- 紫陽花は日本を代表する花?綺麗なのに毒もある?
- 紫陽花は青・白・紫などカラーがいっぱい!色別の花言葉は?
- 花言葉を用いた紫陽花の上手な活用方法!
- 紫陽花の色が変わる理由は?紫陽花の名前の由来も!
- 海外における紫陽花の存在感は良い?悪い?
- 花言葉だけじゃない!紫陽花にはたくさんの種類がある?
紫陽花といえば、憂鬱な梅雨時期を綺麗な姿で魅了し、爽やかな気持ちにさせてくれるお花です。
しかし、そんな綺麗な紫陽花には様々な花言葉があり、その花言葉が怖いとも言われていますがどのような花言葉を持っているのでしょうか。
また、色によって花言葉はそれぞれ違うとも言われています。
そこで今回は、そんな紫陽花の花言葉をご紹介したいと思います。
紫陽花は日本を代表する花?綺麗なのに毒もある?
日本では、あちらこちらで梅雨時期に紫陽花を見ることができますよね。
紫陽花は日本を代表する花
現代、日本において紫陽花はとても親しまれている花です。
そんな紫陽花の原産は、実は日本だと知っていましたか。
元々、日本の紫陽花は青い色をしていました。
しかし、その頃の紫陽花はなぜかあまり人気のある花ではなかったようです。
海外で流行り日本でも人気に
一方、そんな美しい紫陽花に魅せられたヨーロッパ人が自国に持ち帰ります。
しかし、ヨーロッパと日本の土壌が違いなかなか日本の様な青い紫陽花を咲かせることができませんでした。
その結果、紫陽花の品種改良していったのです。
このように、品種改良された紫陽花が逆に日本に入ってきましたが、見た目も大ぶりで華やかになり、色も多様になり人気が出て、紫陽花は日本を代表する花となったのです。
だからこそ、今日本で見ている紫陽花のほとんどは、西洋紫陽花が圧倒的に多いのです。
日本の紫陽花と言えばガクアジサイ
そんな日本本来の紫陽花と言えば、”ガクアジサイ”と呼ばれる紫陽花です。
一般的に、小さな花が丸く球体を描くように集まっている紫陽花は西洋紫陽花なのです。
一方、平らで真中部分に小さな花を持ち、その周辺に大きめの花が囲むように咲いているタイプの紫陽花が日本本来の紫陽花、つまりガクアジサイなのです。

西洋紫陽花のほうがパッとしますね。
ちなみに、ガクアジサイだけでも70種類以上の品種があると言われているので驚きです。
紫陽花の香り
また、花といえば香りがするものも多いですが、紫陽花には香りがあるのでしょうか。
実は、あんなに可愛らしい花を咲かせている紫陽花の花は、実は花ではなく萼(ガク)なんです。
その萼の下に、両性花(めしべとおしべを持つ花)が付いています。
しかし、園芸用の紫陽花は両性花が取り除かれているので、紫陽花の花の香りはしないに等しいのです。
ただ、植物なので青くさい匂いはします。
香りのする紫陽花も
もちろん、きちんと香りのする紫陽花もあります。
- ガクアジサイ
- カシワバアジサイ
日本原産のガクアジサイは、スッキリとした癖の少ない爽やかな香りです。
一方、カシワバアジサイは北アメリカ東部原産の花で色は白い紫陽花で、香りはガクアジサイと反対に甘く少しスパイシーです。
花の世界では、白い花ほど色がないぶん香りが強いといわれていますね。
紫陽花には毒がある?
また、紫陽花には毒があるといわれていますが本当なのでしょうか。
紫陽花の毒は青酸カリと似ている
紫陽花はあんなに美しいのですが、『美しいものほど棘がある』と言われているように、綺麗な紫陽花にも実は毒があるのです。
実は、紫陽花に含まれる”ハイドラシアノシド”は青酸配糖体の仲間だと言われています。
もちろん、”紫陽花を食べる”という習慣はあまり聞いたことがありませんが、実際に紫陽花を菜の花のように天ぷらにしたという例はあるのです。
また、紫陽花を料理の飾り付けにしその飾りを口にして中毒になった例もあります。
カタツムリは大丈夫?
