- ハーバリウムオイルって作れるの?
- 手作りの場合は安くも材料が手に入るの?
最近インテリアに取り入れる方が多く、InstagramなどのSNSでも注目される事が多くなってきたハーバリウム。
水の入れ替えなど手間がかからずに花の鑑賞が出来るので、近年手軽に植物を楽しむことが出来るという事から人気が出てきました。
部屋の中がパッと明るくなるインテリア雑貨のハーバリウムは、自分で作るとなると一見高度なテクニックが必要のようで、難しいイメージがあります。
しかしながら実は、自宅でも材料さえ揃えば簡単に作る事が出来るんです。

今回は、自宅で作るハーバリウムについてまとめてみました。
ハーバリウム・オイルとは
「ハーバリウム」とは、「植物標本」という意味。元々は、押し花などの植物の標本を指していました。
しかしながら近年では、瓶の中に入った透明の液体にドライフラワーを入れてゆらゆらと揺れたり、光にさした色を楽しむインテリアとして利用するタイプの物が人気です。
彩とりどりのキレイな花がおしゃれ度をUPさせるとSNSでも人気のインテリア雑貨に仲間入りしました。
ハーバリウム・オイルの作り方
詳しい材料などを見ていく前に、作り方を見てみました。
好みのお花が見つかったら、瓶の中にお花とオイルを入れていきます。グリーンを入れると見栄えもきれいです。
ハーバリウム・オイルの材料
- 蓋つきの空き瓶
- 花・ドライフラワーかプリザーブドフラワー 適量
- 保存用の液体
基本的にはこの3つの材料です。
その他手作りで作るさいに下のような道具を用意されると便利です。
- 花材をカットするはさみ
- 瓶の中に花を入れるためのピンセット等あると便利でしょう。使わなくなったお箸でも代用できます。
- 消毒用のアルコール

次に使用する材料の選ぶポイントを見ていきましょう。
蓋つきの空き瓶
透明な液体を入れるので、花の色がきれいに映えるような透明の瓶がおすすめです。
中に液体を入れるので、万が一倒れてもこぼれないように蓋がしっかりと閉まるものがおすすめです。
瓶の中にドライフラワーやプリザーブドフラワーを入れていきますので、間口が狭すぎないものも選ぶポイントです。
そして、枝が長い花はすっと中に入れやすいように細長い瓶が入れやすいでしょう。
花・ドライフラワーかプリザーブドフラワー
ハーバリウムには水分が抜けているドライフラワーかプリザーブドフラワーを使用します。
この時の選ぶポイントは、着色されているドライフラワーの場合は、液体のオイルに色が移るなどします。

着色されていない花材を選ぶようにしましょう。
水分が抜けていない生花を使用すると、長時間入れている間にカビの原因になってしまいます。
お気に入りの生花があった場合は、まずドライフラワーにしてから使用するようにしていきます。
実やフルーツなどを入れても色鮮やかできれいです。

その他、造花を入れると持ちがいいのでおすすめです
リボンを入れたり、花以外でもいろいろと楽しめます。
保存用の液体の選び方
ハーバリウム・オイル 販売店されているお店は?
保存液を用意するには、市販でも販売されていますし、手作りで作る事も出来ます。
保存液を購入して用意する場合は、どんなところで買ったらいいのか??気になりますよね。
販売されているお店を見てみました。
- フラワーショップ
- 雑貨店
- インテリアショップ
- ショッピングモール
- 百貨店
以上のようなところでオイルの品揃えがあれば購入できます。
お店によっては、ハーバリウムは販売されているけれど、オイルは販売されていない場合もあります。
ハーバリウム・オイル 東京堂
多数店舗がある中でも特に筆者がおすすめする購入店はこちらです。
昭和元年に創業以来花に関する商品はすべて取り揃えている老舗のフラワー店東京堂です。
この店では生花はもちろん、造花や花器まですべて取り揃えてあります。
ドライフラワーもカラフルな印象のカラードライフラワーの他、着色されていないナチュラルドライフラワーや、実物、オレンジなどの果物、シェル、などの天然のドライ素材も用意されています。
見ているだけでも色んなアレンジが出来て楽しくなりそうなアイテムがいっぱい揃っているので、おすすめです。
ハーバリウム・オイル 通販サイト
- 楽天サイト
- amazon
- Yahooショッピング
などの通販サイトでも販売されているので、購入しやすい方法で選んでみるのもいいでしょう。
ハーバリウム・オイルの種類
次にハーバリウムのオイルを購入する際の種類を見てみましょう。
具体的にどの様なオイルを選んで購入をしたらいいのでしょうか。

