• ハチノスの部位はどこ?
  • 牛のホルモン・蜂の巣は焼肉でも人気!

焼肉って美味しいですよね!

嫌いっていう人を見つける方が難しいくらい、焼肉は子どもから大人まで万人に好まれています。

夏の暑い時期にビール片手に食べる焼肉なんて、本当に最高の贅沢です。

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焼肉が好きな人の中には、特にホルモンにハマる人が多くいます。

その理由は、ホルモンには様々な部位があってそれぞれで味も食感も異なるので、焼肉を本当の意味で楽しむことができるからです。

 

また、ホルモンはとてもヘルシーですので女性からも支持されてたりします。

 

そんな焼肉通に大人気のホルモンですが、正直あまり種類に詳しくない…という方もけっこう多いですよね。

 

今回は数あるホルモンの中でも特に、気になってはいるけどちょっと名前や見た目から敬遠されがちな「ハチノス」について詳しくご紹介していきたいと思います。

ハチノスの部位はどこ?

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牛ホルモンの「ハチノス」とは聞いたことがありますか?

「ハチノスって…蜂の巣!?」と、ビックリしてしまうかもしれませんが、何も本当の蜂の巣と関係があるわけではありません。

 

「ハチノス」はれっきとした牛の内臓の一種なんです。

 

焼肉で人気のある牛のホルモンといえば、牛の舌であるタンや心臓部分のハツ、肝臓部分のレバー、横隔膜のハラミ…などなど様々な部位がありますが、ハチノスはいったいどこの部位なんでしょうか?

 

実は、ハチノスは全部で4つある牛の胃袋のうちの1つで、ちょうど第二胃袋にあたる部分のことを言います。

 

なぜハチノスという名前がついているのか?については、単純に見た目が蜂の巣に似ているからなんです。

 

第二胃袋は内側が絨毛状になっていて、蜂の巣のように六角形がひたすら並んでいますが、そのようすからハチノスと呼ばれるようになったそうです。

 

なぜ牛の胃袋はいくつもあるの?

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そもそもなぜ牛の胃袋って4つもあるのか知っていますか?

ハチノスが牛の第二胃袋ということはわかりましたが、胃袋が4つもあるってどういう事なんでしょうか?

 

その秘密は、牛が「反芻動物」であることに関係があります。

 

反芻動物とは、食べたものをもう一度口の中へ戻してさらに細かくしてからまた胃の中へ送り込んで消化する…といった習性をもつ動物のことを言います。

 

牛は人間のように上下に歯を持つわけではなく、下の歯しか生えていないため、最初口に入れた草は軽くすり潰すことしかできません。

 

ですから、その状態で一回飲み込んで第一の胃袋に送り込み、沢山いる微生物の働きで発酵させます。

 

続いて、第二の胃袋がポンプのような働きをして発酵された食べ物をもう一度口の中へと押し戻します。

 

口の中に戻された食べ物を牛はもう一度噛み直しますが、牛がいつも口をクチャクチャさせているのはこういう訳があったんですね。

 

噛み直された食べ物は、第三の胃袋へ送られてさらに細かくミンチされます。

 

最終的に第四の胃袋に入った食べ物は、やっと人間の持つ胃袋のように消化されていくのです。

 

このように、牛みたいな反芻動物は上の歯が無くて噛む力が弱いので、何度も胃袋と口を往復する必要があるのです。

 

そのため胃袋もいくつかに働きを分散させる必要があり、結果的に胃袋を四つも保有する必要がある…ということになります。

 

ちなみに、「ハチノス」は食べ物を押し戻す役割のある「第二胃袋」にあたります。

 

他の胃袋も焼肉で食べられてる?

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ハチノスが第二胃袋ってことは、他の胃袋も食べることができるの?

