タケノコが旬の季節になってくると、当然、夕食の献立の中にゆでタケノコのレシピで作った料理が食卓を飾ることでしょう。
しかし、ゆでタケノコを作る時は、一度に大量に一気にゆでるものですよね。
湯でタケノコを冷ましてから冷蔵庫に保存していると、いつのまにか冷蔵庫の中から異臭が・・・?このような経験をされた方はたくさんいらしゃるのではないでしょうか?
春となれば「タケノコ」を食べたくなります。タケノコ料理は天ぷらやタケノコご飯、若竹煮・・・など、たくさん美味しいレシピがあります。
だからこそ、大量にゆでたタケノコを美味しく調理したいものです。そんな時、タケノコの保存方法を知っていれば、腐らせずに使い切ることができます。
ここでは、ゆでタケノコの保存方法は冷蔵ではなく冷凍保存した方が保存期間も伸びるものなのか?タケノコの保存方法について調べてみました。
タケノコはそのままでも保存できる?
タケノコや土の中から掘り出されると、時間が経過すればするほどアクが強くなり、苦味が出ると言われています。
その為、タケノコを掘り出したままの状態では長期保存することができません。できるだけ早くアク抜きをするため、下ゆでを行いましょう。
基本的に、タケノコを保存するには、まずアク抜きの為、茹でるという工程はハズせません。
タケノコのアク抜きの方法
- タケノコの厚い皮を3枚くらい剥がし、汚れを洗い流します。
- お鍋に水を入れ、タケノコが浸かるようゆで始めます。
タケノコの厚い皮を3枚くらい剥がし、汚れを洗い流す
洗えたタケノコは頭のとがった方を斜めに5cmくらい包丁を入れ、切り落としてください。
タケノコには空洞がある為、まずは切る時にタテに切り込みを入れておきます。そうすると火が通りやすく柔らかくゆでることができます。
お鍋に水を入れ、タケノコが浸かるよう茹でる
その時、お鍋に米ぬか1カップと鷹の爪を3本くらい入れておきましょう。米ぬかの代用として※のとぎ汁でも良いです。
鍋に蓋をして火にかけ、お湯が沸騰したら弱火に変えて1時間ゆでましょう。
ゆであがりの目安としては、竹串を使用してタケノコに刺し根元部分に通るか確認してください。通ればOKです。
冷めたら切り込みから皮を剥ぎ、水洗いをしてその後は水に浸しておきましょう。
アク抜きを行う時は、タケノコの皮を全て剥がさず、皮が多少ついたままで茹でた方がアクが抜けやすいです。
そして、真水の状態から茹でてください。鷹の爪を入れるのは、タケノコの日持ちを良くする為です。
タケノコを冷蔵保存するには?
アク抜きが終わり、冷めたタケノコは、タッパ―に入れて水に浸し、冷蔵保存してください。
水に濁りが出る場合は、濁りがなくなるまで水を交換し、冷蔵保存している間は毎日水交換を忘れずに行いましょう。

そうすることでタケノコは、冷蔵保存で1週間もちます。
タケノコを冷凍保存するには?
タケノコを冷凍保存する場合は、アク抜きを行ったタケノコをスライスし、キッチンペーパーなどを利用して水気を取り、ジップロックに入れて冷凍庫へ保存しましょう。

この方法を行うと、冷凍保存で1ヵ月もちます。
実際に調理する際は、解凍せずそのまま使用しましょう。ただし、タケノコは冷凍保存が効くのですが、実際には食感が落ちてしまいます。
冷凍保存したタケノコを使用する際は、炒め物の他、タケノコご飯や春巻きなどに使用すると美味しく食べることができます。
また、すでに醤油やみりん等で下味をつけてから冷凍保存しておくと、料理をする時タケノコに味が染み込んでいるのでとても美味しく食べることができます。
タケノコのその他の保存方法
タケノコを瓶詰めにするとさらに美味しく長期保存できる
タケノコを長期保存する際、冷蔵保存や冷凍保存の他に、瓶詰めを行うことをオススメします。
アク抜きをしたタケノコを瓶に入るほどの大きさに切り分け、瓶の中に隙間なく詰めましょう。瓶いっぱいに水を入れ、緩めに蓋をします。
瓶をお鍋に入れ、瓶の蓋ギリギリまでお鍋に水を入れて沸騰させます。
30分煮た後、瓶を取り出し、瓶の蓋を締め、その後は、瓶全体をお湯に浸からせ再度30分煮ましょう。
瓶を取り出し、逆さにして自然冷却させたら1年長期保存が可能となります。
タケノコの塩漬けも長期保存できる

タケノコは、塩漬けにすると長期保存可能です。
アク抜きをしたタケノコを半分に切り分け、水気を切り、塩をまぶし、塩を敷き詰めた容器にタケノコを入れ、容器の蓋を締めます。
2日くらい経つと、タケノコから水分が出ているのでその水を捨て、更に塩を追加しましょう。
塩漬けの方法では1年保存が可能です。
タケノコの酢漬けも長期保存できる

タケノコは、酢漬けにすると長期保存可能です。
米酢1.8Lにみりん200ccを入れ、密閉容器にタケノコを入れ蓋をして保存しましょう。
タケノコを酢漬けにすると1年保存が可能です。
干しタケノコも長期保存できる
干しタケノコは、アク抜きしたタケノコを薄くスライスし、天日干しにし、乾燥させたら出来上がります。
保存はタッパ―やジップロックに入れて冷凍保存しましょう。この方法で1年保存が可能です。
使う前には、1時間くらい水で戻し、水洗いをしてから茹でて調理しましょう。
まとめ
いかがでしたか?ゆでタケノコの保存方法についてご紹介しました。ゆでタケノコは冷蔵保存で1週間、冷凍保存で1ヵ月であることが分かりました。
また、その他の保存方法として、長期間保存できる方法は、瓶詰めや塩漬け、酢漬けといった方法があります。
加えて干しタケノコにすれば、冷凍での保存もでき、それが1年という長期保存ができるのでスゴイですよね!
大量のタケノコがあると、本当に毎日一生懸命になって食べないといけない・・・なんてことになると、せっかく旬の食べ物でも、食べ飽きてしまいます。
そうならない為にも、長期保存できる方法で下準備しておけば、いつでもおいしいタケノコを食べることができますね。
長期保存できれば、旬の時期でなくとも美味しいタケノコを食べることができるので、こんな贅沢なことはありません♪
その時々の気分に応じて料理をすれば、色んな美味しい食べ方もできますよ♪
意外に知らなかったタケノコの保存方法を、これからが旬のタケノコにぜひ活かしてくださいね!