ハーバリウムを作るうえで見栄えの瓶やドライフラワーにこだわる人も多いです。
また、保存液になるオイルもまた重要で、ハーバリウム自体永久ではないので、いい保存液を使用する事で花の色持ちがよくなったりと差が出てきます。
ハーバリウム・オイルの種類は一般的に市販されている物でミネラルオイルとシリコンオイルが主に販売されています。
オイルの成分がことなる
具体的に、このオイルの成分はどのようなものなのでしょうか?
長期間オイルに入れているので、安全なものなのか、中の成分が気になります。
ミネラルオイルの成分
鉱物油のことです。石油由来のオイルで、化粧品やベビーオイルにも使用されているお入りになります。
シリコンオイルの成分
比較的重合度が低く、無味無臭の油状の液体です。つや出し材や防水剤にも使用されています。
化学安定性が高い事と、引火点が300度以上なので、自宅で使用するものとしては安全に使える事から、利用される方も多いオイルです。
ハーバリウム・オイルの取り扱いについて
その他にも、ミネラルオイルは化粧品やベビーオイルにも使用が出来るオイルですが、直接肌につける事や、口に入れる事は避けてください。
ミネラルオイルもシリコンオイルも安全性が高く、引火点が高いですが、火気には絶対に近づけないようにしてください。
ストーブや、ガスバーナー等加熱する物に近づけると危険です。
時間とともに褐色していきます。中の植物も同じですが、直射日光にあてると、褐色が早まりますので、出来るだけ直射日光を避けたところに置いてあげましょう。
ハーバリウム・オイルのアレンジ
ハーバリウム・オイル ランプ
ハーバリウムとオイルランプを掛け合わせたハーバリウムオイルランプもあります。
日中はインテリアとして明かりが差し込む花を愉しむことが出来ますが、日が暮れた夜には、ランプに火をつけてゆらゆらと揺れる灯を眺めると癒された空間になります。
昼と夜と2回楽しむことが出来ると、ランプを取り入れる方も多いです。
ハーバリウム・オイル LEDコースター
ハーバリウムをLEDコースターに乗せるとライトアップされた花がまたきれいに彩、照明とはまた違った美しい光を発してくれます。
下から点灯されるので、明かりはふわっと広がり花の色合いが鮮やかに写ります。
LEDライトコースターにも種類があり、7色に光るレインボーカラーたモードが切替わるタイプの物、光も異なってきますので、お好みで選んでみてください。
ハーバリウム・オイルの瓶
ハーバリウムオイルは瓶の形でも随分と雰囲気が変わります。
部屋のインテリアに合わせて、中に入れる花材の形に合わせながら瓶を選ぶことをおすすめします。
スリムボトル
花材は茎があったりするので、細長い物が多く、花の自然できれいな姿を作る事が出来るのは、スリムボトルが初心者の方でも使いやすいです。
ふたの部分にはリボンをするなどプラスするとまたおしゃれ度がUPします。
電球型の瓶
電球型の瓶もハーバリウムオイルに使用されることも多く、底がころんと丸くなっているのもかわいらしいです。
間口が大きい瓶
千日紅などボリュームがある丸くてコロントした花材を使用するときなどは、間口が大きいと作りやすいです。
ハーバリウム・オイルの保存方法
ドライフラワーやプリザーブドフラワーを入れて作るものがハーバリウムです。
ただし、ドライになった花とはいえ、植物をオイルに入れるので、その保存期間や保存方法が気になるところです。
どの様な保存方法で置いたら持ちがよくなるか等見てみました。
ハーバリウムの保存期間
通常の生花は数日に対して、ハーバリウムの保存期間は約1年と言われています。
その為、お気に入りの生花をドライにしてドライにした後ハーバリウムとして楽しむとより長く花を愉しむことが出来るというのが一般的です。
しかし物によっては、数か月で枯れてしまうなど保存期間が短くなるともいわれています。

それはどういうことなのでしょうか
- 保存期間が短くなる花材を使っていないか?
- 使用する際に瓶のケアをしているか?
- 保存期間を短くするようなオイルを使用していないか?
使用する材料で確認するポイントは3つです。1つずつ見ていきましょう。
保存期間が短くなる花材を使っていないか?
保存期間が短くなる花材ってどういう事なんでしょうか?選ぶ花材によっては保存期間が短くなる場合があります。
ドライフラワーもプリザーブドフラワーも元々は生花から形を変えた生き物なので永久ではありません。
物や保存状態にもよりますが、一般的な寿命はドライフラワーで3か月ほどプリザーブドフラワーでだいたい3年から5年と言われています。
余談ですが、湿度の低いヨーロッパ地方では10年くらいともいわれていますので、保存の状態でも変わってきます。
時間がたっている花材ではないか?
ドライフラワーとプリザーブドフラワーにも寿命がある事が分かりました。
その為、使用する花材が、作られてから時間が経過している物であれば、やはりハーバリウムオイルの中に入れたとしても、保存の期間が必然的に短くなってしまいます。
ドライフラワーやプリザーブドフラワーを購入するときに、どれくらいに出来たものなのかを確認してから購入をする事がおすすめです。
着色された花材ではないか?
ドライフラワーも中には彩キレイに着色されたものがあります。
着色された花材をオイルの中に入れると、色が溶けてしまい、透明感のあるオイルの色が濁ってしまいます。
その為、せっかくキレイに入れたとしても寿命は短くなってしまうので、花材を選ぶときには着色されていないものを選ぶことがポイントです。
使用する前に瓶のケアをしているか
瓶を洗浄消毒しているか
ここは重要なポイントにもなります。市販で購入した瓶は目視で見ると透明感があってきれいにも見えますが、実は瓶の中にはほこりや汚れ、細菌などが付着しているんです。
長期間花を密閉した瓶の中で保存をするのに、瓶の中がきれいな状態でないと、それだけで保存期間が数か月とグンと短くなる原因になりかねません。
その為、必ず使用する前に瓶を洗います。洗ったらその後に消毒をしたり、アルコールで拭く事で長持ちできる瓶になります。

