• カダヤシとメダカの違い・見分け方とは?
  • メダカとカダヤシは交配・混泳できる?

カダヤシとメダカは、両者とも淡水魚です。

カダヤシは一見メダカによく似ていて、川の流れが穏やかな淡水域や汽水域に生息している魚です。

ここでは、カダヤシとメダカの違い、また見分け方のコツ

 

そして、カダヤシとメダカは交配したり同じ環境で飼育することができるものなのかについて調べてみました。

カダヤシとは?

カダヤシとは、カダヤシ目カダヤシ科に属する淡水魚です。

 

カダヤシは北アメリカが原産地となり、日本においては、外来種として西日本を中心に発見されている淡水魚となります。

 

1913年、蚊の天敵としてアメリカより移入されました。

 

一見、見た目にはとてもメダカによく似ていて、体調はオスが3cmほど、メスは5cmほどの個体で、メダカよりも一回りほど大きい個体となります。

 

カダヤシは、メダカと同じで、川の流れの穏やかな団水域と汽水域に生息しています。

 

メダカとカダヤシの生体については、メダカは水草などに卵を産卵します。

 

しかし、カダヤシはグッピーと同様、卵胎生で稚魚を産むことになります。

 

カダヤシは、オスがメスの身体の中に精子を送りこまなければならず、オスの尻びれは変形し交接脚という期間となり、この交接脚をメスの腹部に挿入し、交尾を行います。

 

2006年には、カダヤシは特定外来生物に該当するとしてそれに指定され、「飼育」「運搬」「輸入」「放流」「販売」「譲渡」が法律によって規制されています。

 

メダカとカダヤシの違い・見分け方

メダカはダツ目、カダヤシはカダヤシ目として知られています。

 

その為、分類上からしても、メダカとカダヤシは全く違う種類のものであることが分かります。

 

しかし、見た目にとてもよく似ている為、大抵の方はメダカと勘違いしてしまいます。

 

大きな違いは、その鰭の特徴にあります。

 

真上から見てもその違いは分からないことが多いのですが、身体の側面から見てみるとよく分かります。

 

メダカ

  • 背中は黒褐色になっている
  • オスのメダカは背びれが裂けているように見えます。
  • 尻びれは長く広い平行四辺形に見えます。
  • メスのメダカは尻びれは長くオスよりも三角形の形をしています。

カダヤシ

  • 背中は黒褐色になっていない
  • カダヤシのオスの尻びれは細くて交尾器になっている
  • 一方でメスの尻びれは短くて丸くなっています。
  • オスもメスも尾びれはメダカよりも丸みがあります。

 

メダカ (ミナミメダカ)の生態

メダカはダツ目メダカ科に属しており、日本全域に広く分布する淡水魚です。昔は小川や水路、浅い池や岸辺などに生息していました。

 

しかし、人間の手によって小川や水路をコンクリート化したこと。

 

また、農業水路や水田などでも生息することができないなど、現在のメダカの住む水辺の水域は外来種であるカダヤシが生息するようになっています。

 

カダヤシは主に動物プランクトンを餌としていて、底生生物の他、藻類なども餌としています。大抵表層で群れをなして生活をしています。

 

水温が20℃を超える頃に産卵します。春に生まれた個体は孵化してから2〜3ヵ月ほとで体調が2cmほどとなり、その年のうちに成魚まで成長します。

 

一般的に寿命は1年半程度であると言われています。もちろん、それ以上長い個体も発見されています。

 

カダヤシの生態

カダヤシはカダヤシ科に属しており、北アメリカのミシシッピ川流域〜メキシコ北部に自然に生息している淡水魚です。

 

1916年に日本に入ってきました。1970年代にボウフラを駆除するために日本各地に放流されました。

 

日本国内のあらゆる淡水域に生息する淡水魚です。

 

カダヤシは、水面に落下してきた昆虫の他、ミジンコといったプランクトン、そしてホウフラを餌とする雑食性の淡水魚です。

 

その他、魚卵など動物質のものでも何でも食べています。また、カダヤシは自種である仔稚魚も食べるとされています。

 

見た目にもメダカに本当によく似ている為、誰もが間違いやすい種だと言われています。

 

カダヤシの繁殖期はとても長く、春〜秋にかけて行われます。1度の交尾で体内受精し、100〜300個ほどの子供を産みます。

 

カダヤシは水質が悪く、水の汚れた場所でも生息できるほど生体も強い上、繁殖能力も強いことから、メダカと競合する種として知られています。

 

今後、メダカの生体系にも大きな影響を与える可能性が高い為、現在は法律においてカダヤシに関する規制がしかれています。

 

カダヤシは蚊の幼虫となるボウフラを食べます。そのボウフラを退治することを目的として東南アジア他ニュージーランドなど世界各地に移入されました。

 

もちろん、それは日本にも入ってきています。それらが本来の目的であったにも関わらず、外来生物種であるカダヤシは異常なまでの繁殖を行い、メダカが棲むはずの水域を荒らしました。

 

メダカの繁殖もままならないほど、卵のうちにすでにカダヤシに食べられてしまい、孵化することもできなくなってしまったのです。

 

結果的にメダカの生体は崩れ、数も激減しています。

 

外来生物法

カダヤシは外来生物法という法律に定められている特定外来生物に指定されているため、現在では他国からの輸入はもちろん、生きたまま運搬したり、日本国内においても家庭において飼育することを原則禁止しています。

 

仮に飼育しているということがバレてしまい、無許可での飼育を行っていた場合は、重い刑罰として、懲役1年以下または100万円以下の罰金が科せられます。

 

また、野外などに放流した場合など、懲役3年以下または300万円以下の罰金を科せられてしまいます。特定外来生物に指定されることにより、様々な規制が敷かれてしまうものの、研究目的といった場合は、許可を得て飼育することが可能な場合があります。

 

メダカの大きさと程似た見た目をしている以上、そこまで生態系に詳しい方が見ない限り、実際にはカダヤシであると見抜ける方の方が少ないのではないでしょうか。

 

メダカとカダヤシを混泳できるか

メダカとカダヤシはそもそも分類上でも全く異なる種類の生物であることが分かっています。

 

その為、メダカとカダヤシを一緒に混水状態で飼育することはできるのでしょうか?

 

カダヤシは卵胎生であり、成魚のお腹の中で仔魚の頃を過ごし、その後すぐに幼魚が誕生する仕組みとなっています。

 

混泳水槽においては、やはりカダヤシの繁殖力が圧倒的に強い為、仮にメダカが産卵して卵や仔魚、幼魚となっても、カダヤシの餌となってしまう可能性の方が高くなります。

 

実際には、混泳させていて問題は生じないものなのでしょうか?淡水魚として捉えた場合は混泳飼育が可能となります。

 

しかし、法律上においては、大きな問題となります

 

カダヤシは卵胎生です。成魚のお腹で仔魚時代をすごし、イキナリ幼魚が誕生します。

 

メダカとカダヤシの混泳水槽では、圧倒的にカダヤシの方は繁殖力が強く、メダカの卵や仔魚、幼魚はカダヤシの餌となってしまう可能性が高くなります。

 

このようなことから、混泳飼育は問題のある飼い方であると言えます。

 

まとめ

 

いかがでしたか?カダヤシとメダカの違いについてご紹介しました。

腹びれや尻びれについては、その形をよく覚えておくと、カダヤシとメダカの違いが一目瞭然でわかることになります。

外来種である以上、飼育はNGであることから、当然、放流なども行ってはいけません。

 

メダカと思って誤って捕まえてこないよう、それぞれの特徴を踏まえ、探してみると良いでしょう。

 

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