- 豚ってペットとして飼ったらどうなの?
- ペットの豚って値段は?
- 豚の臭いの対策はどうしたらいいの?
豚といえば、牛、鶏と並んで食卓に並ぶお肉というイメージですが、ペットして飼ってみたらどうなのでしょうか?
豚ってペットとして飼ったらどうなの?ペットの豚って値段は?臭いの対策はどうしたらいいの?
このコラムではブタをペットとして飼ったらどうなのか、生きているペット用の豚の値段や臭いの対策についてご紹介していきたいと思います。
豚って近年、前園真聖さんや森泉さん、ジョージクルーニーさんなどの芸能人が飼っていることで話題となっています。
徐々に犬、猫と同じように飼われるペットしてその地位を確立しつつあります。
豚って調べてみると、そんなに飼うのも難しくないのでおすすめのペットなんです。
人とちょっと変わったペットを飼ってみたいというなら検討してもいいかもしれませんね。
ペットとして豚を飼う場合の値段は?
ではペットとして豚を飼おうとしたらいくらぐらいで買えるものなのでしょうか?
ペットショップで豚を購入する場合
一番簡単な入手方法は犬や猫と同じようにペットショップで購入することです。
小さいペットショップなどでは、ペット用の豚を扱っているところは少ないのですが、大きいペットショップなどあたってみれば豚を扱っているところもあるようです。
大きなペットショップであれば、豚を扱ってはいても犬や猫ほどの需要はないので、ホームページで調べても掲載していない場合もあるようです。
そういう場合は電話して問い合わせてみるとよいでしょう。
家の近くのペットショップで見つけられない場合は、ネットショップを探してみるとよいでしょう。
ネットショップによっては家まで届けてくれるところもあるそうですよ。
値段はその販売経路によってばらつきが出てきますが、大体5~10万円とみておけばよいそうです。
芸能人やお金持ちの方が飼っているというイメージが強いので、値段もそれなりなのかなと思ってしまいましたが、庶民には手の届かないというほどでもないんですね。
牧場で直接豚を購入する場合
牧場からであれば、これよりも安く手に入り、1~4万円で買えるそうです。
また、牧場から豚を購入する場合には豚を育てるノウハウも併せて教えてもらえるのもメリットです。
自分たちで豚を誕生時から育てているプロに聞くのが一番確実ですからついでにこういう情報も入手したいですよね。
その豚の母親の情報や、それまで豚を育てていた飼育環境についてなどいろいろ聞いてみるとよいでしょう。
里親募集で豚を入手する場合
またもっと安く、場合によってはただ同然でペット用の豚を入手する方法も存在しますよ。
里親募集している人をネットなどで探し出すのです。犬や猫ならば里親募集ってよく見かけますよね。
犬や猫がたくさん子供を産んでしまって、全部は育てきれないし、だからといって保健所に処分されてしまうのもかわいそうだと思う人は里親募集して飼ってもらうのです。
豚でも犬や猫と同様に、たくさん子供が生まれたので里親として引き取ってほしいという方も存在しますので、そういう人ならば格安、もしくは送料ぐらいの無料で豚を譲ってもらえるでしょう。
ただ、この場合、当然そのタイミングで里親募集している豚だけになりますので、好きなサイズ、種類などを選ぶことはできません。
そもそも豚を飼っている人自体限られていますので、選択肢はかなり限られてしまうでしょう。
更には一般人が育てている豚ならば、健康状態などもわかりませんからその辺のリスクは受け入れなくてはいけませんね。
ペットとして豚を飼う場合の臭い対策は?
さて、ペットショップでも牧場でも里親募集でもいいとして、ペット用の豚を入手してそれが家にやってきたとしましょう。
豚といえば、やはり悪臭が気になりますよね。
飼っている自分たちが臭いだけならばまだしも、ご近所の方にまで迷惑をかけてしまうおそれもあります。
なので、豚を飼おうと思ったらその悪臭に関しても、正しい知識を身に着けてしっかり対処するようにしましょう。
糞や尿の清掃
まずは豚自身の出す糞や尿の対策です。糞や尿が悪臭を放つのは説明するまでもありませんよね。
糞や尿を日常的に清掃して、清潔な状態を保つことが重要です。
また、糞や尿と同様にエサの食べ残しも悪臭を放つ原因になりますので、同様にこまめに清掃して常にエサの食べ残しが落ちていない状態を保つように心がけましょう。
一日に二回は清掃が必要です。
特に水分が多い排泄物は処理が大変なので、放置せずにすぐに清掃して取り除くことが重要です。
糞や尿を早く取り除くことには別の意味もあります。
豚が排泄した直後の糞や尿は実はそれほど悪臭はしないのです。糞に関しては悪臭防止法に定める特定悪臭物質は存在しません。
また、尿に関してもアンモニアやトリメチルアミンの前駆体は含まれてはいますが、した直後はそこまでにおいません。
一般家庭で飼う場合には参考にはあまりなりませんが、畜舎で豚を飼う場合にはそもそも糞や尿を合理的に清掃できる仕組みにしておくことが重要です。
タンクに水をためておいて、糞尿がたまったら一気に洗い流すような仕組みが効率がよいそうです。
尿でなくても、豚を飼っている居住空間の乾燥度を保つことも非常に重要です。床が濡れていると、そこから悪臭が発生してしまいますので。
豚にあげる飲み水がこぼれている場合も、すぐに乾いてしまう夏場などなら多少は放っておいても大丈夫かもしれませんが、さっさと拭き取って乾燥した状態を保つようにしましょう。
