• ゲジゲジの毒性とは?
  • ゲジゲジに刺されたら毒でかゆみが出る?

家の中に足が長くで気持ち悪い動きをするゲジゲジの姿を見たことはありませんか?

普段から気を付けて玄関の扉を閉めたり、窓もきちんと閉めていても、どこからともなく姿を現すことがあります。

このゲジゲジは一体どこから家の中に侵入してきたのでしょうか。

 

実は、ゲジゲジは玄関ドアや窓といった場所以外のところから侵入経路がたくさんあると言われているのです。

 

ここでは、そんなゲジゲジの侵入経路が一体どこからであるのか。

 

また、ゲジゲジには毒性はあるのか、そしてゲジゲジに刺された場合は毒で痒みなどが生じるものなのかについて解説していきます。

ゲジゲジの毒性とは?

ゲジゲジは見た目に気持ち悪いので、誰も触るといったことはしないと思います。

 

しかし、どうしても寝ている間にゲジゲジが家の中に侵入し、万一手足を刺されるといった事態となった場合はどうすればよいのでしょうか?

 

ゲジゲジは微量の毒を持っている

ゲジゲジはほぼ、人間を噛むといった習性はありません。しかし、ゲジゲジには微量の毒があると言われています。

 

とは言え、仮にゲジゲジが人間を噛んだとして、毒が身体の中に入っても、ムカデに噛まれた時のような患部の状態になるということはありません。

 

とは言え、やはり虫である以上、微量の毒があるということは分かっている分、注意が必要です。

 

ゲジゲジの習性

ゲジゲジは肉食の食性を持っており、昆虫や小動物を捕食すると言われています。特にゴキブリを好んで捕食するという益虫です。

 

ムカデとは異なり、噛みついたりといったような攻撃性は持たない虫であると言われています。

 

人間が手の上にゲジゲジを乗せたところで噛みつくといったことはめったにありません。

 

ゲジゲジ噛まれた・刺されたら?

もしもゲジゲジに刺されるといったようなことがあった場合は、自宅にある消毒液を使用して、患部を十分消毒しましょう。

 

ムカデに噛まれた場合は、噛まれた場所が大きく腫れ上がる、痛みを伴う、ひどい場合は吐き気を伴い、目まいまでをも引き起こすといった症状があります。

 

しかし、ゲジゲジにはそのような症状はありません。ゲジゲジが持つ毒は、強い毒性ではないと言われています。

 

噛まれた場合は、その噛まれた患部が細菌感染する可能性がある為、それらをしっかりと防ぐことが大切です。

 

また、ゲジゲジに刺された・噛まれたという場合、かゆみが生じるなどといったことがあれば、念のため、皮膚科を受診されることをおすすめします。

 

また、実際にゲジゲジが持つ毒はごく微量であっても、噛まれた・刺された方がアレルギー体質という方であった場合は、アナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあります。

 

その為、ゲジゲジに噛まれた・刺されたことのある方は特に気を付けてください。

 

ゲジゲジに刺されない対策

ゲジゲジが家の中に侵入し、その姿を見かけるようになった場合は、バルサンを焚くか、見つけた場合にキンチョール等の殺虫剤を使用し、ゲジゲジを退治することから始めましょう。

 

また、家の中に侵入してこないよう、庭にゲジゲジ用の忌避剤を散布するという方法も最適です。

 

ゲジゲジはアロマの香りを嫌がる傾向にある為、ハッカ油やヒノキ油のスプレーを使用し、ゲジゲジが侵入してくるであろう経路に散布するようにしましょう。

 

その他、ゲジゲジが侵入してきそうなわずかな隙間を、隙間テープなどを使用してしっかりと防ぐようにしましょう。

 

ゲジゲジの種類

ゲジゲジは見た目からすると何となくムカデにも見えますが、実はゲジゲジはムカデとはまた違った種類の生き物になるのです。

 

特に梅雨時期になるとあらゆる場所でゲジゲジの姿を見かけます。

 