では、毒があるのにカタツムリは大丈夫なのか心配になりますよね。
しかし、実際にカタツムリは紫陽花の近くでみられることは少ないようです。
なぜなら、カタツムリは紫陽花の葉に毒がある事を知っているので、まず食べる事はありません。
だからこそ、紫陽花にカタツムリがいる場合は外敵から身を守っている状態の場合であり、紫陽花を食べているという訳ではないのです。
しかし、紫陽花とカタツムリは良くセットで描かれることもあります。
これは、梅雨時期のイメージが紫陽花やカタツムリである事からセットになったのでは?と言われているのです。
紫陽花は青・白・紫などカラーがいっぱい!色別の花言葉は?
そんな美しくも毒を持つ、それでも私達を魅了し続ける紫陽花には、様々な花言葉がある事でも知られています。
紫陽花の花言葉
まずは、紫陽花全体の花言葉をそれぞれみていきましょう。
- 辛抱強い
- 強い愛情
- 家族団らん
- 平和
- 団結
- 友情
- 仲良し
- 自慢家
- 乙女の愛
- 移り気
- 冷淡
- 辛抱強さ
- 冷酷
- 無情
- 高慢
- ほらふき
このように、紫陽花は沢山の花言葉を持つ花としても知られています。
しかし、こうしてみるとあまり良いイメージのない花言葉も多いですよね。
特に、冷たい印象の少し怖い花言葉も多いです。
しかし、その理由を知るとそう怖いものではありません。
花言葉の由来
例えば花言葉の”移り気”は、紫陽花の花の色が咲き始めてから徐々に変化することからきています。
また、”冷淡”の花言葉は紫陽花の花色の印象から、”辛抱強さ”は紫陽花の花期の長さが長いことからきているのです。
さらに、紫陽花は小さな花が集まって、大きいお花にみえることから、”家族団らん”という意味もあるようですね。
色別の花言葉
では、今度は紫陽花の色別で花言葉を比べてみましょう。
紫陽花の色は基本色以外でも、例えば紫には赤紫や青紫などもあるのでカラーは本当に多様です。
ここでは、基本的なカラーをご紹介します。
- 紫
- 青
- 白
- ピンク
紫色の紫陽花の花言葉
紫陽花といえば、淡い青や紫のイメージが強いですよね。
日本の紫陽花は、紫のイメージです。
ちなみに、紫の色の意味は高貴であったり昔は位の高い人を示す色でもありました。
【プラスの意味】
- 辛抱強い愛情
- 一家団欒
- 家族の結びつき
【マイナスの意味】
- 冷淡
紫は、ミステリアスな色からマイナスの意味としては、”冷淡”などの言葉があります。
しかし、紫はある意味少し古風な色で落ち着きもあることから、昔の奥ゆかしい日本女性を思わせる花言葉も多いのが特徴です。
青の紫陽花の花言葉
青の紫陽花は、紫の紫陽花とも似ています。

だからこそ、花言葉も似ていますね。
ちなみに青い色は、世界でも”信頼のカラー”として知られています。
だからこそ、企業のユニフォームなどに最も使用されているカラーだそうです。
また青は海や空、水といった大自然を思わせるカラーで、人間が見ると心が落ち着くカラーとしても知られています。
【プラスの意味】
- 辛抱強い愛情
- 清澄
- 知的
- 神秘
【マイナスの意味】
- 冷淡
- 無情
- 高慢
なかでも、プラスの花言葉である”辛抱強い 愛情”は、長崎に来日したシーボルトが国外追放となった際、紫陽花を祖国ドイツに持ち帰り「オタクサ」と命名したといわれるストーリーにちなんでいます。
なぜ、”オタクサ”かと言うとシーボルトの愛する日本人女性の名前が『楠本滝(くすもとたき)』と言う女性で、彼女を想ってニックネームの”おたきさん”から付けたものとされているのです。
その、おたきさんの辛抱強い愛情からこの花言葉も生まれたようですね。
他にも、梅雨の時期の長い雨にも耐え、美しい姿を保つ姿が”辛抱強いイメージを彷彿させる花言葉です。
