- いよいよ第2章スタート
- 良一亡きあと義母と娘はどう生きる?
- 亜希子はバリキャリのもどるのか?
第5話の終わり、次週の予告がなく6話以降、夫良一がなくなることが予測できた第2章が始まりました。
義母と娘はどんな生活を送っているのでしょうか?
義母と娘のブルース・7話感想とネタバレ!
倒産寸前ベーカリー麦田
進路に悩むみゆきに仕事をすることの尊さを伝えようと、ベーカリー麦田に就職した亜希子ですが、店を開けているだけでも赤字の経営状態に唖然としてしまいます。
店長の麦田は、前の日の売れ残りを温めて店頭に並べて売るようないい加減な性格でどうしようもない状態でした。

前の日のパンを温めて売るなんてパン屋、ありえませんね
亜希子は焼き鳥の匂いに惹かれて思わず買ってしまったことから、焼き立てパンを提供することを考え付きます。
そしてキャリアウーマン時代の知識を駆使して、ベーカリー麦田の立て直し計画の提案書を一晩で作り上げるのです。
大樹がみゆきのトライ(家庭教師)に
大樹からの突然の告白を「受験生だから」と断ったみゆきですが、大樹から家庭教師をやってあげるよと言われ一緒に勉強することにします。

大樹の「トライさんになるよ」がキュートでした
しかしみゆきは大樹と一緒に勉強するようになったことを亜希子には言えず、塾友と自習室で毎日勉強すると嘘をつきます。
大樹と一緒に勉強していることで、亜希子に対して少し後ろめたさを感じるみゆきは、忙しい中でも、家事も完璧にこなしてしまう亜希子に対し、劣等感に似た複雑な気持ちが生まれます。
みゆきが本音を亜希子に
みゆきは大樹と一緒にいるところを亜希子に見られてしまいます。
一緒にいたのが小学生のころみゆきに良くしてくれた大樹と知って安堵する亜希子ですが、帰り道みゆきに将来についてアドバイスすると…。
何でもできる亜希子と比べて、勉強しても成績が上がらない自分のふがいなさに葛藤していたみゆきは、「亜希子の本当の娘だったら、亜希子に似て何でもできる人になれていたのか…」 自分の今の気持ちをぶちまけます。

みゆきも相当悩んでいたのですね
岩本はクビだが宮本亜希子は?
ところで麦田は亜希子の名前をずっと岩本と思い込んでいました。
亜希子はその都度訂正しようとしますが、絶妙なタイミングで麦田が言葉を発するので訂正できずにいました。

ちゃんといわせてあげてよと観ていて思いましたね
一時は売り上げが上がったベーカリー麦田ですが、リピータ客がおらずまた売り上げが減少していきます。
それに嫌気がさした麦田は「やめる」と言い出します。
すかさず亜希子は「お言葉ですが、店長が輝けないのは才能の問題や、場所の問題でもないと思います。“だから、やめる”が、最大の要因かと」とずばり言います。
腹を立てた麦田は亜希子にクビを言い渡します。

でも本気ではなかった麦田
翌朝ベーカリー麦田に表れた亜希子は、「私の名前は岩本でなく宮本です。」昨日クビといわれたのは岩本でしょうか、宮本でしょうかと麦田に問います。
麦田もホッとして、亜希子のクビを撤回します。
麦田は亜希子の提案書を読みこみ、自分のパン作りの技術を見直そうとしていたのです。

亜希子の影響はじんわり効いてきているようです。
麦田から亜希子への、大樹からみゆきへの“アドバイス”
みゆきにプレッシャーを抱かせていたことにショックを受けた亜希子は珍しく仕事で凡ミスを犯します。
変に思った麦田は亜希子の話を聞くことに。
一方みゆきも大樹に亜希子にひどいことを行ってしまったことを告げ、亜希子と同じ猛省のポーズをとります。
麦田は亜希子に「血がつながってないからいいんじゃないの」と思いもよらないアドバイスをします。
それを聞いた亜希子は 「血がつながっていようがいまいが、これはどんな親子にも起こり得ることなんですね。」と少しホッとします。
大樹はみゆきに「亜希子さんは放っておいてくれたんじゃないの。」みゆきのもっといいところを伸ばしてほしいと、自由にさせてくれていたんだからプレッシャーを感じることないよとアドバイスします。

