- ヒルドイドを顔に塗って後悔した?
- ヒルドイドの美容効果と注意点
保湿剤としてヒルドイドを使ったことはありますか?
ヒルドイドは薬ではありますが、化粧品として使う方も多くいらっしゃいます。
ヒルドイドは顔に塗っても大丈夫なのですが、注意点もあります。
ヒルドイドを顔に塗って後悔した?ヒルドイドの美容効果と注意点
このコラムでは、ヒルドイドを顔に塗って後悔した話やヒルドイドの美容効果と注意点についてご紹介していきたいと思います。
ヒルドイドを顔に塗って後悔した?
ヒルドイドは保湿剤なので、顔に塗っても問題ありません。
ヒルドイドを顔に塗って後悔したというケースもありますのでご紹介しましょう。
シミ取りにヒルドイドを使ってみた場合
ただ、顔のシミを取るという目的で塗ってもあまり効果が期待できないようです。
ヒルドイドはそもそも保湿剤ですから、このような効果はないのですね。
ある人の例では、シミが取れるのかと思って60日以上塗り続けた結果、全く効果が表れずに後日皮膚科で相談してみたら、別の薬を勧めれたとのことです
塗りすぎたり、不適切な場所に塗ったりしなければ、ヒルドイド塗ったせいで逆に肌の状態が悪くなったり、シミが大きくなってしまったりということは普通おきません。
ずっと塗り続けていればシミが落ちるのでは?と期待してヒルドイドをシミに塗り続けていて効果がなければがっかりしてしまいますよね。
ヒルドイドには新陳代謝を促進させることができますが、シミを消せるという効果は今のところ報告されていないようです。
その新陳代謝の効果によってシミが薄くなったということならば、ありえるのかもしれません。
数多くの研究者が研究してその結果、そういう報告なのですから、我々素人が悩むまでもなくシミ消しにヒルドイドだけ塗るのは適していないのでしょう。
ヒルドイドは保湿力が高いという意味では、優秀ですが何にでも聞く万能薬というわけではないのです。
そんなに都合のよいものあったら私も欲しいですが、都合よくそんなものは存在しないってことですよね。
ただ、塗っていれば紫外線対策にはなりますし、シミを取るための他の薬と合わせて使用することはおすすめのようです。
シミを取るのであればヒルドイドよりレーザ治療などがおすすめ
シミであれば、レーザー治療などもありますし、そちらのほうが即効性があります。
レーザー治療と一言にいってもピンからキリまでありますが、安いもので2000~3000円というものあります。

歯医者にいって虫歯を治療してもかかったとしても一回当たりそんなものですよね。
その程度の金額でその場で悩みの種になっているシミとおさらばできるのであれば、レーザー治療でも良いのではないでしょうか?
シミ取りをやっている近くのお医者さんに電話などで相談してみれば、教えてくれると思いますよ。
レーザー治療以外にも、ハイドロキノンというクリームを塗ればシミは消せるようです。
これについても皮膚科の医師に相談してみれば教えてもらえるでしょう。
もしわざわざ皮膚科に行ってみるのが面倒だと感じるのであれば、ネット通販でハイドロキノン配合の美容液を書うこともできます。
ただ、その場合効果の有無も副作用なども全部自己責任になってしまうのは覚悟しましょう。
ただ、このクリームでもシミを消すには数か月から1年ぐらいかかってしまうのだとか。
それを考えると、やはりレーザー治療でさっさととってしまうのが最善の方法だと思いませんか?
ヒルドイドの美容効果と注意点
ヒルドイドを顔に塗ろうと思った場合、どのような注意点があるのでしょうか?
ヒルドイド自身は非常に安全性の高い薬ではありますが、注意すべきポイントは存在します。
ヒルドイドを顔に塗るときの注意点
ヒルドイドを顔に塗る場合は手のひらに広げて1円玉ぐらいの量を目安にしてください。
塗るのはできれば一日二回が理想です。
一日一回しか塗らない場合よりも当然保湿効果も高くなります。
朝は顔を洗った後や、身支度を整えて鏡をチェックするときなど、夜はお風呂あがりなどにヒルドイドを塗る習慣をつけておくと良いですよ。
化粧をする場合には、お化粧よりも前にヒルドイドを塗っておくようにしましょう。
そうすることで化粧のノリもよくなりますので一石二鳥になりますよ。
また、入浴後は肌が乾燥してしまいますので、このときもヒルドイドを顔に塗るには最適のタイミングなのです。
特に乾燥肌の方は入浴後の乾燥で肌が乾燥してかゆくなってしまうのでこのタイミングにヒルドイドを塗ることをぜひおすすめしたいですね。
塗るときは、念をいれて肌によく塗りこむようにしましょう。そうすることで肌へよく浸透し、保湿効果も高まります。
念に入れてとはいっても優しく塗りこむようしましょう。
強い力をいれて塗りこむと摩擦になって肌にダメージが出てしまいます。粘膜には塗らないように注意しましょう。
塗るときにはヒルドイドがついた指で唇や目・鼻などの内部には触れないようにしてください。
そもそもヒルドイドは保湿剤なのでこのような部位に塗る意味は全然ありませんよね。
また、怪我をしてしまった傷跡や出血があるような部分に塗るのも避けてください。
このような部分に塗ってしまうと刺激を感じてしまう可能性があります。