一方で、青色の持つどこか冷たくクールな印象が”冷淡”や”無情”という花言葉に繋がるようです。
白い紫陽花の花言葉
白い紫陽花は、6月のジューンブライドの季節に丁度咲き頃となることや、紫陽花の無垢な見た目も結婚式のブーケや装飾にとても使いやすい花として、最近では白い紫陽花がとても人気です。
白い紫陽花の花は、小さくてとても可愛らしいですよね。
そんな、白い紫陽花の花言葉は以下の通りです。
【プラスの意味】
- 寛容
- ひたむきな愛情
【マイナスの意味】
- 気の迷い
このように、結婚生活には欠かせない花言葉とも言えますね。
白は何にも染まっていない色で、心にも変な固定観念がない事を表します。
そういう意味で”寛容”とは、心が広く自分と違う相手を受け入れたり、相手の欠点にも理解を示すことができる意味があります。
また、”ひたむきな愛情”には色とりどりの紫陽花がある中、白く控えめでありながらもしっかりとした存在感を示す、白い紫陽花ならではの見た目から来るものです。
このようなことから、白い紫陽花をプロポーズなどの際に贈るのも素敵ですね。
ピンクの紫陽花の花言葉
ピンクや赤の紫陽花は土地柄、ヨーロッパでよく咲いています。
ちなみに、ピンクは愛や幸せを表現するカラーで、見る人を優しい気持ちにするカラーと言われています。
また、赤ちゃんがお母さんのお腹の中で始めて感じる色がピンク色であることから、深い愛情を感じる色とされています。
【プラスの意味】
- 元気な女性
- 強い愛情
ピンクの紫陽花に対する花言葉は、ヨーロッパでの花言葉であり、そんなヨーロッパの中でもフランスでの花言葉とされています。
フランスでは、紫陽花の開花シーズンの6~7月頃は、カラっとしてとても過ごしやすく、陽気で快適な気候をイメージさせる花言葉がピンクの紫陽花の花言葉となっているのです。
日本においては、母の日に贈ることが多いのがピンク色や赤色の紫陽花です。
いつも明るく、みんなの太陽のような存在のお母さんにピッタリの花言葉ですね。
また、ピンクや赤の紫陽花にはマイナスの意味はあまりないと言われています。
花言葉を用いた紫陽花の上手な活用方法!
このように、良い意味でも悪い意味でも様々な花言葉を持つ紫陽花ですが、どちらにしてもその美しい見た目から様々なシーンで紫陽花は大活躍です。
青い紫陽花は受験や資格取得のお祝いに
また、青や紫など青みがかった紫陽花は、”知的”や”辛抱強さ”の花言葉があるので、受験や資格取得のお祝いにプレゼントしても素敵ですよね。
さらに、青い紫陽花の色は集中力を高め勉強が捗る事から、”頑張ってね!”という意味を込めてプレゼントしてもよろこばれるのではないでしょうか。
白い紫陽花は結婚記念日に
白い紫陽花を代表とする花言葉は”寛容”です。
だからこそ、いつも身近で支えてくれる奥さんに対し「寛容な愛をありがとう」と贈ってみるのも素敵ですよね。
また、昔は紫陽花があまり良い花言葉がない事から、結婚式などではNGとされていましたが、白い紫陽花の何色にも染まっていない無垢な印象や、色の変化がないことから変わらぬ愛を表現する花として、ウエディングの装飾やブーケにも使われているようです。
ピンクの紫陽花を退院祝いに
先程にもあったように、ピンクの紫陽花は”元気な女性”という花言葉がありますので、母の日やお母さんの誕生日などにプレゼントするのは定番で素敵です。
一方、退院祝いに紫陽花は色あせる事からNGとされていますが、ピンクの紫陽花には元気な女性を意味する花言葉もあるので、『これからもっと元気に輝いてね』という気持ちと花言葉を添えて贈るのであれば素敵なのではないでしょうか。
紫陽花の色が変わる理由は?紫陽花の名前の由来も!
