- ハワイにも蚊はいる!
- 蚊の時期や虫刺されの熱&ダニへの対策まとめ
ワイキキビーチなどが有名で、日本人の海外旅行先としても常に人気が高いハワイ
そんなハワイにもあの蚊はいるのでしょうか?
もしハワイに旅行へ行って、夜寝ようとしているのに頭の周りに蚊が飛んでいたら不快でしょうがないですよね。
このコラムではハワイにも蚊はいるのかや、蚊の時期や虫刺されの熱&ダニへの対策まとめについてご紹介していきたいと思います。
ハワイにも蚊はいる!
ハワイに蚊は存在するのでしょうか?
ハワイは気候のため原産の蚊はいない
ハワイは「ステップ気候」です。

覚えていますか?
「ステップ気候」という言葉は皆さん中学校の地理で習ったはずですよ。
- 年平均気温はやや低く、砂漠気候に似ている。
- 年間降水量は250~500mmくらいで少ない
- 夏に集中的に短い雨季があるという気候
このステップ気候では、日本のように蚊の幼虫であるボウフラが育ちにくい環境にあります。
なので、ハワイ原産の蚊というのは存在しないのです。
現にホノルルなど、観光地となっている都市では、蚊の幼虫であるボウフラが生息できるような環境が存在せず、そのため、ずっとホノルルに住んでいるような人は蚊にさされたことがないという人もいるぐらいです。
実際に日本からハワイに旅行したという人でもホノルルの街でもビーチでもホテルでも何の対策をしなくても刺されなかったという人はたくさんいるでしょう。
蚊って暑い地域ならば、どこにでも存在しているというイメージを私も持っていましたが、暑い海外の代名詞みたいなハワイにもともと蚊がいなかったというのは案外知られていないのではないでしょうか?
ハワイにも外から蚊がやってきた
ですが、ハワイが観光地として有名になり、海外から旅行や移住してくる人が増えてしまったために、それに伴って蚊もハワイにやってきてしまいました。
ヨーロッパやアメリカの船や人、荷物にくっついてやってきてしまったのです。
蚊がハワイにやってきてしまったのは1826年だとされています。

今から200年近く前ということになりますね。
その証拠にハワイのコンビニに行ってみると虫よけスプレーの類は色々売られているようです。
特に山間部やハワイ島東部などには蚊はたくさんいるようです。
蚊の時期や虫刺されの熱&ダニへの対策まとめ
ハワイで蚊が発生する時期は?
ではハワイで蚊が発生する時期とはいつなのでしょうか?
先ほどご説明した通り、ハワイはステップ気候であり、雨季があってその時期にだけ集中的に雨が降ります。
その雨によって、蚊が産卵できる水場が増えてしまうことによって蚊が増えてしまうというわけです。
ハワイの雨季は10月から3月ぐらいのようです。
雨が降るとはいっても、ハワイは冬でも暖かい気候なので蚊やボウフラが繁殖するのにも適した環境なのです。
デング熱による被害
蚊に刺されてしまっても、かゆくなるという被害だけならば大したことはありませんよね。
でもデング熱というおそろしい病気に感染してしまうこともあります。

日本の有名人でも被害者が出たことで話題を集めました。
タレントでモデルとしても活躍している入江紗綾さんです。
入江紗綾さんは「王様のブランチ」という番組のの野外ロケでリポーターとして代々木公園に行った際に蚊に刺され、デング熱に感染してしまいました。
入江紗綾さんは熱と発疹が出てしまい、二週間ほど入院する羽目になってしまいました。
熱と発疹が出てしまうところはインフルエンザに似ている症状なのですが、インフルエンザよりも重い症状になってしまうようです。
それ以外にも頭痛まで出てきてしまったり、食欲も衰えてしまい体重も減ってしまうようです。
発症率は低いと言われていますが、おそろしい病気ですよね。
実はこのデング熱の被害はハワイでも起こっているのです!
2011年にはハワイのオアフ島でデング熱を発症して死亡してしまった事例が発生しました。
それに対して、ハワイ州衛生局も危険を認識して対策を施しました。
しかし、その対策もむなしく2015年,2016年と立て続けにデング熱が拡大してしまいました。

そして2016年にはハワイ島で非常事態宣言が出されました。
ハワイにいるダニの被害
ご説明した通り、ハワイには蚊もいますが、それに加えてダニもいます。
ダニならば、日本の家の中にも普通にいるでしょって思うかもしれませんね。
ただ、ハワイのダニは「南京虫」というダニで蚊と同様に血を吸ってくるのがいるのです。
この南京虫はハワイなどの温暖な地域に多く存在しています。
ハワイに旅行に行った際も、高級ホテルならば被害に遭う可能性が低いようですが、格安ホテルに泊まったらベッドで寝ているときにダニに刺されてしまったという被害も起きているそうです。
海外旅行で格安プラスや格安ホテルを活用するのは節約にはなるものの、こういうリスクと隣り合わせだというのは理解しておきたいですね。
もし格安ホテルに泊まるのであれば、ホテルをあてにせずしっかり対策をして備えておくのがよさそうです。
自分の身は自分で守るしかないのですね!
虫刺されの熱&ダニへの対策まとめ
では、ハワイで蚊やダニに刺されないようにするにはどのように対策すれば良いでしょうか?
虫よけスプレーを活用する
上でもご説明した通り、ハワイでもコンビニなどにいけば虫よけスプレーは売られています。
もちろん日本から持って行ってもいいのですが、スプレー缶タイプの虫よけスプレーは飛行機に持ち込めないのでNGです。
せっかく持って行っても空港で没収されてしまいます。
日本から虫よけスプレーを持っていくのであれば、クリームタイプか液状タイプのものである必要があります。
これらのタイプの虫よけスプレーであれば、機内には持ち込めませんが、スーツケースの中に入れておくことは可能です。
特に森など自然の多い場所に行く場合には、虫よけスプレーを買っておいて、露出した肌にしっかり吹き付けておきましょう。
汗で流れてしまったらまた吹き付け直すこともこまめにやりましょう。
肌の露出を控える
ハワイの蚊であっても、厚い服を貫通して刺してきたりはしません。
ビーチに泳ぎに行くのであれば、不可能な話ですが、ビーチで蚊に遭遇する可能性は相当低いでしょう。
ベッドシーツを持参する
特に格安ホテルなど衛生面に問題がある場所で寝る場合にはそれぐらい備えていくことをおすすめします。
ただ、高級ホテルだから南京虫の被害に合わないというわけでもないので注意が必要です。
まとめ
ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?
楽園とかパラダイスというイメージのハワイでも蚊もいますし、それに加えてダニもいます。
ハワイの蚊はデング熱などの病気になってしまうのが最悪のケースではありますが、そうでなくても日本の蚊に刺された場合よりも、痒みがひどい、赤く腫れあがるなどの症状が出やすいようです。
それらの被害に遭ってしまったら楽しい旅行もぶち壊しになってしまいますよね!
そんな目に逢わないように正しい知識を身に着けて、事前にしっかり対策をしておくことをおすすめします。
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