• スズメバチが巣を作る場所は時期は?
  • スズメバチを撃退!効果的なトラップの誘引液は?

夏が近づくと多くの方が不安になるスズメバチの被害。。。

実際に、「自宅のベランダや軒下などにスズメバチの巣ができてしまった。。。」などという話は毎年よく耳にします。

そんなスズメバチを駆除するためには、一体どのような方法があるのでしょうか?

 

ここでは、スズメバチがどの時期にどこに巣を作るのか。

 

また、スズメバチを駆除するために、誘引液で効果的なものは何かについて調べてみました。

スズメバチが巣を作る場所や時期は?

https://www.youtube.com/watch?v=wUVyfzRzW88

スズメバチが巣を作りやすいといわれている場所や巣作りを始める時期は決まっているのでしょうか?

 

スズメバチが巣を作るのはどこ?

スズメバチの巣は、大きいものだと直径50cmの大きさにもなり、この中に一体どれほどのスズメバチが存在しているのかと考えるだけでゾッとします。

また、それだけ多くの幼虫を育てなければならない為、たくさん餌を採る必要があります。

 

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その為、スズメバチが巣を作る条件として考えていることは、「餌がたくさんあるところ」が大前提です。

 

スズメバチの餌は、アブや毛虫、イモムシなどの昆虫類です。

 

そして、他のハチと餌場を争うことを避けるためにも、先に縄張りを確保している者がいれば、どうにかギリギリのラインで争いが起こらないように少しずつ工夫をこらしているようです。

 

特にスズメバチは民家に巣を作ることが多いと言われています。

 

スズメバチが巣を作りやすい民家の場所とは
  • 天井裏
  • 軒下
  • 床下
  • 壁と壁の隙間
  • 戸袋
  • 車庫など雨の当たらないところ

これらの場所は特にスズメバチが巣を作る条件に合致している為、気づいた頃には驚くほど大きなスズメバチの巣が出来上がっていると思ってください。

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実際に巣作りを始めるのは6月頃からだと言われています。

しかし、まだこの時期に作っている巣は目立つこともありません。

 

そして、軒下などを狙って巣を作るのはキイロスズメバチが、そして、天井裏や壁と壁の隙間、戸袋といった空間は、モンスズメバチが巣作りをします。

 

しかも、巣作りを始めて間もない頃に、誤って巣を踏んでしまうと、スズメバチに襲われてしまう可能性が高くなります。

 

スズメバチが巣を作る時期は?

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スズメバチが巣作りを始めるのは、女王蜂が越冬して目覚めるとされる6月頃であると言われています。

その為、この時期になるとスズメバチの巣作りがあちこちで行われていることになります。

 

最初は女王蜂が一生懸命巣作りをしているだけなので、もしもこの時点で巣作りしている姿を見かけたとします。

 

このときに駆除できるのであれば、女王蜂だけを駆除しておけば、その後、スズメバチの巣が作られることを防ぐことができます。

 

蜂を駆除することに抵抗がある場合は、作りかけの巣を早い段階から怖し、巣を作っていた場所をしっかりと洗うとそこにはもう巣を作ろうとしません。

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予防のためにも、その場所に殺虫スプレーを散布しておくのもおすすめです。

スズメバチの巣は、作りを始めてから、約3〜4ヵ月で巣が完成します。

 

そして8〜9月頃にピークを迎え、10月になると新女王蜂が誕生し、その後、オス蜂が誕生して女王蜂と交尾します。

 

残った働き蜂はここで役目を果たした後、冬までにその一生を終えると言われています。

 

スズメバチが巣作りをする最適な条件は?

スズメバチが大きな巣を作るための条件として考慮していることは、次のようなことが挙げられます。

 

スズメバチが巣作りするために求める条件とは
  • 雨が当たらない事
  • 空間を広げることができること
  • 水がないこと

このような条件に合致する場所があれば、スズメバチは巣作りを始めてしまいます。

 

スズメバチを撃退!
効果的な誘引液で作るトラップとは?

とても危険なスズメバチを見つけたら早めに駆除したいもの。

 

効果のある誘引液を作って、スズメバチを呼び寄せるトラップを作りましょう。

 

スズメバチを見つけたら撃退?