では、ここでなぜ紫陽花の色が変わるのかについてもお話しましょう。
アジサイの色の知識
そんな紫陽花は土壌の性質や、咲いてからの日数で色に変化があるのが特徴です。
なぜなら、紫陽花の花には”アントシアニン”という色素が含まれており、それに土から吸収され”アルミニウム”が加わることで色が付きます。
- 土壌が酸性の場合
: 青系の紫陽花 - 土壌が中性の場合
: 紫系の紫陽花 - 土壌がアルカリ性場合
: 赤系の紫陽花
このように、土壌が酸性かアルカリ性かで紫陽花の花の色が変わります。
日本は酸性の土壌
また、日本は酸性の強い土壌が多く火山地帯であり、さらに雨が多いことなどの理由から、青~紫系の紫陽花をよく見かけますよね。
逆に、アルカリ性が強い土壌のヨーロッパではピンク~赤紫の紫陽花が多く見られます。
日数で色が変化
また紫陽花は、咲き始めは葉の色に似ている色クリーム色日数とともに、以下のような変色をします。
一方、品種改良された紫陽花は色の変化がないようですね。
このように、品種もありますが育つ土壌などが紫陽花の色には大きく関わっていることがわかりますね。
では、紫陽花の名前の由来はどうでしょうか。
紫陽花の名前の由来
紫陽花は、”藍色が集まったもの’という意味を指す、”集真藍(あづさあい)」”から名付けられたと言われています。
ちなみに、”あづ”は集る様を意味し、特に小さなものが集まることを意味しています。
この、”あづさい”が”あずさあい”→”あずさい”→”あじさい”と変化したと言われています。
紫陽花の英名
また、紫陽花は英名だと『ハイドランジア(Hydrangea)』です。
ハイドランジアは、ギリシア語で”水の器”という意味を持ちます。
これは、紫陽花がそのくらいお水が好きな花と言う意味があります。
なぜ”紫陽花”と書くの?
紫陽花の漢字がこのような三文字になったのは、平安時代の歌人、源順(みなもとの したごう)が詩の中でそう詠んだからとされています。

しかし、これは間違っていたのです。
源順は中国の歌人、白楽天の詩のなかにある『紫陽花』を日本のガクアジサイと同じだと思い詠いました。
しかし、当時の中国には日本で知られている紫陽花はなかったのです。
つまり、白楽天が詠んだ”紫陽花”は別の花だったと言うことになります。
紫陽花の別名
紫陽花は土壌の性質や、咲いてから散るまでに花の色が変わる事から別名があります。
- 七変化(ひちへんか)
- 八仙花(はっせんか)
このような別名もあるのが紫陽花です。
海外における紫陽花の存在感は良い?悪い?
では、海外における紫陽花の存在はどのようなものでしょうか。
アメリカ
アメリカと言えば、日本にないような色の花々が街中に溢れ、ニューヨークなどでは数ブロックに1店お花屋さんを見かける程、花と生活の距離が日本より近いと言えます。
しかしアメリカにおける紫陽花はあまり良いイメージを持たれていないようですね。
アメリカでは婆の姿?
