- ヒルドイドって何?どんな種類があるの?
- ヒルドイドと日焼け止めクリームは併用してもいい?
- ヒルロイドと日焼け止めを併用するときの注意点とは?
年齢問わず、紫外線というのは女性にとって大敵です。
日焼け止めクリームを利用している人はもちろんたくさんいますが、その中でもヒルドイドと併用したいと思っている人もいます。
ヒルドイドというと、乾燥肌や敏感肌の人が使用する軟膏やクリーム、ローションで、保湿効果や美白効果を期待できるので、アンチエイジングとしても効果があるのでは?と考えられています。
そんなヒルドイドを使用している人にとって、日焼け止めクリームと併用できるかどうかというのはかなり重要な問題です。
併用することによって、肌に赤みやかゆみが生じるのではないかと不安になるのも当然です。
そこで、乾燥肌や敏感肌の人は、どのようにヒルドイドと日焼け止めと付き合っていくとよいのかをご紹介していきます。
ヒルドイドって何?
どんな種類があるの?
そもそも、ヒルドイドって何か知らない、という人も多くいます。
ヒルドイドとは?
ヒルドイドというのは抗炎症血行促進剤、皮膚保湿剤として使用されています。
ヒルドイドの種類としては、軟膏タイプ・クリームタイプ・ローションタイプ・泡タイプとあります。
使用する箇所や、範囲によってどのタイプを使用するのか変わってきます。
高い保湿力と血行促進のため、しわやシミなどの肌トラブルにも効果があると考えられています。
ただ、本来は医療用医薬品なので、美容目的で処方してもうというのはNGですよ。
顔には使えるの?
結論から言うと、ヒルドイドは顔に使用することができます。
元々、全身に使用できるものなので使用してはいけない箇所がないと考えてよいです。
ただ、使いやすさはそれぞれのヒルドイドのタイプによっては、自分に使いやすいもの、使いにくいものとあります。

タイプ別に紹介していきます。
クリームタイプ
まず、最もオーソドックスでヒルドイドの発祥とも言えるクリームタイプです。
1954年から発売されていて、非常に馴染みのあるヒルドイドです。
軟膏よりも油分も少なく、塗ったすぐ後からさらさらとした肌触りになるのが特徴です。
ただ、クリームにはアルコール成分が含まれているので、敏感肌の人の場合はもしかすると刺激になるかもしれません。
目安としては、消毒液でかぶれた経験がある人だとクリームタイプは向いていないと考えた方が良いです。
軟膏タイプ

次に軟膏タイプです。
最も油分が多く、保湿効果が高いと考えられています。
効果が長持ちする反面、べたつきも持続するので使いにくいと思う人もいるかもしれません。
ただ、副反応というものが全くないので、かなり安全性が高いです。
そのため、病院で処方されるほとんどが軟膏タイプのものです。
ローションタイプ

