• 悪夢のような雲
  • 戦争が終わった
  • 新たな決意

 

広島の空を忌まわしい雲が覆いました

 

呉に暮らすすずたちはいったい広島で何があったのかわかりません。

 

やがて、新型爆弾が広島に落とされとことを知ります。

 

キャラ

そして終戦の日が訪れます

 

戦時の中で、ごく普通の生活を、つつましやかに暮らす日々を描く「この世界の片隅に」、いよいよクライマックスに向かいます。

 

この世界の片隅に・8話感想とネタバレ!

 

キャラ

広島はどんな被害が!?

 

何としても広島に行きたいすず

広島の空にみたこともない巨大なキノコ雲が広がりました。

 

どうも、広島に新型爆弾が落とされたらしいと知ります。

 

すずの実家がある広島の江波の様子が気になるすずですが、どうしようもありません。

 

そんな時、近所のハルが広島に行くと聞いて、自分も連れて行って欲しいと言います。

 

しかし、右手を失い自分のこともできないすずは足手まといになるだけだと姉の径子に諭されます。

 

すずは自分の決意を示そうと、左手で自分の髪の毛を切って「これなら髪を結う手間も省ける」と言い、なんとしても広島に行こうとします。

 

キャラ

とっさの思いつきでしょうがいきなりで驚きです

 

しかし、救援のトラックは医療関係者しか乗れません。

 

周りの説得もあり、すずは広島行きを諦めるしかありませんでした。

 

変な空気になったところを、タキが「はいはい、仕事」と言って景気づけます。

 

キャラ

でも大きなため息をつくタキ

 

広島に行くハルも、いつも周りを元気づけるタキも、息子が広島にいて消息が分からないのです。

 

 

キャラ

辛いのはすずだけではありません

 

飛んできた障子

広島の町に新型爆弾が投下され、爆心地から山一つ、距離にして20km強離れたすずの住む呉の町にどこからか飛んできた障子が木に引っかかっています。

 

広島に何が起きているのか誰もわかりません。

 

すずは木に引っ掛かった障子を一人で取り除こうとしています。

 

「お前は広島から飛んできたのか?私といっしょじゃのう」と言いながら。

 

きっとすずは、その敗れた障子と今の右手を無くした自分を重ねていたのでしょう。

 

木の上ですずは「強くなりたい」と自分に言い聞かせます。

 

キャラ

ここからすずが少しずつ変化します

 

思いもしなかった終戦

広島に新型爆弾後落とされてから数日後、北条家に回覧板が回ってきました。

 

正午から重大な発表があるのでラジオの前で待機するようにという通達でした。

 

北条家と近隣の住民が北条家の居間でラジオを聞きます。

 

玉音放送を正座して聴いたところで、みんなはその状況をうまく飲み込むことができません。

 

人々は天皇の声を聴くことなど初めてでした。

 

神と思われていた天皇の声が人間みたいだという感想を持ちます。

 

キャラ

それくらい天皇は遠い存在でした

 

内容は戦争が終わった、それも日本が負けたということでした。

 

ラジオを聞いた全員が放心状態になります。

 

戦争が終わったということよりも、日本が負けたことにショックを受けます。

 

突然激高するずず

みんなが放心状態になっていると、すずが突然立ち上がり「なんで、なんで」と叫びます。

 

「覚悟の上の戦争じゃなかったのか?最後の一人になるまで戦うんじゃなかったのか?」

 

「まだ戦えるじゃろ。こうやってまだみんな生きとるのに…」

 

すずは納得できないと、感情をむき出しにします。

 

今までののほほんとした雰囲気から一変、「このままではいられない。強くなろう。」とすずの気迫の一場面でした。

 

キャラ

これがホントのすずの姿なのかもしれません

 

喪失の後の新たな決意

すずが怒りに震える姿を見ながら、みんなもそれぞれいろんな思いをよぎらしていました。

 

