- 時芝桜はどんな時期に育てると良い?
- 芝桜を庭で楽しむ!植える場所はどこがベスト?
- 手入れ次第で見栄えは変わる?育て方のコツ!
芝桜は、観光地としても人気でとてもきれいに広がる光景は春の訪れを感じさせてくれますね。
また、ガーデニング初心者でも芝桜は比較的に簡単で、育てやすい事から自宅の庭で育てる人も増えています。
そこで、今回は自宅の庭で芝桜を育てる際の植え方や育て方のコツをお教えしたいと思います。
芝桜はどんな時期に育てると良い?
まずは、芝桜はどんな場所に植えるのが良いのでしょうか。

また、上手な植え方も知りたいですね。
苗選びのポイント
苗は、ネットやホームセンターなどで気軽に手に入れる事ができます。
また、芝桜は主に10種類ほどあるので、好きな品種を選んで購入しましょう。
その時に、できるだけ鉢全体を花が覆っているポットを選びましょう。
なぜなら、花付が良いものは根腐れしていないものです。
植え付けは春か秋がベスト
芝桜の植え付けは、一年の中で春か秋がベストだと言われています。
- 適度な雨で植え付け後の水管理がラク
- 雑草の勢いが衰え管理しやすい
- 根腐れを起こしにくい気候
このように、人々にとっても過ごしやすい春や秋は草花にとっても過ごしやすく、失敗なく育てる事ができる環境と言えるのです。
特に春先は、花の生産量も多くたくさんの種類が市場にも出回っている時期です。
一方で、春に花を楽しみたい場合は、前の年の秋(9月~10月)に植え付けると良いでしょう。
植え付けに向いていない時期
逆に、植え付けに向いていない時期は6月~9月上旬です。
もともと芝桜は乾燥を好むのですが、この暑い季節に水やりをすると表面は乾いても土の中は気温の高さで水が熱湯状態になり枯れる原因になります。
また、梅雨の時期は特に植え付けを避けた方が良いでしょう。
さらに植え付け後、霜が降りやすい地域も植え付けが失敗しやすいといえます。
- 風が弱い
- 気温が4℃以下
- 夜の天気が良い
- 湿度が高い
このように、季節だけでなく植え付けを行う地域の気候などもきちんと確認しておくことが大切ですね。
芝桜を庭で楽しむ!植える場所はどこがベスト?

では、どんな場所が良いのでしょうか。
また、庭に芝桜を植える際、どのように植えるかそのスタイルも様々です。
一般的には、庭の一角に芝桜を広げても綺麗ですが、あえて鉢などにいれて楽しむ方法もありますね。
- 鉢植え・プランター
- 地植え
自宅の庭で芝桜を植え付ける場合は、上記の2パターンが多いです。
鉢植え・プランターの場合
- 芝桜の苗
- 鉢
- ネット
- 鉢底石
- 土
まずは、芝桜の苗よりも1~2回り大きめの鉢を準備しましょう。
次に、鉢底にネット、鉢底石、土を順番に敷き詰めます。
肥料はあまり必要ない
プランターなど狭い範囲の植え付けでは、市販の肥料配合の土を使用すれば肥料を与える必要はありません。
なぜなら、芝桜は肥料をやり過ぎると花付が悪くなるなどかえって逆効果となってしまいます。
根を伸ばし広げるのがコツ
次にポットから苗を取り出すのですが、取り出す際は、根がグルグルに絡み合っています。
そのまま植えてしまうと、根が絡み合い新しい根を伸ばして水分を吸収できなくなり枯れてしまう事があります。
だからこそ、絡みあった根を軽くほぐす事で根が広がりやすいようになります。
そして、苗を植え付けるのですがその際に、土と根が密着するよう、土を軽く押さえるたっぷりと水を与える事が大切です。
地植え
地植えの方が、簡単ですね。
- 芝桜の苗
- 肥料を混ぜた土
地植えの場合は、植えた後の修正が難しいので、植える場所をきちんと定めておく事が大切です。
- 日当たりが良い
- 水はけが良い
- 風通しが良い
このような場所を選び、耕した土に苗を植え付けていきます。
肥料は混ぜておく
工程は鉢植えと同じですが、芝桜を植え付ける前に1㎡あたりひとにぎり程度の化学肥料を混ぜておくことが大切です。
それ以降の肥料は、基本的にはいりません。肥料の与えすぎには、十分注意して下さい。
間隔をあけて植え付ける
次に、苗の根をほぐし株同士の間隔はプランターなどよりも広く20~30cm程空けましょう。
正三角形を描くように苗を置いていくと綺麗です。
最初の手入れ
さらに、芝桜は乾燥している方が良いと言われますが、植え付けから2週間程度はは、土が乾かないように水やりをしてしっかりと根を付ける事が大切です。
また、植え付け後は雑草が生えやすいので、茎の間に生える雑草は抜いてしまいましょう。
手入れ次第で見栄えは変わる?育て方のコツ!
では、実際に育てていく上でのコツをお教えしましょう。
まず、しっかりとした芝桜を育てていく上で欠かせないのは以下の7つです。
- 土づくり
- 水やり
- 肥料
- 雑草取り
- 剪定
- 目土(めつち)
- 病害虫対策
土づくり

