- かかとをテーピングする方法
- かかとを保護する他の方法を紹介
運動などしているとかかとの内側が痛くなってしまうことってありますよね。
そんな場合、どのようにかかとを保護すればよいのかご存知ですか?
かかとをテーピングする方法&かかとを保護する他の方法を紹介
このコラムでは、かかとをテーピングする方法やほかのかかとを保護する方法についてご紹介していきたいと思います。
かかとをテーピングする方法
かかとの痛みを抑えるにはかかとにテーピングして保護してあげることも有効です。

テーピングの仕方についてご紹介したいと思います。
テーピングの流れ
テーピングをする足は、テープがちゃんと貼れるようにまずきれいに洗っておきましょう。
椅子に座り、テーピングする足首から先の部分を反対側の足のひざの上に載せます。
足を反対側の足のひざの上に載せたらその載せた足首を曲げないように90度になるように保ちます。
適切な長さのテープを用意
その状態で、足の小指からかかとまでの長さのテープを用意します。
もう一枚のテープを足の裏から足の両側のくるぶしの長さまで届く長さのものを用意します。
まず最初に用意した、足裏用のテープの紙をはがします。
髪をはがしたテープを足の付け根の部分にまずしっかりと貼り付けます。
その後、足首を90度に保った状態に保っていること確認して、その状態でかかとまでテープを引っ張って貼り付けます。
土踏まずの部分にもちゃんと密着させる
足の裏側のへこんでいる部分である土踏まずの部分にもちゃんと密着させるようにしっかり貼り付けます。
もう片方のテープはまず紙がついたままの状態で半分に折ります。そしてその真ん中の部分だけ少し、紙を破ります。
残りの部分も左右半分ずつ紙をはがした状態にします。
かかとの痛みや違和感を感じているところを中心にテープを貼ります。
左右の紙を片方ずつはがして、それらを足の裏からくるぶしに向かって伸ばして貼り付けます。
いかがでしたでしょうか?

とっても簡単ですよね。
人に手伝ってもらうまでもありませんし、自分一人で簡単にできますよね。
慣れればほんの5分や10分もあればできるのではないでしょうか?
このようにかかとの痛みや違和感を感じる部分をテーピングしてあげるだけでも保護することができるのです。
テーピングをうまく活用して激しいトレーニングでスポーツで披露した筋肉を保護してあげましょう。
テーピングもこのような用途にあったものがちゃんとあります。
生地が厚手、伸縮性に優れており、汗やシャワーの水に濡れても簡単には剥がれないようなものも売られています。
かかとを保護するサポーター・ヒールパッド
かかとを衝撃から保護するにはテーピングも簡単ですが、そのテーピングの役目をするサポーターやヒールパッドも色々売られています。
それらを活用してみるのもよいでしょう。
靴下タイプのサポーター
値段は800円程度のものから本格的な5000円ぐらいするものまでの幅で色々あります。
高価なものは整骨院で開発されたような本格的なもので材料もそれなりの物が使われているようです。
どんなものかは簡単にいってしまえば、靴下のかかとを含む一部分のみで生地を丈夫にしたようなもののようです。
かかとの部分だけのものや、靴下から足のつま先の部分だけないようなものなど色々用意されています。これも季節に合わせて使い分ければよいですよね!
夏の暑いときはかかとの部分だけのもので十分ですし、生地が多いと厚くなってしまいますよね。
高密度のフィラメント糸などが材料として使われており、それによって足がうける衝撃を緩和してくれるのです。
テーピングのように毎日貼りなおす必要もありません。

靴下をはく要領で履くだけですから簡単ですよね。
また、布製ですので、洗濯もできますから衛生面も問題ありません。
ヒールパッド
上でご紹介したのは靴下の要領で、足に履くサポーターですが、かかとを衝撃から守るための靴底に敷くタイプのものも存在します。
この靴底に敷くタイプはヒールパッドというのが一般名称のようです。

靴下の要領で履くサポーターも簡単ですけど、こっちはもっと簡単ですよね。
靴底に敷くだけですから。履く靴が決まっているならば、その靴にヒールパッドを装着しておくだけですよね。
このヒールパッドもサポーターと同様に値段はそんなにしません。
1000円もしないようなものが色々売られていますし、高いものでも一万円もしないようです。
これも靴や靴下を買うような感覚で気軽に購入して、試せますよね!
このヒールパッドはかかとが痛いときだけでなく、新しくて履きなれない靴を履いたときにおきる靴擦れの対策としても使えるようです。
せっかくデザインが気に入った靴を買っても靴擦れのせいで履けなくなってしまう事って確かにありますもんね!
そんなときにも使えて安いものは数百円でも買えるんですからこれは使わない手はないですよね!
他のかかとを保護する方法について
かかとの痛みを保護するにはテーピングやサポーター、ヒールパッドを使用することが有効だとご説明しました。
それ以外にはどのような方法があるでしょうか?他の方法についてもご紹介したいと思います。
安静にする
激しい運動が原因でかかとに痛みや違和感を感じているのであれば、その運動を休止してしまうのがてっとり早いですよね。
趣味でスポーツをやってるという方はそれでいいのですが、プロのスポーツ選手はわかっちゃいるけどそんなこといわれても・・・とてことになってしまいますよね 笑
休めと言われて休めるなら、テーピングだのサポータだのヒールパッドなどそもそも開発されなかったことでしょう。それが仕事なわけですから。
ただ、若い人やスポーツ選手の場合は、大抵原因がわかりきっている場合が多いのですが、中高年の場合は年齢からくる足の老化によって起こっている場合もあります。
スポーツなどせずに日常生活送っているだけなのに休止せよとわれても、何をどう休止したらよいの?ということになってしまいますよね。
靴をかかとが衝撃を受けにくいものに変更する
靴を変更するのも有効な方法です。
革靴やヒールなど底が薄いものでは衝撃がほとんどそのまま足に伝わってしまいます。
上でご紹介したヒールパッドを靴底に敷いてあげるのも一つの方法ではありますが、靴そのものを底が厚くて衝撃を吸収してくれるものに変えてみるのもよいでしょう。
スポーツシューズがこの底の厚さや衝撃の吸収を考えたうえで一番無難な選択と言えるでしょう。
例えば、オフィス勤務で会社でスポーツシューズを履くことが認められいない場合には、通勤ではスポーツシューズを履いて、オフイス内ではヒールパッドを敷いた革靴を履いて勤務すればいいってことですよね。
注射する
痛みが激しい場合には注射によって痛みを取り除く方法も存在します。
もちろん病院に行かなくてはできないので簡単な方法とはいえませんが。
注射にも種類があって「痛みを抑えるためだけにする局所麻酔」と炎症を抑える目的でする「ステロイド注射」があります。
この2つでも後者のステロイド注射は痛みを抑えるという点では非常に効果が高いのですが、その分デメリットもあります。

