- しだれ桜といえば六義園?桜の花言葉ってなに?
- しだれ桜にはどんな種類がある?画像で見るしだれ桜のちがい
- 六義園の楽しみ方!桜をより一層楽しむには?
もうすぐ桜の季節ですね。桜といえば、六義園のしだれ桜を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
そんなしだれ桜ですが、いくつかの種類があると言われています。
そこで今回は、しだれ桜の種類や違いを画像や写真と共にご紹介していきたいと思います。
しだれ桜といえば六義園!桜の花言葉ってなに?

まずは、六義園について少しお話ししましょう。
六義園とは
六義園の開園は、昭和13年1に東京市に寄付されて一般公開されることとなった、開園80年を迎える歴史のある庭園です。
六義園の名前の由来は、平安時代前期の歌人“紀貫之”が転用した和歌の「六体」に由来していると言われています。
そんな六義園といえば、四季折々の木々や草花を一年中楽しむ事ができます。
- マツ
- モミジ
- ケヤキ
- ツツジ
- サツキ
その中でも、六義園を代表とするのはやはり桜の存在感です。

六義園に行ったなら、桜を満喫したいですよね。
六義園に咲く主な桜
では、六義園には主にどんな桜が咲いているのでしょうか。
- しだれ桜
- ソメイヨシノ
- ヤマザクラ
しだれ桜
しだれ桜は、正式な名前ではなく枝が垂れ下がっりそこに桜が咲いているような種類の総称です。
また、咲く姿が糸を垂らしたような様子であることから、別名”イトザクラ’とも呼ばれます。
- 品種がたくさんある
- ソメイヨシノに比べて1週間ほど開花が早い
- 他の桜より寿命が長い
また、ソメイヨシノの寿命が60年すると、しだれ桜の寿命は300年と言われ中には、樹齢1000年を超えるものもあり、六義園のしだれ桜は80年です。
ソメイヨシノ
日本人にとって、最も身近な桜はソメイヨシノではないでしょうか。
なぜなら現在、日本に咲いている桜の8割がソメイヨシノだとも言われているからです。
一方で、ソメイヨシノは歴史的には新しい園芸品種と言われており、歴史で言えばエドヒガンが原種であるしだれ桜の方が古いと言えます。
しかし、ソメイヨシノには様々な視点でメリットが多いと言えます。
- 成長がとても早く十年程で立派な樹形になる
- 手入れが簡単で育てやすい
- 淡いピンクの大輪の花が非常に華やか
このような理由から、日本でもソメイヨシノは知名度が高まったと言われています。
ヤマザクラ
ヤマザクラは、日本の野生の桜の代表的な種で和歌にも数多く詠まれている桜です。
名前に“ヤマ“とついていますが、平地の里山や六義園内でもみられます。
また、サクラの仲間ではしだれ桜同様に寿命が長く、ときに樹高30mを超える大木になるものもあります。
このように、六義園には様々な桜があり見所がたくさんある事がわかりましたね。
六義園といえばしだれ桜!その花言葉は?
その中でも、六義園のしだれ桜を楽しみにしている人は多いのではないでしょうか。
圧巻な姿で人々を魅了する桜ですが、その花言葉も実はとても素敵です。
- 精神の美
- 優美な女性
- 純潔
- 淡泊
桜の花は、派手ではなく内面からにじみ出るような清楚な美しさがありますよね。
一方で、桜の花の命はとても儚く開花からすぐに散ってしまいます。
このような特徴が、花言葉の中にも込められていて素敵ですよね。
しだれ桜の花言葉
一方、しだれ桜の花言葉は少し違います。
- 優美
- ごまかし
“優美”は、六義園のしだれ桜の見た目のように、華やかな美しさを表しています。
また“ごまかし”は、垂れ下がった枝に花々が隠れてごまかすことに由来していると言われているのです。

