• 鈴虫の寿命は?
  • 成虫でも飼育と野生だと違う?

皆さんこんにちは。今はまだ生まれていない虫で夏や秋に大活躍するのが鈴虫です。人々を綺麗な羽音で癒してくれます。

今回は鈴虫について話したいと思います。鈴虫と言えば夏の夜に鳴いていますね。鈴虫の無き声はとても心地よいものです。

鈴虫はバッタ目コオロギ科の昆虫です。またマツムシと呼ばれることもあります。

 

体長は17~25ミリです。鈴虫の鳴き声は良く聞きますが、その姿を見る機会は意外と少ないですよね。

 

頭部は小さいです。羽は二枚と思われがちなのですが、四枚あるのです。四枚羽があるのは珍しいですね。

 

鈴虫は羽化間もない時には飛ぶこともあります。基本的に光に集まります。よく秋には自動販売機の下に隠れている事もあります

 

鈴虫は「鳴く虫の王」と呼ばれています。オスの羽は幅が広く脈が発達しています。

 

太い脈の一部はヤスリのようになっています。そのため羽を立てて細かく鳴き続けるのです。

 

夏の終わりから秋にかけて、人々を綺麗な羽音で楽しませてくれます。鈴虫が鳴きだすと一年前のことなどを思いだすものですよね

鈴虫の寿命は?

鈴虫を家で飼っている人は多いのではないでしょうか?

 

たまに建物内でもわざと鈴虫を飼育して建物内に涼しさを出そうとしている人も見かけます。鈴虫は人間に癒しをくれるのではないでしょうか。

 

鈴虫を飼っている人や、飼いたいと考えている人が気になるのは鈴虫がどのくらいの期間 生きられるのかという事だと思います

 

せっかく飼育するのですから、長生きしてほしいものですよね。また、どのくらい生きるのか最初にある程度知っておきたいものです。

 

鈴虫の寿命は4ヶ月から5ヶ月

では鈴虫はどのくらい生きられるのでしょうか?

 

鈴虫の寿命は約4か月から5か月くらいと言われています。

 

セミに比べれば長いですね。しかし寿命は一年もないというのは寂しいですね。

 

少し細かく成長段階別に言うと、卵から幼虫になる時は8か月と言われています。

 

羽化から成虫になる時が2かけ月と言われています。成虫以降は2か月です。

 

ということは成虫となり一番自由に動けられる時期がたったの2か月しかないようですね

 

鈴虫は5月から6月にかけて生まれ、10月前後には死んでしまいます。短い命ですね。

 

そのため寒い冬を超えて生きる事はないのです。虫にとっては日本の冬はとても耐えがたく寒いです。

 

人間にとっても同じで冬は過ごしにくいです。鈴虫が冬越し出来ないのは有名かもしれませんが、寿命的にも冬越しは出来ないのです。

 

鈴虫のオス・メスでも寿命が異なる

オスとメスでも寿命が異なります。人間は、男性よりも女性の方が長生きをするというデータが出されています。

 

では、鈴虫はどうでしょう。鈴虫も人間と同じようにオスよりも、メスのほうが長生きすると言われています

 

しかし人間と異なり若干です。そこまで長い期間ではないみたいです。

 

理由としてメスは、卵を産み子孫を残す必要があります。

 

そのためオスよりも体が少し大きいです。人間も虫も女性は強いのです。(笑)

 

長生きさせるために餌に気を付けよう

生き物を飼っている人からするとペットは家族同様です。

 

家族には一日でも長く生きてもらいたいものですね。鈴虫はどのようにしたら長生きできるのでしょうか?