この工程をするかしないかで大きく差が出ます。洗浄消毒をするようにしましょう。
瓶の中に水分がないか
これは花材選びにも含まれますが、中で長期間密閉をすることになります。
ですから、花材にも瓶を洗浄消毒する際にも水分が含まれていると、カビや腐敗の原因になってきます。
中に入れる前に今一度水分が含まれていないかをチェックしましょう。
保存期間を短くするようなオイルを使用していないか?
オイル選びについては先ほどご説明しましたが、ドライフラワーや、プリザーブドフラワーの生きている花材に適応したオイルは、以下の3種類が挙げられます。
- ミネラルオイル
- シリコンオイル
- ハーバリウムオイルとして販売されている物
3種類です。後程説明をするベビーオイルやそのほかのオイルについては、安価に販売されており、手に入りやすいので、実際に利用する方も増えています。
しかし、保存期間の事を考えると、ドライフラワーや、プリザーブドフラワーを使用する際にはおすすめできません。
ここまでのまとめ
- 材料は主に3種類 花材と保存瓶、保存液があれば出来る
- 中に入れる花材は、水分がないドライの物を使用して、花以外の植物でも利用が出来る
- 中に入れる花材を考えて瓶を選ぶと失敗しない
ハーバリウムは見た目がおしゃれでスタイリッシュなインテリア雑貨なので、高度なテクニックが必要な感じがしました。
作り方や、材料を見てみると、以外にも手にはいりやすいものが多いことがお分かりいただけると思います。

案外初心者の方でも作りやすい物という事が分かりました。
そして、さらに深堀して詳しく見ていくと、保存期間を考えて材料を選ぶことも重要だと分かりました。ポイントは3つありました。
- 保存期間が出来るだけ長くできる花材を選ぶこと
- 瓶のケアを忘れずに行う事
- ドライフラワーや、プリザーブドフラワーを使用する際は、適したオイルを選ぶこと
ハーバリウム・オイルのコストを抑える方法
ここまでハーバリウムオイルの使い方やオイル選び、瓶選び等を見てきました。
ドライフラワーやプリザーブドフラワーを使って保存期間をより長く出来る方法や、注意点も見てきました。
しかし、気になる人は既に気になっているのではないでしょうか?
そう!コスト面です。手作りで作ってみたいけれど、せっかくなら安くもっと手軽に作りたいですよね。
前半でも、少し出てきましたが、造花や、ベビーオイルなどの代用品を使っている例も少し出てきましたよね。

ここからは、手作りをする場合、安く作れる方法をみていきましょう。
ハーバリウム・オイルの代用品の材料
オイル
- ベビーオイル
- 洗濯糊
ここまで、紹介したミネラルオイルや、シリコンオイルでしたが、そのほかのハーバリウムの代用品としても手作りで作っているのも多く見受けられるようになりました。
ここでは、実際に作られているのをベビーオイルと洗濯糊を例にあげてみます。
ベビーオイル
洗濯糊
花材
- 造花
- ビー玉やビーズ、リボンなど
ポイントは、造花を使う事やベビーオイルの作り方でご紹介をしたように、ビー玉を入れるなどその他の物を入れて色鮮やかに工夫をしてみてもいいようです。
初めてハーバリウムを作る方や夏休みの自由研究でも利用できる方法として、造花やビー玉を使って、安く手に入るベビーオイル等を代用品で作れば、簡単に安く作ることが出来ますね。
100円ショップや、ディスカウントショップの材料を上手に使っていけば、コストも数百円程度で作る事が出来ます。
最後に
ここまでハーバリウムを紹介してきましたが、以下にポイントをまとめておきます。
本物志向の方向けには
- ドライフラワーやプリザーブドフラワー使用する
- 花の保存状態を良く、長く保存が出来るために、適したオイルを使用する
- 瓶の中も清潔にして使用する
コストダウンをして作りたい方向けには
- 入れる花材を造花やビー玉等にすることにより、使用できる保存液の幅が広がる
- 保存液は、ミネラルの物であれば代用可能。
- 瓶選びはお好みの物で100円ショップやディスカウントショップを上手に利用しましょう。
自宅用に、プレゼントや結婚式のウェルカムボードの装飾にも使われたり、お子様の夏休みの課題研究として作ったりなどなど。
その時々に応じて花を変えたり、オイルを変えてみながら、色んなバリエーションが出来そうですね。
是非、色んなもので試して作ってみてください。
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