春〜秋にかけて、スズメバチはとても活発に活動を始めます。

 

その為、ベランダの隙間から家の中に侵入してくるといったことも考えられます。

 

皆さんもご存知の通り、スズメバチにはとても強い毒があります。

 

近づくだけでスズメバチの方から攻撃してくる為、見つけたら本来は早々に駆除することをおすすめします。

スズメバチを寄せ付けないための対策方法とは
  • 粘着性の罠を仕掛ける
  • 侵入箇所に殺虫スプレーをかけておく
  • 殺虫剤を使用して駆除する

 

粘着性の罠を仕掛ける

スズメバチの習性を利用し、トラップを仕掛けてみましょう。

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それには粘着性の罠が最も効果的です。

底にスズメバチの遺骸を貼り付けておくと、その遺骸に寄ってくるという習性を持つ為、多くのスズメバチを捕獲することができます。

 

一旦その粘着にくっついてしまうともう二度と離れることはできないため、そこで完全に捕獲することができます。

 

侵入箇所に殺虫スプレーをかけておく

スズメバチが家の中に侵入してくる場合は、ベランダなどにある侵入経路と思われる場所に殺虫スプレーを散布しておくのも良いでしょう。

 

殺虫剤を使用して駆除する

最近では、スズメバチ専用の殺虫剤などが販売されているため、それを使用すると効果抜群です。

 

スズメバチの駆除には、ピレスロイド系成分が配合されている殺虫剤が最も効果的であることから、それらを使用して駆除するようにしましょう。

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特に、アース製薬のハチアブマグナムジェットはおすすめです。

その他、フマキラーやキンチョールもありますが、即効性を比較すると、ハチアブマグナムジェットが最も効果的です。

 

スズメバチは怖いだけじゃない?
役に立つこともあるの?

毒もあるスズメバチは怖い存在であることはよく知られていますが、それだけではなく、人間に役に立ってくれることもあるようです。

 

スズメバチは益虫でもある

実は、これだけの毒を持っているという意味で、嫌われ者のスズメバチですが、意外にも、スズメバチは害虫でありながらも人間の利益ともなる益虫でもあるのです。

 

スズメバチがなぜ益虫であるのかと言うと、スズメバチは、何十万匹ものアブやハエを食べてくれるのです。

 

人間社会においても、スズメバチ社会においても、両者が利益を得ることができるとなると、直接的な害が及ばない範囲と考えると、スズメバチが益虫であることが分かります。

 

普通は誰が聞いてもスズメバチは刺す蜂、刺されたら大変!凶暴すぎる蜂!などといったイメージが誰もに定着してしまっています。

 

しかし、意外にも益虫であることも知っておいてくださいね。

 

益虫であるスズメバチをどう活用するか?

人間社会においてはスズメバチは益虫でもあるという状態ですが、現在も農業や林業において、農作物の被害を最小限に抑えてくれるスズメバチの存在を重宝している地域もあるのです。

 

 特に、同じスズメバチの中でも、攻撃性がそこまで強いとは言えない「クロスズメバチ」については、害虫駆除に効果的な益虫として保護されているそうです。

 

スズメバチの本来のイメージが悪すぎることから、見つけたらすぐに駆除!と言いたくなるのも無理はありません。

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ですが、実際には益虫としての活躍も果たしている為、人間にとってもメリットの方が多いと言えます。

それに、昆虫界においての食物連鎖があるよう、もしもスズメバチがいなくなったり、益虫としての活躍を果たしてくれない場合は、害虫が世の中に溢れてしまい、生態系のバランスが崩れてしまうこともあります。

 

その為、スズメバチであっても、益虫としての活躍には絶賛したいところです。

 

それでもやっぱりスズメバチは危険

スズメバチがたとえ益虫であったとしても、毎年スズメバチの被害に遭われた方が亡くなられるというニュースを耳にします。

 

その為、スズメバチに襲われたという被害件数はとても多いと言えます。

 

このようなことから、スズメバチを安易に飼って利用しようなどといったことは考えないようにしましょう。

 

スズメバチを捕獲するスズメバチ・トラップとは?

春先から初夏にかけてスズメバチ対策に欠かせないトラップを作ってみられませんか?

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これは、自宅で簡単に作ることができる為、スズメバチが多く発生する前に仕掛けておくと効果的です。

では、そのトラップの作り方と、中に入れる誘引液で効果的なものは何かを見ていきましょう。

 

スズメバチ・トラップを作るのはなぜ?