もし、誤って塗ってしまっても慌てる必要はありません。
ヒルドイドは塗った直後に肌の中に浸透していくわけではありませんので、すぐに拭き取ったり洗い流してしまえば問題ありません。
ヒルドイドの副作用
ヒルドイドはれっきとしたお薬です。
薬といえば、副作用もつきものですよね。ヒルドイドにも副作用はあるのです。
ヒルドイドを塗ってみた結果、
- 皮膚炎
- かゆみ
- 発赤
- 紅潮
- 発疹
といった症状を引き起こすことがあります。
ただ、どれも重篤な症状ではありませんので、そこまで身構えなくても大丈夫ですよ。
もともとヒルドイドは患部に局所的にぬるような使い方しかしませんので、使う量が少ない分、副作用がでてしまったとしてもそんなに大きなものは存在しないんですね。
これらの症状が出ていることに気づいたら、すぐに使用をやめましょう。それで症状もすぐに治まりますので安心してください。
病気によってはヒルドイドを使用できない
「異常を感じたら、使用をすぐにやめて医師に相談してください。」というような注意書きはどんな薬品を買っても大体書いてありますよね。
また、はじめからヒルドイドを使ってはいけないという人もいます。
出血性血液疾患(血友病、血小板減少症、紫斑病等)を持っている方や僅少な出血でも重大な結果を来すことが予想される方です。
これについてはヒルドイドの添付資料にも必ず記載されているようです。
ヒルドイドは血流を良くして、血栓を溶かしてしまう作用があります。
一般の人が使う分にはそれによって美容効果が得られるのですが、このような症状を持っている方が使うと出血しやすくなってしまうのです。
アトピー体質の人がヒルドイドを使う場合の注意点
また、アトピー体質で炎症を起こしているときにヒルドイドを顔に塗ってはいけないという意見もあるようです。
アトピーの治療で、ヒルドイドを処方される場合もあるのですが、その場合は同時にステロイドも処方されます。
炎症をおこしているときはステロイドのみを塗るようにし、炎症が収まってきたら今度はヒルドイドを塗るというような使い分けが必要なのです。

炎症を起こしている状態であれば、ステロイド、乾燥している状態であればヒルドイドを塗るべきなのです。
ここで勘違いされてしまう方が多いのですが、患部が粉を吹いている状態は乾燥している状態ではなく、炎症を起こしている状態なのです。
くれぐれもこの状態の幹部に対して、ヒルドイドを塗らないように注意してください。
ヒルドイドは炎症を抑える効果はほとんど期待できませんが、再度発生することを防ぐことには効果が期待できます。
赤ちゃんにもヒルドイドは使用できる
ヒルドイドは安全性の高い薬なので赤ちゃんに使用することもできます。
赤ちゃんといえば肌は綺麗だし、美容のためにしてあげることなんてほとんどないのかと思ってしまいますよね。

でも赤ちゃんて実は結構乾燥しているのです。
乾燥していて、水分が足りないといえばしわしわのおじいちゃん、おばあちゃんというイメージですよね。
その真逆の生まれたての赤ちゃんも実は乾燥してしまっているのはあまり知られていないのではないでしょうか。
赤ちゃんをお風呂に入れる場合、温度は40度以下に調整してあげる必要があります。
それ以上に温度が高いと、赤ちゃんの肌は乾燥していってしまうのです。
生後2か月の赤ちゃんで見ても、大人よりも乾燥しているものなのです。
ですから、赤ちゃんの肌も保湿剤で保湿をしてあげるのが好ましくヒルドイドがおすすめなのです。
赤ちゃんにヒルドイドを塗ってあげるタイミングがお風呂上りが一番適しています。
塗る量は大人に比べてだいぶ少なめで足ります。
塗るときも、肌に刺激や摩擦を与えないように気を使いながら優しく塗りこんであげましょう。
赤ちゃんに塗るヒルドイドは軟膏タイプのものがおすすめです。
その他の注意点
他にもヒルドイドを顔に使用する場合の注意事項がいくつかありますのでご紹介しましょう。
肌が敏感肌の人は、使用しない方がよいでしょう。
どうしても、ヒルドイドを使いたい場合は薄く延ばして使ってみてそれでも痒みなどの症状が出る場合には、やはりヒルドイドの使用は適してないと考えるべきでしょう。
夏に海や山などのアウトドアを楽しんで、皮膚が真っ赤に焼けてしまった場合、ヒルドイドを塗ってその保湿効果で治すこともできます。
ただ、そのような場合はたっぷり塗らずに少量だけ塗るようにしてください。
たっぷり塗ってしまうとヒリヒリしているところに余計な刺激を与えて逆効果になってしまうおそれもあるのです。
使っていると初めは効果がちゃんと出ていても、使い続けているうちに肌がダメージを受けてしまうという方もいらっしゃるようです。
ですから、使い始めに何も異常がなかったから自分はこの薬をずっと使っても大丈夫って決めつけてしまうことも危険なんですね。
また、すでに他の薬を処方されている場合は、ヒルドイドをほかの薬と一緒に使用しても問題ないか、医師に相談するなどしてしっかり確認してから使うようにしましょう。
そもそもヒルドイド自身が普通にドラッグストアで売っているわけではなく、医師の処方がないと出してもらえない薬です。
処方してもらう際にきちんと医師に他の服用中の薬のことも医師に伝えれば、正しく判断してもらえるでしょう。
まとめ
ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?
ヒルドイドは皮膚科で処方されるれっきとしたお薬ですし、その値段も200円程度と非常にお手頃です。
薬として医師から処方されますから、当然医療保険も適用されるのです。
それがうまく美容にも使えるとくれば試してみてもいいかもしれませんね。
ただ、誤って使いすぎてしまって肌が荒れてしまい、その治療費がかかってしまうことも考えられますので、まずは正しい用法を理解した上で使用したいですね。
顔のスキンケアについて