• 黒い小さい虫が部屋を飛ぶ?
  • 部屋に出る害虫への対策・虫除けのコツ

家の中にいる黒くて小さい虫・・・あれは何?と思ったことがある方も多いのではないでしょうか?

それらの正体はシバンムシやコバエであると思われます。

気温が高くなってくると、どうしても虫たちの活動も活発になります。

 

当然、夏の虫の代表とも言える蚊は増え、ゴキブリまでも登場する事態に・・・。

 

とは言え、ゴキブリほど怖いとも思わない小さな虫が飛んでいる・・・何だか不快に感じますよね。

 

ここでは、そんな黒くて小さい虫である害虫への対策やそれらの虫を寄せ付けない虫除けのコツについてご紹介します。

黒い小さい虫が部屋を飛ぶ?

シバンムシやコバエって?

シバンムシは、黒くて小さくてほんの1mmほどしかない身体の大きさをしていて、キッチンに突如として現れることが多いと言われています。

 

シバンムシは雑食性の幼虫であるとされています。身体の色は赤褐色をしていて、よく見ると背中には細い毛が生えています。

 

シバンムシは雑食性であることから、何でも食べて食べれるものがあればその場所に大量発生するとも言われているのです。

 

食材の出しっぱなしに注意

特に食材を出したままの状態にしたりすると大量に増殖することが考えられます。

 

その為、食べ残しについては必ず蓋ができる容器に移し換えておくことが大切です。

 

また、シバンムシは、乾麺や小麦粉などを好み、実際に小麦粉の中からシバンムシが大量に出てきた・・・などといったぞっとする話も多々あります。

 

その為、一旦口をあけたふりかけや小麦粉といったものについては、必ず冷蔵庫の中で保管するようにしてください。

 

湿気も大敵です。湿気を好んで大量発生する可能性も考慮し、湿度を低く保てる環境とすることをオススメします。

 

部屋に出る害虫への対策・虫除けのコツ

コバエやシバンムシ、それだけではなく、蚊やゴキブリなどの害虫も、そもそも家の中にいたという訳ではありません。

 

虫たちも何等かの手段で家の中に入ってきたのです。特に、虫たちが家の中に侵入してくる経路として考えられる場所は玄関や窓枠の隙間です。

 

特に一軒家にお住まいの場合は、窓の外はすぐに庭であるというご家庭も多く、それぞれ効果的な虫の対策方法を講じなければなりません。

 

窓に網戸や隙間テープを利用する

窓からの虫の侵入を防止するための最善の方法としては、必ず網戸の設置を行うことです。

 

もちろん、今の時代、網戸のない家にお住まいの方の方がむしろ少ないと言えます。しかし、網戸そのものの構造を改めて確認してみましょう。

 

一般的に網戸は窓が左右あって、その右側に設置するのが良いとされています。

 

これは、網戸が左側にあることで、窓ガラスとの間に隙間を作ってしまうからです。そのわずかな隙間から虫たちが家の中に侵入してしまうという訳

 

その為、網戸があるにも関わらず、どうしても家の中に虫が侵入してくるというご家庭は、再度、自宅の網戸の位置を確認してみてください。

 

また、網戸に直接スプレーする、網戸用虫除けスプレーが販売されています。

 

これもかなり効果的で、虫たちが嫌がる成分が配合されたスプレーであることから、そもそも網戸に虫が寄ってこないという仕組みとなっています。

 

編戸の網目も確認を

そして、致命的なのが、網戸の編み目に大きな穴があいていたり、わずかな小さな穴も禁物です。

 

もちろん、編み目がほつれて隙間が大きくなっているという場合も致命的です。

 

それらの網の劣化にも注意し、もしもそのような状況となっている場合は、ホームセンターなどで網を購入し、網戸の張替えを行うようにしてください。

今は網戸の部分修理キットなども販売されている為、すべて張替えを行わなくとも応急処置で対応できる場合もあります。

 

