- エケベリア・七福神の育て方と増やし方・育て方!
- エケベリアなどの多肉植物は育ちにくい?
多肉植物は、園芸店や雑貨店などでも多く販売されていて、どれもとても可愛らしく、つい家の中のインテリアの一部として購入したくなりますよね。
特に色鮮やかな色彩と、こんもりとした葉に愛嬌を感じてしまいます。
しかし、初めて多肉植物を育ててみると、意外に繊細な植物であることから、形を崩してしまったり、茎が腐ってしまったりといったトラブルにも見舞われることもあります。
実際には育ててみると簡単♪などと言われているようですが、その性質や特徴については、一般的に販売されている観葉植物とはまた異なります。
ここでは、多肉植物であるエケベリアの育て方や増やし方についてご紹介したいと思います。
エケベリアってどんな多肉植物?
エケベリアは、ベンケイソウ科エケベリア属に分類されている多肉植物です。原産地は、アメリカやメキシコの乾燥地域となっています。
エケベリアには実に200種類以上もの種類があり、地表に茂っているエケベリアの他、茎が伸び、成長するエケベリアまで、種類は様々です。
見た目の共通点は、楕円やヘラ型をした葉っぱの形で、バラのような花びらのように葉っぱを生やします。
エケベリアは春秋型の多肉植物で、春から初夏にかけて、また冬の終わりから春にかけてキレイな花を咲かせる品種のひとつです。
また、気温が低くなると葉が紅葉し、様々な表情を楽しめる多肉植物です。
エケベリアの育て方
多肉植物の中でも育て方がとても簡単で、かつ手に取りやすいとして人気のエケベリアは、季節感のある多肉植物です。
そのため、紅葉する他キレイな花を咲かせてくれたり、様々な表情を見せ、私達を楽しませてくれます。

その美しさから、エケベリアは断トツ人気を誇る多肉植物として有名です。
そして、エケベリアはとても育てやすい多肉植物で、日当たりが良い場所であれば、どこでもよく育ち、見て楽しむことができます。
その為、室内に置いても良いくらい色鮮やかでインテリアにも調和します。とてもおしゃれな印象になります♪
何よりも、日本の寒さにも強く、沖縄など温かい地域の場合は屋外に置いていても冬を越すこともできると言われています。
しかし、エケベリアだけではなく多肉植物については、高温多湿の環境下はかなりストレスを与えてしまいます。
その為、特に梅雨時期や秋雨が続くような時期については、屋外よりも屋内で育てた方がより一層成長してくれると言えます。
あまり雨にあたらないようにするのも元気に育つ基本原則とも言えるでしょう。
エケベリアの育て方のポイントは?

エケベリアは日々のお手入れをしっかりと行うことが大切です。
とは言え、そこまで毎日特別な何かをしなければならないといったことはありません。適切と言えるタイミングを見計らって水やりをし、必要な肥料を与えるようにしましょう。
エケベリアの水やりの仕方