 

鈴虫を長生きせるためにまず、タンパク質を与えるということが重要です

 

虫は共食いをします。弱い者はすぐに食べられてしまいます。そのためタンパク質を与えて強い体にしてあげましょう。

 

鈴虫に与える餌が重要です。鈴虫には何を与えればよいのでしょうか。

 

鈴虫と言うと、ナスやキュウリを与えるというイメージが強いかもしれません。

 

しかしタンパク質も人間と同様に必要です。タンパク質で鈴虫に与えられるものは、鰹節や、ジャコなどでしょう。家にあるもので済みます

 

また鈴虫はカボチャやサツマイモも食べる事が出来ます。幅広く食べるのです。

 

そのため夕食を作っていて余った食材を鈴虫に与えてあげるとよいでしょう。

 

また外で暮らす鈴虫は、ススキやクズの近くで見かける事から、食草は幅広く食べる事が出来ると言われています。

 

動物となると専用のゼリーや、食べ物が必用ですが鈴虫は非常に飼育しやすそうですね。

 

育てる環境を見つめなおす

カビを発生させない事も重要です。カビは気候や家によって異なりすぐに生えてしまう場合もあります。

 

人間もカビがいっぱいある中で生活していると体調を崩してしまいますよね。それと同じで鈴虫にとってもカビは良くありません

 

カビがあると鈴虫はすぐに死んでしまいます。

 

食べ物を土に置かない

鈴虫関連でカビを発生させない工夫としましては、食べものを土に置かないという事です

 

具体的に言いますと、餌を串に刺して土に置かないように工夫してあげましょう。

 

良くテレビで虫に餌を上げる時に串を利用していますね。あれをイメージすると分かりやすいと思います。

 

土を乾燥させない

土を乾燥させないことも大切です。土が乾燥してきたなと思ったら霧吹きで水を土にかけましょう

 

また霧吹きを土にかける時に、鈴虫に水をかけないように注意しましょう。

 

乾燥した場所は空気が悪く呼吸しづらいですね。霧吹きだとお金もかからなくて簡単ですから是非行ってみてください。

 

殺虫剤には気をつける

殺虫剤にも気を付けましょう。虫にとって殺虫剤は一番嫌なものです。

 

例えば虫を殺虫剤で殺した後はしっかり手を洗ってから鈴虫に餌を与えましょう

 

そのまま餌を与えてしまうと鈴虫が間接的に殺虫剤の餌食となってしまいます。

 

また野菜には防虫剤がついている場合が多くあります。そのままの状態で与えるのではなく、しっかりと洗って安全な状態で餌を与えましょう

 

直射日光を避けた場所で飼育する

また温度にも気を付けましょう。虫は温度や環境に敏感です。飼育環境は直接日光を避けた場所にしましょう。

 

日陰で気温が20℃から35℃で湿度があれば安心して飼育できます

 

温度に関しては他の餌や飼育方法よりも少し面倒ですがしっかりと気を付けてあげましょう。

 

エアコンなどがあるとより飼育する時に温度設定しやすいですね。

 

ペットショップなどで鈴虫を購入される方は、購入時にアドバイスを店員さんから聞くのも忘れないようにしましょう。

 

人間でも温度によって命を落とすことがあります。

 

外で鈴虫が暮らす場合日陰や涼しい場所に移動できますが、かごの中だと出来ません。鈴虫に気を配ることをお忘れなく。

 

旅行に行く時や長期間家を離れる時は出来れば知人や親せきにその間だけ飼育を頼むのが良いでしょう

 

鈴虫を家に放置してしますと暑い夏は死んでしまいます。また餌も与える事が出来ません。

 

交尾させない方が長生きする

交尾をさせないという事も重要です。鈴虫は交尾をしない方が長生きするようです。

 

これは驚きなのですが、鈴虫のオスは交尾の後にメスに食べられてしまうことがあるようです

 

メスがオスを食べるってホラーですよね(+o+)

 

またもしメスに食べられなかったとしても、交尾した後オスはすぐに死んでしまう事が良くあるようです。

 

交尾に他の虫に比べて多くのエネルギーを使うのかもしれません。そのためオスとメスは一緒の場所に置かないようにしましょう

 

卵が産まれて新しい命が誕生する嬉しさとオスが死んでしまう悲しさ両方とも寂しいですね。

 

終わりに

皆さん最後まで読んでいただきありがとうございました。

鈴虫という昆虫について詳しく知る事は出来たでしょうか?これから春が来て夏に近付いていくと、鈴虫が現れます。

もし鈴虫を捕まえて飼おうとしている方は今回お伝えした注意点を守り、飼ってあげてください

 

オスとメスとで寿命が異なります。これは先程も話しました。

 

このような点から人間と鈴虫で似ている部分があり面白いですね。それでは鈴虫を長生きさせてくださいね~(#^^#)

 

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