• てるてる坊主はどんな風に吊るす?
  • てるてる坊主が逆さにならない方法はある?

子供の頃、よく、次の日に遠足があったり運動会があったり、また、家族で旅行に出掛けるとなると、雨に見舞われないように「てるてる坊主」を作ったものです。

てるてる坊主の期限はとても古く、日本においては江戸時代から現在に伝わったとされています。当時はより人間に近い形で作られていたそうですよ。

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吊るすとき、どうしても逆さまになってしまうことがありませんか?

ここでは、そんなてるてる坊主をどのように吊るせば効果的か。

 

また、てるてる坊主が逆さまにならないようにする方法や吊るすべき場所、そして、てるてる坊主の作り方などについて徹底解説していきたいと思います。

てるてる坊主とは何?

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てるてる坊主はいつから吊るされるようになったのでしょうか。

てるてる坊主は、もとは中国で雨が長く続く際におまじないとして作られたものだと言われています。

白い頭に赤い服を着せ、手にほうきを持たせ、軒下に吊るしたことが始まりなのだそうです。

なぜ手にほうきを持っているのか・・・?これは、雨や雲を掃く、そして、晴れのお天気を引き寄せることのおまじないでもあったそうですよ。

 

てるてる坊主は江戸時代に日本にも伝わり、最初は「照る照る法師(てるてるほうし)」や「照れてれ坊主(てれてれぼうず)」などと呼ばれており、日本各地においても、その地方独特な呼び名があるようです。

 

てるてる坊主の作り方

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てるてる坊主の基本的な作り方を紹介します。

材料

  • ティッシュ数枚
  • 輪ゴム
  • 吊るすための紐

てるてる坊主を作る為に準備する材料も家にあってすぐ作れるものばかりです。

てるてる坊主の作り方

  • 作り方は、4~5枚のティッシュを丸め、最後の1枚で丸めたティッシュを包みこむように束ね、くるんだ根元を輪ゴムでくくります。
  • てるてる坊主の首につりさげ用の紐をくくり完成です。

 

てるてる坊主を作る時の注意点について

てるてる坊主を上手に作ることができた後は、子供ならどうしてもやってしまいがちな行動があります。。。

 

しかし、ある注意点について必ず守ってください。

 

てるてる坊主に顔を書かないこと

てるてる坊主がいざ出来上がると、どうしても白くのっぺらとした丸い顔の部分に、目や鼻や口を描きたくなるものです。

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実は、これには順序があるのです。

出来上がったてるてる坊主は、顔など何も書かない状態で適切な場所に吊るし、実際に晴れた場合に顔を書きこむという手順になるのです。

 

これは意外と知らなかった!!という方の方が多いと思います。

 

これは、お願い事が叶った際、大きなだるまの左目を筆で書きこみますよね。これに由来しているようですよ!

 

てるてる坊主は黒いもので作ってはダメ

てるてる坊主を仮に黒い紙などで作ってしまうと、翌日に雨を降らせてしまうというような、本来とは全く正反対のおまじないになってしまうと言われています。

 

その為、北向きに飾ったり、黒色の紙で作ったり、逆さまに吊るしたりすることは雨を予感させてしまいます。

 

その為、明日晴れてほしい!!と強く願う方こそてるてる坊主を作るのですから、そのようなことは避けるようにしましょうね。

 

てるてる坊主が逆さまにならない方法

てるてる坊主 吊るし方 場所 方法

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子供なら誰でも一度はてるてる坊主を作ったことがあると思います。

その時、うまく造ることができ、いざ吊るしてみると、なぜか逆さまになってしまう・・・・という経験をされた方は多いのではないでしょうか。

 

その時はどうして逆さまになってしまうのか分からないまま大人になってしまった・・・という方もいらっしゃいます。

 

では、どうして吊るしたてるてる坊主が逆さまになってしまうのでしょう。

 

それは、てるてる坊主の首に紐を付けて吊るすからです。

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紐を付ける位置を別の場所に変えてみてはいかがでしょうか?