スズメバチ・トラップは、特に戸建てのお家で庭があるというご家庭の場合、小さなお子様が庭先でプールをして遊んだり、シャボン玉をして遊んだりといったことをされると思います。

 

そんな時、庭に植えた草花や植木にスズメバチが寄ってくることがあります。

 

特に小さなお子様がいるご家庭は本当にひやひやしながら子供の安全を見守らなくてはなりません。

 

実際のところ、スズメバチは女王蜂以外の蜂はみんな、寒い冬を越冬することができず、春から5月頃まで飛び回っているのは女王蜂だけなのです。

 

この女王蜂は、自分が次に住む巣作りの最適な場所を探して飛び回っています。

 

だからこそ、この季節にスズメバチ・トラップを作る必要があるのです。

 

スズメパチ・トラップを設置しておけば、そこに蜂を追いやることができます。

 

スズメバチ・トラップの作り方は?

では、スズメバチ・トラップと必要な誘引液の作り方について見ていきましょう。

 

スズメバチ・トラップの作り方とは

【材料】

  • 1.5Lのペットボトル
  • 紐又は針金
  • 誘引液(カルピスと水)

【作り方】

  1. 炭酸用の円形になったペットボトルに、カッターを使用してH型に切り込みを入れる
  2. 切り込みを入れたらそのペットボトルを内側へ倒す

※ ハチを逃がさないためにもカッターで切り込みを入れるのは2cm以内とすること

カッターで切込みを入れるのは2㎝以内としましたが、もう少し小さくする場合は1.5㎝くらいでも大丈夫です。

 

また、ペットボトルはできれば円形の方が蜂は滑りやすく捕獲しやすくなります。

 

とは言え、四角いペットボトルでも問題なく作成することができます。

 

つぎに、ペットボトルの中に入れる誘引液の作り方です。

 

誘引液の中身とは
  • 焼酎+オレンジジュースを1:1で配合
  • グレープカルピス+水を6:4で配合
  • 清酒+お酢+砂糖を2:1:1で配合

これらの内容のものを利用すると良いでしょう。

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特にカルピスが効果的ですが、カルピスをファンタグレープに変えてもいいですよ。

その後、1週間くらいすると発酵したかのような匂いとなり、その匂いに引き寄せられるかのようにスズメバチがやってきます。

 

誘引液を入れたペットボトルは、木の下などに紐や針金を使用して上手にぶら下げてください。

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一般的には大人女性の背の高さくらいが程良い高さであると言われています。

そして、誘引液については2週間に1度の割合で交換すると良いでしょう。

 

誘引液は甘い香りがするものが良いようですが、あまりに甘すぎる匂いのする誘引液を使用すると、その他の虫まで寄りついてしまう為、程良い調整を行ってください。

 

自宅にスズメバチ・トラップを設置するのはいつまで?

誘引液に吸い寄せられるようにしてスズメバチの捕獲に成功している方は今までも数多く存在します。

 

捕獲対象はスズメバチの女王蜂ですから、多く捕獲すればするほど、その後のスズメバチの数は減ることになります。

 

スズメバチ・トラップを設置するのは、スズメバチの卵は羽化する6〜7月頃であり、働き蜂が急激に増えるのは8〜11月です。

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その為、6月いっぱいまではこのスズメバチ・トラップを利用してみましょう。

これは、お住まいの地域にもよりますが、もしも子供たちが多く遊ぶような環境の場所であれば、スズメバチを捕獲するために長期で設置していると、それだけたくさん寄ってきてしまいます。

 

そのため、春と秋の2回、設置期間を定めて設置するようにしましょう。

 

もしも、今お住まいの場所に多くスズメバチが発生しているという場合は、ぜひ、このスズメバチ・トラップを作成し、誘引液で捕獲できるよう頑張ってください。

 

スズメバチの巣は早めに駆除しよう

いかがでしたか?

 

スズメバチがどの時期にどこに巣を作るのか、また、スズメバチを駆除するために、誘引液で効果的なものは何かについて解説しました。

 

スズメバチは雨の当たらない、広く空間を利用できるなどといったような好条件が整った段階で、5月頃から女王蜂によって巣作りが開始されます。

 

巣が完全に完成してしまう前に駆除を試みるのはもちろん、駆除方法にも様々な方法があることが分かりました。

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特にトラップは誘引液を使用する為、捕獲にとても有効です。

まさかできてしまったスズメバチの巣を素人の私たちが駆除することができる訳ではありません。

 

ですから、スズメバチが巣を作ってしまわないよう予防するという意味でも、トラップはぜひ設置されることをおすすめします。

 

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