もしも自宅の網戸の状態がこのような状態であれば、一度ホームセンターを覗いて見られると良いでしょう。

 

水たまりは作らないこと

虫が家の中に侵入してこないためのそもそもの環境作りを考慮する必要もあります。

 

窓の外がベランダであるという場合、プランターや植木鉢などを置いているという方も多いと思います。

 

しかし、植木鉢の受け皿に水が溜まっていると、そこに蚊やコバエが大量発生する原因となってしまうのです。

 

また、水がたまったままのバケツをベランダや庭先に放置しておくのもよくありません。

 

小さなお子様がいるご家庭の場合は、夏場は特に自宅用に小さなプールをベランダや庭先に設置して子供を遊ばせることがありますよね。その後に長時間プールに水をはったまま放置しておくと、そこにコバエや蚊がたくさん寄ってきてしまいます。

 

その為、そのようなプールはすぐに片づけを行うこと、植木鉢の受け皿に水が溜まったままの状態としないことを心掛けるようにしてください。

 

防虫効果絶大!ハーブを栽培する

ベランダで家庭菜園されている方も最近ではとても多くなりました。

 

その方がよく防虫対策として講じていることのひとつに、ベランダの家庭菜園のすぐ隣で、ハーブを栽培しているのです。

 

ペパーミントやバジル、ローズマリー、ラベンダー、ハッカ、ゼラニウムといったようなハーブを栽培することで、その香りを嫌がって蚊やコバエが寄り付かなくなります。

 

自然な虫除け効果にもなることから、これらのハーブの栽培はおすすめです。

 

虫を呼び寄せる光を遮断するLEDを設置する

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虫は明るい光に寄ってくるという性質があります。

 

夕方は雨戸も締め、家の中の光が外に漏れないようにすることも大切です。

 

また、自宅に雨戸がないというマンションにお住まいの方の場合は、遮光カーテンなどを利用し、光が外に漏れないように工夫することで虫が家に寄ってきません。

 

使用する電灯はLEDライトに交換しましょう。虫は紫外線に反応して集まってくる性質があります。

 

しかし、LEDにはその紫外線を発する能力がない為、虫は集まってこなくなるのです。

 

特にベランダ近辺、また、窓に置く電灯はLED電球とすることをおすすめします。

 

とは言え、光に敏感な虫ですから、例えLED電球に交換したからと言って、全く寄ってこないとも言い切れません。

 

庭からの侵入を確実に防ぐこと

特に一軒家にお住まいの方であれば、窓の外がすぐに庭であるということから、どうしてもマンションにお住まいの方よりも虫に敏感な方が多いように感じます。

 

その為、一軒家にお住まいの場合は、庭に芝生を敷いたり、草木をたくさん植えるといったことを行うとどうしても虫が大量発生しやすくなります。

 

マンションにお住まいの方でも、高層階にお住まいである方を除くと、近くに川などの水があるという場合は特に、コバエなどが大量発生しやすい傾向にあります。

 

冒頭でもお伝えしていますが、そのような環境にお住まいの場合は、やはり防虫対策を徹底させるという意味でも、防虫スプレーを網戸に直接噴射しておく。

 

また、ハーブの栽培を積極的に行うなど、玄関先や窓からの侵入を徹底的に防ぐ工夫を行うようにしましょう。

 

網戸の開け閉めの必要がある場合は、素早く行うなど、普段の生活から気を付けることも大切です。

 

玄関から虫の侵入を防ぐこと

玄関の出入りは、私たちが日常的に行っていることです。

 

その為、扉が開いたと思った瞬間に虫が家の中に入ってきたり、また、エレベーターに乗って蚊やコバエが高層階まで上がってきてしまったなどはよくある話です。

 

その為、外出の際も玄関のドアを開閉する際、素早く行い、しっかりと閉めることを心掛けましょう。

 

玄関先に「虫コナーズ」などをぶら下げておくのも効果的です。また玄関先に植木鉢を置いたりすることは避けてください

 

