- アスパラガスはどんな野菜?栽培方法は?
- アスパラガス由来や意味は?漢字で書くことはできる?
- アスパラガスの歴史と美味しい調理法!
アスパラガスは、洋食メニューとして、レストランでもよく食べることができますね。
自宅で調理する際も、アスパラベーコンなど、何度かご家庭の料理に登場したことがあると思います。
ここでは、アスパラガスの漢字の由来や語源、意味について、またアスパラガスの様々な情報について解説していきたいと思います。
アスパラガスはどんな野菜?栽培方法は?

まずは、アスパラガスについてご紹介します。
アスパラガスは、地中海東部を原産とするユリ科の植物です。日本では、主に北海道で栽培されています。
そして、日本で一番最初にアスパラガスが栽培された地も北海道なんですよ。
北海道は、その土地を開拓する為に、1871年にアスパラガスを試験栽培したことがきっかけで始まったと言われています。
大きく成長して高さは約1.5mにもなります。
芽を食べるのがアスパラガス
また、アスパラガスは地上に伸びる新芽の茎が食用とされています。つまり、その芽を食べるのがアスパラガスという野菜になります。
種を植えた後、2~3年かけて収穫にまで至ると言われています。そして、その後10年ほどは同じ株から次々と新芽が出て栽培される野菜です。
アスパラガス栽培の特徴は
アスパラガスは、一年の中で春から夏にかけて新芽が出始めます。
そんなアスパラガスは、苗を植え付けた後、2~3年は収穫を行うことなく株を成長させることに徹します。
そして、その後の最初の春に出た新芽から収穫ができるようになるのです。
種をまいて栽培することから始めるのももちろん、苗を購入し栽培を始めると比較的簡単に始めることができます。
アスパラガスは、収穫までにとても時間がかかりますが、収穫可能となった年に新芽を見ると何とも言えない感動の想いがこみ上げてきます。
アスパラガス由来や意味は?漢字で書くことはできる?

では、アスパラガスの名前はどこからきたのでしょう。
アスパラガスの語源は、英語の「asparagus」から来た外来語です。
新芽を意味しているギリシャ語の「aspáragos」、ラテン語の「aspáragus」に由来しています。
“アスパラゴス”と呼ばれ英語経由で日本に
この「アスパラガス」は、ギリシャ語で「アスパラゴス」と呼ばれ、これも英語経由となって日本には行ってきたと言われているのです。
ギリシャ語の原型と留めたまま利用されている言葉ですね。
アスパラガスは地中海原産の野菜だということで、今となっては日本でもたくさん栽培されています。
一方でアスパラガスは日本国において、そこまでメジャーな野菜ではないですよね。
だからこそ、小さい頃にあまり食べた記憶がないという方、また、食べたけど青臭さが苦手であまり美味しいとは思えなかったという方もいるでしょう。
その他にも、”とにかく苦手な野菜のひとつだった”という方もいると思います。
アスパラガスを漢字で書くことはできる?
また、アスパラガスは漢字表記すると「竜髭菜」「石刀柏」と書かれます。これは、中国の俗語が元になっているそうです。
アスパラガスの生産国は、中国が世界一とも言われているのです。でも、一般的に漢字は使いません。
まとめると、漢字表記は存在するものの、もとは英語から来た外来語であることから、カタカナ表記される為、アスパラガスに漢字表記はありません。
アスパラガスの歴史と美味しい調理法!

では、アスパラガスの歴史や美味しい調理法を見ていきましょう。
アスパラガスが、日本に入ってきたのは江戸時代です。もとは野菜として食用という扱いではなく、観賞用として栽培されていました。
また、その後、時代が明治時代となり、そこからアスパラガスが食用として栽培されるようになりました。
そして、昭和に入ってからは、私達の食卓に姿を現し、お馴染みの野菜となりました。
グリーンとホワイトがある
アスパラガスには、グリーンアスパラガス、ホワイトアスパラガスがあり、これらは全く同じ品種となります。

栽培方法が異なるだけです。
栽培方法
いつも私達がよく見かけるグリーンアスパラガスは、芽がでるとそのまま日光の光を利用し、葉緑素をたくさん作り、色付けして育てていきます。
一方で、ホワイトアスパラガスは芽が出る春先になると、土を盛って芽を日光に当てずに背を伸ばして栽培、収穫します。
栄養価
栄養価は、さすがにグリーンアスパラガスが高くとてもクリーミーな舌触りが人気の野菜です。
グリーンアスパラは青臭みがある味ですが、その分栄養価が非常に高く、βカロテンやビタミンなども豊富に含んでいます。
ホワイトアスパラガスは、軟白栽培である為、食べた時の食感がとても柔らかく、味も甘味がある為とても食べやすいと言われています。
しかし、栽培に手間もかかることから、流通量はグリーンアスパラと比べて少なく、また、高価である場合が多いです。
紫のアスパラガスも
アスパラガスは一般的には緑色であるイメージも強いと思いますが、最近では紫色など新しい品種が流通しています。
紫色の品種については、緑色よりも甘味が強いことや、ポリフェノールの一種でアントシアニンが含まれています。
しかし、茹でることで色素は抜けてしまう為、紫色の色を楽しんで食したいという方は、サラダなどの生食として食べると良いでしょう。
また、ホワイトアスパラガスは甘味がとても独特です。生食でも美味しくいただける他、シチューなどに加えても良いですね。
アスパラガスの調理方法
アスパラガスは、春野菜として私達の食卓を鮮やかに彩る野菜としてとても人気があります。
アスパラガスを美味しく食べるためにはたくさんの調理法があります。
例えば、炒め物や煮物、揚げ物、サラダなどに多く利用されています。
アスパラガスは下ごしらえが大事
アスパラガスを調理する際は、根元を1~2cmほど切り落とした後、包丁でハカマをそぎ落とします。
もしも根元が硬い場合は、ピーラーを使用し、皮を剥いておくと良いですよ。
アスパラガスは万能野菜
また茹でる際は、お湯に塩を入れ根元部分から順番に入れ、歯ごたえが残るくらいの硬さになったらお湯から出し、冷水に浸して引き締めましょう。
茹ですぎると栄養も味も落ちてしまう為、ほどよく硬さ加減を見て茹でるようにしてください。
アスパラガスを天ぷらや炒め物として調理する場合は、下ゆでなしでそのまま生で調理しましょう。
こなように、アスパラガスは色んな食べ方ができます。
茹でて食べる、焼いて食べる、煮て食べる、といったように、様々な料理のレパートリーとして調理することができます。
それだけで食べると苦手とする方もいるかもしれませんが、ベーコン巻などにするとベーコンの旨みがアスパラガスにしみ込んでとても美味しくなりますよね!
さいごに
いかがでしたか。今回は、アスパラガスの漢字の由来や語源、意味やアスパラガスの様々な情報についてもご紹介しました。
アスパラガスは英語から来た外来語ですが、漢字表記もなされていることも驚きでしたね。
しかし、英語から来ている為、カタカナ表記にすることが一般的であり、販売されているアスパラガスもカタカナ表記されています。
日本では、最初は観賞用として利用され後に食用となったようですね。
栽培も北海道から始まったようで、その収穫高は現在も北海道が主となっています。
アスパラガスには色々な調理法があることから、いつもアスパラガスを美味しくいただける調理で食卓を飾りたいものですね。
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