- 芝桜はガーデニングにもおすすめ!その理由は?
- 芝桜は日陰でも育つ?冬に枯れる原因まとめ
- 芝桜の上手な育て方とは?
芝桜は、肥料も少なく病気にもなりにくいのでガーデニングで育てる人も多いですよね。
また、簡単に育てられるのも人気の秘訣です。
しかし、寒い冬などでは枯れやすいのでしょうか。
そこで、今回は植え替えの方法や日陰での育て方と、冬に枯れる主な原因をご紹介したいと思います。
芝桜はガーデニングにもおすすめ!その理由は?

季節の花々は、心を豊かにしてくれますよね。
中でも、芝桜は一つ一つは小さくても集まる事でまるで桜のじゅうたんのように、圧倒的な存在感で人々を魅了します。
芝桜とは
そもそも、芝桜とは茎がまるで芝のように広がり、そこに春になるとサクラに似た可憐な花を咲かせる植物です。
芝桜は、地面を覆いつくすように生え渡り、土の流失も防ぐため、花壇の縁取りや石垣、のり面などで利用されています。
また、育てやすい一方で芝ほど強くはないという特徴もあります。
そんな芝桜の開花時期は、4月上旬~5月下旬で期間は1~2週間ほどと桜と同じく儚い美しさがあります。
芝桜は育てるもの簡単
また、芝桜ですがこのような特徴からガーデニングにも人気です。
- 気温の変化に強い
- 土地を選ばない
- 育て方が簡単
このように、芝桜はとても簡単に育てる事ができることから人気を集めています。
芝桜は植え替えで増やせる
また、芝桜は簡単な方法で増やせるのも魅力です。

その方法としては、主に2つの工程を行います。
- 株分け
- 挿し芽
株分けとは
株分けとは、芝桜の根元から分けて植える方法です。
- 花が終わった頃
- 暑い時期が過ぎた9月下旬
この時期に株分けを行う事で、風通しがとても良くなり綺麗に育ちます。
また、枯れている部分綺麗に取り除くことで次に生えてくる時に綺麗に咲きます。
挿し芽とは
挿し芽とは、芝桜の茎を葉が付いたままの状態で切り取り、それを土に移し増やしていく方法です。
芝桜の先端5㎝くらいの長さに茎を切り、下から2㎝ほどの葉を落として土に挿せば3週間ほどで根が出てきます。
- 春: 前年の9月下旬から10月
- 秋: 前年の4月から5月
この、株分け、挿し芽でどんどん増やす事ができるのも芝桜のメリットですよね。
芝桜は日陰でも育つ?冬に枯れる原因まとめ
では、芝桜が冬場に枯れる原因をまとめてみましょう。
見分ける方法
まず、芝桜は枯れたように見えても完全に枯死している訳ではなく、根は生きている場合もあります。
だからこそ、まずは本当に枯れているのかを見分ける必要があります。
- 枯れている場合
枯れている部分を軽く引っ張っると根元から簡単に取れる - 枯れていない場合
引っ張っても根元から取れない
茎を折り曲げても折れない場合
このように、ポイントは枯れていると思う部分を引っ張り、その結果簡単に取れるかどうかです。
もし、完全に枯れているのであればその部分は復活する事はもうないので、綺麗に取り除くことが大切です。
また、引っ張っても根元から取れない場合は、茎や脇から新芽が出てくる可能性もあるので、枯れている部分だけを剪定ばさみなどでカットして他は残しましょう。
枯れる原因
では、芝桜が枯れてしまう原因は主にどのような事でしょう。
- 夏暑い時期の蒸れ
- 水不足
- 過度な水やり
- 肥料の与えすぎ
- 日当たりがよくない
こうしてみると、特に冬場は枯れやすい事がよくわかりますよね。
特に、冬は日当たりが多少良くても、バランスよく土が乾かず根腐れを起こしやすくなってしまうのです。
芝桜を日陰で育てる場合は?
芝桜に関わらず、基本的に植物は日陰では育ちにくいと言えます。
しかし、どうしても日陰のような場所しかない場合はどうすれば良いでしょうか。
株と株の間をあける
日陰の場合は、それでなくても日が当たりにくいので、できるだけ株と株の間隔をあけて植えつける事がポイントです。
だからこそ、株と株の間は30センチはあけて植えつけるようにすることがポイントです。
乾かして水を与える
日陰の場合、常に土が湿った状態である事が多いです。
だからこそ、通常通りに水やりをしてしまうと根が育たず枯れてしまうことになります。
その為、基本的には土がしっかりと乾いてから適量の水を与えるようにしましょう。
また、気温の高い季節の水やりを日中行うと、蒸れの原因となってしまうので、水やりは早朝か日暮れに行うのがベストです。
このように、芝桜を日陰で育てる際は通常よりも水やりに気を付け、できるだけ乾きやすい環境を整えて上げる事が大切なポイントです。
芝桜の上手な育て方とは?
では、芝桜を綺麗に育てるための方法をご紹介しましょう。