なぜなら、アメリカに置いて紫陽花は”婆の姿”とも呼ばれていると言われています。
その理由はわかりませんが、きっと紫陽花が色を変え変化し色あせていく様子が、歳を重ねた姿ににているからでしょうか。
それが理由からか、あるアメリカの有名シンガーが紫陽花の花束をもらった時、「紫陽花がきらい」だと言ったという話は有名です。
きっと、美を意識の強いアメリカ女性からすると、紫陽花の鼻をもらう事で”歳をとった”と言われているように感じるのかもしれません。
はっきりしない色が好まれない
また、紫陽花のグラデーションのような淡い色が日本では美しく捉えられますが海外では違います。
特にアメリカのように、自己主張の強い国ではお花もバラやガーベラのようなビビットカラーが好まれます。
だからこそ、紫陽花のように淡くぼんやりした色の花のイメージがあまり良くないのかもしれません。
フランス
フランスと言えば、グラースのバラが世界一と言われる程バラが有名な国なので、紫陽花はそこまでメジャーではないと思われがちですよね。
しかし、フランスにおいて紫陽花は『日本のバラ』と言われていて、5月にバラの全盛期を迎えた後の7月、フランスでは紫陽花の季節となります。
もちろん、丸く赤みを帯びた西洋紫陽花がメインです。
紫陽花はバカンスを連想させる花
また、フランスと言えば年に5週間の有給休暇が法律で保障されている国として知られています。
だからこそ、夏の早いうちからバカンスを取る人もとても多いのです。
その為、7月の陽気な天気に誘われて咲く紫陽花を見ると”そろそろバカンスだ”と気持ちがワクワクする人も多いと言われています。
イタリア
イタリアにおいて、紫陽花は『オルテンシア (ortensia)』と呼ばれています。
イタリアは、日本のように梅雨のない国です。
しかし、イタリアでも同じく紫陽花は至る所でみられます。
つまり、紫陽花を見て”雨の季節だなぁ”と感じるのは日本人だけであり、イタリア人は紫陽花を見るとからっとした晴天の晴れやかな印象を持つ人が多いのです。
もちろん、水が大好きな紫陽花ですが品種改良された西洋紫陽花は、腫れたイタリアの地でも立派に咲きます。
紫陽花で有名なイタリア『天空の城』
また、ローマがあるラッツィオ州内には、有名な”天空の城”があります。
この城がある街には、紫陽花の花が春から夏にかけてたくさん見られて幻想的です。
その紫陽花も、見事に大きな大輪の紫陽花が多くとても美しいです。
花言葉だけじゃない!紫陽花にはたくさんの種類がある?
このように、沢山の花言葉を持つ紫陽花ですが紫陽花には花言葉同様、たくさんの種類があると言われています。
そこで、今回はその中でも代表的な紫陽花の種類をご紹介したいと思います。
ダンスパーティー
ダンスパーティーは、ガクアジサイから生まれた園芸品種で綺麗な星形の八重咲の花が特徴です。
初めて見た人は、それが紫陽花かわからないある意味紫陽花のイメージを覆す品種がダンスパーティーです。
また、ダンスパーティーは装飾花が多くすっきりと尖った花弁はとても気品があり、まるで貴婦人がダンスを踊っているようです。
ダンスパーティーは、通常ピンク系の淡い花を咲かせる品種です。
しかし、酸性の土壌ではブルーというより淡い藤色になりそれはそれでとても綺麗です。
てまりてまり
ネーミングが可愛い『てまりてまり』は西洋アジサイで、加茂花菖蒲園(かもはなしょうぶえん)園で交配されたオリジナル品種です。
加茂花菖蒲園は、静岡県掛川市原里にある花菖蒲園(植物園)である。
『庄屋屋敷加茂荘(かもそう)の庭園』が2014年8月1日に『加茂荘花鳥園』に名称変更したもの。
見た目は、ネーミングのように小さな花がてまりののように集まり、とてもかわいらしい雰囲気を持つ紫陽花です。
また、このてまりという品種は両性花がなく装飾花のみが咲く品種としても知られています。
更に、西洋アジサイにしては一つ一つの花がが小さく小さいのも特徴です。
しかし、小さい花が繊細に集まると逆に華やかさを増し美しいです。