日本に生息しているゲジゲジは、「ゲジ」と「オオゲジ」の2種類が知られています。

 

ゲジは体調が2〜3cmであり、オオゲジは4.5〜6cmの個体が見受けられます。

 

主に3〜11月に活発に動くとされています。ゲジは脱皮を繰り返すたびに脚の本数が増えます。

 

これは、自分の身に危険が及んだ場合に、自分の脚を引きちぎり、素早く逃げる為にあるようです。

 

また、ゲジは脚を素早く動かし前へ進むという特性を持っています。

 

ゲジゲジの生態は

ゲジゲジは見た目に気持ち悪い為、家の中で見つけてしまうと背筋がゾゾっとしてしまう感覚を覚えます。

 

ゲジゲジは、正式名称としては「ゲジ」と名付けられています。

 

節足動物ムカデ網ゲジ目に分類され、ムカデとは異なる分類となります。

 

ゲジはゴキブリよりも早く移動することができると言われている為、実際のところ、ゴキブリを捕食して餌とするとされています。

 

また、ゲジゲジは人間を襲うといったことはないと言われています。

 

本当にごく稀に人間を噛んだ・刺したということはあるようですが、実際のところそのようなこともほぼ耳にしません。

 

ゲジゲジの食性はゴキブリや蛾蝶などを食べるとされており、その他、家の中に棲む害虫を駆除してくれるまさに益虫であると考えられているのです。

 

しかし、見た目の悪さからすると不快害虫として捉えられ、どうしても嫌われがちです。

 

当然、虫が大嫌いであるという方も多く、その場合、家の中にいると分かった時点で安心して眠ることもできません。

 

そうならないためにも、ゲジゲジへの対策を講じる必要があります。

 

ゲジゲジはゴキブリや蛾蝶、アリなどを捕食します。

 

特にゴキブリは好んで捕食することから、人間である私たちにしてみるととても助かると言えます。

 

しかし、見た目は不快害虫とした扱われていることから、どちらかと言うとどうにか駆除したいと考える方が多いです。

 

そして、ゲジは人間に噛みつくといったこともありません。しかしながら実際のところ、少なからず毒は持っているようです。

 

しかし、ムカデのような猛毒ではないと言われています。それでも、間違っても素手で触ってしまうことのないようにしてください。

 

脱皮して脚が増える!?

ゲジゲジは脱皮を繰り返すことで大きくなり、その時に脚の本数がどんどん増えると言われています。

 

そして、鳥に捕食されそうになった場合に脚を切り離し、逃げるために脚がどんどん増えるそうです。

 

ゲジゲジは家の中に姿を現した時は、特に人間に対して害を与えるということはありません。

 

むしろ、ゴキブリなどを捕食してくれる為、とても役立つ存在であると言えます。

 

 ゲジゲジは発生する原因とは

ゲジゲジは新築された家に姿を現すことも多いです。

 

その為、その姿を見かけて何度も駆除を試みたという方も多く、ゲジゲジの駆除に困っている方もたくさんいらっしゃいます。

 

そもそもゲジゲジはどうして発生するのでしょうか?

 

ゲジゲジは、3〜11月に頻繁に発生し、冬眠も行います。特に梅雨時期の活動が活発になり、日本には全国各地に生息しています

 

夜行性であることから、昼間は落ち葉の下や腐った木の下などにひっそりと生息しています。

 

また、ゲジゲジが家の中に発生する理由としては、家の中にはゲジゲジが好物としているゴキブリがいること、そして、家の中がジメジメとしていて湿気がたくさんあるからです。

 

だからこそ、家の中に姿を現してしまうのです。しかし、どうしても人間にとっては不快害虫であることから、すぐに駆除したくなってしまう訳です。

 

ゲジゲジはどこから侵入する?
侵入経路はどこ?

