- 就職祝いのお返しは何を選ぶのが良い?
- 祖父母へお祝いのお返しをするなら何がおすすめ?
就職が決まり、実際に新社会人として働き始めると、そのお祝いに両親や祖父母から就職祝いをもらうことも多いと思います。
身内からいただくことが多いですが、そんな時、お祝いのお返しはすべきなのでしょうか?
また、お祝いをいただく相手によってもお返しが必要な場合もあると感じます。
ここでは、就職祝いのお返しとしてどのようにお礼をすれば良いか。
また、お礼状はどのように書くべきかなど、お返しのマナーについて解説していきたいと思います。
就職祝いはどんなものを贈られるか
就職すると、家族や親戚、また友人から就職祝いとして品物をいただくことが多いです。
それは現代においても続く日本の伝統的な行事であるとも言えます。
お祝いとして贈られるものとしては、やはり学生時代とは異なり、社会人として毎日使用するような実用的なものが多い傾向にあります。
よく贈られるものとして挙げられるものは、名刺入れや定期入れ、また、ボールペンや時計、ハンカチやネクタイピンなどです。中には、品物に固執することなく、商品券や図書カードを贈るという方もいます。
社会人となり、大人になった証とも言えるこのような贈りものはとても助かりますね。
就職祝いをいただいたらお返しすべき?
就職祝いをいただくとまず頭に浮かぶのは「お返し」についてだと思います。
就職祝いをいただくのが親であった場合、お返しは必要なのか。また、親戚から就職祝いをいただいた場合はお返しにマナーがあるかなど、案外悩んでしまうものです。
ここで言えることは、就職祝いとしていただいたお祝いについてのお返しは必要ないと言われています。
いただいたものがギフトや商品券であった場合など、入学祝等の時と同等と考えても良いそうです。
就職祝いのお返しはどのように行えばよいか
例えば、祖父母から就職祝いをいただいた場合は、直接電話をし、「ありがとう」のお礼を伝えるようにしましょう。
もしも祖父母と同居している場合はその場で直接お礼を伝えるようにしてください。
郵送等で品物を贈ってくれた場合は、即日連絡するのが良いでしょう。
また、電話でお礼を伝えるのはもちろん、その後はお礼のお手紙を送るとより感謝の気持ちを伝えることができると言われています。
その為、手紙を送ることがマナーであると思ってください。
特に両親や祖父母に向けてのお手紙は少し恥ずかしい気持ちもあるでしょう、
しかし、新社会人となって新たに人生をスタートする良い機会だと捉え、今までの感謝の気持ちも含め、手紙に込めて送ると良いでしょう。
手紙は直筆がおすすめ
また、手紙を書く際は、自筆で書くようにしてください。
今は全てがパソコンの時代であることから、つい、手書きをせずにパソコン打ちしてしまいそうです。
手書きで手紙を書く方がよほどに相手に対しての気持ちも伝わる為、しっかり気持ちを込めて手紙を書くようにしましょう。
手紙を書く際の便せんですが、実際どのようなタイプのものを選べばよいか悩むこともあるでしょう。
基本的には特にこれでなければならないといった便せんはありません。送る相手の雰囲気や様子に合う便箋だとなお良いでしょう。
今は色んな種類のものがたくさん販売されています。
可愛いものからシンプルなデザインのものまで豊富にある為、文房具屋さんに出向いて購入するのも良いですね。
お礼のお手紙の書き方は
お礼のお手紙は、相手の方に喜んでもらえるような内容を重視して書くことが大切です。
また、両親や祖父母、親戚といったように、送る相手によって少し書き方を工夫することも大切です。
両親に手紙を送る
両親に対してお礼の手紙を送る際は、あまりかしこまった言い方で書く必要はありません。
今までの感謝の気持ちをしっかりと文章に表すことができるようにしましょう。
例文
「お父さん、お母さん。就職祝いありがとう。今まで学生生活を楽しんでこれたのも、ここまで育ててくれたのも、全てお父さんとお母さんのおかげです。本当にありがとう。これから初めての社会人になるけれど、まだ不安もたくさんあります。色んなことで息詰まる時もあるかもしれないので、その時は相談に乗ってね。これからも家族仲良く過ごしましょう。」