戦争なんかしなければ、息子や愛する夫を戦争に取られずに済んだのに。

 

戦争がもうちょっと早く終わっていれば、はるみも死なずに済んだのに。

 

それぞれがみな悔しさを噛みしめていました。

 

キャラ

多く人の犠牲のあとで戦争が終わったのです

 

すずは畑から眼下を見渡しながら、もっともっと強くなるとさらに決意をするのでした。

 

妹からのハガキ

台風が呉の町を襲った夜、北條家に郵便が届きます。

 

しかしほとんど雨に濡れて内容が読み取れません。

 

かろうじて差出人の名前が読み取れました。

 

それはすずの妹のスミからのものでした。

 

キャラ

スミは元気でいたのです

 

住所はおばあちゃんのいる草津になっていました。

 

みんな草津に避難してて、広島の爆弾には遭ってないのかもしれないと、少しホッとしたすずでした。

 

キャラ

雨の日に無理に配達しなくていいのに

 

黒焦げの人は息子だった

ある日、タキが近所のみんなを集めました。

 

一度に話してしまわないと頭がおかしくなると言って…。

 

広島に爆弾が落ちた数日後、呉の町に黒焦げになった人が行き倒れていました。

 

あまりにドロドロで身元は分からないままでした。

 

しかし、その後友人からの手紙によって、その行き倒れていた人物はタキの息子だったとわかったのです。

 

タキは母親なのに息子と気付けなかったことを悔やみ泣き崩れます。

 

 

キャラ

まる焦げでは仕方ないです

 

 

その話を聞いていた中には幸子の婚約者の成瀬も来ていました。

 

成瀬が突然、「祝言の話はなかったことにしてくれ」と言い出します。

 

一同はタキの話で成瀬が結婚をやめにしたいと言ったのだと思いました。

 

しかし、すぐ成瀬は「僕は二男だから、僕がこちらに婿に入ります」と言ったのでした。

 

タキに「だから息子ができます。大丈夫です。」と

 

優しい成瀬です。

 

キャラ

幸子は幸せになりますね

 

戦後の不安な日々の中の、ほんわかした幸せが人々を暖かく包んだ瞬間でした。

 

リンの消息

周作が反乱軍の制圧に赴くことになりました。

 

周作は気乗りがしません。

 

せっかく生き残ったのに、同じ日本人同士で戦わなければならないのが嫌でたまらないのです。

 

キャラ

いつまでも負けたことに納得できない人もいるのです

 

周作と話しながら街中まで見送りきたすずに、周作が前に聞いてきたリンの消息について告げます。

 

「そこを曲がってすぐじゃ、自分で確かめて来い」と。

 

リンの遊郭が廃墟になっていました。

 

その廃墟の中に、すずが渡したリンの花の茶碗が割れて転がってました。

 

この割れた茶碗がリンの最期を物語っているようです。

 

花見のとき、リンと交わした秘密の約束を破ってしまったことを、すずはリンに詫びます。

 

でも「これはこれで贅沢なことじゃよね」と。

 

戦争という一つの時代が終わったのでした。

 

7話の振り返り

 

キャラ

悲しい状態から始まります。

 

全身包帯のすず

「はるみさん、はるみさん」とうなされて目覚めたすずを襲った現実は、自分だけが生き残り、はるみだけがなくなったという悲しいものでした。

 

命はとりとめたもののすずも大けがを負っており、右手を失っていました。

 

径子はすずに「人殺し、なんではるみが死んでアンタが生きとる」ときつい言葉を投げかけます。

 

ひたすら径子に謝るすず、謝ることしかできませんでした。

 

キャラ

全身包帯の痛々しいすずです

 

径子の苦悩

頭ではすずは何も悪くないとわかっていても、心情的にどこに悲しみをぶつけていいかわからない径子でした。

 

すずを見るたびに、「なんではるみなが死んだのか、なんですずが死ななかったのか」と思ってしまい、径子も苦しい日々を送っていました。

 