では、別の場所となればどこ?と思われますよね。

 

それは、てるてる坊主の頭のてっぺんに糸を付けて吊るすことで絶対に逆さまになることはありません。

 

これは、てるてる坊主がそもそも逆さまになる原因として考えられることが全体の重心のバランスが悪いことにあります。

 

首に紐を付けてしまうと、ティッシュを数枚丸めているせいで、どうしても重みは出てしまいます。その重みのせいで、頭が逆さまの位置になってしまうのです。

 

重心は本体全体の重さに対して真ん中よりもやや下気味にある方がより安定するという仕組みになっています。

つまり、極端に重すぎる重心が頭にあることで、てるてる坊主が逆さまになってしまうという訳です。

 

でも、てるてる坊主の頭のてっぺんに糸を付けたところで本当に逆さまにならないのか?と思ってしまいますが、これは、軽く作っている動態が下部分にくる為、重い頭が下に下がることはない為、逆さまにはならないのです。

 

このようなことから、せっかくてるてる坊主を作って吊るしてみたけどどうしても逆さまになってしまうという方は、いったん首に結んだ紐や糸を外して、それを頭のてっぺんに穴をあけて糸を通すなどしてみましょう。

 

ティッシュなので破れてしまう恐れもあります。

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セロハンテープを使用して直接紐や糸をくっつけるとうまくいきますよ♪

このように仕上げることでてるてる坊主は吊るしても逆さまにはなりません。

 

てるてる坊主を吊るす場所はどこ?

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てるてる坊主ですが、これは一体どこに吊るすのが効果的なのでしょうか?

てるてる坊主は、「明日晴れてほしい!」という想いを込めて吊るすのですから、しっかりと効果を発揮してほしいものです。

 

では、その効果を発揮することができる場所は一体どこなのでしょうか?

 

一般的によく行われているのが、窓際に吊るすというやり方です。

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でも、これは本当に正しい方法なのでしょうか?

てるてる坊主を吊るすにあたり、これは一体誰にお願いしているのでしょう。

 

てるてる坊主は、神様ではなく、明日空に照り輝く太陽にお願いしているのですよ。

 

しかも、その太陽に向かっててるてる坊主が見えるような位置に吊るす必要があります。

 

つまり、方角を北の位置にしてしまっては、全く効果がないと言うことです。

 

このようなことから、てるてる坊主を窓際に吊るすことが大前提であり、かつ、その吊るす方角を太陽が照る位置にしなければならないということが分かります。

 

玄関の外に吊るす

玄関が南の方角にあるというご家庭であれば、てるてる坊主を玄関の外に出し、太陽が見える場所に吊るすようにしましょう。

特に窓際ではなく玄関の外にてるてる坊主を吊るすという方は、翌日に絶対に雨になってほしくない!と強く思う方に見られる行動です。

 

ベランダや窓際

ベランダはてるてる坊主を吊るすにもってこいの場所です。

そもそもてるてる坊主を吊るしているということは、すでに雨が降っているから明日晴れてほしいという願いを込めて吊るすことになりますよね。

 

だからこそ、濡れないように位置取りをして吊るすようにしましょう。

 

てるてる坊主には、明日晴れになる!!という科学的な根拠は存在していないのが本当のところです。

 

しかし、翌日にどうしても晴れてほしい!という理由があり、その強い願いを持っててるてる坊主を吊るすことは子供の願いでもあるので、小さいお子さんにはぜひ希望を持ってチャレンジする心を持ってもらいたいと思います♪

 

まとめ

いかがでしたか?てるてる坊主の吊るし方や逆さまにならない方法、また、吊るす場所、作り方などについて解説していきました。

大人になるとなかなかてるてる坊主を作る機会は少なくなってしまいますよね。

それでもご家庭を持ってお子様がいらっしゃるという方は、童心に返って、てるてる坊主の意味をお子様に伝えながら一緒に作って楽しんでみるのはいかがでしょうか?

 

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