エケベリアは春秋型の多肉植物である為、水やりが命です。
4~6月、そして9~10月は、土が乾いていることを確認してから水やりを行ってください。葉に水がかかるとしおれてしまう為、土に水を滴らせてください。
この月以外は、土は乾いた状態でも問題ありません。葉っぱを触ってみて少し硬い状態であったり、葉っぱにハリがなくなってきたら水やりを行ってください。
肥料はどう与えるか
エケベリアももちろん、その他の多肉植物は、そもそも葉っぱに栄養素と水を溜めることができるという特徴を持っています。
言い換えれば、それだけ栄養素を蓄えることができることから、そこまでたくさんの肥料を与える必要はないとされています。
4~6月や9~10月は特によく成長を見せてくれることから、この時期になれば、液体肥料を与えると良いと言われています。
それ以外の季節は肥料を与えることでしっかりと根が栄養を吸収しないことから、腐って枯れてしまうこともある為注意が必要です。
春秋型のエケベリアの効果的な育て方は?
エケベリアは春と秋が一番成長する時期であり、真夏と真冬は休眠する植物となっています。
春秋型の多肉植物を効果的に育てるには、以下のポイントを意識しましょう。
- 日当たりが良く、雨が当たることのない風通しが良い場所に鉢を置く
- 真夏の直射日光は多肉植物のダメージに繋がる為避けること
- 成長期のみ水やりを行う
- 気温が低くなりがちな真冬は、室内の日当たり良好な場所に置いておく
風通しの良い場所に置く
春と秋は日当たり良好な位置に&雨が当たらない風通しの良い場所にエケベリアを起きましょう。
エケベリアの成長期こそ、日当たりを考慮して鉢を置く必要があります。特に、室内であれば、風通しの良い部屋に置くようにしましょう。外気のない締め切った部屋に置くことで枯れてしまうことがあります。
そして、屋外に置く場合は、霜が付かないよう、濡れないような場所を選択して置くようにしてくださいね。
直射日光は避けて
夏場は直射日光は多肉植物にとってとてもキツイ環境となることから、直射日光を避け、室内に置く場合はレースのカーテン越しに置き、育てましょう。
春秋型の多肉植物は、夏場は休眠期でもある為、直射日光に弱い上、傷みやすくなってしまいます。その為、遮光の状態で育てることができる場所に置くようにしてください。
水やりは調整して
春秋型のエケベリアは、4~6月、9月~11月は、土が乾燥していることを確認してから、水やりを行いましょう。
休眠期となる7~11月下旬~2月は、水やりは控える方が良いでしょう。
また、休眠期であれ、水やりの必要性はありますが、与える量としては、乾いた土が占める程度で十分だと言われています。
この休眠期に水を与え過ぎることで根から腐ってしまうといったトラブルになる可能性もある為、水やりを行う際は注意が必要です。
冬は日当たりに注意して
エケベリアは11月下旬頃からは室内に取り込んで、日当たりの良い窓際に置くと良い状態をキープできます。
出来る限り風通しの良さに心掛けると共に、エアコンの風が直接エケベリアにあたることのないよう気を付けてくださいね。
エケベリアを育てる際のトラブル
エケベリアをマニュアル通りに育てていても、どうしても元気がない・・・なんてこともあるでしょう。
その場合は、エケベリアがカイガラムシなどの害虫被害に遭っている可能性が最も高いと言えます。

もしくは、根が腐ってしまっているかのどちらかを疑ってください。
エケベリアにつく害虫・ガイガラムシ
エケベリアに付くとされる害虫は、葉や茎に付き、そこから栄養を吸い取ってしまうカイガラムシが多いと言われています。
まだ幼虫の段階であれば、薬剤を使用すれば駆除することができますが、成虫になると薬剤では効力がなく、ピンセットやブラシなどを用いて落とす他ありません。
土が湿っていると根腐れを起こす

根腐れを起こすのは、土が常に湿っていることで起こります。
土は乾いた状態で十分であることから、土の環境が悪いことから育たなくなっています。
この場合はすぐに植え替えを行いましょう。対処が早ければすぐに元気になるでしょう。
エケベリアの増やし方
葉挿しする
葉から苗が育つとされる葉挿しは、多肉植物を増やす効果的な方法であることは知られています。エケベリアもこの方法で増やすことが可能です。
葉っぱを付け根から摘み、容器にバーミキュライトを敷き、そこにエケベリアの葉っぱを置きます。水やりは行わず、直射日光が当たらない場所に置きましょう。
その後1ヵ月様子を見ると、新しい芽と根が生えてくるでしょう。そこで根をバーミキュライトに埋め、水やりをしてください。苗が十分に育ったことを確認したら、鉢へ植え替えましょう。
挿し木をする
挿し木は様々な植物を繁殖させる際に利用する方法です。エケベリアにも効果的であると言われているのです。
茎をハサミでカットし、切り口を乾かします。葉っぱを切り落とし、鉢に鉢底ネットと石を敷き、バーミキュライトを鉢の8割いれたら、茎を挿し、直射日光の当たらない場所に置いて管理します。
この時、水やりは行いません。その後、根と新しい芽が生えてきたことを確認してから水やりをしてください。
まとめ
いかがでしたか?エケベリアの育て方と増やし方についてご紹介しました。
エケベリアは、見た目にバラのような花の形をした葉っぱであることから、それだけでとても華やかで美しい印象の多肉植物です。
エケベリアの品種も多いことで知られており、色んな色とりどりのエケベリアを楽しむことができます。
あなた好みのエケベリアを育て、どんどん増やしてみるのも楽しいですよ!ぜひエケベリアを育てて増やしてみてくださいね♪
多肉植物についての記事