• オオスズメバチは夜に光に反応する?
  • スズメバチの活動時間帯や気温は?

スズメバチといえば、指されると人間も死んでしまうこともある恐ろしいハチですよね。

二度刺されてしまうとアナフィラキシーショックで死んでしまうという事例が多数発生しています

オオスズメバチは夜に光に反応する?スズメバチの活動時間帯や気温は?

 

このコラムではオオスズメバチは夜に光に反応するのかや、スズメバチの活動時間帯や気温についてご紹介していきたいと思います。

オオスズメバチは夜に光に反応する?

スズメバチが行動するのは基本的に昼間です。

夜は何をしているかというと基本的に巣に戻っています。

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ただ、だからといってスズメバチが夜中に全く活動しないというわけではないのです。

巣を追い出されてしまった、巣が駆除されてしまったスズメバチは夜も活動しているようです。

 

スズメバチは光を見つけるとそれに向かって飛んでくるという習性があります。

ですから、夜中に真っ暗な外を歩いていて、スマホや懐中電灯で明るくしたりするとスズメバチが寄ってきてしまうおそれがあるのです。

 

またスズメバチの住んでいる近くで、建物の中に光がついていると、その窓に向かってスズメバチは集まってきてしまいます。

 

多数のスズメバチが窓に集まって窓をコツンコツンと叩いている光景はおそろしいですよね。

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夜道を一人で歩くのも危険だけど、多少悪い人より

スズメバチの方がずっと恐ろしいかも!

 

ただ、逆に光にスズメバチが集まることを利用して、スズメバチを自分たちから遠ざけてしまうということも可能なようです。

 

家の近くの外に街灯のような光を用意して、家の中はカーテンを閉めて外からは暗くしてしまうか、電気を消してしまえばスズメバチは勝手に家から離れて行ってくれますね。

 

巣を追い出されてしまったスズメバチは
オススズメバチが多い

夜中も外で活動しているのは、巣をなくしてしまったか、巣から追い出されてしまったスズメバチだと説明しました。

 

 巣をなくしてしまう理由は人間に駆除されてしまうなど理解できますよね。

 

では、巣を追い出されてしまったスズメバチとはどういったスズメバチなのでしょうか?

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実はオススズメバチによくあることなのです。

オスのスズメバチは外で働くわけでもなく、巣の中で幼虫の面倒を見るわけでもありません。

 

人間でいうと完全にヒモ状態ですよね・・・笑

 

そんなオススズメバチの役割はたった一つしかありません。

 

巣の中の女王バチと交尾して、子孫を作ることです。

 

女王バチと交尾して、子孫を作ります。

それ以外特にやることもないので普段は巣の中でのんびりしています。

そして、女王バチとの交尾を終えるとそれで大抵のオススズメバチは死んでしまいます。

しかし、中には交尾を終えてもまだ体力が残って生き残ってしまうオススズメバチがいます。

 

そういうオススズメバチは、ただ飯ぐらいの役立たずということで何と巣から追い出されてしまうわけ!

 

これだとオススズメバチって可愛そう、悲惨って思ってしまうかもしれませんが、そもそもメススズメバチが忙しく外でも巣でも働いている間、ずっと巣でのんびりしているわけですからね。

 

そういうスズメバチが夜中も外を活動しているため、夜中にオススズメバチが光に集まってくるという現象が起こるのですね。

 

ただ、もちろん夜中に活動しているスズメバチが全部オススズメバチというわけではありません。

 

そもそもオススズメバチはスズメバチ全体のごく一部しかいませんので、メススズメバチである可能性も十分あるでしょう。

 

スズメバチの活動時間帯や気温は?

スズメバチの活動時間帯は?

季節として、スズメバチの活動が盛んになるのは他の昆虫と同じく夏です。

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では、スズメバチは一日をどのように過ごしているのでしょうか?

基本的なスズメバチの活動時間

外で活動しているのは早朝4時ぐらいから夕方にかけて

スズメバチは外で活動している間、ずっと同じペースで活動しているわけではありません。活動の仕方にも波があります。

 

最もスズメバチの活動が盛んなのが、活動を始める早朝4時ぐらいと、外での活動を終えて巣に戻る夕方6時ぐらいになります。

 

その時間帯になると巣を出入りするスズメバチをたくさん見ることができます。

 

餌をとりにいくスズメバチ、巣の材料を探しに行くスズメバチ、そして餌や巣の材料を入手してそれらを巣に持ち帰るスズメバチなどでいっぱいになります。

 

その次に盛んな時間が朝の10時と午後の3時ぐらいになります。

 

その計4回のタイミングに盛んに活動し、他の時間帯は比較的のんびりと活動しているようです。

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特に昼前後は一番ゆっくりと活動しています。

昼頃の強い日差しを避けてこのようにしていると考えられています。

 

それ以外の時間は基本的にスズメバチは巣に戻っています。

 

ただ、巣に戻っているからといって、スズメバチはゆっくりくつろいだり、寝ていたりするわけではないのです。

 

スズメバチは巣にいる間も幼虫の面倒を見ているのです。

育房と呼ばれるスズメバチの幼虫の巣を作ったりもしています。

ですから、夜中だからスズメバチもゆっくり寝ているだろうと高をくくってスズメバチの巣に面白半分に近づいてみたりは絶対しないようにしましょう。

 

外では働いて、家でも子供の面倒をみているわけですから、人間でいえば、仕事も家事もしっかりやっているということですよね。

 

スズメバチが活動する気温は?

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スズメバチはどの程度の気温のときに活動するのでしょうか?

