流産は何の前触れもなく突然起こります。
まさか自分がその一人になるとは誰も想像していません。
また、流産はできれば経験したくありません。
その為、普段から日常生活を見直すこと、妊娠のため、妊娠継続のために自身でできることを心掛け、生活全般を見直すことも大切です。
どんな女性も、流産なく健康な赤ちゃんが誕生することを祈っています。
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