通気口と排水溝に注意

窓や玄関先には敏感に気を付けていても、換気口、通気口、排気口といったところは正直網戸などの設置はありません。

 

その為、それらの場所を通じて虫が家の中に侵入してくるということも十分考えられます。

 

それらの侵入を防ぐには、ホームセンター等でも市販されている通気口専用フィルターなどをかぶせることで虫の侵入を防ぐ対策を行いましょう。

 

エアコンの室外機のホースに注意

エアコンの室外機にまで正直気が回らない・・・という方も多いのではないでしょうか。

 

エアコンの室外機のホースも意外と注意が必要で、特にゴキブリなどはそこを介してエアコンの中に卵を産み付けることもあるそうです

 

もちろんコバエもそれらのホースを介して侵入してきます。

 

室外機のホースからの虫の侵入を防ぐためにも、排水口ネットなどを使用し、外部からの虫の侵入をしっかりと防ぐようにしてください。

 

生ごみを放置しないこと

特にコバエなどは腐ったものでも何でも食べようとすることから、何度駆除を試みても、生ごみがある家に必ず発生しています。

 

また、一度にたくさんの卵を産み付け、多く孵化し、気づけばコバエだらけであるということも少なくありません。

 

ゴミだけではなく、汚れのあるところには突如として発生してくるため、常に清潔を心がけておく必要があります。

 

シンクの生ごみはこまめに処理すること

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コバエはニオイにとても敏感だと言われています。

 

食べ物の残りかすがあればそれはすべて餌であることから、すぐに寄ってきます。

 

コバエはその名の通り、身体も小さいために、わずかな1mmほどの隙間からでも簡単に侵入してきます。

 

このようなことから、家の中に生ごみとなるものを放置しておくことは避けなければなりません。

 

また、最近ではマンションにお住まいの方でも、24時間いつでもゴミを処理することができるというところも増えています。

 

ですから、できるだけこまめにゴミ捨てを行い、家の中やベランダに生ごみを数日放置しておくといったことがないようにしなければなりません。

 

シバンムシの駆除・虫除け対策は?

シバンムシはどこからやってくるか、その巣を見つけることが先決です。

 

例えば、籠やドライフラワーなどを好んで食べる為、そこが巣となっていることが考えられます。

 

もしも室内でシバンムシの巣となっているとされる場所を特定したら、とにかくシバンムシの餌となるようなものを処分し、綺麗に掃除するようにしましょう。

 

室内を清潔に保つことで、シバンムシはよりついてきません。

 

また、乾燥食品を放置しておくといったことがないよう必ず冷蔵庫の中に保管するようにしてください。

 

何をやってもダメ・・・という場合は?

コバエやシバンムシの対策を色々と講じてみたけれど、どれもあまり効果がなかった・・・・という場合は、どんな害虫にでも作用する、虫コロリアース(エアゾール)を使用してみられることをおすすめします。

 

これは、速効性と致死効果にすぐれた天然有効成分を配合している為、駆除に効果的です。

 

発生源を特定させることが徹底的に排除させることに効果的ですが、まずはこの虫コロリアースを使用してみられると良いでしょう。

 

まとめ

いかがでしたか?黒くて小さい虫である害虫への対策やそれらの虫を寄せ付けない虫除けのコツについてご紹介しました。

虫はあらゆるところを侵入経路として家の中に侵入してきます。

虫を嫌う方が多いのも事実で、どうにかして対策したいと思っている方がほとんどです。

 

その為には、まずは自宅の網戸や玄関先、また、侵入経路として考えらえる場所にあらゆる措置を講じることから始めましょう。

 

それと同時に、家の中を常に清潔に保ち、こまめに掃除を行うこと、生ごみをため込まずにゴミ捨てを行うことを徹底しましょう。

 

虫はどうしても不快に感じることの方が多く、少しでも毎日を快適に過ごすことができるよう、自分たちでできる対策をしっかりと行っていきましょう。