ゲジゲジは身体が薄っぺらい為、結局はどこからでも家の中に入りやすい個体であることが分かります。

 

特に暗くてジメジメとしたような場所を好む為、どんなわずかな隙間でさえもゲジゲジは容易に家の中に侵入してきます。

 

シンクの中の排水溝、エアコンの排気口、お風呂場の排水溝、畳の下などが主な侵入経路として考えられる場所です。

 

実際のところ、ゲジゲジが家の中に出現するということは、すでに1匹だけの被害ではないことが考えられます。

 

その他にもゲジゲジの個体が発生していたり、時にはムカデの姿も存在するかもしれません。

 

ゲジゲジの姿を見かけた場合は、部屋全体にバルサンを焚いて消毒することも必要となります。

 

また、侵入経路とされる場所を塞ぐ等の対策が必要です。

 

ゲジゲジの侵入を防ぐ対策法

湿気がこもらないように

家の中の湿気は、ゲジゲジを寄せ付けてしまうことにつながるため、雨の日や梅雨時期であっても、晴れの合間をぬって、家の中全体をしっかりと換気しましょう。

 

特にクローゼットやたんすの中など、気候によってはどうしても湿気がこもりがちになります。

 

そのような湿気を好んでゲジゲジは家の中に侵入してくることもある為、そのようなことにならないためにも、定期的に換気を行うようにしてください。

 

換気を行っても改善が見られない場合は、室内の乾燥を保つためにも、除湿器などを活用すると良いでしょう。

 

家の中を清潔に保つ

ゲジゲジは家の中に潜むゴキブリなどを求めて侵入してきます。

 

そもそも家の中にゴキブリが出現してしまう=家の中が汚れているということでもあり、ホコリや食べ物の食べカスなどが残らないよう、綺麗に掃除機をかけるなどで対応しましょう。

 

特に小さなお子さまがいらっしゃるご家庭では、毎日子供が食べ物をこぼしてしまったり、おやつの食べカスが床に散乱してしまうといったこともあります。

 

この状態でいると、どうしてもゴキブリが発生しやすくなり、それを食べるためにゲジゲジが姿を現してしまいます。

 

このようなことから、家の中が綺麗な状態であれば、ゴキブリなどの姿もなく、それを捕食するためにゲジゲジが家の中に侵入してくるということを避けることができます。

 

日陰になるような庭造りはしない

家の庭のお手入れもゲジゲジが家の中に侵入してくることの要因ともなります。

 

たくさんの木を植えていたり、植木鉢の鉢植えをたくさん置いているという場合など、鉢植えの下は湿気がこもっている為、ゲジゲジにとっては格好の場でもある為、潜んでいることもあると思います。

 

そのようなゲジゲジが好むような環境を作らないことも大切です。

 

植木鉢やプランターといったものを庭先において育てているという方は特に、定期的に植木鉢やプランターの位置をずらすようにしてください。

 

庭先に置く植木など、日陰をたくさん作るような庭造りは避けるようにしましょう。

 

隙間テープを活用する

ゲジゲジが侵入してきそうなわずかな隙間も、きっちりと隙間テープを使用して塞ぐようにしましょう。

 

見た目にも身体が平らである為、ほんのわずかな隙間もくぐり抜けてきてしまいます。

 

できれば編み目の細かいネットなどを張っておくのも効果的です。

 

時間を見つけては、侵入経路となり得る場所を探し出してみましょう。

 

ゲジゲジを効果的に駆除する方法は?

まさかゲジゲジが家の中に現れるとは誰も思ってもいません。

 

虫嫌いな方にとっては、あの足の本数を考えると、とてつもなく背筋が凍る思いをします。

 

不快害虫として人間からはずいぶんと嫌われているゲジゲジについては、ゴキブリや蛾蝶、アリを捕食し、家の中からそのような小動物を自然駆除してもらえることを考慮すると、いてもらってもすごく助かるという話ですね。

 

そんな家の中に侵入してきたゲジゲジを効果的に駆除する方法にはどのようなものがあるのでしょうか?

