- 「ゴリラ」は漢字表記で書くことができる?
- ゴリラの漢字は当て字なの?
動物はたくさんの種類が存在します。
その中でも、漢字表記されるような動物もたくさん存在します。
例えば、アザラシは「海豹」、オットセイは「膃肭臍」、ラクダは「駱駝」と漢字表記がなされます。

動物園でも人気者である「ゴリラ」はどうでしょう?
ゴリラには漢字表記があるものなのでしょうか?
ここでは、ゴリラの漢字が当て字に該当するのか、また漢字表記の由来と意味について解説していきたいと思います。
ゴリラの漢字は当て字?漢字表記の由来と意味は?
動物も植物も漢字表記をすると難しいものが多いですよね。
ゴリラも漢字表記をすることができます。
ゴリラを漢字表記するとどんな漢字を書くの?

動物園で人気のゴリラにも、実は漢字が存在するのです。
普段、ゴリラはカタカナ表記で「ゴリラ」とされるのが一般的です。
まさか、そんなゴリラに漢字表記があるなんて誰が想像できたでしょう?
しかし、実は、ゴリラにはしっかりとした漢字が準備されているのです。
ゴリラとは一体どのように書くのか気になります!!
- 大猩々
と3文字で書きます。
この漢字は見ただけではなかなか普通に読めません。
「おお・・・なんとか」といった具合でしょうか。
この漢字は、日本語で読むと「おうしょうじょう」と読みます。
これがゴリラを表す漢字となるそうです。
しかし、実際にそのように表記されていたとしても、私達にはなかなか馴染みのない漢字表記である為、二度、三度と読めるかが不安になってしまいそうです。
これが、そもそもゴリラというそのものの名前で呼ばれる前から実際に用いられていたゴリラと表記する漢字であったと言われているのです。
いずれにしても、ゴリラの漢字表記があることじたいが驚きであり、実際にそれが必要だったのかが疑問です。
それでも、見た目とは違ったゴリラの性格を考えると、見た目には強そうで凶暴なイメージもありますが、その穏やかな性格を感じることで、ゴリラをもっともっと大好きになるかもしれませんね!
ゴリラの語源や由来・意味は?

ゴリラは英語の「gorilla」からきた外来語です。
ゴリラは明治時代に「gorilla」がまず日本に入り、その当時は「おおしょうじょう」と呼ばれていたのですが、いつしか「ゴリラ」という名が定着したそうです。
ゴリラはどんな動物なのか

ゴリラを見て皆さんは何を思いますか?
人によっては、「凶暴な動物」といったイメージを持つ方も多いのではないでしょうか?
確かに、見た目にも顔つきが怖く、身体も大きいので、イメージとしてはそのように感じても仕方ないのかもしれません。
実際には、ゴリラはとても温和な性格で、とても繊細な動物だと言われているのです。
しかし、発情期はかなり凶暴になるオスも多く、気を付けなければいけません。
また、これだけ見た目にも強そうに見えますが、ゴリラはとても繊細であるが故、ストレスを感じやすい動物だと言われているので、ストレスによって体調不良となるゴリラもいるようです。
そして、発情期や交尾の時など、神経質になりやすくなる為、オスがメスを殺してしまうといったことも実際に起こっているのです。
ゴリラの特徴、生息地や種類は?
ゴリラは身体の中でもとても胸が広く、首や手足がとても太くがっちりとした体型をしています。
ゴリラが歩く時は、両手を握り、指の関節を地面につけ、「ナックルウォーキング」を行います。
ゴリラの毛は黒色をしていますが、生後13年経過すると、「シルバーバック」と呼ばれる白色がオスの背中見られ、生後18年で後頭部がせり出してきます。
ゴリラは40~50年生きると言われています。

ゴリラは「ドラミング」を行います。
これは、敵が近付いてきたら、群れのリーダーがドラミングを行い、敵を追い払う為に行います。
一方で、自分の思いとは裏腹に、不満を感じた場合にもドラミングをすることがあるようです。
また、ゴリラは常に群れをなして生活をしています。
ゴリラの性格はとてもおとなしく、繁殖期のみ凶暴な性格になるのみであると言われています。
見た目とは異なり、とてもデリケートな性格をしている為、動物園で飼育されるもそれも難しいと言われているのです。
ゴリラの生息地はどこ?
オスの体長は170~180cm、体重は150~180kgにもなり、メスの体長は150~160cm、体重は80~100kgになります。
ゴリラの妊娠期間は約250日と言われ、3~4年に1度のペースで出産する個体が多いそうです。
ゴリラは主にセロリやアザミを食べ、一年中草を食べて生きています。
しかし、最近では、チンパンジーのように果実を食べることが分かりました。
また、自身で木に登り、果実を取る行動をしているのです。
ゴリラは、それだけではなく、昆虫も食べます。中でもツムギアリやシリアゲアリをよく食べます。

ゴリラは想像以上に雑食の動物であることが分かります。
ゴリラの天敵はヒョウ?

ゴリラはヒョウが天敵であると言われています。
実際には、人間による森林伐採により、ゴリラの個体数も減少しているのが現実です。
そして、エボラ出血熱などの病気により死亡するゴリラも存在します。
ゴリラにはこんなに種類がいる
ゴリラは昔は一種類だけしか存在しないなどと言われていました。
しかし、現在では、複数種類のゴリラに分類することができるとして知られています。
現在、ゴリラは西ゴリラと東ゴリラに分類されます。
- 西ゴリラにはニシゴリラ、ニシローランドゴリラ、クロスリバーゴリラが存在します。
- 東ゴリラには、ヒガシゴリラ、そしてマウンテンゴリラ、ヒガシローランドゴリラが存在しています。
ゴリラには正式名称がある

ゴリラには、それぞれ正式名称である「学名」があります。
学名は、
- ニシゴリラ「ゴリラ・ゴリラ」
- ニシローランドゴリラ「ゴリラ・ゴリラ・ゴリラ」
- クロスリバーゴリラ「ゴリラ・ゴリラデリー」
- ヒガシゴリラ「ゴリラ・ベリンゲイ」
- ヒガシローランドゴリラ「ゴリラ・ベリンゲイ・グロウアー」
- マウンテンゴリラ「ゴリラ・ゴリラ・リベンゲイ」
といったように、ゴリラ・ゴリラと名前が続くものがあったり、これって本当に学名なの?と思わせるような名前に感じます。
しかし、実際にこのような学名が正式名称であることに間違いありません。
ゴリラは現在、生息地が減少していることにより、その個体数も減少しているのが現実です。
少しでもゴリラが快適に住める環境を整え、私達人間が自然を守る努力をしなければなりません。
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まとめ
いかがでしたか?ゴリラの漢字は当て字なのか?漢字表記の由来や意味についてご紹介しました。
ゴリラの漢字など、誰もが想像できない漢字であり、その由来も初めて知ったという方も多いのではないでしょうか。
使用している漢字はどれも知っているものの、漢字表記がそのようになっているのはちょっと驚きですね。
動物に漢字表記があることは不思議なことではありませんが、ゴリラにまで漢字表記があるとは、何だか意外に思うこともあります。
それでも、色々な動物に漢字表記があることは、書いてみると何だか楽しいものですね。

気候も穏やかになる時期です。
暖かくなる春に、動物園でゴリラの姿を見た時は、【大猩々】と3文字で書くことを思い出してみてください♪