季節でみると、ハチが活動するのは種類によってばらつきはあるものの、大体4月から10月の範囲になります。

 

その中でもスズメバチのように人を刺す習性がある危険なハチが活動するのは8~9月のようです。

 

ただ、12月ぐらいまで活動するスズメバチもいます。

 

キイロスズメバチなどがそれにあたります。

 

気温でみた場合、スズメバチが活動するのは20℃以上あるというのが条件になるようです。

 

これを下回るとスズメバチはぴたっと活動しなくなるのです。

 

スズメバチのオスとメスの違い

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スズメバチにはオスとメスで大きな違いがあります。

そりゃどんな生き物でも違いはあって当たり前と思うかもしれませんが実に致命的な違いなのです。

 

なんとオスのスズメバチは毒針を持っていません!

 

スズメバチといえば毒針を持っていて人を刺す、おそろしい!というのが大半の人が持っているイメージですよね。

 

というより私も今回調べてみるまでそう思っていました。

 

オスのスズメバチは毒針を持っていませんので、当然で刺されてしまうこともないというわけです。。

 

スズメバチの毒針の特徴
  • 産卵管が変化したものだと言われている
  • オスには当然産卵管はない

したがって毒針もないというわけです。

でもオスだから、トータルではメスのスズメバチよりも強いんでしょ?って思ってしまいますよね。

 

人間だって男性の方が体が大きくて、力が強いです。

 

ライオンだってオスの方が体が大きいし、顔にタテガミを持っているのはオスだけです。クジャクだって綺麗な羽根を持っているのはオスだけです。

 

だから、スズメバチもオスの方が強くてあたりまえと思ってしまうかもしれませんが違うのです。

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スズメバチはメスの方が強いのです。

 

オスのスズメバチはメスのスズメバチに比べて顎も小さく、身体も細いのです。

他にもオススズメバチはメススズメバチと比べて、顔の色が薄い、触覚も長い、複眼も大きいなどの見た目の違いがあります。

だから女王バチと交尾する以外に何の能もないため、その役割を終えると巣から追い出されてしまうというわけですね。

 

オスのスズメバチを刺すのに近い行動をとる

スズメバチはそもそも人間の方が刺激しなければ人間を刺してくることはありません。

 

巣に近づきすぎたり、敵だとみなされる行動をとってきたときにメスは毒針で刺してくるわけですが、実はオスも何もしないというわけではないのです。

 

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オスには産卵管ではなく、交接器というのがあります。

 

なのでお腹の部分を人間に当てて、交接器を押し当てて刺すような動作をすることがあるそうです。

 

ただ、この交接器には皮膚を貫くようなことはできないので、あくまで相手への威嚇として刺すふりをするだけなのです。

 

オススズメバチにその交接器を実際押し当てられてみると、チクっていう感触ぐらいは感じるそうです。

 

ただ、実際にはオススズメバチのこの押し当てる行為では皮膚にダメージは到底あたえられませんのでやはりオススズメバチは無害なのですね

 

スズメバチに刺されてもうだめだ!と思ったけど何ともなかった!という場合にはあなたの皮膚が頑丈なわけではなく、相手がオススズメバチだったということなのですね!

 

ただ、スズメバチに襲われた!刺された!なんて状況でそんなこと冷静に分析している余裕があるのかは疑わしいですよね 笑

 

スズメバチのオスは生まれてくる時期も決まっている

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スズメバチのオスは生まれてくる時期も決まっています。

外で働くのも、巣の中で幼虫を育てるのも全てメススズメバチの仕事です。

 

それに比べてオススズメバチは女王バチと交尾する以外仕事がありません。

 

なので、メススズメバチはいくらいても戦力になるのでいいのですが、オススズメバチは一つの巣の中で必要な数が限られてきますよね。

 

なのでオススズメバチは、生まれてくる時期も決まっています。

 

オススズメバチの生まれてくる時期

9月中旬から12月にかけての時期

それに比べてメススズメバチは春ごろから生まれて徐々にその数を増やしていくのです。

 

外で見かけるスズメバチはオスとメスどっち?

では、外で実際出くわすスズメバチはオスとメスどっちが多いのでしょうか?

 

残念ながらほとんどはメスのスズメバチなのです。

 

外を飛んでいるのがオスのスズメバチばかりだったらいたって平和だったんですけどね。

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スズメバチのオスは全体の10%しかいません。

ただ、オスのスズメバチならば危険がないとはいっても、正直あまり役に立つ知識とは言えないかもしれません。

 

だって実際、スズメバチに出くわしてびっくりしているときにのんきにオスかメスかよく見て区別してみようとなんて思うのんきな人はいませんよね。

 

もとから90%がメスのスズメバチなのですから、スズメバチに出くわしたらどうせ毒針を持っているメスだろうと思って警戒して近づかないようにするのが賢明なのです。

 

前半でもご説明した通り、夜中に光に集まってくるスズメバチは巣を追い出されたオススズメバチである可能性もありますよね。

 

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スズメバチはやはり怖いので安心なんかできませんよね。

 

まとめ

ここまで読んでみていかがでしたでしょうか?

ゴキブリなど、害虫は数多くいますが、身近に住んでいて、人間の命を奪う能力を持っているスズメバチはやはり一番恐ろしいですよね。

スズメバチから身を守るためにも、正しい知識を身に着けて備えておくことをおすすめします。

正直あまり役に立たないかもしれませんが、オススズメバチは毒針を持たないし、人を刺さないという知識は持っていると話のタネにはなりますよね。

 

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