この注射をすることによって、足底腱膜という部分が弱くなってしまうのです。
治療をするわけではなく、無理やり痛みを止めてしまうものなので、自然に治癒する能力が低下してしまいます。
さらには一回目は痛みが止まっても二回目には、痛みが一回目ほど止まらないということも起こるそうです。
このためステロイド注射を選択するのは非常に場合が限られるようです。
こんな治療をするのは本当に痛みがひどすぎる場合か、スポーツ選手に限られるのではないでしょうか?
痛み止めの注射を打ってまでスポーツをすべき?
脱線しますが、痛み止めの注射を打ってまでスポーツをするって漫画でそういう話ありましたね。
週刊少年サンデーで連載されていて、NHKでアニメも放送されていた「MAJOR」という作品です。
この漫画の主人公、茂野吾郎は高校野球のピッチャーなのですが、そのピッチャーとしての才能をおそれたライバル校の監督の謀略によって足に根治数か月の大けがをさせられてしまうのです。
野球漫画なんだから、純粋に野球の腕だけで勝負してくれと当時連載を読んでいた私は思っていましたが。 笑
それはさておき、茂野吾郎はそれでも甲子園をかけた夏の予選大会出場のために何とか痛みを抑えてくれないかと医者に泣きつきます。
医者は30球を超えて投げたら今後の野球人生については保証しないという条件付きで吾郎に痛み止めの注射をしてあげることにして、その痛み止めで吾郎は試合を出続けるのでした。
という感じに漫画の人物ではこのような注射をしてる方はいましたね。
「試合に出るたびに何度も注射しても痛み止めの効果は落ちないのか?」という疑問は沸きあがるかもしれませんが、そこはあまり気にしてはいけません。
漫画の中の話ですから、現実との違いを指摘しだしたらおそらくきりがありません。笑
ただ野球選手を含め、そのような注射をやっているプロのスポーツ選手が実在するかどうかはわかりませんがいたとしても相当稀ですよね。
未成年なら親に同意書にサインしてもらう必要があるなど、簡単に医師が許可するようなものではないことは確かですね。
歩き方を改善する
歩き方が悪いことによってかかとの痛みを誘発している可能性も考えられるようです。
どすんどすん!と大きな足音を立てて歩くのは足に負担がかかり、とてもよくないのです。
ガニまたで歩くのもNGです。

女性はともかく特に男性ではこのような歩き方をしている方は少なくないですよね。
特に激しい運動などしているわけでもないのに足のかかとが痛くなるという方は歩き方がまずいのでは?と疑ってみてはいいかもしれません。
理学療法
かかとの痛みを抑えるために病院などで行われる理学両方がいくつかあります。
電気治療
かかとの内側の痛みを感じる部分に低周波を流します。
ただこれは痛みを取り除くという効果しかなく、炎症を抑えるような効果はありません。
温熱治療
筋肉を温めることで柔軟性を高めるという治療です。
ふくらはぎや足底腱膜の柔軟性を高めることで痛みも抑えられるのです。
マッサージ
痛い部分を避けて足をマッサージします。
マッサージすることで筋肉の緊張をほぐします。マッサージローラなどを使ってやるのも効果があるようです。
足に乗せるだけで振動する振動ローラーというのもあり、スポーツ選手の間でも流行っているそうです。
ストレッチ
筋肉を柔軟にする目的でストレッチを行います。
ただ、痛みがひどいときにストレッチをすると逆効果になってしまいますので行わないようにしてくださいね。
湿布などを使用してかかとの痛みを抑える
かかとの痛い部分に湿布や鎮痛剤などを塗るのも痛みを抑える方法の一つですよね。
これも医師に診断を受けてもいいのですが、ドラッグストアに行っても色々用意されていますよね。
ただ、このような処置は炎症を抑えているだけであって、治療しているわけでもかかとにかかる衝撃を減らしているわけでもありません。
基本的には上で紹介した、他の方法を実践しつつその補助的な意味合いで使用するのがよいでしょう。
まとめ
ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?
かかとに痛みを感じても色々な対処法が用意されているのですね。
簡単に試せるものも多いので、自分に合ったものを探してみてはいかがでしょうか。
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