この男性二人のアドバイスが今回はとても響きました。
二人の美しい土下座
麦田に自分の気持ちを吐露していた亜希子の元に、みゆきが大樹ともに訪れます。
みゆきは亜希子に「お母さん、昨日ひどいこと言ってごめんなさい!」と頭を下げ、亜希子も「私こそみゆきの気持ちも知らず、申し訳ありませんでした」も頭を下げます。
その後も、みゆきが「やめてお母さん、私が悪いの、お母さんの考え、全然分かってなくて」、亜希子が「私の落ち度ですから」と“自分が悪かった”とゆずらない二人。
そうこうするうち、二人は互いに地面にひざまずいて、手を付き、土下座の態勢になり、声をそろえて「この度は大変申し訳ございませんでした」と同時に頭を下げるのでした。
亜希子の代名詞だった土下座シーン再びでネット上ではかなり盛り上がったようです。

土下座も猛省ポーズもしっかり親子になってますよね
ああ亜希子の勘違い
以前夜の営み」をWワークと勘違いした亜希子ですが、7話でもまた勘違いしてしまいます。
麦田が言った「避妊」に驚き、みゆきに「避妊」してるかを確認します。
するとみゆきは「ちゃんとしてるよ。ベッドの横のあれでしょ」とそれなりの返事をし、亜希子を混乱させてしまいます。
みゆきがもうそんなことをしてるのかと勘違いした亜希子は良一と愛の写真に向かって「どうしましょう」と言っていると、みゆきが避難用持ち出し袋を見せていいます。
お母さん「これのことでしょ?」と。
「ヒニン」と「ヒナン」を聞き間違えるみゆきと亜希子はよく似ています。
血がつながっていてもいなくても、親と子にはなれるし、違っているからこそ、親と子はお互いに学び合えるのですね。
第2章の始まり6話の振り返り
叶わなかったウエディング写真
第1章の終わり、良一は亜希子とみゆきと3人の写真を撮ろうと言っていました。
亜希子とみゆきは白のドレス、自分は真っ黒なタキシードでビシッと決めると。
きっと第2章の始まりは、このウエディング写真から始まるのではないか、亜希子(綾瀬はるか)のウエディングドレス姿が見られるではないか、その時亜希子はどんな笑顔を見せているのか楽しみにしていた視聴者も多かったのではないでしょうか?

3人の写真見たかった
そんな3人の写真をバックに、良一がなくなってしばらく経った後の亜希子とみゆきの生活が描かれるものだと思い込んでいましたが、良一の死から話は始まりました。
冗談かと思った良一の死
写真を撮ろうと言っていたすぐあと良一は急死したようです。
写真を撮ろうと言っていた時とは逆に、良一は白い着物姿、亜希子とみゆきは真っ黒な喪服姿。
亜希子は「これは冗談でしょうか?」とつぶやきます。

冗談に見えるくらい良一の死に顔が穏やか
第1章の終わりに元気に退院してきた良一だけに、こんなに早い良一の死は亜希子やみゆきだけでなく、視聴者も驚きでした。
淡々と葬儀に臨む亜希子とみゆき
葬儀を元キャリアウーマンよろしくテキパキと仕切る亜希子、周囲からは夫を亡くしても涙も流さない亜希子を訝しく思います。
元部下も本当は亜希子は夫良一など好きではなかったのではないかと疑問に思うほどです。

元部下田口君なかなかするどい
みゆきはみゆきでパパが死んで自分はどうなるのかという不安を隠し、かいがいしく葬儀の手伝いをし、悲しみをこらえます。
今までも何かと亜希子とみゆきの世話をしていた下山が、その二人の様子を見ていて亜希子に喝を入れます。
「アンタ馬鹿なのかい?」「アンタの役目は悲しむことだよ!」と。
「母親はあんたしかいないんだよ」と亜希子を叱り飛ばします。

下山さんナイス
亜希子が泣いた
みゆきは一人洗い物をしていました。
亜希子が声をかけるとみゆきは「パパ死んじゃったら亜希子さんもいなくなるでしょ」だからしっかりしなきゃと言います。
それを聞いた亜希子は自分が下山の言う通りバカだったと気づきます。
そしてみゆきを抱きしめ打ち明けます。
「私は良一さんが大好きでした」と。

泣ける一言です
これからどうやったら良一がいたときのような楽しい家を作れるのかわかりません。
ビジョンが見つけられません。だからみゆきに一生にプランを考えて欲しいと。
涙を流しながらみゆきに語り掛けます。
こんな場面でもビジネス用語で話す亜希子がちょっとコミカルで笑ってしまいますが、ドラマが始まって以来初めて亜希子が人間らしくなった場面です。
みゆきが「おかあさん」と
亜希子の涙を見たみゆきからも我慢していた悲しみがあふれ、同時に亜希子を母と認め「おかあさん」と言ってしがみつきます。
良一の死が亜希子とみゆきを親子にした瞬間です。
もともと良一が死んだ後のみゆきの世話のために結婚した亜希子ですが、いつしか良一を愛し、みゆきを愛おしく感じていました。