糞をする場所を限定するように教育する
豚には意外にもきれい好きな一面もあります。
豚は臭そうというイメージがありますが、実は普通豚の体臭はそんなに悪臭はしないのです。
寝床とトイレは必ず別々の場所にするという習性があるのです。
ですから、その両方を確保できるように豚の居住空間を用意してあげることも重要ということですね。
豚がトイレと寝床をちゃんと区別してないようだったら、教育してあげることも効果を持ちますよ。
豚がちゃんとトイレで用を足したら、ご褒美にエサをあげるのです。
トイレ以外の場所に糞や尿をしてしまったら、すぐに掃除して臭いも取り除いてあげます。
こうすることで、豚はトイレはここなんだ!ちゃんとトイレで用を足せばご褒美のエサがもらえる!と思ってもらえるから。
以後ちゃんとトイレで用を足すようになっていってくれますよ。
用を足す場所が限定されれば、掃除もぐっと楽になりますし効果的ですよね。
ただ、いくら豚がきれい好きといっても自分で掃除したりする習性はありません 笑
消臭剤を活用する
豚の出す糞や尿やエサの食べ残しを清掃するのは当然として、それだけでは悪臭は残ってしまいます。
そういう場合は消臭剤も使用するようにしましょう。
消臭剤の臭いも気になるという方には、無臭タイプの消臭剤も売られていますからそういうものを試してみるとよいでしょう。
ネットショップでも購入できます。
消臭剤は豚専用というわけでもありませんし、犬や猫を飼っている方にもおすすめです。
10匹以上の猫を飼っていてそのせいで悪臭で苦情をもらってしまったこともあった人であっても、
強力な消臭剤を使ってみたら悪臭が収まって苦情も来なくなったといってるぐらいで、ものによってはかなりの効果を期待できるようです。
断熱、換気をしっかり行う
断熱、喚起をしっかり行うことも豚の悪臭対策になります。人間と同じように豚も気温の変化に影響します。
人間が快適にすごすためにエアコンを使うように、豚にとっても気温の影響を小さくしてあげることが重要なのです。
夏は水をたくさん飲んだりするのでそれに伴い尿の量も増えます。
豚は熱いとのどが渇くから水を飲むというだけではなく、尿を出してその水分によって涼しさを得ようとします。
豚自身は自分の尿を臭いとも汚いとも思ってないってことなんですね。
自分がした排泄物が周りにある環境ですごすなんて我々人間には想像もできませんが。。。笑
豚も寝床とトイレを分けるぐらいですから本来は綺麗好きなのですが、環境に耐えられないようであればそのような対策をとって身を守ろうとするようです。
冬は寒さに対抗するために餌を大量に食べて備えようとします。
餌をたくさん食べるという事はそれに応じて、糞や尿の量も増えてしまいますので悪臭も増してしまいますよね。
豚を小屋などで飼っている場合は断絶材などを装着するなどして断熱処理をしてあげましょう。
また、特に換気は重要です。窓などをあけて空気を循環させましょう。
それだけで足りないと感じる鵜場合は空気清浄器なども併用するとなおよいでしょう。
消臭剤だけでは、臭いを消しているだけで臭いの原因そのものは除去できませんので、不十分ということになります。
また豚の健康を考えても換気をして、常に新鮮な空気を吸わせてあげるのがよいですね。
敷料の敷きこみ
牛や豚を飼育する場合には藁などの敷物を引いてあげるのが常識ですよね。
敷料って豚を保護したり快適な環境を保つためにも役立つのですが、実はこれは悪臭対策にもなるのです。
また敷料は水分も吸収してくれますので、乾燥までの時間を短縮することにも役立ちます。
敷料を準備する場合は、水分の吸収力、堆肥にした場合の分解性、無害で通気性があるか、安くて入手性がよい、すなわち市場に大量に出回っているかという点を考慮して適したものを選びましょう。
具体的には籾がら、コーヒー粕、カカオ殻、⻨わら、古紙などがおすすめです。
中には無料で手に入るものもあってよいですね!
豚の居住空間を密閉化する
豚の居住空間を密閉化して、外部に臭気が流れ出ないようにするというも一つの方法です。
シンプルなので誰でも思いつきますし、まあ当たり前の話ですよね!
豚のエサの腐敗に気をつける
これもシンプルですし、当たり前の話でもあります。
豚のエサを大量にためて、放置していたらそれも悪臭の原因になりますので、エサの腐敗にも気を配るようにしましょう。
豚の去勢手術をする
去勢手術を施していないオス豚は発情期に悪臭がきつくなることがあります。メス豚も同様に発情期に悪臭が発生します。
なので、子供を産ませる気がないのであれば、去勢、避妊手術を行ってあげましょう。
まとめ
ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?
豚といえば食べる対象としてしか私も今まで興味がありませんでしたが、調べてみると豚も結構かわいいし、飼ってみるのも面白そうですよね。
飼育するにしても、手間も犬、猫と手間も費用も大して変わらないという感じがしますね。
余談ですが、食べる対象として以外で豚といったら宮崎駿のジプリ作品である「紅の豚」ですよね。
「飛べねえ豚はただの豚だ」というセリフはこの作品を見たことがなくても聞いたことがあるのではないでしょうか?
豚はやはり飛べませんが、食べる以外にもペットして飼ってみるという選択肢もあったのは興味深いと思いました。
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