幼稚園や小学校、中学校、高校、大学・・・と、子供の成長は人生の節目であると言えます。
大切な人生の節目には、多くのご家庭では、祖父母やおじ、おばといった方々から、「入学祝い」が贈られることでしょう。
その入学祝いには、通常はお返しなどは不要であると言われていますが、実際には内祝いとしてきちんとお返しを贈るべきかどうか悩むところです。

父母の両親からの場合は、「お返しは何も要らないからね。」などと言われることの方が多いのではないでしょうか?
実際にはお返しとしては不要であると言われています。ただし、「お礼」はきちんと伝えることが大切です。
ここでは、入学祝のお返しを親や祖父母に行うならば、手紙がオススメ!その手紙の書き方についてご紹介したいと思います。
入学祝いのお返しは本来すべきもの?
入学祝いのお返しについては、あなたの住む地域により異なりますが、通常、入学祝いのお返しは贈らないとされています。
一方で結婚祝いや出産祝いともなれば、半分返しがマナーであると言われています。

では、なぜ、入学祝いについてはお返しが不要だと言われているのでしょうか?
答えはひとつです。入学祝いは親ではなく子供に対して贈られているものである為、経済力のない子供にお返しする力はない為、お返しの必要性がないと考えられているのです。
実際にはこのような風潮である地域がほとんどですが、ある地域ではやはりお返しをすることが常識であるといった考えも持つところもあるようです。
嫁いだ先がどの地域になるかによっては、全く知らない土地に住むという方も少なくありません。その場合は、近所の方に色んなことを聞いて情報を得るのも良いでしょう。
あなたにとって入学祝いについてはお返しが不要ということが常識でも、嫁いだ先の地域ではお返しが必要となれば、お姑さんに小言を言われる羽目になる可能性もありますからね。
入学祝いとして贈られるものと言えば?

小学校に焦点を当ててみましょう。
小学校の入学祝いと言えば、やはりその定番は「ランドセル」ですね。
今は昔と違って、驚くほどカラフルなバリエーションのランドセルが百貨店や様々な店舗を色とりどりに飾っています。
昭和の時代を思わせる雰囲気は全くありません。何とも近代的な平成の時代なのだと痛感していまいます。
ランドセルの金額も幅広く、高額のものとなると10万円近くもするランドセルもあります。驚きですね。
そんな10万円近くもの高額なお祝いをいただいた場合は特に、お返しは必要なのではないでしょうか。
祖父母から入学祝いをもらったら何をお返しするの?
祖父母から入学祝いとしてランドセルを贈って貰った場合は、孫がランドセルをしょって学校へ行く姿を写真におさめて、祖父母の自宅にその写真をプレゼントとして送ってあげると非常に喜ばれます。
また、その写真と同封して、孫が直筆で祖父母に宛てた手紙を添えることでとても喜ばれることでしょう。
可愛い孫の写真と手紙をもらうだけで、祖父母は本当に嬉しい気持ちになるはずです。
このようなお返しをすれば、お姑さんにも顔が立つのではないでしょうか。
写真を贈る場合は、手紙を同封するのはもちろん、3000円~5000円相当のお菓子など、日持ちするような食べ物なども一緒に贈ると良いです。
その他にも、祖父母が近くに住んでいるのであれば、祖父母を誘ってみんなで食事に行くのも良いでしょう。
入学祝いを贈ってもらったお返しに、美味しいものを食べてもらうというのも喜ばれると思います。
家族がみんな揃って団らんできる環境が、祖父母にとっても嬉しいことであり、孫にとっても今後の成長に大きく影響することでしょう。
人を思いやり、大勢で過ごす喜びや幸せをかみしめることができる為、きっと人を思いやる優しい子供に成長してくれるでしょう。
入学祝いのお返しに手紙を書く時の書き方は?
祖父母から入学祝いを贈ってもらった場合に、お返しに手紙を書く時の手紙の書き方ですが、まだ小学校に入学したての小学一年生では、上手に作文することはできません。
字もまだ上手に書ける子は少ないでしょう。しかし、字がまだ上手に書けず、おかしなひらがなになったとしても、子供がしっかりと直筆で書くことが大切です。

文章はお母さんやお父さんが一緒に考えてあげると良いでしょう。
文例としては、以下のように一行分の短文で構いません。
「おじいちゃん、おばあちゃん。ランドセルをプレゼントしてくれてありがとう」
「またおじいちゃんとおばあちゃんおおうちに遊びに行くね」
また、字が上手に書けない分、絵を描いて色えんぴつを使ってキレイに色塗りをしても良いでしょう。

祖父母の笑顔が目に浮かびますね。
そして、祖父母は入学祝いのお返しなど贈ってほしいなどという思いはありません。
可愛い孫がまだ背中に大きなランドセルをしょって、元気に楽しく学校に通ってくれるだけで嬉しくて仕方がないのです。
それと同時に、親と同じく、これからの孫の成長を楽しみにしているのです。
ただし、地域によってお返しが必要な場合は、それに準じて準備するようにしましょう。
入学祝いのお返しには期限はある?

子供に入学祝いをいただいた場合、お返しはいつまでにすればよいのでしょうか?
冒頭でもお伝えしている通り、地域によっては必要なところもあるようですが、基本的には入学祝いのお返しは不要とされています。
しかし、お礼の気持ちを手紙などで伝えることはマナーとして覚えておきましょう。
手順としては、まずは電話でお礼を伝えましょう。そして、子供からも直接祖父母に対しお礼を言うよう促します。
買ってもらえることが当たり前であるといった認識を避けなければならず、情操教育の一環である為、常識ある行動を取れる人間に成長できるよう、必ず行いましょう。
写真を手紙に添えて贈る場合も、入学式を終えたら速やかに写真の現像を行って、準備が整ったら贈るように手配しましょう。
まとめ
いかがでしたか?入学祝いのお返しを親・祖父母にするなら手紙!オススメな書き方は?についてご紹介しました。
祖父母から入学祝いをいただいた場合は、きちんと心を込めてお礼を行いましょう。
基本的にお返しをする必要はありませんが、お子さんのためにも感謝の気持ちを伝える大切さをあなたの行動で示しておきましょう。
また、お子さんと一緒に書いた手紙と一緒にお菓子セットやカタログギフトなども送ってみると、非常に喜んでもらえるはずですよ。
祖父母さんがお返しを全く期待していないからこそ、誠意を込めて感謝の気持ちを伝えることで より一層家族の絆が深まっていくはずです。
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