また、6月半ばごろから緑づき7月には綺麗な色が付きます。
てまりてまりの色は、淡いピンクと淡いブルーのカラーが選べ母の日にも大人気の品種です。
シュガーホワイト
シュガーホワイトは、オランダで作られた西洋アジサイです。
どちらかと言えば、大ぶりの装飾花が集まり丸い球体を作る姿は、とてもゴージャスな印象で美しいです。
基本的に、装飾花は一重咲きですが、シュガーホワイトは花びらの縁に細かい切れ込みが入っているのでフリンジのように見え、一重咲きではありますが十分見な応えがあります。
純白が美し
また、シュガーホワイトはその名の通りその純白でピュアな姿が印象的な品種です。
ちなみに咲き始めは、淡いクリーム色のようなグリーンで徐々にそれが純白になっていく姿はとても見ものです。
また、咲き進むと純白だった花が黄緑色に変色していきます。
このように、土壌の状態に左右されない真っ白な花を持つシュガーホワイトは、見ているだけで心が綺麗になると同時に、花言葉同様、寛容さが養われるようなそんな姿の紫陽花です。
万華鏡
『万華鏡』は、島根県アジサイ研究会というところで、交配し作りだした紫陽花です。
この万華鏡は、細長い八重咲の花びらが咲き緑色の花びらが白い覆輪となっていて、その見た目が万華鏡をのぞいた時のような華やかさがあります。
数々の賞を受賞
そんな万華鏡は、『2012-2013年 ジャパンフラワーセレクション』において最優秀賞である『フラワーオブザイヤ-』を受賞しています。
このように、素晴らしい賞を受賞する訳は、万華鏡がオランダの花の博覧会『フロリアード」でグランプリになったことがある、『ミセスクミコ』という西洋アジサイの遺伝子から生まれている事も関係しているとも言われています。
そんな万華鏡ですが、基本的に紫陽花は小花がギュッと集まり詰まった印象であるのに対し、この万華鏡に置いてはふんわりと緩やかな集合体となります。
価格も高い
また、花の中心は色が濃く、グラデーションのようにその周りが薄い花びらとなり花の縁は白くなりとてもきれいです。
万華鏡においては、淡いブルーと淡いピンクがありますが多く流出しているのはブルーであり、ピンクは希少性が高いと言われています。
だからこそ、万華鏡の紫陽花は小さい鉢でも1万円前後するものが多くとても人気です。
アナベル
アナベルは、北アメリカ東部に自生するアメリカノリノキ(Hydrangea arborescens)の変種を品種化したものです。
他の園芸品種と違い、このアナベルにおいては園芸品種として作出されたものではなく、野生に自生する紫陽花としても知られています。
そんなアメリカノリノキの変種を、オランダで選別改良し品種化したのがアナベルということになります。
白い紫陽花を初めて育てたい人に
また、アナベルも真っ白い花を咲かせますが大きなものになると30cmと大輪になります。
そんなアナベルですが、育て方が他の紫陽花に比べとても簡単である事でも知られていますね。
だからこそ、紫陽花を初心者で育てる人に向いていると言われているのです。
ヤマアジサイ
ヤマアジサイは、主に太平洋側に咲く紫陽花で福島県から四国・九州に分布しています。
紫陽花の中でも、いわゆるガクアジサイのように周辺の自然によくなじんでいるように咲いている樹木です。
また、別名『サワアジサイ』とも呼ばれるように水の近くに生えるている事が多く、水を好み真夏の日当たりには弱く耐陰性があるので、半日陰のような場所で管理することが多く日当たりが悪くても花つきが悪くならないのが特徴です。
さいごに
いかがでしたか。今回は、紫陽花の様々な花言葉や色別の花言葉をご紹介しました。
花言葉は、解釈の仕方が様々でそれにより大きく意味も異なります。
紫陽花には、確かに少し怖い花言葉もありましたが、それに勝る素敵な花言葉も多かったですよね。
だからこそ、ぜひ縁起の良い意味で贈っても良いのではないでしょうか。

ぜひ、参考にしてみてください。
あじさい・紫陽花について