祖父母に手紙を送る
祖父母も両親と同じくらいに孫の就職を喜んでいると思います。
お礼のお手紙は心を込めて書き、送るようにしましょう。
例文
「おじいちゃん、おばあちゃん、元気に過ごしていますか?この度は私に就職祝いを送ってくださりありがとうございました。就職活動も難航していて半ばあきらめかけていることもありました。でも、どうにか就職が決まって、この春からは社会人として一生懸命働きます。おじいちゃんとおばあちゃんからいただいた○○を、社会人生活の中で役立てたいと思います。いつまでも元気なおじいちゃんとおばあちゃんでいてくださいね。」
親戚に手紙を送る
親戚から就職祝いをいただく場合は多々あると思います。
普段、そこまでの交流がないにせよ、やはり親戚という関係性である以上、就職祝いを送って下さるというケースは多いと言えます。
そこで、親戚の方に向けてお礼の手紙を書く場合は、ある程度目上の方のイメージでかしこまった書き方をするのが常識です。
実際には使いなれない言葉であることから、どのように書いて良いのか迷うかもしれません。
そんな時は下記を参考にしてください。
例文
「拝啓 ○○の今日この頃、伯父さま、伯母さま、お元気でお過ごしですか?先日は、私の就職にあたり、とても温かい激励のお手紙ととにも、お祝いのお品を頂戴し、誠にありがとうございました。遠方にお住まいである為、なかなかお目にかかれずにいる中で、このようにお祝いいただけて本当に嬉しく思っています。就職後は、伯父さま、伯母さまからいただいたお言葉を胸に、精一杯精進していきたいと思っています。
これからもご指導、ご鞭撻をよろしくお願い致します。まだ少し肌寒い日が続きますが、どうぞお体ご自愛ください。」
友人や知人に手紙を送る
就職祝いは、両親や祖父母、親戚からだけではありません。
昔から住んでいるという地域であれば、ご近所の方でさえも就職祝いを贈って下さる方もいます。
また、高校時代や大学時代の恩師との交流があれば、そのような目上の方からもお祝をいただくこともあるでしょう。
もしも親族以外の方から就職祝いをいただくようなことがあれば、もっと丁寧な文章にて手紙を送るようにしましょう。
例文
「拝啓 春光うららかな季節を迎えました。○○先生には健やかにお過ごしであると拝察いたしております。この度は私の就職に際し、お心こもったお手紙、そしてお祝いのお品をいただきました誠にありがとうございました。これからの新生活において役立てていきたいと存じます。これから社会人としてしっかりと自覚と責任を持って、自身の言動にも注意しながら、全力で頑張っていきたいと思っています。まだまだ未熟な私ですが、今後とも変わらぬご指導・ご鞭撻賜りますようよろしくお願い申し上げます。末筆ながら、皆さまのますますのご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。」
お祝いのお返しはしてもOK!
就職祝いをいただいたさい、一般的にお返しは不要とされています。
しかし、親戚や近所の方から就職祝いの為のギフト券などをいただいた場合は、お祝い返しを行わなければならない場合もあります。
あまり目立ってないことですが、稀にこのようなことがある為、事前に家族で話し合っておくと良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?就職祝いのお返しは必要か?また、お手紙を送るべきかについて解説していきました。
就職祝いのお返しは基本的には不要だとされています。
また、不要ではあるものの、やはり人と人との繋がりを大切にすべきであることから、必ずお礼の電話は行うようにしましょう。
その際、お礼の手紙を送るのも良いです。
両親に改めて手紙を送るといった行為は恥ずかしいものですが、自信を持ってお礼を伝えるようにしましょうね。
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