花言葉を思いながら、桜を鑑賞するのも粋ですよね。
しだれ桜にはどんな種類がある?
画像でしだれ桜の違いをチェック

では、そんなしだれ桜にはどんな種類があるのでしょうか。
六義園のしだれ桜は4本あり、しだれ桜の多くはエドヒガンの変種でその種類は様々です。
また、この他にもしだれ桜には種類がありますので、主なしだれ桜をご紹介しましょう。
- 八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)
- 清澄枝垂(キヨスミシダレ)
- 紅枝垂(ベニシダレ)
- 吉野枝垂(ヨシノシダレ)
- 菊枝垂(キクシダレ)
- 仙台枝垂(センダイシダレ)
八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)
明治時代、仙台市長の遠藤康冶氏が普及に努めたことから、“遠藤桜”や“仙台八重枝垂”とも呼ばれます。
また、平安神宮に150本の八重紅枝垂を献上したことから“平安紅枝垂”とも呼ばれ親しまれています。
この八重紅枝垂は、4月中旬にピンク色の小さな花を咲かせるエドヒガンの品種の一つで、花色がとても濃く八重咲きの美しい桜です。
5~7分咲きのころが最も色が濃く、開花するにしたがって淡い色合いに変化していき八重咲きで、5mほどの高さに生長します
清澄枝垂(キヨスミシダレ)
千葉県清澄寺に原木があることからその名がついたと言われています。別名「枝垂れ小葉桜」と呼ばれます。
4月中旬に、真っ白な花を咲かせる冬桜の品種で一重の白くてきれいな花を咲かせます。
紅枝垂(ベニシダレ)
3月下旬に花を咲かせる、こちうらもエドヒガンの変種です。紅色の一重で濃い色をした桜です。
八重紅枝垂れが八重であることに対し、この紅枝垂は一重であることから“一重紅枝垂”とも呼ばれます。
吉野枝垂(ヨシノシダレ)
ソメイヨシノの枝垂れ品種であることが名前の由来です。
開花時期は4月であり、一重咲きで、淡い紅色の花をたくさんつけた姿とても優雅でソメイヨシノ同様、見た目は煌びやかです。
菊枝垂(キクシダレ)
サトザクラの一種で、ヤエベニシダレと同じく八重のしだれ桜です。
花弁は50枚を超え、その名の通り菊のような花をつける桜です。
濃い目の紅紫色の大輪の花を咲かせとても華やかです。
仙台枝垂(センダイシダレ)
仙台枝垂(センダイシダレ)はバラ科サクラ属の落葉小高木です。
樹高は3メートルから7メートルくらいで樹形は傘形で枝は弓なりに下に曲がり枝先は垂れています。
開花時期は4月頃で花径3センチくらい白又は淡い紅色の5弁花をつけます。
六義園の楽しみ方!桜をより一層楽しむには?

では、そんな六義園の楽しみ方をご紹介します。
ライトアップされたしだれ桜を楽しむ
期間限定ではありますが、しだれ桜を楽しむのであればライトアップ時期に行くのがおススメです。
- 場所:正門から内庭大門くくりすぐ
- 開催期:3月21日~4月5日(平成30年)
- 時間:9時~21時(最終入園は20時30分)
※期間中は、開園時間を21時まで延長 - 入園料:一般300円 65歳以上 150円
六義園のシンボルともいえるしだれ桜は、とにかく圧巻の大きさです。
- 高さ 約15m
- 幅 約20m
このしだれ桜は、樹齢は80余年と言われており、これだけ大きなしだれ桜を眺めることができるのは、六義園ならではの楽しみ方だと言えますね。
昼夜どちらも違う魅力
そんなしだれ桜を見るのは、どの時間帯がおすすめかと言うと、昼又は夜このどちらかの時間帯と言えます。昼は、春の陽光に照り映えるしだれ桜がキラキラして美しいです。
一方、ライトアップされ夜空に浮かび上がる姿も見応え十分といえますよね。このように、六義園の桜は絶対に一度は観ておきたいものです。
庭園ガイドを利用
六義園では、庭園ガイドボランティアの案内で、桜の季節の園内散策を楽しむこともできます。
- 日時:11時・14時(各回60分程度)
- 集合:サービスセンター前または染井門売札所前
- 参加費:無料(入園料別途)
このようなガイドを利用することで、しだれ桜の見方や違いなども教えてくてるのでより一層、花見を楽しめることまちがいないでしょう。
さいごに
いかがでしたか。今回は、しだれ桜の種類を写真と共に解説してみました。
このようにみて見ると、しだれ桜と一言で言っても様々な種類があり、その様子もそれぞれ違う事がよくわかりましたね。

違いを知り、桜を楽しむのもとても良いですよね。
ぜひ、これからの季節オススメのスポットである六義園に足を運んで、素敵な桜を満喫しましょう。