亜希子の背中を抱きしめるみゆきの手が可愛い
泣いたことで人間らしくなった亜希子
それから葬儀の間中泣きっぱなしだった亜希子です。
下山が「今までよっぽど泣かなかったんだね」と呆れて言いますが、キャリアウーマンだった亜希子に涙は無用だったのでしょう。
良一の出棺時、良一の会社の部長がいつものように良一に声をかけ「おい、起きろ。会社行くぞ」という姿を見て、もう本当に良一がこの世にいないのだと、大声をあげて泣き崩れます。
このドラマが始まって初めて、自分の感情を表に出した瞬間でした。
二人の合言葉は「奇跡」
葬儀からの帰り道、みゆきが亜希子に言います。
パパは私たちに言っているんだよ。
「小さな軌跡はいっぱいあるよ。毎日それを見つけていけばいいんだよ」と。
良一と結婚して、奇跡は頻繁に起こると感じていた亜希子もそれにうなずきます。
良一亡きあとも亜希子とみゆきは親子として奇跡と見つけながら暮らしていくのでしょう。

「奇跡」これがこのドラマのキーワード
歯を見せた笑った亜希子
葬儀の翌朝、いつも通り3人分の朝食を作ってしまった亜希子。
みゆきに諭されますが、みゆきが「亜希子さんなんか今日普通」と言います。
「亜希子さん今日に普通の顔が動いてる!」と。
いままでロボットのように無表情で感情を表情に表すことのなかった亜希子ですが、良一の葬儀で散々泣いたことで、人間らしい表情も取り戻したようです。
その後みゆきの自転車の練習をする二人。
自転車に乗れたみゆきの後姿を見ながら、天に向かって亜希子が叫びます。
「良一さ~ん、みてますか?」と初めて歯を見せて飛び切りの笑顔で天にいる良一に向かって手を振るのです。
スパルタでなかった娘の教育
時間が経ってみゆきは高校生になっていました。
亜希子は良一亡きあとは働きに出ず、独身時代の莫大な貯金とデイトレードで生計を立てています。
貯金は「趣味なし、男なし、休みなしのキャリアウーマンの貯金をなめないでください」というくらいの額です。

もしかしたら億近くあったのかもしれません。
良一亡きあと、亜希子はみゆきは社会に出ても一人で生きていけるようスパルタでビシバシ鍛えているかと思いきや、姿勢と箸の持ち方はだけはきっちり教え、後は温かく見守る姿勢で、みゆきに自由にさせていたようです。
しかし、現実の若者の事情を聴いて、のんびり構えてはいられないとみゆきの将来の夢を聞きますが、みゆきは亜希子のようにデイトレードで暮らせればいいじゃんとお気楽な考えです。
亜希子が編集や広告マンはどうかと聞くとみゆきは、「あんなのメンタルが鋼の人がやるんでしょ」と返します。

ちょっとしたブラック企業へのジャブですね。
これではいけないと亜希子は働きに出ることを決意します。
みゆきが本当になりたいものは
みゆきは鏡を見ていろんな表情を研究しているシーンが出てきます。
これは何かの伏線かと思われますが、みゆきは実は何かなりたいものがあるのでしょうか。
新しい就職先は倒産寸前のパン屋
ここで各回にちらっとだけ出ていた麦田(佐藤健)が登場します。
下山の話では亜希子が働こうと思っているベーカリー麦田はもう倒産寸前、店長の章はやる気なしで、就職先には最悪に思われます。
そんなパン屋を立ち直らせることがみゆきに働く意味を教えるチャンスだと、俄然やる気になります。
義母と娘のブルースを見逃したらVOD
6月から9月期のドラマの中で高視聴率を保っている義母と娘のブルースですが、うっかり見逃した方も慌てなくで大丈夫です。
無料で視聴できるサービスがありますよ。
放送から1週間以内ならTVer
義母と娘のブルース7話を見逃してしまった方は、民放公式テレビポータル「TVer」でチェックしましょう。
放映から一週間はその回は無料で観られます。
アプリをダウンロードすればどこでも気軽に観ることができます。
https://tver.jp/
全話を視聴するならParavi
第一話から観て、亜希子の変化を再確認したい人は「Paravi」がおススメです。
今すぐ、どこでも見放題で、最初の一ヶ月は無料で体験できますよ。
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まとめ
- 果たしてベーカリー麦田はV字回復できるのか?
- みゆきとひろきの関係は?
- 亜希子とみゆきの今後は?
第2章に入って、良一ロスはでてくるものの、亜希子の義母ぶりとみゆきの成長がますます楽しみになってきました。
かっこよくなったひろきも気になりますね。

火曜日が楽しみです。