径子は自分ではすずの面倒は見られないからと、近所の幸子と志野にすずの精神的ケアを頼むのでした。

 

キャラ

子をなくした母の悲しみが表れていました

 

友達のありがたさ

ぼんやりとしているすずを幸子と志野は外に連れ出します。

 

すずは生きているのが辛いと二人に苦悩を打ち明けます。

 

すずの気持ちもよくわかる二人ですが、すずを励ますために幸子は荒療治に出ます。

 

グダグダ言っているすずの頭をいきなり殴ったのです。

 

驚くすずに、幸子は悔しかったら殴り返せと言います。

 

右手が使えないなら左手で殴り返せと言います。

 

すずは殴り返しますが、幸子は「ちっとも痛くない」といってまだまだすずに殴らせます。

 

「ちっとも痛くない」という幸子を志野が幸子を殴るという展開に。

 

お互い顔を見合わせて笑い合い、そして抱き合って泣くのでした。

 

キャラ

女友達はありがたいですね

 

ゆがんだすず

義母のサンはすずに「アンタだけでも生きていて良かった」と言ってくれます。

 

義父の円太郎は「傷の治りが早くて良かった」と言ってくれます。

 

みんなが口々に「良かったと」言ってくれますが、それがすずをさらに追い詰めます。

 

傷が治っても自分のことも自分でできないすずは北条家に居場所がなく、居心地の悪い日々を送っていました。

 

訓練が中止になった周作が家に戻ってきて、大けがをしたすずとはるみのことを知ります。

 

周作は「あんたが生きててよかった」とすずに言いますがすずは素直に受け取れません。

 

そしてあろうことか周作にリンの様子を見てきてほしいとまで言い出すのです。

 

すずは自分でゆがんでいるとわかっていてもどうすることもできないでいたのです。

 

キャラ

なぜ急にリンのことを言いだしたのかしら?

 

ついに広島に帰る

空襲が続きます。

 

防空壕に入ろうとしたとき、一羽のサギがいるのを見てすずは逃げろとサギを追い立てながら、自分も走り出します。

 

心のどこかでこのまま空襲に遭えばいいと思ったのでしょう。

 

爆弾が当たる瞬間に周作がすずをかばいます。

 

周作の下になりながらすずは「広島に帰る」と言い出します。

 

周作は結婚して1年すずのいる家に帰るのが楽しかったというのですが、すずの心は動きません。

 

周作は広島に帰るというならリンの様子を教えないというのでした。

 

キャラ

周作はリンとあったのでしょうか?

 

8月6日、すずは広島に帰る準備をしていました。

 

すずの支度を手伝いながら径子がすずに言い出します。

 

アンタの世話や家事なんとも思ってない。

 

くだらない気兼ねなんかしなくていい、嫌にならん限りすずの居場所はここだと。

 

キャラ

径子の精一杯の優しさでした

 

その時まぶしい光が…。

 

すずはここにいると北条家に残る決心をしたとき、家が大きく揺れました。

 

外に出てみると見たこともないキノコ雲が…。

 

ついに原爆が落とされたのでした。

 

広島がどうなってるかすずはわかりません

 

遠く離れた広島の爆弾が呉まで大きく揺らしたのでした。

 

この世界の片隅にを見逃したらVOD

この世界の片隅に 感想 ネタバレ

 

終戦後の「この世界の片隅に」ですが、すず決意を見逃した方もまだ見るチャンスはあります。

 

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まとめ

  • すずの母が行方不明!?
  • 終戦後の暮らしはどうなる?
  • すずの新たな決心とは

ついに終戦を迎えた「この世界の片隅に」です。

 

右手を失い、失望の中での終戦ですずの心は大丈夫なのでしょうか?

 

のんびりしているように芯の強いすず、きっと新しい人生を送るのではないでしょうか?

 

いよいよクライマックス。

 

キャラ

最後に向けて益々見逃せませんね。