次にローションタイプです。
最も油分が少なく、さらさらした塗り心地で使いやすいです。
伸びもよく、広がるので広範囲に塗る必要がある場合は、ローションタイプが適しています。
ただ、手足など露出する部分は落ちやすいというデメリットもあります。
フォームタイプが登場
最後に、フォームという2018年に発売が予告されている新しいヒルドイドです。
泡タイプのもので、広い範囲で塗ることができます。
使い勝手は良いのでは、と考えられているので今後に期待できるヒルドイドです。
このように種類があるので、自分の肌の乾燥や荒れ具合によって決めると良いです。
顔であれば、軟膏がつけやすいかもしれません。
また、顔に塗ることによって、シミやニキビなどの肌トラブルを改善することもできます。
使いやすそうだなと思うものを使用してください。
使い方によって違う選び方
色々種類はありますが、使い方によっても違ってきます。
例えば顔全体に使いたいという場合は、軟膏タイプやクリームタイプだと伸びが悪いので、ローションタイプがおすすめです。
荒れている部分のみに使用したいという場合は、しっかりと塗布できるような軟膏タイプやクリームタイプがおすすめです。
荒れている部分に使用する場合は、必ず継続的に塗るようにしてください。
ヒルドイドと日焼け止めクリームは併用してもいい?
ヒルドイドの保湿効果は、非常に高く期待できます。
一方で、日焼け止めクリームと併用することによって、効果が半減してしまうのではないかとか、肌トラブルが発生するのでは?と悩みます。
ヒルドイドの日焼け止め効果は?
実は、ヒルドイドに日焼け止めの効果はありません。
理由としては、ヒルドイドには塗りやすいように油分が含まれているからです。
この油分は、日焼けをするために塗るサンオイルと同じ役割を果たしてしまうので、むしろ日焼けを促進してしまいます。
どちらか1つがベスト
対処法としては、日中出かける時はヒルドイドをお休みして、日焼け止めクリームのみを使用するというのが一つの手です。
その際は、夜間寝る前にヒルドイドを使用するだけでも十分に効果を感じられます。
また、日焼け止めクリームで肌トラブルが懸念される人やヒルドイドがないと乾燥がひどい、という人であれば日傘も効果的です。
ただこの場合は、腕や足は無防備になるので、顔への紫外線対策だと思っておくと良いです。
併用しても問題はない
また基本的に、自分の肌質によっても変わりはありますが、ヒルドイドと日焼け止めクリームを併用しても問題ないとされています。
理由は、ヒルドイドを塗った肌に日焼け止めクリームを塗ったとしても、何か副反応があるという報告はされていないからです。
そのため、安心して日焼け止めクリームを併用してください。
ただ、どうしても不安だったり肌質の変化があった場合は、ヒルドイドを処方してもらっている皮膚科の先生に相談してみると良いです。
最近では、飲むタイプの日焼け止めまで存在しているので一度相談してみてください。
基本的には問題なく、肌に負担をかけることはないと覚えておきましょう。
ヒルドイドと日焼け止めを併用するときの注意点とは?
また、併用の際は肌質によってもポイントがあります。
皮脂吸着パウダー配合はNG
乾燥肌で悩んでいて、目元や頬にヒルドイドを塗っている人は併用に注意が必要です。
注意するポイントは、日焼け止めクリームの種類です。
近年多くある日焼け止めの成分で、皮脂吸着パウダーというものが配合されています。
これは、日焼け止めクリームを塗った時に、べたつかないよう配慮されたものですが、ヒルドイドを使用している人にとってはデメリットです。
なぜなら、保湿成分すらなくなってしまうので、乾燥肌対策として使用しているのに効果を得ることができなくなります。
そのため、乾燥肌や敏感肌の人は石鹸でも洗い流せる専用の日焼け止めクリームを使用してください。
子供でも使用できるような日焼け止めクリームが売られているので、安心して使えます。
日焼け直後はNG?

日焼けのというのは、やけどです。
日焼けした直後は、炎症が強く現れてしまい痛みを伴います。
そこで、ヒルドイドは抗炎症剤としても名前が知られているので、効果があるように感じられますが間違いです。
皮膚が炎症している時は、基本的に冷やし炎症を沈静化させる必要があります。
ある程度炎症が落ち着いてからではないと、赤みや痛みが増してしまう可能性があるからです。
ヒルドイド自体も、日焼けした肌を白くさせる効果は期待できますが、炎症をおさえることはできません。
炎症が収まった後なら効果を発揮
きちんと炎症が治まっている状態なら、ヒルドイドで黒くなった肌を薄くすることができます。
ヒルドイドは、血行促進を促してくれるので、代謝を良くします。
そのため、新しい皮膚が入れ替えになり、肌色が戻りやすくなります。
また、日焼けした肌は水分がなくなっているので、ヒルドイドで保湿することによって悪化防止の効果もあります。
さいごに
いかがでしたか。今回は日焼けの時によく使われるヒルドイドについてお話ししました。
さらに、ヒルドイドには様々なタイプがあることがよくわかりましたね。
また日焼け止めと併用するのに迷うところですが、できるだけ別々で使った方が良いものの一緒に使っても問題は無いことがわかりました。
ただし、併用するときの注意点などはたくさんあるのでぜひ参考にしてみてください。
顔のスキンケアについて