芝桜、水はけのよい土を好みます。
だからこそ、土選びは成長を大きく左右すると言っても過言ではありません。
特に、水はけの良く根を張りやすくしていく事がポイントです。
また、植栽土壌の厚さは20~30㎝が理想とされています。
- 鉢植え
赤玉土(小粒):腐葉土:川砂=6:2:2 - 地植え
植え付けの1週間前に土を耕し堆肥や腐葉土を2~3割混ぜ込む
このような割合で混ぜたものか、ない場合は市販の草花用培養土に川砂を1~2割混ぜたものがおすすめです。
水やり
植え付けを終えてから根がはるまでは、土が乾かないようにたっぷりと水を与える事を意識しましょう。
その後、根が定着した後は、植え方によって水の与え方が異なります。
鉢植えは、そのまま土の表面が乾いたらしっかりと水やりをしますが、地植えの場合は根が張ってしまえば、水やりはしなくてもよいです。
さらに、どちらも蒸れてしまうと葉や根が傷んでしまう原因となる為、夏場や暑い日の水やりは朝か夕方に行う事が大切です。
肥料
植え付けるときに、ゆっくり効く緩効性の化成肥料を土に混ぜておくと良く育ちます。
それ以降の肥料は、基本的になくても育つのが芝桜の魅力です。
一方で、花を楽しんだ後はそのお礼を込めて『お礼肥』を撒いていきます。
また、液体肥料は即効性がありますが根が肥料焼けを起こすことがありますので、必ず薄めて与えましょう。
さらに、花つきが悪くなる窒素成分の多い肥料は、葉や茎ばかりが育つので避けるようにしましょう。
雑草取り
株が茂って土が見えなくなるようになるまでは、隙間に雑草が生えてきます。
その雑草をそのままにしておくと、雑草が株に覆いかぶさってしまい育ちが悪くなってしまいます。
だからこそ、定期的に抜き取っていきましょう。
剪定(刈込み)
梅雨の時期に入ると、株が蒸れ腐りやすくなります。
だからこそ、湿気が多くなる梅雨に入る前に剪定をしておきましょう。
そうする事で、株と株の間に隙間が生まれ風通しが良くなり蒸れを防ぎます。
方法は、枯れた花を花首から切り落とし丈を半分くらいに切り取ります。
もちろん、切り過ぎると新芽が出てこないので注意は必要ですが、風通しがよくなり1ヶ月あたりで新芽が伸びてきます。
目土(めつち)
長く育てていると、根が地上に浮き上がってきさらされている状態となります。
その根を土に埋めていく作業を、目土といいます
目土を行う事で、乾燥を防ぎ発根がしやすくなることで株の生長を促します。
方法は、茎の下半分が埋まるくらいまで土をしっかりとかぶせ、かるく土をおさえましょう。
病害虫対策
夏場の大雨の後、気温が高い日は高温多湿という芝桜にとっては危険な条件が揃います。
このタイミングで発生するのが、センチュウという寄生虫です。
これらの寄生虫は、水はけのチェックと風通しを良くし除草をまめにすることで予防になります。
これ以外でも、芝桜にはダンゴムシやコオロギに葉を食べられる被害もあるようです。
その場合は、グリーンベイド等の誘引殺虫剤が有効と言われていますので状況を見て撒いてみましょう。
このように、芝桜にはいくつかのながれがありますが、どれも簡単でシンプルなものなのでぜひトライしてみましょう。
さいごに
いかがでしたか。今回は、自宅などの庭においての植え方や、育て方のコツをご紹介しました。
芝桜は、基本のポイントさへ守れば誰でも簡単に美しい芝桜を育てる事ができる事がよくわかりましたね。
ポイントは、シンプルですが一つ一つ丁寧に心を込めてあげことで、より美しい芝桜に成長する事でしょう。
ぜひ、今回のポイントを参考にホームガーデニングを楽しんでみてください。
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