 

侵入防止剤を使用する

ゲジゲジは湿気の多い落ち葉の下、また、腐った木の下を好み、基本はジメジメとした場所を好んで生活しています。

 

ゲジゲジは夜行性となり、日中にはあまり頻繁に姿を見せません。

 

その為、侵入経路を突き止めた場合は、殺虫成分の入った粉や粉末・顆粒タイプとなる殺虫剤をまいておくだけで家の中にゲジゲジが侵入してくることを防ぐことができます。

 

天然素材のアロマを活用する

殺虫剤と言っても数多くあり、どれがゲジゲジに効果的であるかが分かりません。

 

しかし、ゲジゲジを駆除するにも、殺虫剤を使用したとしても近くにペットや家族がいるという場合は、やはり健康被害が懸念されます。

 

その為、すぐに割り切って殺虫剤を簡単に使用することはできないかもしれません。

 

そんな時にゲジゲジに対してとても高い効果を発揮すると言われているのが「アロマ」です。

 

アロアの香りはゲジゲジが最も嫌う香りであると言われています。アロマはどんなものでも作ることができます。

 

王道たるものは、ハッカ油、ヒノキ油を無水エタノールで溶かして水で薄め、天然のアルマ溶液が簡単に出来上がります。

 

このアロマをゲジゲジの侵入経路やゲジゲジがいる場所に定期的にスプレーを行うようにしてください。

 

ゲジゲジは夜に活動する為、就寝前に吹き付けしておくと効果的です。

 

殺虫スプレーを使用する

ゲジゲジは一般的に販売されているキンチョールなどの殺虫スプレーを使用することにより簡単に駆除することができます。

 

スプレータイプであれば、ゲジゲジに向けて直接噴射することにより簡単に駆除することができます。

 

しかし、ゲジゲジはスプレーを噴射すれば簡単に駆除することはできますが、その死骸を片付ける際にゲジゲジの脚がバラバラに散らばってしまうことが多く、綺麗に片づけなければいけません。

 

顆粒状になった殺虫剤を使用する

ゲジゲジは家の中に入ってくるとやはりどうしても嫌な気分になってしまいます。

 

その為、家の中に侵入してくるゲジゲジの数を減らすためにも、庭先や家屋の周りに、顆粒状となったゲジゲジ駆除用の殺虫剤を撒くととても効果的であると言われています。

 

家屋の周りに散布することで、そもそもゲジゲジが家の近くに寄りついてきません。

 

冷却スプレーを使用する

冷却スプレーは、そもそもムカデの駆除に効果的なものです。それを、ゲジゲジにも使用することができます。

 

ゲジゲジに向けて直接吹きかけることによりすぐに死滅します。

 

冷却スプレーを使用した後は、ほうきとちりとりを使用し、死骸を片付けるようにしましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?ゲジゲジの毒性や、ゲジゲジに刺された場合の症状などについてご紹介しました。

ゲジゲジはそもそも微量の毒は持っているものの、ムカデのような大きな腫れになるといったことはありません。

もしも刺された場合は消毒を行い、念のためにも皮膚科を受診しておかれることをおすすめします。

 

また、ゲジゲジに刺されてもほとんどかゆみなどもありません。

 

それでも、痒みが生じてきたという場合は、早々に皮膚科を受診されることをおすすめします。

 

ゲジゲジは益虫でありながらもどうしても見た目に不快害虫に該当することから、人間にとってはあまり好まれていません。

 

益虫であることを考慮すると、すぐに駆除するという発想も何だか可哀想にも思えます。

 

人間だけの考えで駆除対象となっても・・・それもゲジゲジにとっては迷惑な話ですよね。

 

人間もゲジゲジも双方にとって良いバランスとなるよう、駆除という方法以外にも、対策方法を検討するようにしましょう。

 

ゲジゲジが家の中に侵入してこないようにするためにも、ゲジゲジへの様々な対策を講じると良いですね。

 

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