ポイントは以下の3つです。
- 水はけが良い
- 日当たりが良い
- 風通しが良い
この3ポイントをベースに、芝桜を綺麗に育てる方法をご紹介しましょう。
植え付ける場所
植え付けの場所は、とにかく水はけがよい場所を選ぶようにしましょう。
水はけと言えば、平地よりできれば傾斜のある場所が子も増しいと言えます。
また、じめじめした土壌では根が育ちにくいので、極力避けるようする事が大切です。
芝桜の植え方
芝桜を美しく咲かせるには、土台となる根っこをしっかり伸ばすことです。
だからこそ、植えるときに株を20~30センチ間隔にすると根っこをしっかりと伸ばすことができます。
植え付けの土壌選び
芝桜は、乾燥気味で水はけが良好な土を好みます。
だからこそ、市販の土を使用する場合は川砂などを2割程度混ぜると水はけが良くなるでしょう。
このような配合がベストです。
肥料の与え方
肥料は、植え付ける時に腐葉土や堆肥を土と一緒に混ぜ込んでおきましょう。
その後は、以下のタイミングで肥料を与えましょう。
- 芽が動き出す前(春頃)
- 花が咲き終わった後
この2回のタイミングで、化成肥料か液体肥料を適量与えます。
この時に、肥料の与え過ぎは逆に枯らしてしまう原因となってしまうので注意しましょう。また肥料を選ぶ時は、“窒素分の少ないもの”がおすすめです。
なぜなら、窒素分の少ないものの方が花付が良いからです。また、液体肥料など速効性のものは肥料焼けを起こしますので注意が必要です。
『緩効性肥料コロロング』を与えれば、肥料焼けの心配がありません。

ネットなどでも購入できます。
水のやり方
芝桜は、しっかりと潤った土壌より乾燥気味の土壌を好みます。
だからこそ、定期的に水やりを行うのではなく表面が乾いてきたら水を与えるくらいがベストです。
芝桜自体が、元々乾燥に強い植物なので、過湿は避け水のやり過ぎには注意しましょう。
草取り
株と株が大きくなると、株同士がくっ付き土が見えなくなるまでは草が生えた状態となります。
特に、植え付け直後は雑草が目立つので、芝桜が雑草で見えなくなる前に抜き取りましょう。
そのうち、芝桜が密集すれば雑草の侵入がなくなりますので、それまではしっかりと草取りをしましょう。
刈り込み
芝桜が咲き終わると茶色に変化します。一見、枯れたように見えますが枯れたわけではなく根は生きている状態です。
しかし見た目が悪くなる上、そのままにしておくと株が密になり風通し悪くなり多湿の原因となってしまいます。
害虫対策
夏場になると、乾燥し過ぎてしまうことがありハダニが発生してしまう場合があります。
その場合は、しっかりと水をかけて乾燥しないようにするだけでもある程度発生を抑えることができるので試してみてください。
このように、正しい方法を知る事で美しい芝桜を育てる事ができます。
さいごに
いかがでしたか。今回は芝桜が枯れてしまう原因や、上手な育て方のポイントについてお話ししました。
芝桜は、他の草花に比べ比較的育てやすい事から、人気があり見た目も美しいので誰にでも簡単に育てることができるのも魅力です。
一方で、冬場や日陰など湿った場所では育て方が難しいので、今回のようなポイントを参考に育てると上手くいきます。
身近に、綺麗な自然があると心が豊かにもなりますので、是非楽しんで育ててみてください。
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