 

ハチノスが四つある胃袋のうちの第二胃袋の部位であることはわかりました。

 

しかし実は他の第一、第三、第四胃袋も焼肉のホルモンとして美味しく食べることができるんですよ。

 

ミノ

牛ホルモンのミノは第一胃袋のことです。

 

クセのない味わいで人気のミノですが、これぞ「ザ・ホルモン」ともいえる、いわゆる噛んでも噛んでも噛み切れない歯応えが特徴の定番ホルモンです。

 

上ミノはミノの中でも中央部分からとれる希少な部位を意味します。

 

センマイ

センマイは牛の第三胃袋のことです。

 

お酒のおつまみとして、「センマイ刺し」で食べた事のある方も多いのではないでしょうか?

 

センマイはアッサリした味わいで、コリコリした食感が特徴ですが、ローカロリーで脂質も少ないのでダイエットにもオススメですよ。

 

ギアラ

第四胃袋はギアラというホルモンで、実は知る人ぞ知るホルモン通に人気のメニューなんです。

 

アッサリしたセンマイとは対照的に、ジューシーでコクがあり、プリプリとした食感があります。

 

牛のホルモン・蜂の巣は焼肉でも人気!

ハチノスは牛ホルモン焼肉の中でもハマる人が続出していますが、いったい人気の秘密はどんなところなのでしょうか?

 

どんな味や食感がするの?

ハチノスは、比較的脂質が少なくあっさりとした味わいが特徴で、どんどんと箸が進みます。

 

また、ホルモン特有のコリコリとした食感を楽しむことができるので、ホルモン好きにはたまらない歯応えのある美味しさが人気なんです。

 

ハチノスはなぜ人気なの?

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またハチノスは特に、綺麗になりたい女性にオススメするホルモンです。

なぜかというと、まずコラーゲンがたっぷり含まれているため、沢山食べることでお肌がプルプル綺麗になる効果があるからです。

 

また、基本的にハチノスは下ごしらえで茹でてから食べるものです。

 

ですから余分な油分が落ちるので、低カロリーでヘルシーで尚且つあっさりした美味しさを楽しめる…というわけなんです。

 

その上歯応えがあって食べ応え十分ですので、ダイエット中の方の強い味方となります。

 

ハチノスの美味しい焼き方

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ハチノスを美味しく食べるためには、ちょっとしたコツがあります。

焼き肉屋さんでハチノスを食べるときは、ほとんどの場合あらかじめ火を通した状態で提供されます。

 

ですから、さらに火を通し過ぎてしまうと固くなって美味しくなくなってしまうので、注意が必要です。

 

他の部位を焼くときのように十分に火を通すようなことはせずに、軽く炙るように焼くのがポイントです。

 

こうすれば、柔らかい食感とコリコリした歯応えを楽しむことができます。

 

アッサリした淡白な味ですので、焼き肉屋さんでは多くの場合タレにつけて食べるのが基本です。

 

また、ハチノスは煮込みにしたり、スープなどに入れて食べても美味しいので、自宅でこのようなハチノス料理に挑戦してみるのはいかがでしょうか?

 

ハチノスのオススメレシピ動画は?

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続いては、焼き肉以外でハチノスを美味しく食べるためのレシピ動画をご紹介します。

こちらはイタリア版のモツ煮込み、「トリッパのトマト煮込み」の作り方を紹介している動画です。

 

トリッパのトマト煮込みの「トリッパ」とはハチノスのこと。

 

バケットと一緒に食べたり、パスタにアレンジしたりと、イタリアではかなりポピュラーな定番料理となっています。

 

まとめ

今回は焼き肉の牛ホルモン、「ハチノス」についてまとめましたがいかがでしたか?

ハチノスがどこの部位のホルモンか?についてまで詳しく知っている方は意外と少ないですよね。

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ハチノスは牛の4つある胃袋のうちの「第二胃袋」でしたよね!

ハチノスは、柔らかくてコリコリの歯応えで、淡白でアッサリとした味わいである…ということで美味しくて人気のあるホルモンの一つです。

 

しかもコラーゲンたっぷりで低カロリーなところは女性にも嬉しいポイントですよね。

 

是非、次回焼き肉をするときは仲間内でハチノスについての知識を自慢してくださいね。

 

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